248 / 557
第9章 戦いの中で真実を?
9-8 どうやら緊急事態・・・?
しおりを挟む
・
・
・
その事をフィーナ様の部屋で愚痴っていると、何故かまた泣きながらマリエル様がやってきたのである。
・
・
・
フィーナ様の部屋の扉を開け放ち、そのままフィーナ様に抱きついた。
「ふぇぇぇん、どないしよう。フィーナちゃん」
「はあぁ、マリエル?あんたどうしたのよ。泣きながら尋ねてくるなんて」
「あんな、以前会議であがってた話しがあったやん。それが近いうちに起きそうなんよ」
「はっ?何を言ってるの、この間のがそうじゃなかったの?」
泣きながらフィーナ様の部屋に入ってきて、そのままユウマの存在に気が付かず、フィーナ様に泣き付いているマリエル様にどうしたのかを尋ねると、信じられない答えが返ってきたようだ。
「うん、それなんやけど、実はあのあとシステムをすべて入れ替えたやん。それでよう調べたら・・・この間の件と違ってたんや」
「はぁ?・・・なにが違ってたの?」
うんうん、俺も何が違ってたのかは、気になるし俺の事にも気が付いて欲しい。
ミアちゃんも俺と同じ意見らしく、首を立てに振ってマリエル様の説明の言葉を待っている。
「あんな、ウチこの間の事が大厄災の元凶やと思っとったんよ。でも違ってたんよ」
「ん?あんた、馬鹿でしょう。あれは違う案件だったでしょうが、今更何を言ってるのよあんたは」
「えっ・・・そうやったんけ?でもでも、あの時システムがおかしかったから!?・・・・そう、やった・・・あん時、時間だけが狂っとったんやった。・・・・ウチ勘違いしとったん・・・・!?」
どうやらマリエル様は、物凄い勘違いをしていたらしく、その場で絶望に満ちた顔で考え込んでしまった。
マリエル様はその場で散々考えた挙句、最初の事を無かった事にして続きを話出した。
「・・・その最悪なんがな起こる時期なんよ。それが、なんと三週間後に同時に数箇所なんよ。どないしよう・・・ウチのとこの大陸・・もうおしまいや、うぅ、うう、うぇえええん・・・」
マリエル様はその様に半分訳の解らない事を語りフィーナ様に、すがり付き大泣きし出したのである。
どうやら勘違いしていたらしく、以前あった事が大厄災の元凶で、この後はそんなに大した事がないと考えていたようだ。
しかし改めてその案件の蓋を開けて見ると解決どころか何も変わってはなく、それどころか複数の箇所でその元凶が発生するらしい。しかも同時にだそうだ。
フィーナ様は困った顔をしてこちらに視線を向けてきたが、俺にどうかしてと言いたいように目を潤ませている。
まあ俺でも、複数同時に解決させる事など出来る訳が無いので、そっと首を横に振っておいた。
ただ、もしかしたらだけど・・・解決案がある。だが、そこは余り言葉にしない方がいいと思う。だってその方法は下手をしたら、時空を崩壊させてしまう可能性があるからだ。
その事は抜きにしても、流石に複数の事を解決するには・・・ん?よく考えたら別に俺が全部解決させる必要は無いんだよな・・・なら、どうにかなるかも。
その様に考えていると、フィーナ様はマリエル様に言葉を掛けていた。
「マリエル。まずはさぁ、自分ところの子達に頼んでみたら?それが駄目でもエミちゃんと話しあってさ、対策案を考えてからね。・・・・それから私達に相談をしにきなよ。ねっ」
フィーナはマリエルの肩を掴み、彼女の瞳を見つめながら真剣な表情で語り掛けた。
マリエルもその真剣なフィーナの表情を見て、涙は流していたが泣くのを我慢してその言葉を最後まで聞いて答えた。
「そっ、そうなんやけど・・・ね、実はもうエミちゃんとは、既に話してるんよ。グスッ、それで今・・・エミちゃんにはルアちゃんのところ・・・・シルクちゃんを・・・・・ふにゃぁあああっ」
話しをしている途中で、またフィーナ様の胸に、顔を埋めて泣き出した。
「ちょっと、ちょっと、どうしたのよ。なんで?また突然泣き出して・・・なんかあったの?」
「うっ、ぐすっ、ウチ・・・シルクちゃんに・・ぐすっ、散々注意されたのに・・・グスッ・・・・」
最後らへんは聞こえなかったが、その言葉を近くで聞いていたフィーナ様のほうは解ったのか『あっちゃぁ』と声をあげていた。
どうやらすでにシルク様まで巻き込んでいるようだ。それもマリエル様の勘違いで厄災の対処を怠った結果を、自分が気が付かず守護天使であるエミちゃんに、シルク様を緊急事態と言って呼びに行かせたようなのである。
しかも、散々シルク様にシステムが変わったから、今までに出ていた未来予見を確認して、早めに自分で対策をしろと念を押されていたのだ。それなのに、それをせずにすべてシステムがおかしかったとマリエル様は思い込み、これまで何もしてなかったようだ。
