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第二十六章 ミカエルの五歳の祝い
七百六十六話 五歳の祝いの打ち合わせ
薬草採取の際に色々と情報を得たので、ブランデー子爵領の対応が終わったジンさん達が各地で話を聞くことになりました。
「ねーねーお兄ちゃん、リズはどうするの?」
「リズ達には、集まった情報の分析をやって貰うよ。五歳の祝いの準備もあるからね」
「なら、ジンさんからの情報待ちだね」
リズやエレノア達は、現地に行かなくてもやって貰いたい事が沢山あります。
という事で、リズ達は内務卿との打ち合わせに参加して貰います。
僕たちは、ローリーさんと護衛の近衛騎士と共に内務卿の執務室に向かいます。
「ルーシーお姉様、すみませんが留守番お願いします」
「こちらは大丈夫だよ。頑張ってきてね」
留守番役のルーシーお姉様に声をかけて、僕たちは宰相執務室を後にしました。
「すみません、内務卿。沢山で押しかけてしまって」
「いえいえ、こうして皆さん頑張ると言ってくれるのは、とても良い事ですよ」
僕が大人数で来たことを謝ると、内務卿はニコニコとしながら問題ないと言ってくれた。
さて、さっそく打ち合わせを始めます。
「今年は五歳の祝いに参加する貴族は多くありません。というのも、エレノア殿下がお生まれになる際に多くの子どもが出来たからです」
「何だか、理由が理由なだけにコメントし難いですね」
「貴族というのは、ある意味現金な存在ですので」
確かに僕、リズ、エレノア、サンディ、メアリの時は、沢山の子どもが会場内にいた記憶がある。
馬鹿な貴族が僕に娘を紹介しようとして、リズ達だけでなくスラちゃんとプリンも馬鹿な貴族を睨みつけていたっけ。
「更に言いますと、今年は参加する全ての貴族が問題ない者ですので、警戒すべきことはないかと思われます」
「ミカエルだけでなく他の五歳になる子どももいますから、何事もないのが一番です。警備は例年通り行いましょう」
僕が言わなくても、五歳の祝いは毎年行っているから式典マニュアルも警備マニュアルもバッチリです。
後は、当日の配役をどうするかが課題です。
そんな中、内務卿からとある提案が。
「実は対象となる貴族に案内状を送ったところ、救国の勇者様に是非とも会いたいとの要望が多数ありました。双翼の天使様は実行側でおりますし、勇敢なる天使様は参加者になりますので」
「小さな子ども達にとっては、年齢が近い僕やミカエルよりもジンさんに憧れを持っているんですね。ジンさんに話をしてきます」
「ありがとうございます。要望書もお渡しします」
配役をどうするかを決めて内務卿に返答する事になったので、話し合いはこれで終わりです。
ちょうど昼食のタイミングなので、王城に戻ってきているだろうジンさんに話をしてみます。
「ジン、良かったじゃない。確かに、何だかんだいってジンは有名人だからね」
「辺境伯領で活動している事が多いから、他の領地の貴族はジンに会ったことがないものね」
「あの、俺まだ何も喋ってないんですけど……」
昼食時に戻ってきたジンさんに話をすると、レイナさんとカミラさんが先に話をしていた。
ちょっと苦笑しながら、ジンさんは二人にツッコんでいます。
「まあ、そう言われたなら参加するしかないな。悪い言葉で参加する訳ではないし」
ジンさんは僕に参加すると言ってくれたのですが、この話を聞いて動き出した人がいました。
「じゃあ、当日は子ども達の憧れにふさわしい服装をしないとならないわね」
「そうですわね。遠方から来て下さる子どももおりますし、思い出にしてあげないといけませんわ」
「五歳の祝いまでまだ日にちはあるし、良い物を作らないとならないわね」
王妃様とアリア様、それにティナおばあさまが五歳の祝い用のジンさんの服を作ると言い出したのだ。
うん、この分だと凄い服が出来そうな気がするよ。
「あのあの、普段の謁見用の服で良いんですけど……」
「ジン、諦めろ。こうなると、余でも止めるのは不可能だ」
ジンさんは、どんな服を作ろうかと盛り上がっている三人を何とか止めようとしました。
