文字の大きさ
大
中
小
1,279 / 1,396
第三十四章 三年生
千四百七十五話 レポートは提出したかな?
短期研修も終わり、いよいよ学園生活に戻ります。
みんな、短期研修のレポートを書いて学園に提出します。
「皆さん、今回は初日に貴族の不正に関する事を実際に見ることができました。不正を行うと、皆さんが逆に捜査を受ける立場になるかもしれません。とても貴重な経験を経験したのと共に、自らへの戒めとしましょう」
「「「「「はい!」」」」」
担任のユーリカ先生も、ダメ男爵家の事件を例にとって説明していました。
クラスメイトは全員現場に立ち会ったので、本当に良い経験になったはずです。
「なお、今回の短期研修を受けて、来年からの長期研修の派遣先が決まります。皆さんとの面接も行いますので、色々と考えておくようにして下さい」
「「「「「はい」」」」」
ユーリカ先生の声に、クラスメイトはみんな良い返事をしました。
うん、若干元気のない人がいますね。
ホームルームが終わったので、休憩時間に移ります。
「うう、来年も公務するの決定だよ……」
「ルーカスお兄ちゃんの子どもが産まれるから、とっても大変なの……」
リズとエレノアが、机に突っ伏してどよーんとしていました。
アイビー様とカレン様の赤ちゃんが産まれたら、贈り物や挨拶攻勢になるのは目に見えています。
二人は僕と結婚しても公務を行うことが決定しているので、この先もずっと公務です。
うん、ちびっ子王族がもう少し大きくなるまで頑張らないといけませんね。
「僕も、来年というかこの先もずっとお仕事だよ」
「お兄ちゃんは、昔からお仕事しているの」
「そうなの。アレクお兄ちゃんは、昔から変わらないの」
リズとエレノアがガバっと起き上がって僕に文句を言ってくるけど、結局は僕達には義務的なところがあるんだよね。
もう、その点は諦めないと駄目ですね。
「というか、リズとエレノアはレポート書き終えたの? 僕は、もう書いて提出したよ」
「まだだよ! 昨日も公務だったんだもん!」
「なんで、アレクお兄ちゃんは忙しいのにレポート書き終えているの!?」
リズとエレノアは僕の事を変人みたいに言ってくるけど、用紙は貰っているのだからコツコツとやれば終わっているはずだよ。
何故かクラスメイトも僕の話を聞くなり信じられないという表情をしているけど、特に気にしなくて良いですね。
では、今日も頑張りましょう。
「皆さんが研修中は、特に何もありませんでした」
生徒会にも参加したけど、ワーナー君が大丈夫だと言っていました。
まあ、この時期は殆どやる事がないもんね。
「たまに、アレクが様子を見に来た」
「アレク様はお忙しいのに、本当に不思議ですわ」
「アレク様は、昔から超人でしたよ」
イヨ達も何か言っているけど、僕はたまに顔を出した程度ですよ。
ルーシーお姉様も生徒会に顔を出していたし、そんなに凄いことじゃないと思うなあ。
「文化祭が終われば、もう卒業式までやる事はないもんね。文化祭も、基本はアテンド役だし」
「お兄ちゃんは、もう凄いものを作ろうとしているもんね」
リズが言う通り、僕はまた魔導具で物を作ろうとしています。
何ができるかは、もう少しのお楽しみです。
シルバーアクセサリーも作ろうとしているし、また忙しい日々が待っていそうですね。
みんな、短期研修のレポートを書いて学園に提出します。
「皆さん、今回は初日に貴族の不正に関する事を実際に見ることができました。不正を行うと、皆さんが逆に捜査を受ける立場になるかもしれません。とても貴重な経験を経験したのと共に、自らへの戒めとしましょう」
「「「「「はい!」」」」」
担任のユーリカ先生も、ダメ男爵家の事件を例にとって説明していました。
クラスメイトは全員現場に立ち会ったので、本当に良い経験になったはずです。
「なお、今回の短期研修を受けて、来年からの長期研修の派遣先が決まります。皆さんとの面接も行いますので、色々と考えておくようにして下さい」
「「「「「はい」」」」」
ユーリカ先生の声に、クラスメイトはみんな良い返事をしました。
うん、若干元気のない人がいますね。
ホームルームが終わったので、休憩時間に移ります。
「うう、来年も公務するの決定だよ……」
「ルーカスお兄ちゃんの子どもが産まれるから、とっても大変なの……」
リズとエレノアが、机に突っ伏してどよーんとしていました。
アイビー様とカレン様の赤ちゃんが産まれたら、贈り物や挨拶攻勢になるのは目に見えています。
二人は僕と結婚しても公務を行うことが決定しているので、この先もずっと公務です。
うん、ちびっ子王族がもう少し大きくなるまで頑張らないといけませんね。
「僕も、来年というかこの先もずっとお仕事だよ」
「お兄ちゃんは、昔からお仕事しているの」
「そうなの。アレクお兄ちゃんは、昔から変わらないの」
リズとエレノアがガバっと起き上がって僕に文句を言ってくるけど、結局は僕達には義務的なところがあるんだよね。
もう、その点は諦めないと駄目ですね。
