61 / 77
パンツ七枚目 水玉模様?
しおりを挟む「 おや、その手錠と缶バッチはスタンプラリー挑戦者ですね!それでは、今からこの中にある風船を二人で割って鍵を 」
『 輝夜、割れ! 』
「 ワフッ!! 」
シルキーと共に最初のスタンプラリーの場所へとやって来た
大きなビニールプールにはいった、イベント中のお客さん専用の方に案内されてから鍵を探すらしいけど、早速シルキーは輝夜の口で割らしていく
その速度は二人で割る方よりずっと速いし、シルキーもまた手で掴み片手で割っていく
「「( 愛犬禁止って書けばよかった.... )」」
サーと青ざめてる先輩方を横目にほんの30秒程で鍵は見つかった
『 しょーたあった!輝夜、よく出来ました! 』
尻尾を振りながら喜ぶ輝夜に、俺も軽く褒めてから鍵を受け取る
「 これは手錠の鍵じゃないな 」
「 次の遊ぶ場所への鍵です!行ってらっしゃい 」
「 また移動なんだ 」
『 しょーた行こう!先に3年1組のロッカーを鍵を使って開けるらしい 』
「 なるほど、ロッカーはこっちだよ 」
これは学校中を駆け回る競技なんだと思った、此処から3年1組のロッカーなんて離れてるし、と思いながらシルキーと輝夜が走るのに遅れないよう走っていく
『 そうやって走り回るの久しぶり 』
「 廊下も走っていいなんてね 」
校舎に入り片手に靴を持ってからロッカーの方へと行き、ずらっと並ぶ40人分のロッカーには全てピンクの紙が貼ってあり、中身が見えない
「 さて、空いてる場所以外をのけても結構あるな....どの鍵穴だろ 」
『 よし!輝夜、匂いを嗅いで当てて 』
「 えっ、そんな事も出来るの? 」
『 多分! 』
まるで警察犬みたいな事をさせるね、なんて思いながら彼女は輝夜に匂いを嗅がせ探しに行くよう言えば、ちゃんとロッカーを嗅ぎ始めた
上の辺りは鼻を向け、下の方はしっかりと嗅ぐ
「 ワンッ!! 」
『 これらしい 』
「 輝夜....流石だね 」
訓練士に躾られてるのを甘く見てた訳じゃないが、それでも凄いなって改めて思えば開いたロッカーの中には次の場所とスタンプが入っていた
「 やっと1つ目5分は経過したね 」
『 次は2組の綿菓子? 』
「 あー、きっと綿飴の場所だよこっち 」
鍵は置いててね、の注意書きがあった為にロッカーに置いてから他に無いか確認して動き始める
また2人と1匹で一般公開されてない廊下をダッシュしてそのまま、近道して外に出てから、綿飴のコーナーに行く
「 その缶バッチと手錠はイベント参加者!!ではでは、あまーい綿飴の中に顔を突っ込んで鍵を探して.... 」
『 髪邪魔、私がやる 』
「 了解 」
シルキーの髪を束ねるのに協力すれば、彼女は綿菓子を吸い込むように食べていく
そう言えば、祭りの時も綿菓子はお腹に入らないとかで沢山食べてたな....
『 完食!あった!! 』
「 よし、次に行こうか 」
「「( 綿菓子って掃除機みたいに吸い込むものだっけ?? )」」
これは全クラス分のロッカーに行く必要があるね、と思いながら走り次の場所へと行く
同じく輝夜にロッカーの位置を探せば、スタンプと紙が入っている
「 3年3組のお化け屋敷で、次を示す宝箱を見つけよ 」
『 かみなりじゃ無かったら大丈夫!よし、行こう! 』
「 シルキーってその辺り、ハッキリしてるよね。うん、そうだと思ったけど 」
スタンプを押したから次の場所へと向かう
此処からそんな離れてない、3組がやっているお化け屋敷は広い理科室の中を区切って出来たもの
明らかな雰囲気作りの音楽は流れ、ヒヤッとするためにこの辺りは寒い
「 イベント参加中のカップルですね!では、どうぞ!! 」
『 輝夜は出口で待っててな。脚を踏みたくないから、よし、しょーた行くよ!! 』
「 はいよ 」
楽しそうで何よりだと思って2人してお化け屋敷の中へと入れば予想外に真っ暗で、所々光る人魂にドキッとする
「 ひっ!! 」
『 なに驚いてんだ?ホルマリン漬けじゃないか、カエルの 』
「 俺、お化けは平気だけど生き物じゃない生き物は嫌いなんだよ....気持ち悪い 」
お化け屋敷というか、もう置いてる物がホラーだと思って避けてたり驚いていれば何故か必死で、シルキーの腕を掴んでいた
「 !!? 」
『 ぐへっ、苦しい....しょーた、苦しい 』
「 わっ、ごめん 」
突然と現れた剥製に驚いてシルキーを抱けば身長差的に腕で首を絞めていた
申し訳ないと離れてても驚くし、肩に手を置き、シルキーを前に俺はゆっくり進んでいた
『 あった.... 』
「 いやぁぁぁあ!!!? 」
『 うるさ.... 』
「「( 楽しんでる、楽しんでる )」」
箱はあったものの、中から飛び出してきたぬるぬるとしたスライムに叫んだ俺と、平然と紙とスタンプを取り、スタンプを押したシルキーによってやっと明かりは見えた
「 し、死ぬかと思った.... 」
『 そんな?怖くなかったけど 』
「「( 驚いた側、逆なんだ。まぁ、有りかな? )」」
やっぱり俺は弱いし、びびりだと改めて実感してしまうもシルキーは気にせず輝夜を呼んでから、俺に紙を見せてきた
『 これはどこ? 』
「 3年5組の巨大カツカレーを二人で完食せよ。5組のカツカレーならこっちだよ! 」
やった食べ物系なら得意と思って走っていく
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる