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家猫の初恋
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この家に引き取られてから、時間が合えば親子で食事をするのがいつの間にか決まり事になっていた。わたしには特別な予定なんてないから、ほぼ毎食一緒。
「どうしたんだい? さっきから手が止まっているけれど」
「え、別に、ちょっと考え事」
とっさに口から出た言葉は「何かある」と言っているようなものだった。たとえば今目の前にいるのが侍女の誰かだったら、きっと何かを探るような視線をわたしに向けつつもわたしから喋るまで黙って待っていてくれるだろう。もしくはすでに理由を知っているか。
けれど、今一緒に食事をしているのは父親で、彼は世界で一番わたしを愛していると公言している。それはもう、彼が支配する領地の住民どころか世界中の長命種が知っているくらいには。
「最近一人にすることが多かったし、何か悩み事でもあるのかい? それとも、お父様と一緒にいられなくて心細いとか……まさか、私に怒っているのか」
言葉の途中でハッとして、行儀悪くガタンと音をたてて立ち上がり、食事の最中にもかかわらずテーブルを回り込んでひざまずく。
そうやって椅子に座るわたしと目線の高さをそろえたあと、ナイフを握っていたわたしの手を両手で包み込み、勝手に謝りだした。
「すまない。寂しい思いをさせてしまって……これからは今以上に、これまで以上に、君との時間を大切にすると約束しよう」
近づいたことでふわりと香る番の匂い。
この匂いに気づいたのはいつだっただろう?
石鹸かシャンプーか、それとも体に塗り込むオイルだろうかと首をひねりながら、着けている香水との相性の悪さにうへぇっとなったのが懐かしい。
「ごめんなさい、フェル様は関係ないの。だから席に戻って」
「しかし」
「冷めたら美味しくなくなるわ」
我が家のシェフは腕がいいので、きっと冷めたスープも美味しいままだろうけど、さっさと移動させるために嘘を一つ。
「いつもわたしのために時間を作ってくれているのを知ってるわたしが、そんなことでフェル様に怒るなんてありえないでしょ」
これは本当。
暇さえあればわたしに会いに来る父親がいるので、寂しい思いをする時間などない。
「私の可愛い子。それならば、何を悩んでいるのか、お父様に相談してみてはどうだろう?」
食事を再開したわたしとは逆に、今度は父の手が完全に止まってしまった。椅子に戻って大人しく座った分まだ理性的だと判断していいだろう。
「実はわたし、オオカミの男性に恋をしたかもしれません。昨日、庭を散歩していたら、彼がベンチで横になって寝ていたんです。それで、石のベッドは冷たいでしょう? って声をかけたら、じゃあ暖かいベッドに連れて行ってって! 彼、すっごくセクシーに笑ったんです!」って言ったら、この父親はどうなるんだろう?
心配で仕方ないという目をしてわたしを見つめる父親にこれは言えないな、と自己完結したところで、この状態をどう切り抜けるか考えないといけない。下手な言い訳をしたら、見えないところで誰かのクビが飛んでいく。
「新しい色の服が欲しくて。赤と青どっちを頼もうか悩んでます」
「なんだそんなことか。両方作りなさい。お父様が買ってあげるから」
クローゼットには季節どころか毎週のように新しいドレスが補充されている。わたしが欲しがったわけじゃない。ユニコーンの家柄とお父様の采配により、わたしの専属お針子さんはかなりの人数が雇われているらしい。そして今でもフル稼働だっていうのに、この一言のせいでさらに二着のドレスを手掛けなければならなくなってしまった。見知らぬ誰かのクビは飛ばなかったけれど、我が家のお金とお針子さんたちの休日が羽ばたいていった。
憂いのなくなった父は食事を再開し、わたしたちは無事朝食を終えた。
自室に戻ってみると、昼間を担当している侍女のナナミが部屋で待機していた。深夜から朝食までを担当していた侍女と入れ替わりにわたしの世話を引き継ぐ。
そして部屋にはネコのナナミとわたしだけが残された。
「あの事、お父様に報告してないってことがわかったわ」
「わたくしとしては、今すぐ報告したい事案なのですが」
「駄目よ。もう会えなくなるかもしれないじゃない」
「会わなくていいですよ、あんな軽薄なオオカミ」
わたしの目にはセクシーでかっこよく見えた大人のオオカミも、ナナミからしてみればただのナンパな男のようだ。わたしだって、ちょっと軽いノリのおにーさんだなぁと思わなくもないけど、セリフと顔が似合っていたから問題ない。
「それにしても、護衛が報告義務を怠るなんて、あるんですねぇ」
「まあ、わたしがあれだけ言えば」
絶対にオオカミの男に出会ったことを言うなと、釘を刺しまくった自覚はある。
「ものすごい剣幕でしたけれど、あの程度で護衛が危険人物との接触を報告しないなんて、普通はあり得ません」
「でもフェル様はご存じない風だったわよ? あのフェル様がわたしに嘘をつけるなんて思えない」
「……ということは、やっぱり報告していないんでしょうかねぇ?」
