小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします

藤なごみ

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第十二章 再びの帝国との紛争

第八百七十一話 殆どの捕虜の移送が完了しました

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 問題のない捕虜の移送は順調に進み、遂に今日無事に完了しました。
 ディフェンダーズ伯爵領側の捕虜の移送も終わり、残るは罪状を問われる将校のみとなりました。
 数日置いてからジョセフさんと共に帝国に行くことになっていて、その数日の間に講和交渉に向けてサンダーランド辺境伯家の屋敷で色々と話をします。

「場所は王都で、時期は夏頃。これは決定として良いだろう。それまでに、お互いに講和案を作成して交渉に臨むことにする」

 チャーリーさんの意見に、全員が頷きました。
 直ぐにチャーリーさんが陛下に、ジョセフさんが皇帝陛下に確認を取ります。
 その間に、参加者についても確認をする事になりました。

「王都で行われるのもあり、閣僚も会議に参加する。時間が許せば、陛下も参加したいと申しております。今回の停戦交渉に参加しているのもあり、レオ君も参加は必須となる」
「あの、やっぱり僕も参加ですか?」
「陛下も、レオ君は講和交渉に参加するようにと指示が出ている。実際に戦闘に参加し、講和交渉時は王都にいるというのも大きい。それに、レオ君がいるだけで間違いなく交渉はスムーズに行われるだろう」

 チャーリーさんが一番最後に話した内容に、殆どの人が頷いていました。
 僕の二つ名が帝国にも知れ渡っているので、王国と帝国で話の内容にしやすいそうです。
 更に、間違いなくこの冬蔓延した風邪に似た病気対策を発見した話も出てくるそうです。
 うう、何だか話が大きくなっちゃいました。

「帝国側は、私は必ず参加する。他にも、各幹部も連れて来る」

 帝国側も、閣僚に近い人たちを連れて来るそうです。
 ジョセフさんが来てくれるのは、僕としてもとても心強いです。
 そして、こんなことも決定しちゃいました。

「今回はサンダーランド辺境伯領で停戦交渉を行ったが、次回は王都まで来る必要がある。王国も軍を付けて警備を厳重にするが、念の為にレオ君を派遣することにする。レオ君がいれば、ほぼ間違いなく何者かの襲撃を受けることはないだろう」

 ブランドルさん曰く、これは決定事項だそうです。
 ローナちゃんと一緒に王都に行った際に過激派となったものからの襲撃があったので、陛下から指示がありました。
 僕も、頑張ってジョセフさん達を守らないとって思います。
 細かいところは担当者間で詰めることになっているので、その辺りは心配ないそうです。

「しかし、停戦交渉もあと一ヶ月は掛かるのではという覚悟はしていた。これだけスムーズに進んだのも、間違いなくレオ君がいてくれたからだ」
「レオ君は妹を安全に王都まで届けてくれ、更に友達まで作ってくれた。私の中では、妹のことが一番の懸念だった。それに、捕虜や国境での対応にもとても感謝している」

 チャーリーさんとジョセフさんからとても褒められちゃったけど、僕はいつも通りにしていただけなんだよね。
 それに、今回はキチンと指示も受けていたし、とても動きやすかったです。
 こうして、講和交渉に向けて大体の方針が決定しました。
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