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第七話 敏感※
しおりを挟む敏感なところをしつこく触られて声が止まらない。ビクビクっと体が揺れて、秘部が痺れてお腹の奥が締まる感覚がした。
「ひっ……ぅ、んんっ! やだ、やぁ……! っなんかきちゃっ、……ぃやぁ——っ!」
全身に電流が走るような衝撃が訪れた瞬間、私の喉から、聞いたことのない声が漏れ出した。頭の芯が痺れ、視界が白く霞む。
それは、今まで経験したことのない、あまりにも強い快感だった。羞恥と混乱が私を支配する中、ぼやける視界の先に、海翔の顔が映る。すると、彼はふっと目を和らげた。その表情は、私を慈しむような、愉悦に浸るような、歪んだ優しさを帯びている。
「もうイっちゃったの? 葵は敏感なんだね、かわいい」
耳元で囁かれ、息が耳にかかって全身にぞくっと悪寒が走った。
「もっと欲しい?」
追い打ちをかけるようにそう問われ、私は必死に首を横に振る。これ以上、あの感覚に耐えられる気がしない。しかし、海翔は私の拒絶を鼻で笑うかのように受け流した。
「嘘つき。感じたオンナの甘い声、出てるよ?」
「ぅああン! あっ、だめぇ……」
海翔は、私の身体が最も反応する場所を、的確に、執拗に弄る。快楽の波が私を襲い、抗うことも、考えることもできなくなる。
何度も、何度も、体の奥から突き上げるような感覚に襲われた。そのたび、私の口からは自分のものではないような甘い仰ぎ声がこぼれ落ちる。何度も意識が遠のき、快感によって引き戻される。海翔の手が触れるたびに、全身に電流が走るような感覚が巡り、私はただ、その波に身を任せるしかなかった。
荒く息をしながら、かすむ視界で海翔を見上げる。私の乱れた呼吸とは対照的に、海翔は満足げな、そしてさらに熱を帯びた瞳で私を見下ろしている。
「……っは、はぁ……」
ぐたっと力を抜く私の様子を見て、海翔はふっと口角を上げた。それは優しい笑顔ではない。私のすべてを掌握しようとする、獣のような笑みだった。
そして、海翔はその場で見せつけるように、自らの服を脱ぎ始めた。その動きを目で追っていると、衝撃的なものが目に入ってきた。
大きく昂った、海翔の「雄」。
目の前に突き付けられた、男としての海翔の姿に、私の体は反射的に震えた。こんなに大きなものが、中に入ってくるの……?
そんな私の様子を、彼は全て見透かしているかのように、ふっと笑みを浮かべて顔を近づけた。彼の声が、信じられないほど優しく、甘く響く。
「大丈夫だよ、葵。痛いのは、最初だけだから」
彼の声は、まるで子守歌のように私の耳に届き、どこか現実感を麻痺させる。耳元でやさしく囁きながら、彼はゆっくりと、私の中に自らを差し込んできた。
「っああぅ!」
痛い。じん、と身体の奥から広がる激痛に、思わず息を呑む。目の奥がツンと熱くなり、生理的な涙が溢れ出した。
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