せっかくこの間起きた事を、反省して一時の間は真面目にしていた筈なのに、システムが完全復旧した後からは、また以前と同じような事をして、全くその反省を活かせず以前出ていた予見の対処をしていなかったらしい。
なら、おそらくシルク様は、その事を知ったら怒るだろう・・・・うん、おそらくどころか、絶対に物凄く怒るだろうね。
何故その様に思っていたかと言うと、シルク様はあのカレーパーティー以降は、実は1回だけ俺のところにある物を頼みにやって来ていた。 その時ちょうどフィーナ様のところに遊びに来ていたマリエル様を見かけて、戻ったら注意すると言ってフィーナ様にも会わずに帰っていった。
後日、俺に依頼していた物を取りに来たのは、シルク様ところの守護天使であるルアちゃんが来た。で、その時に事情を聞いたら、システムを変えた事により、色々とその対処に追われて忙しいと言っていた。
それなのにフィーナ様もそうなのだが、マリエル様はいつもここに来ていたような気がする。
まあフィーナ様に関しては、システム変更後はシステムの方を頼らず資料関係を、ある程度自分で確認して、俺達に今後厄災等の危険があるものは早めに対処をさせられていたのだ。
そのいくつかは、ユータとロンの2人と一緒に討伐をしたり、迷宮に潜り解決していたのである。まあ、実際その間に俺の工房を、奪われてしまう結果になってしまったのだが・・・。
・
・
・
それで、今はおそらくマリエル様に緊急事態と言われ、シルク様はこっちに向かっているはずだ。
はっきり言ってこの後のことは、俺達は関与したくない状況だった・・・。
・
・
・
・
・
その事をフィーナ様の部屋で愚痴っていると、何故かまた泣きながらマリエル様がやってきたのである。
・
・
・
フィーナ様の部屋の扉を開け放ち、そのままフィーナ様に抱きついた。
「ふぇぇぇん、どないしよう。フィーナちゃん」
「はあぁ、マリエル?あんたどうしたのよ。泣きながら尋ねてくるなんて」
「あんな、以前会議であがってた話しがあったやん。それが近いうちに起きそうなんよ」
「はっ?何を言ってるの、この間のがそうじゃなかったの?」
泣きながらフィーナ様の部屋に入ってきて、そのままユウマの存在に気が付かず、フィーナ様に泣き付いているマリエル様にどうしたのかを尋ねると、信じられない答えが返ってきたようだ。
「うん、それなんやけど、実はあのあとシステムをすべて入れ替えたやん。それでよう調べたら・・・この間の件と違ってたんや」
「はぁ?・・・なにが違ってたの?」
うんうん、俺も何が違ってたのかは、気になるし俺の事にも気が付いて欲しい。
ミアちゃんも俺と同じ意見らしく、首を立てに振ってマリエル様の説明の言葉を待っている。
「あんな、ウチこの間の事が大厄災の元凶やと思っとったんよ。でも違ってたんよ」
「ん?あんた、馬鹿でしょう。あれは違う案件だったでしょうが、今更何を言ってるのよあんたは」
「えっ・・・そうやったんけ?でもでも、あの時システムがおかしかったから!?・・・・そう、やった・・・あん時、時間だけが狂っとったんやった。・・・・ウチ勘違いしとったん・・・・!?」
どうやらマリエル様は、物凄い勘違いをしていたらしく、その場で絶望に満ちた顔で考え込んでしまった。
マリエル様はその場で散々考えた挙句、最初の事を無かった事にして続きを話出した。
「・・・その最悪なんがな起こる時期なんよ。それが、なんと三週間後に同時に数箇所なんよ。どないしよう・・・ウチのとこの大陸・・もうおしまいや、うぅ、うう、うぇえええん・・・」
マリエル様はその様に半分訳の解らない事を語りフィーナ様に、すがり付き大泣きし出したのである。
どうやら勘違いしていたらしく、以前あった事が大厄災の元凶で、この後はそんなに大した事がないと考えていたようだ。
しかし改めてその案件の蓋を開けて見ると解決どころか何も変わってはなく、それどころか複数の箇所でその元凶が発生するらしい。しかも同時にだそうだ。
フィーナ様は困った顔をしてこちらに視線を向けてきたが、俺にどうかしてと言いたいように目を潤ませている。
まあ俺でも、複数同時に解決させる事など出来る訳が無いので、そっと首を横に振っておいた。
ただ、もしかしたらだけど・・・解決案がある。だが、そこは余り言葉にしない方がいいと思う。だってその方法は下手をしたら、時空を崩壊させてしまう可能性があるからだ。
その事は抜きにしても、流石に複数の事を解決するには・・・ん?よく考えたら別に俺が全部解決させる必要は無いんだよな・・・なら、どうにかなるかも。
その様に考えていると、フィーナ様はマリエル様に言葉を掛けていた。
「マリエル。まずはさぁ、自分ところの子達に頼んでみたら?それが駄目でもエミちゃんと話しあってさ、対策案を考えてからね。・・・・それから私達に相談をしにきなよ。ねっ」
