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「ジャンヌ、話がある」
ライリーは視線を逃がさず続ける。
「……君に言わなきゃいけないことがある」
呼吸がひとつ浅くなる。胸の奥で鼓動が小さく弾んだ。
「今日の風で気づいた、なんて言い方はしない。違うから。
俺は――ずっと前から、君が好きだ」
言葉はゆっくり、しかし揺れなかった。
「最初に目がいったのは、君が帳場で一行ずつ数字を拾っていく姿だった。無駄がなくて、誤魔化さなくて、まっすぐで――ずっと気になっていた」
「ライリーさん…」
ジャンヌは思わず頬が赤くなる。
「それからケイシーから、君が早くにご両親を亡くして、つらい環境で頑張ってきたと少し聞いて……最初は、ただ守ってやりたいと思ったんだ」
ライリーは真剣な眼差しでジャンヌの瞳を見つめ、言葉を続ける。
「でもその気持ちはすぐ変わった。守るだけじゃ足りない。
君に笑っていてほしい、できればその笑顔をいちばん近くで見ていたい。
君を幸せにしたい――いつの間にか、目も心も、毎朝のように君を探してた」
「……私のことを…?」
「ああ。気づけば、君をずっと目で追っていた。
もし迷惑なら、今の話は忘れてくれていい。
これまで通り、仕事の仲間として接してほしい。
でも……もし少しでも、俺のことを嫌いじゃないなら、前向きに考えてくれたら嬉しい。
君の隣を目指す、その権利を俺にくれないか。返事は急がない。」
彼は一度だけ目を伏せ、正面に戻す。
灯りのガラスがふっと揺れる。
ジャンヌは白いリボンの結び目をそっと確かめ、潤んだままの視線を上げた。胸の鼓動が早くなる。
「……私も。ライリーさんと同じ一日を重ねる時間が、好きでした。人を好きになるのがずっと怖かったけれど、ライリーさんの声は、背中に一本、支えを通してくれるから――怖くなくなっていきました」
声は震えなかった。ライリーの瞳を見つめながら、言葉を続ける。
「林檎を煮た朝も、市祭の天幕も、門灯の下で“また明日”って言ってくれた夜も……気づけば、思い出すのはいつもライリーさんのことばかりで」
ジャンヌはひとつ息を整え、涙に笑みを混ぜる。
「私も、ライリーさんが好きです。ほどけそうになるたび結び直せたのは、あなたがいてくれたから。もしよかったら……ゆっくりでいいので、これからは“隣”で、進ませてください」
ライリーの瞳がやわらかく光る。距離が自然に詰まる。
「……ジャンヌ、触れてもいい?」
ジャンヌは、こくりと小さく頷いた。
唇がそっと触れた。
まるで印を置くみたいに、軽く、確かに。
離れて、もう一度。今度は一呼吸ぶんだけ深く。
門灯が瞬いて、二人の影が重なり、長く伸びる。
息を整えながら、彼が照れくさそうに囁いた。
「ゆっくり進むつもりだったのに……君の返事が嬉しすぎて。……その、ごめん」
「ふふ……私も。嬉しすぎました」
ジャンヌは綻ぶような笑顔を向ける。
ライリーは顔を真っ赤にして口元を手で隠し、「その顔は反則だ」と、ほとんど聞き取れない声でこぼした。
「……?」
珍しく狼狽する彼に、ジャンヌは小首を傾げる。
次の瞬間、背の高い彼にふわりと包まれた。外套越しに伝わる体温と、彼の香り。
「前から思ってたんだ。君は無防備だ。仕事中の君は隙がないのに、ふだんの君は……」
抱きしめる腕が、そっと強くなる。
「可愛すぎる」
驚いて目を丸くしたジャンヌの唇に、もう一度、やさしい口づけが降りた。
「ああ、君を愛してる」
「……私も、です」
彼の意外な一面に頬が熱を帯び、これから二人で育てていく関係を思っただけで、胸の芯がじんわり温かくなる。
(幸せって、こういうことなんだ)
白いリボンはほどけていない。
“ずっと前”から育っていたあの温度が、門灯の下で静かに形になった。
***
(ライリー視点)
「話がある」
門灯の光が小さく揺れて、白いリボンの結び目が淡く光る。自分に逃げ道をつくらないように、視線を正面に固定した。
(ここで引いたら、また“業務”に紛れてしまう)
「今日の風で気づいた、なんて言い方はしない。違うから。俺は――ずっと前から、君が好きだ」
彼女の睫毛がかすかに揺れ、頬に血の色がのったのが見えた。
(伝わってくれ)
「ライリーさん…」
名前を呼ばれただけで、胸の奥が熱を帯びる。
(呼び方ひとつで、こんなに心が動くのか)
「……私のことを…?」
一度だけ視線を落として、すぐに戻す。灯りのガラスがふっと鳴り、夜気が肩を撫でた。
(これ以上は急かさない。順番を置くのは得意だろう? 心にも同じだ)
彼女は白いリボンをそっと確かめ、潤んだ瞳でこちらを見る。胸の鼓動が、今度は甘く跳ねる。
「……私も。ライリーさんと同じ一日を重ねる時間が、好きでした。人を好きになるのがずっと怖かったけれど、ライリーさんの声は、背中に一本、支えを通してくれるから――怖くなくなっていきました」
胸の奥の何かが音を立ててほどける。
「私も、ライリーさんが好きです。ほどけそうになるたび結び直せたのは、あなたがいてくれたから。もしよかったら……ゆっくりでいいので、これからは“隣”で、進ませてください」
頬を濡らす涙に、笑みが差す。
世界が少し明るくなるのが本当に見えた気がする。
(俺のことが…好き?)
