巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

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第13章 新たなる冒険の始まり?・・・そして。

13-9 人らしき気配のする方向へ・・・?

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 そして、ユウマの新しい物語?が始まり、帰還するのはいつになるのか・・・。



 なんて事を言ってはいるが・・・今のところやる事もないので、ぼちぼち複数集まっている気配をがする方角に向けて歩き出した。
「今日中に確認出来そうなのは・・・あっちの方角だな!しかし、どうなってんだ、ここは?そもそも人は居るんだろうか?」

 どう考えても今日中に移動でき、まったく支障が無い方角に向けて歩く事にした。今ところ特にいろいろな複数の気配を感じてる方角なのだけど、それでも一箇所の場所に複数の気配を感じるので、その方角に進む事にした。
 いろいろ感じたのは、その一箇所の場所だけでなく、その方角にいる生物等の気配も感じるからだ。

 ただ他の場所でも所々に気配を感じたが、かなり危険な感じがする場所が多かったので候補に選ばなかった。後は複数集まった気配も3箇所程見つけたが、そちらは相当離れた位置にある場所だったので、同じく候補から外したのだ。
「しかし、ホントになんでなんだ!・・・人らしい感じの気配を全く感じない?今向かってる、この気配も複数感じるけど怪しいよな」

 ただ問題は俺が向かってる方角に居る複数の気配は、確かに色々な気配を複数確認出来るのだが、その場所までは・・・まだかなり距離があるので人なのか敵なのか、それとも別の何かの存在なのかが良く解らない状態だ。
 解っている事と言えば、現状の気配と気を探った感じでは、そいつらの全てがまず俺より弱いと感じたのだ。

 それに確かに俺の知っている人に近い感じの気ではあるのだが、若干違う感じがする?まあその感じがする者は少なく精々3、4人いる程度だ。ただその内の2人は・・・何故だか物凄い殺気を放っている事が解った。
「こんなに離れてるのに・・・殺気だけは解るな?もっと近付けば、鮮明に解ると思うけど・・・」

 その殺気を出している2人と残りの2人は、あきらかに人の気と言うよりも・・・別の何かの気に近い感じがする。ただまだかなり離れているので、鮮明には解らない状況だ。

 まあとりあえずは、その4人に関しては置いといて・・・他の奴等は殆ど人と同じ感じの気の持ち主なのだが、ただどちらかと言うとあんまりお友達になりたくない感じである者が殆どだ。現状数にして20人程いる事が解っている。
「どう言う事なんだ?人と思える気の持ち主の達は・・・なんとなくだけど邪気というより、魔人族?に似た感じがするんだよな?でも魔人族とも違うんだよな?それに他の4人の方は、人の気と言うより・・・これって?まだ離れてるからはっきり解らん」

 実は先程からその場所に向かいながら、何度か気を探っているのだが、近付くにつれてその気の質がなんとなくではあるが、あきらかになってきたのだ。
 何故その様な感じで解ってきたかと言うと、実は最初に気配を探りある程度の感覚は感じていた。ただ周りにある木々や森の中に居るであろう獣か何かの動物か、何らかの虫かは解らないが、その気配が入り混じっており、気を探っても小さな気とかも一緒に感じて、全てが入り混じっていたので自身の気を感じる感覚にフィルターを掛け、大体の感覚しで感じ取っていたからである。

 それで近付くにつれて、そのフィルター越しに感じとっていた気の感覚も鮮明になってきたのであった。

 それでもその場所に近付くまでには、ある程度はっきりとしていたのだが、その場所に近付き進むにつれいろいろと理解できてきたのだ。
「う~ん、大分はっきりと解ってきたけど、数の多い者達は、恐らく人?でもどうだろう魔人族とも違う感じだけど・・・。それでもあんまりいい感じがしないんだよな。まあ、マトモな感じの気を持った者もいるみたいだけど?ホントに人なのかな?目視してみないと解らんな。これは・・・」
 先程も感じた気だが、確かに20人程いる中にも2、3人はマトモな感じではあるが、それでもあんまりいい感じはしない。魔人族に似た感じではあるが、それでも違う感じがするのだ。現状未知なる感じの気なのだ。

 それに人に近い感じの気の持ち主である4人に関しては、どちらかと言うと神聖な感じの気を持っている事も解ったのだ。
「これって、あれだよな?でもどうしてだ・・・」

 しかし、近付くにつれて解ったのだが20人程いる奴等に関しては、魔人族では無いにしても友好的に済みそうに無い感じであり、そいつらがマトモに対処するような感じでも無いと俺は判断した。



 それにもし素直に姿をさらしても、今俺が感じてる印象ではあまりいい感じがしないので、もう少し姿を隠した状態で様子を見る事にした。


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