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第13章 新たなる冒険の始まり?・・・そして。

13-77 そして・・・とりあえず戦いは終った?

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 それを横一線になぎ払う行動にでたのだが、邪気を放つ者達が現われる場所付近では、とても面白い事が起きていたいたのだ。



 その面白い事が何かと言うと、俺は既に光の剣を解除して念の為・・・元短剣の鞘に駄目になった刃を取り付け戻したのだが・・・何故かその不思議な空間の中では、まだ蒼白い光が俺の振るった軌道をスローモーションで流れているのだ。しかも空間の最初の方にも残光を残した状態で・・・蒼白い刃の帯状の光が続いているのであった。
 実際その様な光景事態がおかしな事なのだが・・・まあ、なるようになっている感じだ。
「・・・なっ、なんだよあれ?スッゲェェおかしな事になってる。どんだけ時間の流れがおかしな事になってるんだ?めっちゃ遅いし・・・ん?なんかすごく歪んでないか?」
 ただ単に光の残光が残るだけならまだしも・・・その蒼白い光の帯が広がる周囲が歪んでいる事が確認出来た。

 この時点では、恐らく・・・もう直ぐ邪気を放ってる者達が姿を現すはずなのだが、そいつらの事はいっさい気にせずに光の剣で出来てしまった不思議な光景を目視しながら、その空間のおかしな状態に・・・呆気に取られていた。
「あれって触れたらどうなるんだ?・・・でも、やっぱりやばい感じは治まったけど、見るからにやばそうな事に・・・」

 それらを考えていると・・・物の数秒と待たないウチに、邪気を伴う者達の姿が魔法陣の形成された上部に見せ始めたのだが・・・数人の人物達以外は完全に姿を現わす前に蒼白い光の残光に触れた瞬間にその場で蒸発してしまった。
 何せ未だに蒼白い光の帯が、横一線に広がっているうえに、ちょうどその残光が残る場所に、狙い済ましたように姿を現せていたのであった。
「なんとなく申し訳ない感じだが・・・まあ俺達のいる場所に戻って来たのが運の尽きってな。それに悪人だからしょうが無いよな・・・」

 それからその残っていた数人も・・・実際に1人を退かして言葉を喋る事無く、口から血を吐き出した後に黒い霧となり消えて行った。
 その時のそいつ等の表情は・・・何が起きたのか解らない表情を見せていたが、そんな事さえ一瞬の出来事だったと思われる。他の者達と少し違う感じで、姿が完全に現われた後に吐血して黒い霧となり消滅したのだ。

 そして、唯一残っていた・・・ただ1人とは邪神デスハーケンという名の奴だけは・・・。

 唯一消滅せずに姿を現した。それから自身の周囲で消えていく部下達の姿を見て、何が起こったか解らないまま言葉を口にした。
「しっ、信じられん?何故、このような・・・はっ!?あの時の冥界の女神というあの少女が言っていた事は、こう言うこと・・がはっ!!」
 最後まで言葉を喋りきる前に、姿を現した他の者と同じ様に口から血を吐き出し、唯一邪神デスハーケンだけは・・・下半身と上半身が二つに分けれたのちに、蒼白い炎に包まれ、最終的には黒い霧となり消滅していった。しかも何故か消え失せる最後の瞬間まで頭の部分だけが残っていた。
 それでその表情は苦痛に歪め後悔しながら消滅してしまったのであった。

 結果的にユウマは、邪神デスハーケンとはマトモに戦わず戦闘を終了させたのであった。呆気ない最後とはいえ邪神デスハーケンは自身の力も戦闘自体も行なわないままこの世を去ってしまった。
 ホントだったら双頭邪竜と似た様な戦いになる筈だったのだが、結局はユウマが本気の一撃をお見舞いしたことにより、邪神デスハーケンは力を出す前に戦闘自体終了してしまっていたのだった。

 それで今回直接では無いにしろ、ユウマに関わってしまった悪魔族は疎か、その親玉であるかどうかは不明ではあるが、邪神デスハーケンの一味は後悔する事も無くこの世から姿を消してしまっていた。・・・まあ、ただ1名を除き今回の邪なる者達はいなくなった。



 恐らくこれで、この場に現われようとしていた邪気を放つ者達は・・・この世から姿を消しこの世?から退場した事になったのだ。


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