胸に、安堵と歓喜が同時にぶつかり合い、彼女に触れたい衝動と戦う。
「……ジャンヌ、触れてもいい?」
こくり、と彼女は頷いた。
彼女の唇に自分の唇を重ねた。
印を置くみたいに、軽く、確かに。
離れて、もう一度。今度は一呼吸ぶんだけ深く。門灯が瞬き、長く伸びた影が重なる。
(急ぐな、と言い聞かせても、手綱が緩む)
「ゆっくり進むつもりだったのに……君の返事が嬉しすぎて。……その、ごめん」
情けないほど頬が熱い。らしくもなく口元を手で隠してしまう。
「ふふ……私も。嬉しすぎました」
綻ぶ笑顔に、心が簡単に陥落する。
(待て、その顔は――可愛い過ぎる)
「その顔は反則だ」
ほとんど聞き取れない声でこぼれる。彼女が小首を傾げる仕草まで可愛い。
気づけば、腕が彼女を抱き寄せていた。
外套越しの温度、髪に触れる微かな香り。胸骨のすこし上で、とくん、とくん、と規則正しく鳴る音が重なる。
「前から思ってたんだ。君は無防備だ。仕事中の君は隙がないのに、ふだんの君は……」
驚いた瞳がまっすぐ俺を射抜き、もう一度、やさしく口づける。
「ああ、君を愛してる」
喉の奥で何度も形を作っては飲み込んできた言葉が、ようやく空気になる。
「……私も、です」
門灯の下、彼女の頬に温かい色が灯る。
(これからは、心にも順番を置こう。君の歩幅で、一緒に)
白いリボンはほどけていない。
“ずっと前”から胸の中で育ててきた温度が、今夜、はっきりと形になった。俺はようやく、彼女の隣に立ったのだ。
ライリーは視線を逃がさず続ける。
「……君に言わなきゃいけないことがある」
呼吸がひとつ浅くなる。胸の奥で鼓動が小さく弾んだ。
「今日の風で気づいた、なんて言い方はしない。違うから。
俺は――ずっと前から、君が好きだ」
言葉はゆっくり、しかし揺れなかった。
「最初に目がいったのは、君が帳場で一行ずつ数字を拾っていく姿だった。無駄がなくて、誤魔化さなくて、まっすぐで――ずっと気になっていた」
「ライリーさん…」
ジャンヌは思わず頬が赤くなる。
「それからケイシーから、君が早くにご両親を亡くして、つらい環境で頑張ってきたと少し聞いて……最初は、ただ守ってやりたいと思ったんだ」
ライリーは真剣な眼差しでジャンヌの瞳を見つめ、言葉を続ける。
「でもその気持ちはすぐ変わった。守るだけじゃ足りない。
君に笑っていてほしい、できればその笑顔をいちばん近くで見ていたい。
君を幸せにしたい――いつの間にか、目も心も、毎朝のように君を探してた」
「……私のことを…?」
「ああ。気づけば、君をずっと目で追っていた。
もし迷惑なら、今の話は忘れてくれていい。
これまで通り、仕事の仲間として接してほしい。
でも……もし少しでも、俺のことを嫌いじゃないなら、前向きに考えてくれたら嬉しい。
君の隣を目指す、その権利を俺にくれないか。返事は急がない。」
彼は一度だけ目を伏せ、正面に戻す。
灯りのガラスがふっと揺れる。
ジャンヌは白いリボンの結び目をそっと確かめ、潤んだままの視線を上げた。胸の鼓動が早くなる。
「……私も。ライリーさんと同じ一日を重ねる時間が、好きでした。人を好きになるのがずっと怖かったけれど、ライリーさんの声は、背中に一本、支えを通してくれるから――怖くなくなっていきました」
声は震えなかった。ライリーの瞳を見つめながら、言葉を続ける。
「林檎を煮た朝も、市祭の天幕も、門灯の下で“また明日”って言ってくれた夜も……気づけば、思い出すのはいつもライリーさんのことばかりで」
ジャンヌはひとつ息を整え、涙に笑みを混ぜる。
「私も、ライリーさんが好きです。ほどけそうになるたび結び直せたのは、あなたがいてくれたから。もしよかったら……ゆっくりでいいので、これからは“隣”で、進ませてください」
ライリーの瞳がやわらかく光る。距離が自然に詰まる。
「……ジャンヌ、触れてもいい?」
ジャンヌは、こくりと小さく頷いた。
唇がそっと触れた。
まるで印を置くみたいに、軽く、確かに。
離れて、もう一度。今度は一呼吸ぶんだけ深く。
門灯が瞬いて、二人の影が重なり、長く伸びる。
息を整えながら、彼が照れくさそうに囁いた。
