転校生にパンツを狙われて困ってます

獅月 クロ

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パンツ七枚目 水玉模様?

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「 おや、その手錠と缶バッチはスタンプラリー挑戦者ですね!それでは、今からこの中にある風船を二人で割って鍵を 」

『 輝夜、割れ! 』

「 ワフッ!! 」 

シルキーと共に最初のスタンプラリーの場所へとやって来た
大きなビニールプールにはいった、イベント中のお客さん専用の方に案内されてから鍵を探すらしいけど、早速シルキーは輝夜の口で割らしていく
その速度は二人で割る方よりずっと速いし、シルキーもまた手で掴み片手で割っていく

「「( 愛犬禁止って書けばよかった.... )」」

サーと青ざめてる先輩方を横目にほんの30秒程で鍵は見つかった

『 しょーたあった!輝夜、よく出来ました! 』

尻尾を振りながら喜ぶ輝夜に、俺も軽く褒めてから鍵を受け取る

「 これは手錠の鍵じゃないな 」

「 次の遊ぶ場所への鍵です!行ってらっしゃい 」

「 また移動なんだ 」

『 しょーた行こう!先に3年1組のロッカーを鍵を使って開けるらしい 』

「 なるほど、ロッカーはこっちだよ 」

これは学校中を駆け回る競技なんだと思った、此処から3年1組のロッカーなんて離れてるし、と思いながらシルキーと輝夜が走るのに遅れないよう走っていく

『 そうやって走り回るの久しぶり 』

「 廊下も走っていいなんてね 」

校舎に入り片手に靴を持ってからロッカーの方へと行き、ずらっと並ぶ40人分のロッカーには全てピンクの紙が貼ってあり、中身が見えない

「 さて、空いてる場所以外をのけても結構あるな....どの鍵穴だろ 」

『 よし!輝夜、匂いを嗅いで当てて 』

「 えっ、そんな事も出来るの? 」

『 多分! 』

まるで警察犬みたいな事をさせるね、なんて思いながら彼女は輝夜に匂いを嗅がせ探しに行くよう言えば、ちゃんとロッカーを嗅ぎ始めた

上の辺りは鼻を向け、下の方はしっかりと嗅ぐ 

「 ワンッ!! 」

『 これらしい 』

「 輝夜....流石だね 」

訓練士に躾られてるのを甘く見てた訳じゃないが、それでも凄いなって改めて思えば開いたロッカーの中には次の場所とスタンプが入っていた

「 やっと1つ目5分は経過したね 」

『 次は2組の綿菓子? 』

「 あー、きっと綿飴の場所だよこっち 」

鍵は置いててね、の注意書きがあった為にロッカーに置いてから他に無いか確認して動き始める

また2人と1匹で一般公開されてない廊下をダッシュしてそのまま、近道して外に出てから、綿飴のコーナーに行く

「 その缶バッチと手錠はイベント参加者!!ではでは、あまーい綿飴の中に顔を突っ込んで鍵を探して.... 」

『 髪邪魔、私がやる 』

「 了解 」

シルキーの髪を束ねるのに協力すれば、彼女は綿菓子を吸い込むように食べていく
そう言えば、祭りの時も綿菓子はお腹に入らないとかで沢山食べてたな....

『 完食!あった!! 』

「 よし、次に行こうか 」

「「( 綿菓子って掃除機みたいに吸い込むものだっけ?? )」」

これは全クラス分のロッカーに行く必要があるね、と思いながら走り次の場所へと行く 

同じく輝夜にロッカーの位置を探せば、スタンプと紙が入っている

「 3年3組のお化け屋敷で、次を示す宝箱を見つけよ 」

『 かみなりじゃ無かったら大丈夫!よし、行こう! 』

「 シルキーってその辺り、ハッキリしてるよね。うん、そうだと思ったけど 」

スタンプを押したから次の場所へと向かう
此処からそんな離れてない、3組がやっているお化け屋敷は広い理科室の中を区切って出来たもの

明らかな雰囲気作りの音楽は流れ、ヒヤッとするためにこの辺りは寒い

「 イベント参加中のカップルですね!では、どうぞ!! 」

『 輝夜は出口で待っててな。脚を踏みたくないから、よし、しょーた行くよ!! 』

「 はいよ 」

楽しそうで何よりだと思って2人してお化け屋敷の中へと入れば予想外に真っ暗で、所々光る人魂にドキッとする

「 ひっ!! 」

『 なに驚いてんだ?ホルマリン漬けじゃないか、カエルの 』

「 俺、お化けは平気だけど生き物じゃない生き物は嫌いなんだよ....気持ち悪い 」

お化け屋敷というか、もう置いてる物がホラーだと思って避けてたり驚いていれば何故か必死で、シルキーの腕を掴んでいた

「 !!? 」

『 ぐへっ、苦しい....しょーた、苦しい 』

「 わっ、ごめん 」

突然と現れた剥製に驚いてシルキーを抱けば身長差的に腕で首を絞めていた
申し訳ないと離れてても驚くし、肩に手を置き、シルキーを前に俺はゆっくり進んでいた

『 あった.... 』

「 いやぁぁぁあ!!!? 」

『 うるさ.... 』

「「( 楽しんでる、楽しんでる )」」

箱はあったものの、中から飛び出してきたぬるぬるとしたスライムに叫んだ俺と、平然と紙とスタンプを取り、スタンプを押したシルキーによってやっと明かりは見えた

「 し、死ぬかと思った.... 」

『 そんな?怖くなかったけど 』

「「( 驚いた側、逆なんだ。まぁ、有りかな? )」」

やっぱり俺は弱いし、びびりだと改めて実感してしまうもシルキーは気にせず輝夜を呼んでから、俺に紙を見せてきた

『 これはどこ? 』

「 3年5組の巨大カツカレーを二人で完食せよ。5組のカツカレーならこっちだよ! 」 
 
やった食べ物系なら得意と思って走っていく
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