Nijino Kagiwa Ame ~虹の鍵は雨~

Emi 松原

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Nijino Kgiwa Ame ~虹の鍵は雨~

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選ぶのは自分~ソフィの選択~

ここはどこだ・・・?
目が覚めた僕は知らない場所にいた。
お城の中にいたはずなのに、どこかの草原にいる。
立ち上がると、風がふいてきた。
草が揺れる。
どこに行くわけでもなく、僕は歩き出した。
そして自分の身に起こったことを整理した。
僕は、ホシナとエミノアさんとヨネルさんと戦争をとめるために戦って・・・・。
エリノアさんたちが援護にきてくれて・・・・。
そうだ。
メインコントロールを壊せたんだ!
きっとこれで戦争も回避されるだろうし、ホシナの国を良くしたいって想いも叶えられる!
でも、ここはどこなんだろう?
誰もいない・・・。
歩いていると、川にたどり着いた。
川には橋がかかっている。
川の向こうにはたくさんの花が咲いていて、人々の笑い声が聞こえてきた。
この向こうに人がいる・・・!
僕は、橋を渡ろうとした。

「行くのかい?」
見知らぬ人の声に驚いて振り返った。
背が高くてかっこいい男の人だ。
誰だろう?
「ここがどこだかわからないんです。どうしてここにいるのかも・・・。さっきまでみんないたのに、なぜか一人なんです。」
「・・・・・少し散歩でもしないかい?」
男の人は僕に合図すると橋とは反対側に歩き始めた。
僕は慌てて男の人を追いかけた。
「ここはどこなんですか?」
「さぁ。どこだろうね。」
「あなたは誰ですか?」
「さぁ。誰だろうね。」
男の人は僕の質問をさらりとかわして歩き続けた。
段々と、暗くなっていく気がする。
「いったい、どこに行くんですか?」
「それは、君が決めることだよ。」
「僕が?」
「そう。自分の生き方は、自分で決めるものだろ?」
「・・・・・・。」
「君の望みはなんだい?このまま眠ることかい?」
「眠ること・・・・?どういうことですか?」
「それは言えないな。僕は君の望みが知りたいんだ。」
あたりはどんどん暗くなっていく。
足元も見えないくらいだ。

「僕は・・・ホシナに・・・みんなに会いたいです。そして、一緒に生きていきたいです。ホシナがこれからどうするのかはわからないけれど、なにをするにしても僕はホシナを応援したいです。そして、またいつものようにエミノアさんとヨネルさんとレインキーで過ごしたいです。」

「それだけかい?」
「あとは・・・・。そう。世界が平和になってほしいです。そのために自分が何ができるのか探したいです。」
「そうか。君にもしっかりとした意思があるんだね。」

男の人が笑った気がした。
まわりはもう真っ暗で、男の人の顔さえ見えない。
「俺にもね、願いがあるんだ。それは、エミノアが笑って生きてくれること。そしてヨネルがそれを支えてくれると信じているんだ。」
「あの・・・あなたは一体・・・?お二人の知合いですか・・・?」
「君と実際に会ってみてわかったよ。君は本当に俺と似ているね。だけど、君は俺じゃない。君には君の人生が。生きる道がある。それを選択して生きていくのは自分しかいないんだ。いくら似ていても、俺と君は違う。」
「・・・・・。」
「さぁ、俺が来れるのはここまでだ。最後にもう一度聞くよ?君の選ぶ道はなんだい?」
「僕の選ぶ道・・・・・。」
「そう。君が選ぶ君自身の道。」
「僕は・・・ホシナ、エミノアさん、ヨネルさん、エリノアさん、みんなと生きていきたいです。これから先どんなことがあっても、みんなで支えあって、自分も強くなって、乗り越えていきたいです。そしてみんなといられることが僕の幸せで、僕の選ぶ道です。」
「そうか。その言葉が聞けて嬉しいよ。・・・エミノアとヨネルをよろしくたのむよ。」
「まさか・・・あなたは・・・・・・うわぁぁ!」
男の人がいきなり僕を突き飛ばした。
僕は後ろ向きに暗闇に落ちて行った。
そして、落ちていく瞬間に確かに見た。
男の人の胸に光るレインキーを・・・・・・。
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