わたしと真逆、扉の方に顔を向けて、ナナミは「ちょっとお話があるので、こちらへどうぞ」と言い放った。
「入ってくるわけないじゃない」
「そうですかねぇ? お嬢様、ご命令を」
「ねえ、部屋に入って来て」
ダメ元で声をかけると、その数秒後にガチャリと扉が開いた。
最低限開いた隙間からそっと部屋に入ってきたのはトラのイライザ。この家にきてからずっとわたしの昼間の護衛をしてもらっているけど、軽口に乗ってきたのはこれが初めてのこと。
「二人ともに任務を放棄することはできませんので」
そう言って扉を閉めた向こうでは、もう一人の護衛が廊下を見張る仕事を継続するらしい。
「驚いたわ。まさか入ってくるなんて」
「申し訳ございません」
「いえ、良いのだけど……あぁ驚いた」
驚いているわたしと、恐縮しているイライザ。そしてそのイライザの肩に手を置きにやりと笑うナナミ。
急に胸が苦しくなった。
五年前、トラの護衛は確かに言った「侍女と護衛は違う」と。そしてその言葉通り、わたし達は常に一緒にいるけれどそれは物理的な距離であって、親しい関係ではなかった。
だから気づくのが遅くなったのかもしれない。あの時、わたしは小さな子供で、護衛や侍女は全員大人だった。
今の二人は、並ぶと少しだけイライザの方が若く見える。ずっと一緒にいたから気づかなかった。等しく五年の歳月を共に生きてきたはずなのに、わたしとナナミだけ時が確実に進んでいる。
「旦那様に報告していないんて、いったいどういうことなの? わたくしとしては、そちら側から情報が行くと思ったから伏せていただけですのに」
「それは」
どちらもやっていることは同じなのに、なぜかナナミは弱みを握ったかのように上からぐいぐいと攻めている。性格の差なのか、なんでだかイライザは押され気味。条件は同じだと気付けばいいのに。
ツキンと痛む何かに気づかない振りをして、目の前の無駄な攻防を眺めながら、この様子だと情報の隠匿はイライザの独断であって今それを知ったもう一人は今日中にでも報告に行くかもしれないなぁと、扉の外に立っているであろう護衛に思いをはせる。
この夜は、寝苦しいことこの上なかった。
番の放つかぐわしい香り、伸びていく背丈、残酷に進む時の流れ。
誰でもいい。
婚姻可能な男なら、誰であっても同じ。
きっと変わらない。なにも、変わることはない。
眠れもしないベッドの上で、それでも寝返りを打ってなにかを誤魔化してしまいたいわたしの耳に、コツコツと聞きなれた、今一番聞きたくない音が、外側から叩かれた窓を震わせて部屋へ届いた。
「どうしたんだい? さっきから手が止まっているけれど」
「え、別に、ちょっと考え事」
とっさに口から出た言葉は「何かある」と言っているようなものだった。たとえば今目の前にいるのが侍女の誰かだったら、きっと何かを探るような視線をわたしに向けつつもわたしから喋るまで黙って待っていてくれるだろう。もしくはすでに理由を知っているか。
けれど、今一緒に食事をしているのは父親で、彼は世界で一番わたしを愛していると公言している。それはもう、彼が支配する領地の住民どころか世界中の長命種が知っているくらいには。
「最近一人にすることが多かったし、何か悩み事でもあるのかい? それとも、お父様と一緒にいられなくて心細いとか……まさか、私に怒っているのか」
言葉の途中でハッとして、行儀悪くガタンと音をたてて立ち上がり、食事の最中にもかかわらずテーブルを回り込んでひざまずく。
そうやって椅子に座るわたしと目線の高さをそろえたあと、ナイフを握っていたわたしの手を両手で包み込み、勝手に謝りだした。
「すまない。寂しい思いをさせてしまって……これからは今以上に、これまで以上に、君との時間を大切にすると約束しよう」
近づいたことでふわりと香る番の匂い。
この匂いに気づいたのはいつだっただろう?
石鹸かシャンプーか、それとも体に塗り込むオイルだろうかと首をひねりながら、着けている香水との相性の悪さにうへぇっとなったのが懐かしい。
「ごめんなさい、フェル様は関係ないの。だから席に戻って」
「しかし」
「冷めたら美味しくなくなるわ」
我が家のシェフは腕がいいので、きっと冷めたスープも美味しいままだろうけど、さっさと移動させるために嘘を一つ。
「いつもわたしのために時間を作ってくれているのを知ってるわたしが、そんなことでフェル様に怒るなんてありえないでしょ」
これは本当。
暇さえあればわたしに会いに来る父親がいるので、寂しい思いをする時間などない。
「私の可愛い子。それならば、何を悩んでいるのか、お父様に相談してみてはどうだろう?」
食事を再開したわたしとは逆に、今度は父の手が完全に止まってしまった。椅子に戻って大人しく座った分まだ理性的だと判断していいだろう。
「実はわたし、オオカミの男性に恋をしたかもしれません。昨日、庭を散歩していたら、彼がベンチで横になって寝ていたんです。それで、石のベッドは冷たいでしょう? って声をかけたら、じゃあ暖かいベッドに連れて行ってって! 彼、すっごくセクシーに笑ったんです!」って言ったら、この父親はどうなるんだろう?
