巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

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第8章 新たなる冒険?の始まりかもしれない。

8-19 今回の場所について?

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 そうシルクは思い、フィーナと話ながらユウマの方に視線を向けた。



 そこには、いつの間にかフィーナに連れて来られた3人も混ざり、オニオンロックの居場所と、今の状況を確認しているのであった。

「なら今は、この雪山にある洞窟迷宮ダンジョンを根城にしてるのですね」

「はい、それは間違いありません。ただ、その辺りの気温が低すぎまして、その人族は愚か獣人でも行動が出来ないと思われるのです」
「はぁ、それじゃ私達でも無理じゃないの?そんなとこに行くなんて、それに寒冷装備なんて持って来てないわよ」
 守護天使レミの話を聞き、フィリアさんが何故そんな無理な事を、と聞き返していた。

「はい、それは承知なのです。実は炎を操れる聖霊もしくは妖精を探してその子達にあなた達を寒冷から守護してもらおうとしていたのですが・・・その、あの、すいません。 この大陸のほとんどの妖精達は、今は手が廻らなくて今回の事は断られました。それにこの大陸には実のところ複数の人を守護できるような上位聖霊は、今のところほとんどいません」
「はっ、なんでですか?」

「えっとそのですね。今回の件と領地統治している領主にも問題がありまして、あのですね・・・・」
 どうも今回向かう領地を治めていた領主が、これまた曲者でよく問題を起す女神マリエルの使徒であった。 しかも素行も悪く、今回の件ではまったく言う事を聞かなかったうえ、自分は協力しないが領地に入って対処するのは許すから褒美をくれとまで言っていたらしい。

「それに、その事で流石に頭にきたマリエル様も『もう知りません。あなたの自分の力だけでどうにかしなさい』と言いまして、その領主で元使徒に与えた加護をすべて取り上げてしまいました」
「はい、そうなんです。なんだか最近のマリエル様もピリピリしていたらしく、すぐに実行していました」

「しかも最近は、特にその領主の素行も悪かったようで、その時にマリエル様は妖精と聖霊達にもその領主のお願いは聞かないように言っていたらしいのです」

「はい、そのからはマリエル様も聖霊達も、その領主を無視してほったらかしにしていましたが、流石に領民達は可哀想なので、そちらを優先して妖精と聖霊達は守ってくれてました」

「えっ、なんでそんな人が領主で、女神様の加護をもってたんですか?しかも、なんでそんな事に」
「えっと、その最初の頃はいい子だったのですが、最終的に傲慢な人になってしまいました。そのうえマリエル様からの忠告を無視して領民に伝えていなかったみたいです」
 不思議に思いヨーコさんが訪ね、その回答を守護天使のルアが答えた。

「しかも、既に手に負えない状態になっていまして、それに実はもうその領主はこの世にはいません。つい一週間前にこの世を去り、その前日ぐらいに助けを求めて来ましたが、もうそれは遅すぎますて・・・」

 どうやら最悪な領主になった挙句に対処が出来なくなり、一方的に助けを求めてきたらしい。
 だが、ほったらかした状態だったのがよくなかった様で、今ではその領主は死に、その領地の人達も大変な事になり、どうにも対処できなくなってしまっていたらしい。まあ、幸い領民達は妖精達の守護があり既に領地を離れているようだ。

 領主の死に関しては、自業自得だろうな。今まで女神様の加護と多くの者の助けがあったのを、自分の力だと勘違いして動かないで、最後も冒険者や領民に面倒事を押し付けみんなが撤退してもふんぞり返っていたみたいだから。
 まあ、最終的には助けを求めて来たけど、もうその時はすでに遅すぎ対処が出来る暇も無く、領主の住むその場所付近はもう既に人が生きていける場所では無かったらしい。

「そうなのですか?それは、ハッキリ言って自業自得ですね。しかも、図々しかったようですね、その領主は」
 まあ、確かにメグミさんが言うように自業自得だけど、なんでそんなやつを守護してたのやら?

「あれ、それならその領地にいる人達は、もう・・・」
「いえ、その点は大丈夫です。先程言いましたように、妖精達はその領土の人達を守っていましたので、それにその付近の人達も既に避難していますので、それで妖精達も手が回らない状態になっているのですよ。しかも既に他の領地にも被害が出始めていますので、そちらを上位聖霊が守護してますので」
 なるほどそれでか、なら俺達はどうすればいいのやら。



 しかし、聖霊や妖精達はマリエル様の加護している大陸、イルミナ大陸内ではもう手が回らないらしい。その話を聞き俺達は何かを忘れている気がしていた。


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