巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

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第9章 戦いの中で真実を?

9-71 早速、再び?

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 なので聖竜セイントドラゴンとしては死んでしまい、魔王竜の卵として生まれ変わる段階だったのだろうと考えていたのだ。



 しかし、卵の事を言っていたという事は、やはりみんなが気にしたようにさっきの魔人族の2人は俺達が以前あった2人の魔人族で違いがないと思われる。何せ特徴も言動も同一人物としか思えなかったのである。
 まあ、俺達と会うタイミングと時間はデタラメなのだけど、まあ、恐らく間違いなく同一人物・・・いや同一魔人族であると確信する。まあ、まだ決定的な決め手は見つけてないので、確定では無いのであるが・・・恐らくこの考えは間違いではないと思うのであった。

「お兄ちゃん、やっぱりさっきの奴らって・・・この後現れるのかな?」
『ワゥッ・・・?』
 いや、ミーアとランの言いたい事は解る。だって俺もだが他のみんなだってそう思っているからである。

 事実、先程の奴らは間違いなく過去に・・いや、時の迷宮ダンジョンだと思っていた森で、出会った2人組みの魔人族であるのなら、その後は間違いない無くこの場所に戻って来るからである。ただ、どのタイミングかは解らないのであった。

「でも、ユウ兄どうするの?さっき捕まえて倒す予定だったけど、余りにも唖然として驚いていたから、あのまま行かせちゃったけど?」
「うん、まあ、戻ってくるんじゃねーの。だってさっきの話じゃ、この魔法陣を何かに使う様だけど・・・あれ、でも、ロンさっき魔法陣が反応してたのに、お前の起動式が発動しなかったよな。なんでだ?」
 確かロンが密かに書き換えていたトラップが、何故発動してなかったのが不思議に思い確認してみたのである。

「ああ、あれですか。恐らくですけど魔法陣は、魔人族の魔力に反応したのだと思います。ただ、発動する為の条件ではなかった様ですね。まあ、あの2人の魔神族のどちらかが使う為のモノのようですが、まあ、その使用する人物の魔力に反応したんだと思いますよ、多分ですが?でも、やはりどちらかに魔力を何かに供給するためのモノですね」
 まあ、ロン曰く実際発動した訳でなく、使用する人物が近くに来たのでその人物の魔力に反応しただけらしい。それでも、あれだけ反応していたのだから、結構すごい魔力がこの周囲に書かれた魔法陣に集まっているらしのである。

 そのロンの説明に、自分なりにも考えを出し答えを出した。
「なるほどね。なら、恐らくあの角の生えた魔人族だろうな。もし俺達が以前会った奴と同じなら、間違いないと思うぞ。それにさっきの話からすると、あいつが魔王って事になるなのかな・・・」
 もしホントに以前会った魔人族の2人なら、まあ今のところ間違いないのだが、それでも確か去り際にあいつは進化がどうのこうのとか言ってたし、それにさっきこっちをチラッと見ていった魔導師風の男は、間違いなくこの子達にボコられるはずだし、神界で聞いた未来予見での事を考えたら、恐らく魔王と言われた角突きの魔人族だろうと思ったのだったが・・・。

 それはいいとして、ただ、いつ頃魔王と言われた角が生えた魔人族が、この場に現れるかが問題である。まあ、あの様子ならすぐに戻ってきそうなのだが、あの時の・・・あの辺境の魔界から戻ってくる、いや、転移して来る時間なら20メリテぐらいは時間があるかなと思い、集まっている人族に擬態した魔獣モンスター達を倒してしまおうと考えた瞬間に・・・今度は周囲の書かれている魔法陣が反応ぜずに、転移門の上空に魔力が集中して転移門の魔法陣が浮かびあがり、その中より角が生えた魔人族が何かを持ったまま出てきたのである。

「おいおい、やたら早くないか戻ってくるの?やっぱり違う魔人族だったのかな」
 予想してた時間より早い時間で、先程と同じ様な位置、転移門の上空に転移用の魔法陣が形成されたので、もしかしたら考えていた事と違うのかと思っていた。

 するとロンもそう考えたのか不思議に思い声を掛けてきた。
「そうですね。確かあの時に角が生えた奴が転移したのは、大体20メリテ後くらいでミーア達から卵を奪ってからだったですもんね。やはりそれを考えると早過ぎますよ、まだ2メリテも経ってないですから」
 先程の魔人族の2人が転移して、実際2メリテしか時間が経過してないのに、もう1人の魔人族、角の生えた魔人族が戻って来たようなのである。

 先程と同じ様に転移門がある場所の少し上空に、今度は予想していた1人の魔人族の影が現れ、なにかを持った状態で歓喜の声をあげて全身の姿を見せてきたのである。
「がっははっ、これで我は神となれる。今迄みたいにまがい物で無く、完全なる破壊神となれるのだ。やっとだ!やっと、まずはお主達、これを例の場所にセットして待っておれ。ふははっは・・・・」
「はっ、ははっ、魔王様すぐに準備いたします。しかし、お早いお戻りで、しかし、まだ生贄の準備は・・・」
「そんな事は、後でキサールが準備するわ。貴様らには期待はしておらん。しかし、今我は気分がいい、我の言うとおりにしろ、さもないと消すぞ!」
「もっ、申し訳ありません。直ちに・・・」
「ふははははっ、もうすぐだ、もうすぐ我は・・・・」

 魔王と言われる角の生えた魔人族が、転移した魔法陣より出てきて、すぐに何故か魔法陣が閉じてしまい、その場から消えてしまっていた。しかし、その魔人族が持っていた卵には、見た事のある布で包まれていたのである。

「おっ、お兄ちゃん!あの卵を包んでる布って、確かお兄ちゃんの準備してくれたモノじゃない?」
 確かにミーアが言うように、卵を包んでいるのは間違いなく、俺が準備した物である事が解った。何故ならばこの世界では、恐らく使う事のない筈の模様、唐草模様の風呂敷の布であったからである。

 それならば恐らくその風呂敷に包まれた卵は、間違いなくドラゴン等の卵でなく。コカトリスの卵のはずであった。だって、同じ様な卵はそれしかなかったし、あの時の聖竜セイントドラゴンの卵と色が違ってたから黒っぽい土を付けて、似せたので間違いないと思う。
 それにあの後のホントの聖竜セイントドラゴンの卵は、黒っぽい色から一変して神秘的な純白の色になっていた。拾った時の卵とは大違いなほどに、綺麗な卵だったのである。強いて言うなら今この場に有る卵が、一番よく似ているのである。



 そんな事とは知らずに、大切そうにその風呂敷に包まれた卵を転移門の前にある、台座みたいなモノの上に風呂敷を巻いたまま設置したのである。


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