心配で仕方ないという目をしてわたしを見つめる父親にこれは言えないな、と自己完結したところで、この状態をどう切り抜けるか考えないといけない。下手な言い訳をしたら、見えないところで誰かのクビが飛んでいく。
「新しい色の服が欲しくて。赤と青どっちを頼もうか悩んでます」
「なんだそんなことか。両方作りなさい。お父様が買ってあげるから」
クローゼットには季節どころか毎週のように新しいドレスが補充されている。わたしが欲しがったわけじゃない。ユニコーンの家柄とお父様の采配により、わたしの専属お針子さんはかなりの人数が雇われているらしい。そして今でもフル稼働だっていうのに、この一言のせいでさらに二着のドレスを手掛けなければならなくなってしまった。見知らぬ誰かのクビは飛ばなかったけれど、我が家のお金とお針子さんたちの休日が羽ばたいていった。
憂いのなくなった父は食事を再開し、わたしたちは無事朝食を終えた。
自室に戻ってみると、昼間を担当している侍女のナナミが部屋で待機していた。深夜から朝食までを担当していた侍女と入れ替わりにわたしの世話を引き継ぐ。
そして部屋にはネコのナナミとわたしだけが残された。
「あの事、お父様に報告してないってことがわかったわ」
「わたくしとしては、今すぐ報告したい事案なのですが」
「駄目よ。もう会えなくなるかもしれないじゃない」
「会わなくていいですよ、あんな軽薄なオオカミ」
わたしの目にはセクシーでかっこよく見えた大人のオオカミも、ナナミからしてみればただのナンパな男のようだ。わたしだって、ちょっと軽いノリのおにーさんだなぁと思わなくもないけど、セリフと顔が似合っていたから問題ない。
「それにしても、護衛が報告義務を怠るなんて、あるんですねぇ」
「まあ、わたしがあれだけ言えば」
絶対にオオカミの男に出会ったことを言うなと、釘を刺しまくった自覚はある。
「ものすごい剣幕でしたけれど、あの程度で護衛が危険人物との接触を報告しないなんて、普通はあり得ません」
「でもフェル様はご存じない風だったわよ? あのフェル様がわたしに嘘をつけるなんて思えない」
「……ということは、やっぱり報告していないんでしょうかねぇ?」
わたしと真逆、扉の方に顔を向けて、ナナミは「ちょっとお話があるので、こちらへどうぞ」と言い放った。
「入ってくるわけないじゃない」
「そうですかねぇ? お嬢様、ご命令を」
「ねえ、部屋に入って来て」
ダメ元で声をかけると、その数秒後にガチャリと扉が開いた。
最低限開いた隙間からそっと部屋に入ってきたのはトラのイライザ。この家にきてからずっとわたしの昼間の護衛をしてもらっているけど、軽口に乗ってきたのはこれが初めてのこと。
「二人ともに任務を放棄することはできませんので」
そう言って扉を閉めた向こうでは、もう一人の護衛が廊下を見張る仕事を継続するらしい。
「驚いたわ。まさか入ってくるなんて」
「申し訳ございません」
「いえ、良いのだけど……あぁ驚いた」
驚いているわたしと、恐縮しているイライザ。そしてそのイライザの肩に手を置きにやりと笑うナナミ。
急に胸が苦しくなった。
五年前、トラの護衛は確かに言った「侍女と護衛は違う」と。そしてその言葉通り、わたし達は常に一緒にいるけれどそれは物理的な距離であって、親しい関係ではなかった。
だから気づくのが遅くなったのかもしれない。あの時、わたしは小さな子供で、護衛や侍女は全員大人だった。
今の二人は、並ぶと少しだけイライザの方が若く見える。ずっと一緒にいたから気づかなかった。等しく五年の歳月を共に生きてきたはずなのに、わたしとナナミだけ時が確実に進んでいる。
「旦那様に報告していないんて、いったいどういうことなの? わたくしとしては、そちら側から情報が行くと思ったから伏せていただけですのに」
「それは」
どちらもやっていることは同じなのに、なぜかナナミは弱みを握ったかのように上からぐいぐいと攻めている。性格の差なのか、なんでだかイライザは押され気味。条件は同じだと気付けばいいのに。
ツキンと痛む何かに気づかない振りをして、目の前の無駄な攻防を眺めながら、この様子だと情報の隠匿はイライザの独断であって今それを知ったもう一人は今日中にでも報告に行くかもしれないなぁと、扉の外に立っているであろう護衛に思いをはせる。
この夜は、寝苦しいことこの上なかった。
番の放つかぐわしい香り、伸びていく背丈、残酷に進む時の流れ。
誰でもいい。
婚姻可能な男なら、誰であっても同じ。
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