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ご主人様の恋人?との会話
しおりを挟むああああ。よく寝た。
ご主人様は、やってきたが、僕が怯えていると手を出してこなかった。よかった!!
その代わり背後から抱きしめられたが、疲れていたためすぐに寝てしまった。
目が覚めると、朝だった。
ご主人様は、仕事にでも行ったのかいない。代わりに執事らしき男が、パンと紅茶を持って来てくれた。
朝ご飯を食べ終えた後、ご主人様はどこか聞くために「マグラ?」と聞くと、彼は持っていたティーポットをパリンと床に落とした。
「ま、ま、ま、ま」
壊れた機械のようにそう呟くと、顔を真っ赤にして「GHFじゃぢおKPSだG‘FKSぼGんじゃPKS;あLBMLSんKGSBじゃGKPSD;、あDFBMS;GKJが’;DG、FBDXSGJKぁえRL;‘B、M、JRがえL」と怒鳴りだした。
よくわからないが、マグラのことを聞くのはやめておいた方が良さそうだ。
* *
ご飯を食べると、黒いスーツみたいな服に着替えさせられて応接間らしきところに連れていかれた。
そこに現れたのは、黒髪にエメラルドグリーンをした長身の美女だった。
彼女は、僕を見ると「HQBじぇろKPDぁFBこWじぇgkpdlあfbんklhwりqじぇごkP‘L;ふぁBM’GんKLRQじょえぁfbgmんkじぇりぽlbfgkl‘えjtqpいえrpおあlkんjrちくぇお!!!!!!」と烈火のごとく怒り出した。
その後も、飽きることなく怒鳴り続ける。
もしかして、彼女は、ご主人様の恋人か、婚約者なのではないだろうか。そして、性奴隷の僕を気に食わないのだろう。
悪いのはマグラだ。僕は、文句を言われる筋合いはない。
「マグラ」
悪いのは、あいつだという意味も込めてそう呟く。
「マグラ、マグラ!!」
僕は、ただの買われた奴隷だ。責めるなら、あいつを責めてくれ。
そう主張すると、女は「hfじゃこdlf;あFMBK」と呟き、青ざめた顔で気絶をしてしまった。執事が慌てて倒れた女を受け止めた。
《アドリア・ベルンシュタイン視点》
私の愛する息子のギルバートが、ある日、突然、奴隷と結婚してしまった!!
相手は、美しくない平凡な男である。何とリンゴ一個分くらいの料金で買ったらしい。彼には、エリザベスという美しい婚約者がいたのに!!!
そして、話を聞くと、朝食の準備の最中に執事マドレードに「愛している」と誘惑するとんでもないビッチらしい。
家から追い出しに行かないといけない。
さっそく男に会うなり「あの子には婚約者がいるのに何をやっているの!!!今日も執事を誘惑したようね!!!あなたは、とんでもないビッチね。この家から出て行って!!!あの子にはエリザベスというきれいな婚約者がいるのよ!この泥棒猫!!うちの家の財産でも欲しいの?そんなに欲しいなら、好きなだけあげるから出ていきなさい!!!」
そう怒鳴りつけるが、男は、平然と座り続ける。何て言う精神力かしら。
鋼の心を持っているのかもしれない。
「お金じゃだめなの?じゃあ、ブルーサファイアはどうかしら?コレンでしか採取できない貴重なブルーサファイアよ。あの子は、素敵な人間になれるように私が頑張って育ててきたの。貴方如きじゃ、釣り合わないの。あなたには、リンゴ一つ分の価値しかないのよ!!!!このブサイクが!!!」
その後も、彼は首を動かすことなく座り続ける。
彼はまるで凪みたいだ。
今まで私が追い出した女達とは違うみたいだ。
やがて、彼は「愛しています」と呟いた。
「愛しています、愛しています!!」と主張する。
お金じゃあなたの心は動かないのね……。
「この泥棒猫が。地獄に落ちろ」と呟き、私は、意識を失った。
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