「ゆっくり進むつもりだったのに……君の返事が嬉しすぎて。……その、ごめん」
「ふふ……私も。嬉しすぎました」
ジャンヌは綻ぶような笑顔を向ける。
ライリーは顔を真っ赤にして口元を手で隠し、「その顔は反則だ」と、ほとんど聞き取れない声でこぼした。
「……?」
珍しく狼狽する彼に、ジャンヌは小首を傾げる。
次の瞬間、背の高い彼にふわりと包まれた。外套越しに伝わる体温と、彼の香り。
「前から思ってたんだ。君は無防備だ。仕事中の君は隙がないのに、ふだんの君は……」
抱きしめる腕が、そっと強くなる。
「可愛すぎる」
驚いて目を丸くしたジャンヌの唇に、もう一度、やさしい口づけが降りた。
「ああ、君を愛してる」
「……私も、です」
彼の意外な一面に頬が熱を帯び、これから二人で育てていく関係を思っただけで、胸の芯がじんわり温かくなる。
(幸せって、こういうことなんだ)
白いリボンはほどけていない。
“ずっと前”から育っていたあの温度が、門灯の下で静かに形になった。
***
(ライリー視点)
「話がある」
門灯の光が小さく揺れて、白いリボンの結び目が淡く光る。自分に逃げ道をつくらないように、視線を正面に固定した。
(ここで引いたら、また“業務”に紛れてしまう)
「今日の風で気づいた、なんて言い方はしない。違うから。俺は――ずっと前から、君が好きだ」
彼女の睫毛がかすかに揺れ、頬に血の色がのったのが見えた。
(伝わってくれ)
「ライリーさん…」
名前を呼ばれただけで、胸の奥が熱を帯びる。
(呼び方ひとつで、こんなに心が動くのか)
「……私のことを…?」
一度だけ視線を落として、すぐに戻す。灯りのガラスがふっと鳴り、夜気が肩を撫でた。
(これ以上は急かさない。順番を置くのは得意だろう? 心にも同じだ)
彼女は白いリボンをそっと確かめ、潤んだ瞳でこちらを見る。胸の鼓動が、今度は甘く跳ねる。
「……私も。ライリーさんと同じ一日を重ねる時間が、好きでした。人を好きになるのがずっと怖かったけれど、ライリーさんの声は、背中に一本、支えを通してくれるから――怖くなくなっていきました」
胸の奥の何かが音を立ててほどける。
「私も、ライリーさんが好きです。ほどけそうになるたび結び直せたのは、あなたがいてくれたから。もしよかったら……ゆっくりでいいので、これからは“隣”で、進ませてください」
頬を濡らす涙に、笑みが差す。
世界が少し明るくなるのが本当に見えた気がする。
(俺のことが…好き?)
胸に、安堵と歓喜が同時にぶつかり合い、彼女に触れたい衝動と戦う。
「……ジャンヌ、触れてもいい?」
こくり、と彼女は頷いた。
彼女の唇に自分の唇を重ねた。
印を置くみたいに、軽く、確かに。
離れて、もう一度。今度は一呼吸ぶんだけ深く。門灯が瞬き、長く伸びた影が重なる。
(急ぐな、と言い聞かせても、手綱が緩む)
「ゆっくり進むつもりだったのに……君の返事が嬉しすぎて。……その、ごめん」
情けないほど頬が熱い。らしくもなく口元を手で隠してしまう。
「ふふ……私も。嬉しすぎました」
綻ぶ笑顔に、心が簡単に陥落する。
(待て、その顔は――可愛い過ぎる)
「その顔は反則だ」
ほとんど聞き取れない声でこぼれる。彼女が小首を傾げる仕草まで可愛い。
気づけば、腕が彼女を抱き寄せていた。
外套越しの温度、髪に触れる微かな香り。胸骨のすこし上で、とくん、とくん、と規則正しく鳴る音が重なる。
「前から思ってたんだ。君は無防備だ。仕事中の君は隙がないのに、ふだんの君は……」
驚いた瞳がまっすぐ俺を射抜き、もう一度、やさしく口づける。
「ああ、君を愛してる」
喉の奥で何度も形を作っては飲み込んできた言葉が、ようやく空気になる。
「……私も、です」
門灯の下、彼女の頬に温かい色が灯る。
(これからは、心にも順番を置こう。君の歩幅で、一緒に)
白いリボンはほどけていない。
“ずっと前”から胸の中で育ててきた温度が、今夜、はっきりと形になった。俺はようやく、彼女の隣に立ったのだ。
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