しかし、陛下はもう無駄だとジンさんに諦める様に言っています。
僕も、あの三人を止めるのは不可能だと思いますよ。
「ねーねーお兄ちゃん、リズはどうするの?」
「リズ達には、集まった情報の分析をやって貰うよ。五歳の祝いの準備もあるからね」
「なら、ジンさんからの情報待ちだね」
リズやエレノア達は、現地に行かなくてもやって貰いたい事が沢山あります。
という事で、リズ達は内務卿との打ち合わせに参加して貰います。
僕たちは、ローリーさんと護衛の近衛騎士と共に内務卿の執務室に向かいます。
「ルーシーお姉様、すみませんが留守番お願いします」
「こちらは大丈夫だよ。頑張ってきてね」
留守番役のルーシーお姉様に声をかけて、僕たちは宰相執務室を後にしました。
「すみません、内務卿。沢山で押しかけてしまって」
「いえいえ、こうして皆さん頑張ると言ってくれるのは、とても良い事ですよ」
僕が大人数で来たことを謝ると、内務卿はニコニコとしながら問題ないと言ってくれた。
さて、さっそく打ち合わせを始めます。
「今年は五歳の祝いに参加する貴族は多くありません。というのも、エレノア殿下がお生まれになる際に多くの子どもが出来たからです」
「何だか、理由が理由なだけにコメントし難いですね」
「貴族というのは、ある意味現金な存在ですので」
確かに僕、リズ、エレノア、サンディ、メアリの時は、沢山の子どもが会場内にいた記憶がある。
馬鹿な貴族が僕に娘を紹介しようとして、リズ達だけでなくスラちゃんとプリンも馬鹿な貴族を睨みつけていたっけ。
「更に言いますと、今年は参加する全ての貴族が問題ない者ですので、警戒すべきことはないかと思われます」
「ミカエルだけでなく他の五歳になる子どももいますから、何事もないのが一番です。警備は例年通り行いましょう」
僕が言わなくても、五歳の祝いは毎年行っているから式典マニュアルも警備マニュアルもバッチリです。
後は、当日の配役をどうするかが課題です。
そんな中、内務卿からとある提案が。
「実は対象となる貴族に案内状を送ったところ、救国の勇者様に是非とも会いたいとの要望が多数ありました。双翼の天使様は実行側でおりますし、勇敢なる天使様は参加者になりますので」
「小さな子ども達にとっては、年齢が近い僕やミカエルよりもジンさんに憧れを持っているんですね。ジンさんに話をしてきます」
「ありがとうございます。要望書もお渡しします」
配役をどうするかを決めて内務卿に返答する事になったので、話し合いはこれで終わりです。
ちょうど昼食のタイミングなので、王城に戻ってきているだろうジンさんに話をしてみます。
「ジン、良かったじゃない。確かに、何だかんだいってジンは有名人だからね」
「辺境伯領で活動している事が多いから、他の領地の貴族はジンに会ったことがないものね」
「あの、俺まだ何も喋ってないんですけど……」
昼食時に戻ってきたジンさんに話をすると、レイナさんとカミラさんが先に話をしていた。
ちょっと苦笑しながら、ジンさんは二人にツッコんでいます。
「まあ、そう言われたなら参加するしかないな。悪い言葉で参加する訳ではないし」
ジンさんは僕に参加すると言ってくれたのですが、この話を聞いて動き出した人がいました。
「じゃあ、当日は子ども達の憧れにふさわしい服装をしないとならないわね」
「そうですわね。遠方から来て下さる子どももおりますし、思い出にしてあげないといけませんわ」
「五歳の祝いまでまだ日にちはあるし、良い物を作らないとならないわね」
王妃様とアリア様、それにティナおばあさまが五歳の祝い用のジンさんの服を作ると言い出したのだ。
うん、この分だと凄い服が出来そうな気がするよ。
「あのあの、普段の謁見用の服で良いんですけど……」
「ジン、諦めろ。こうなると、余でも止めるのは不可能だ」
ジンさんは、どんな服を作ろうかと盛り上がっている三人を何とか止めようとしました。
しかし、陛下はもう無駄だとジンさんに諦める様に言っています。
僕も、あの三人を止めるのは不可能だと思いますよ。
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