フィーナはマリエルの肩を掴み、彼女の瞳を見つめながら真剣な表情で語り掛けた。
マリエルもその真剣なフィーナの表情を見て、涙は流していたが泣くのを我慢してその言葉を最後まで聞いて答えた。
「そっ、そうなんやけど・・・ね、実はもうエミちゃんとは、既に話してるんよ。グスッ、それで今・・・エミちゃんにはルアちゃんのところ・・・・シルクちゃんを・・・・・ふにゃぁあああっ」
話しをしている途中で、またフィーナ様の胸に、顔を埋めて泣き出した。
「ちょっと、ちょっと、どうしたのよ。なんで?また突然泣き出して・・・なんかあったの?」
「うっ、ぐすっ、ウチ・・・シルクちゃんに・・ぐすっ、散々注意されたのに・・・グスッ・・・・」
最後らへんは聞こえなかったが、その言葉を近くで聞いていたフィーナ様のほうは解ったのか『あっちゃぁ』と声をあげていた。
どうやらすでにシルク様まで巻き込んでいるようだ。それもマリエル様の勘違いで厄災の対処を怠った結果を、自分が気が付かず守護天使であるエミちゃんに、シルク様を緊急事態と言って呼びに行かせたようなのである。
しかも、散々シルク様にシステムが変わったから、今までに出ていた未来予見を確認して、早めに自分で対策をしろと念を押されていたのだ。それなのに、それをせずにすべてシステムがおかしかったとマリエル様は思い込み、これまで何もしてなかったようだ。
せっかくこの間起きた事を、反省して一時の間は真面目にしていた筈なのに、システムが完全復旧した後からは、また以前と同じような事をして、全くその反省を活かせず以前出ていた予見の対処をしていなかったらしい。
なら、おそらくシルク様は、その事を知ったら怒るだろう・・・・うん、おそらくどころか、絶対に物凄く怒るだろうね。
何故その様に思っていたかと言うと、シルク様はあのカレーパーティー以降は、実は1回だけ俺のところにある物を頼みにやって来ていた。 その時ちょうどフィーナ様のところに遊びに来ていたマリエル様を見かけて、戻ったら注意すると言ってフィーナ様にも会わずに帰っていった。
後日、俺に依頼していた物を取りに来たのは、シルク様ところの守護天使であるルアちゃんが来た。で、その時に事情を聞いたら、システムを変えた事により、色々とその対処に追われて忙しいと言っていた。
それなのにフィーナ様もそうなのだが、マリエル様はいつもここに来ていたような気がする。
まあフィーナ様に関しては、システム変更後はシステムの方を頼らず資料関係を、ある程度自分で確認して、俺達に今後厄災等の危険があるものは早めに対処をさせられていたのだ。
そのいくつかは、ユータとロンの2人と一緒に討伐をしたり、迷宮に潜り解決していたのである。まあ、実際その間に俺の工房を、奪われてしまう結果になってしまったのだが・・・。
・
・
・
それで、今はおそらくマリエル様に緊急事態と言われ、シルク様はこっちに向かっているはずだ。
はっきり言ってこの後のことは、俺達は関与したくない状況だった・・・。
・
・
・
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる
暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。
授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
悪役令嬢の父は売られた喧嘩は徹底的に買うことにした
まるまる⭐️
ファンタジー
【第5回ファンタジーカップにおきまして痛快大逆転賞を頂戴いたしました。応援頂き、本当にありがとうございました】「アルテミス! 其方の様な性根の腐った女はこの私に相応しくない!! よって其方との婚約は、今、この場を持って破棄する!!」
王立学園の卒業生達を祝うための祝賀パーティー。娘の晴れ姿を1目見ようと久しぶりに王都に赴いたワシは、公衆の面前で王太子に婚約破棄される愛する娘の姿を見て愕然とした。
大事な娘を守ろうと飛び出したワシは、王太子と対峙するうちに、この婚約破棄の裏に隠れた黒幕の存在に気が付く。
おのれ。ワシの可愛いアルテミスちゃんの今までの血の滲む様な努力を台無しにしおって……。
ワシの怒りに火がついた。
ところが反撃しようとその黒幕を探るうち、その奥には陰謀と更なる黒幕の存在が……。
乗り掛かった船。ここでやめては男が廃る。売られた喧嘩は徹底的に買おうではないか!!
※※ ファンタジーカップ、折角のお祭りです。遅ればせながら参加してみます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる