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【完結】のんびり雑談【敬語S/言葉攻め】
13*
しおりを挟むきょうさんがズボンの前を寛げた。
同時に勢いよく張り出した下着の中身を想像して血の気が引く。
え、ちょっと…。
そんな俺のことは気にも留めず、きょうさんは下着をずらしてすっかり勃ち上がった性器を取り出した。
ちょっと、想像してたのと、違う。
どんなのを想像してたのかと聞かれたら返答に困るんだけど、そんな言葉が思い浮かんだ。
ジムや銭湯ならともかく、他人の性器を、ましてや勃起しきったものを見せられるのは初めてで、目が釘付けになってしまった。
「今からコレがはいるんですよ」
その視線をどう解釈したのか、きょうさんが見せつけるようにそれを撫で上げた。先端にとろりと先走りが滲んでいるのが見える。
そのまま根元を支えて、先ほどまで指でほぐしていた穴に先端をあてがうと、先走りを馴染ませるようにぬるぬると擦りつける。
その時になって、惚けていた思考が再稼働した。
「や、ムリ…!!絶対ムリっ!」
優しくとろとろに溶かされていたおかげで少し体力の回復した身体でずりずりと後ろに後ずさるが、すぐに壁に阻まれてしまった。おまけに足の間にいるきょうさんに腰をしっかりと抱えられる。
「大丈夫ですよ。広げられてる時とろとろに蕩けた顔晒して善がってたじゃないですか」
言われて、先ほどまで感じていた快感を思い出してきゅんと腹の奥が疼いた。
いや、指と比べちゃ駄目だろ…
「それに、」
腰を抱えた腕にぎゅっと力が籠る。
「今更逃がしませんよ」
ずちっ、と濡れた音がして、先端が潜り込んできた。
「アっ…!!」
指のような細いものの束ではない、みっちりとした質量を持った塊が押し入ってきて思わず息を詰める。
「カリが飲み込めたら、後はすぐですよ。少し、頑張ってください」
入って来た塊はすんなりと出て行って、抜け切る前にまた押し入ってきた。
「アッ、ヒッ…!」
指で解されていた時とは違う、みちみちと押し広げられる感覚に恐怖を感じて腕に縋りつく。
抽挿が繰り返される度に少しずつ少しずつ奥へ入り込んでくる。
…無理矢理イかされて、尻でイかされて、潮まで吹かされてたどり着いたのがここかと思うと、非日常の異常事態に頭がくらくらした。
「ひっ、キツっ…イ…!」
やがて、押し入ってくる性器の太さが指で解された太さを超えてきた。
縁を限界まで引き延ばされているような恐怖と、腹の奥に潜り込んでくる圧迫感。
ふぅふぅと息を吐いて、いきむように下腹に力をいれて必死で身体の力を抜く。
「っ…上手ですね。すぐ、奥まで入るようになりますからね」
奥まで。
奥まで入れられた先のことは考えられない。考えたくない。
それでも、着実に奥まで入り込んできている性器を必死で受け入れようとしている自分がいた。
「ほら、もう入る…っ」
ぐっ、と腰を掴む腕に力が籠る。
「ひっ、あァ…っ!!」
強く引き寄せられたかと思うと、少しの抵抗と同時に縁がきゅうっと締まったのを感じた。
「う、あ…っ、ひっ…」
大きなものが通り過ぎた余韻に縁がびりびりと痺れている。ひくひく収縮して、その中心に熱い楔が脈打っているのを感じる。
強烈な圧迫感。中をみっちりと埋め尽くされて、呼吸をするのも苦しくて恐ろしい。
入ってしまった。先端だけとはいえ、後ろの穴で性器を咥え込んでしまった。
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