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離婚された侯爵夫人は語る
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そこで私は、侯爵家の中で調べ物に特化した召使いに、そのことを調べる様に命じました。
――そして無論、すぐにそのことは夫とお義母様に判ってしまいました。
次には王都へあの子達の様子を見に行くために、荷造りを始め、馬車の用意をさせました。
それもまた、止められました。
「どうして、様子を見に行くのも駄目なのですか? 寂しいんです。あの子達がいないと」
「子供が欲しいなら養子を取るか、それとも、もっと僕等で努力してみればいいじゃないか。それじゃあ駄目なのか?」
「私はあの子達が欲しいんです! じゃなければ、あの子達が、ちゃんと両親揃っているところが見たいんです!」
旅支度で馬車に乗ろうとしているところを取り押さえられた私は、夫にそう叫んでしまいました。
馬車には乗れました。
ただし夫も一緒に。そして行き先は王都ではありませんでした。
そのまま、私は別邸へと運ばれていきました。
*
夫は私に離婚してくれ、と哀願しました。
好きにして欲しい、と私は言いました。
実家の酷さを良く知っている彼は、私を戻そうとはせず、かつてあの子達が生まれたこの別邸に住めばいい。時々身体の調子や様子を見に医者をよこす。
充分な生活費は用意する。
ただ、この地から出てはいけない。
そう言いました。
それはご両親の願いでもあるそうです。
「君との間以外に子供を作る気は無い。跡取りは君の教えた従姉妹のところの男の子をもらおうかと思っている」
「どうしても、あの子達の父親を教えてもらえないのですか」
「幾ら駄目だと言っても君は承知しない。でも駄目だ。言う訳にはいかない相手というのが、この世には居るんだよ」
「わかりません」
「それにずっと聞きたかった。何で君はそこまで、あの子達と両親が揃っている姿、が見たいんだ?」
私はそれには答えられませんでした。
「両親が揃っていても不幸な子供は居るだろう? 君自身のように」
「私が、不幸?」
「気付いていなかったんだね」
彼は、悲しそうな目で私を見ました。
*
それからずっと、私はこの家で暮らしています。
元夫は、エレネージュ作の双子の絵を送ってくれました。私はそれを日長見て過ごしています。
――そして無論、すぐにそのことは夫とお義母様に判ってしまいました。
次には王都へあの子達の様子を見に行くために、荷造りを始め、馬車の用意をさせました。
それもまた、止められました。
「どうして、様子を見に行くのも駄目なのですか? 寂しいんです。あの子達がいないと」
「子供が欲しいなら養子を取るか、それとも、もっと僕等で努力してみればいいじゃないか。それじゃあ駄目なのか?」
「私はあの子達が欲しいんです! じゃなければ、あの子達が、ちゃんと両親揃っているところが見たいんです!」
旅支度で馬車に乗ろうとしているところを取り押さえられた私は、夫にそう叫んでしまいました。
馬車には乗れました。
ただし夫も一緒に。そして行き先は王都ではありませんでした。
そのまま、私は別邸へと運ばれていきました。
*
夫は私に離婚してくれ、と哀願しました。
好きにして欲しい、と私は言いました。
実家の酷さを良く知っている彼は、私を戻そうとはせず、かつてあの子達が生まれたこの別邸に住めばいい。時々身体の調子や様子を見に医者をよこす。
充分な生活費は用意する。
ただ、この地から出てはいけない。
そう言いました。
それはご両親の願いでもあるそうです。
「君との間以外に子供を作る気は無い。跡取りは君の教えた従姉妹のところの男の子をもらおうかと思っている」
「どうしても、あの子達の父親を教えてもらえないのですか」
「幾ら駄目だと言っても君は承知しない。でも駄目だ。言う訳にはいかない相手というのが、この世には居るんだよ」
「わかりません」
「それにずっと聞きたかった。何で君はそこまで、あの子達と両親が揃っている姿、が見たいんだ?」
私はそれには答えられませんでした。
「両親が揃っていても不幸な子供は居るだろう? 君自身のように」
「私が、不幸?」
「気付いていなかったんだね」
彼は、悲しそうな目で私を見ました。
*
それからずっと、私はこの家で暮らしています。
元夫は、エレネージュ作の双子の絵を送ってくれました。私はそれを日長見て過ごしています。
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