月の影に隠れしモノは

しんいち

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仙界にて

14 高橋舞衣 …私、死ぬの?…

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 少しして、扉の開く音。二番目の男が入ってきたようです。
 私は、痛くて床にうずくまったまま動けません。

「おやおや、どうしたの? 楽しい儀式だよ。僕はセックスには自信あるよ」

 着物を脱いでいる音。近づいてきます。

「あれ、何? この赤いの…。血?!」

 男は私を起こそうとして手を握り、引っ張ります。

「痛い! やめて!」

 私は立てずに、足を投げ出して坐ったかたちになりました。

「えっ。高橋舞衣ちゃん? ナニコレ! 血まみれじゃん!」

 私は、痛いアソコを抑えながら、男を見ます。軽薄そうな人。

「最初の人に刺されたの。だから、もう無理!」

「刺された?! あいつ、やりやがったな。自分のテクニックに自信が無いから、後は出来ないようにしていったのか。なんていうゲスだ」

 男は額に右手をあてて、何か考えているようです。そして、私を御姫様抱っこします。

「やらなきゃ、僕に未来は無い!」

「痛い、やめて!」

 無理だって言っているのに、構わずベッドに横にさせ、無理やりキス。
 そして舌を入れてきます。
 気持ち悪い! やめてよ。刺されてるのよ。馬鹿じゃないの!
 胸をもんで、めてくる。
 だから、痛いのよ。
 何しても気持ち良いはず無いでしょ!
 いい加減にして欲しい。

 無理やり股を広げさせてくる。

「いや~っ!痛いって、言ってるでしょ。死んじゃう~!」

 めるな、この! ホントに痛いんだよ! ふざけるな~! 
 傷口め広げられて、気持ち良いなんて思う訳ないじゃない!

 でも男の力には敵わない。気が遠くなりそう。もう許して!

 痛い、痛い、痛い。
 …アソコに激痛。
 こいつ、挿入してる!
 さっきの男ほどでは無い大きさ。でもこれが普通サイズなのかな? 
 もう、体に力が入らなく、抵抗もできない。

「どうしたの? 痙攣けいれんしちゃって。もうイッちゃった? そんなに気持ち良い?」

 イカレた顔。こいつ頭おかしい! 気持ち良いはず無いじゃない。痛いのよ。
 チリーンという鈴の音。

「君だけイッちゃってずるいよ。僕もイカセテよ」

 さらに動きが激しくなる。
 あ、やだ、おしっこが…。

「うわ~潮吹きだ。感じてくれているんだね!」

 アホか…。 失禁しちゃったのよ。

 体の感覚が無くなってきた。
 あ、もうダメ…。
 私、死ぬんだ。
 こんな死に方、最低よね…。

 チリーンチリーンという音。
 気持ち悪い。男が動きを止めた。射精してるのかな。
 急激に込み上げる不快感。

「う、ゲー、ゲエー…」

 やだ、吐いちゃった。
 臭い。
 どうしよう、あの人が来るのに、ベッド汚しちゃった…。
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