転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます

藤なごみ

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第三十一章 五歳の祝い

千七十二話 大活躍したみたいです

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 マジカルラット部隊がスラム街で犯罪組織を相手に活動している間、僕たちは普通に大教会で奉仕活動を手伝います。
 そして再びルーカスお兄様が、並んでいる人たちから得た意見の集約をしていました。
 そんな中、一緒にサンディも炊き出しの仕込みを手伝ってくれました。
 イヨも、最近は包丁さばきが上手になってきたんだよね。
 だけど、今日のイヨは荷物運びを他の人と一緒に手伝っていますね。

 シュッ。

 こうして奉仕活動が続いていく中、ルーカスお兄様の前にマジカルラット部隊が戻ってきたのです。
 えーっと、さっき僕たちの前を出発してからまだ一時間も経っていないんですけど。

「キュッ」
「えっ、もうスラム街に根付いた犯罪組織を壊滅してきた?!」
「キュッ!」

 ルーカスお兄様のマジカルラットが、またまた綺麗な敬礼をしながらルーカスお兄様に報告をしていた。
 取った戦法はこんな感じだった。
 まず、ポッキーが拠点が崩れない程度に重力魔法をかけて一気に犯罪組織のメンバーを動けなくする。
 その間に、アマリリスや他のマジカルラットが拘束魔法で動けなくなった犯罪組織のメンバーを拘束した。
 あとは、ポッキーが王都郊外の軍の施設にゲートを繋いで、控えていた兵が一網打尽にするだけだった。
 捕まった犯罪組織のものは、何が何だか分からないうちに気がついたら軍の牢屋の中にいたらしい。
 証拠品も隅から隅まで探し当て、アイテムボックス持ちのマジカルラットが全部回収して軍の施設に提出したそうです。
 僕とスラちゃんもルーカスお兄様の隣に移動して報告を聞いていたけどまさかマジカルラットがこんな作戦を取るとは思わないよね。
 ちなみに、スラちゃんはそんな作戦があるのかとちょっと悔しがっていました。

「ふむ、軍が牢屋を準備しているが、次の作戦は明日以降になりそうだ」

 ルーカスお兄様が通信用魔導具をポチポチと操作しながら各所とやり取りをしていたけど、軍も聴取や応酬物の分析などを行なっているので今日はとても忙しいそうです。
 でも、軍もマジカルラット部隊のやることを把握したので、次回はもっと効率よくできると言っているそうです。
 ここは、マジカルラット部隊に頑張ったご褒美をあげないといけませんね。
 僕は、アイテムボックスからお皿を取り出してあるものをのせました。

「じゃあ、ご褒美にサーゲロイド辺境伯産の美味しいチーズだよ。薬草も出してあげるね」
「「「キュー!」」」

 マジカルラットの面々は、美味しそうなチーズを目の前にして大喜びです。
 教会の長椅子の上にお皿を置いてあげると、早速美味しそうに食べ始めていました。
 そんなマジカルラットの様子を見たスラちゃんが、今度は自分が頑張る番だと意気込んでいました。
 肝心の奉仕活動は成功のうちに終わり、僕たちは後片付けをして王城に戻りました。

「うーん、地方からやってくるものが思ったよりも多いな。衛星都市に建設した仮設住宅を案内するか」

 王城の会議室で報告内容を閣僚などと共に確認していたけど、地方から来た人はそこまで衛星都市の存在を知らない人も多かったみたいです。
 陛下が指示を出していたけど、この辺はうまく周知をしないといけないですね。
 更に軍に指示を出して、土魔法使いに追加の仮設住宅建設を進めさせることになりました。
 ちなみに、効果を測るために一ヶ月後にもう一度奉仕活動をすることになりました。
 うーん、僕は卒園式と入園式の準備があるから参加できるか微妙かもしれませんね。
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