「というか、リズとエレノアはレポート書き終えたの? 僕は、もう書いて提出したよ」
「まだだよ! 昨日も公務だったんだもん!」
「なんで、アレクお兄ちゃんは忙しいのにレポート書き終えているの!?」
リズとエレノアは僕の事を変人みたいに言ってくるけど、用紙は貰っているのだからコツコツとやれば終わっているはずだよ。
何故かクラスメイトも僕の話を聞くなり信じられないという表情をしているけど、特に気にしなくて良いですね。
では、今日も頑張りましょう。
「皆さんが研修中は、特に何もありませんでした」
生徒会にも参加したけど、ワーナー君が大丈夫だと言っていました。
まあ、この時期は殆どやる事がないもんね。
「たまに、アレクが様子を見に来た」
「アレク様はお忙しいのに、本当に不思議ですわ」
「アレク様は、昔から超人でしたよ」
イヨ達も何か言っているけど、僕はたまに顔を出した程度ですよ。
ルーシーお姉様も生徒会に顔を出していたし、そんなに凄いことじゃないと思うなあ。
「文化祭が終われば、もう卒業式までやる事はないもんね。文化祭も、基本はアテンド役だし」
「お兄ちゃんは、もう凄いものを作ろうとしているもんね」
リズが言う通り、僕はまた魔導具で物を作ろうとしています。
何ができるかは、もう少しのお楽しみです。
シルバーアクセサリーも作ろうとしているし、また忙しい日々が待っていそうですね。
感想 306
あなたにおすすめの小説
婚約者が心酔している盲目の聖女は私ですが
オトナシマソラ血を見ると倒れてしまうため、目隠しをして治療をしていたら「盲目の聖女」と呼ばれるようになってしまった聖女セレナ。
幼馴染の婚約者アレンは、セレナ=盲目の聖女だと気づかず、彼女を冷遇し婚約破棄を言い出す。
婚約を解消したセレナは、過保護な神官見習いのルカに溺愛され、新たな道を歩むことに。一方、夜会でついに真実を知った元婚約者はすべてを失い絶望するが、もう手遅れで……。血が苦手な訳あり聖女の逆転ラブストーリー
※本作品はになろうにも掲載しています小説家
捨てられた赤ちゃんを拾ったら、創世神様でした。世界を救うより、お父さんを幸せにしたいそうです
由香山で捨てられていた赤ちゃんを拾い、家族として育てることを決めた青年。
その日から、枯れた大地は実り、病は癒え、伝説のもふもふ神獣たちが次々と家へ集まってくる。
実はその赤ちゃんの正体は、この世界を創った創世神だった。
「いっぱい育ててくれてありがとう。今度は私がお父さんを幸せにする番だよ。」
これは、神様が初めて手に入れた”家族”との、優しくて温かな奇跡の物語。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
水魔法しか使えない私と婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた前世の知識をこれから使います
黒木 楓 伯爵令嬢のリリカは、婚約者である侯爵令息ラルフに「水魔法しか使えないお前との婚約を破棄する」と言われてしまう。
異世界に転生したリリカは前世の知識があり、それにより普通とは違う水魔法が使える。
そのことは婚約前に話していたけど、ラルフは隠すよう命令していた。
「立場が下のお前が、俺よりも優秀であるわけがない。普通の水魔法だけ使っていろ」
そう言われ続けてきたけど、これから命令を聞く必要もない。
「婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた力をこれから使います」
飲んだ人を強くしたり回復する聖水を作ることができるけど、命令により家族以外は誰も知らない。
これは前世の知識がある私だけが出せる特殊な水で、婚約破棄された後は何も気にせず使えそうだ。
私を追い出した結果、飼っていた聖獣は誰にも懐かないようです
天宮有 子供の頃、男爵令嬢の私アミリア・ファグトは助けた小犬が聖獣と判明して、飼うことが決まる。
数年後――成長した聖獣は家を守ってくれて、私に一番懐いていた。
そんな私を妬んだ姉ラミダは「聖獣は私が拾って一番懐いている」と吹聴していたようで、姉は侯爵令息ケドスの婚約者になる。
どうやらラミダは聖獣が一番懐いていた私が邪魔なようで、追い出そうと目論んでいたようだ。
家族とゲドスはラミダの嘘を信じて、私を蔑み追い出そうとしていた。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
【流血】とある冒険者ギルドの会議がカオスだった件【沙汰】
一樹とある冒険者ギルド。
その建物内にある一室、【会議室】にてとある話し合いが行われた。
それは、とある人物を役立たずだからと追放したい者達と、当該人物達との話し合いの場だった。
追放したんでしょ?楽しく暮らしてるのでほっといて
だましだまし私たちの未来の王子妃を影なり日向なりと支える為に存在している。
敬愛する侯爵令嬢ディボラ様の為に切磋琢磨し、鼓舞し合い、己を磨いてきた。
決して追放に備えていた訳では無いのよ?