捨てられΩはどう生きる?

枝浬菰

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妊娠編

璃亜武の気持ち

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琉架を見つけた瞬間俺の心臓はドキっと跳ね上がった。


琉架、琉架、琉架と何度も心の中で名前を呼ぶ。


あー目の前にいるのは間違えない、琉架だ。
もう離さない。

俺は告白した。
琉架も一緒の気持ちだった。

琉架から香る嬉しそうな匂い、これはいったいなんなのか。
Ωとも違う、香りは俺の全身をくすぐった。


ああ、欲しい。
琉架が欲しい、、、。


項を舐めると嬉しそうにしていた。
βだからと番成立の真似をしたいと言い出した時はもう絶対に逃がさない。


それに瑠衣の家で見た、衝撃的な映像を思い出す。
琉架に汚い虫がついていて、きっとあの男が命令したのだろう。
嫌だ、琉架の中を汚くするあの虫けらに背筋が凍った。
ずっと1人それを耐えてきた琉架を思うと俺はもう離したくない。

傍にいたい。


性器を入れ激しく腰を振ると琉架はビクビクっと震えていた。
可愛い、全部、可愛い。

背中を舐め、キスマも見えた。
体をおこし座ってその上に琉架を座らせるとこれはまるで串刺し状態になる。

ああ、最高だ。


もっと奥に入りたい、今までセックスしてきた男たちよりも先に俺はこの先を味わいたかった。

ぐっと押し込むとさすがの琉架は
「ひゃっ……」と声を漏らしていた。

前の鏡に映る琉架は全身を赤く染め、白い肌にはとても愛らしいキスマも見えた。
俺の顔はまるでオオカミだ。
赤ずきんちゃんを食らう、飲み込んで腹に蓄えて。
だがどっちかというと腹に咥えているのは琉架のほうかもしれない。

俺は後ろから抱きつき鏡を見る。
ああ、喰われている、その姿にゾクっとした。


「すごい、琉架潮噴いたんだよ」
「潮?」
「そう、男のさらに気持ちいいのいいポイントなんだ」

「はぁ……はぁ……そうなんだ」

そう、最高に気持ちがいいとそうなると昔聞いたことがあった。
稚里にはやったことないが琉架の全部が見たい、声も


「琉架、大好きだ」
匂いをかぎ、また項に噛みつく。
この痕が一生残ればいいなんて考えをしてしまう。

俺だけど琉架を幸せにできるのだから。


「琉架!! 琉架」と何度も呼んでは琉架の腹の中で俺の欲望ははかれた。
「うっ……璃亜武もうムリ」

「エロ、中からいっぱい溢れてきてるな」

「やぁだって璃亜武がいっぱい出すから」
「俺だけのせい?」


「ひーーーあぁん奥にもっといっぱい入っちゃう」
「いいよ、俺の子を孕んでもらうから」

「やっだから僕は……んんん//// Ωじゃなくてβだって」
そう彼は言うが俺は理性が収まらない。


「琉架顔とろっとろ全然説得力ないね」
「やっんんっ見ちゃいや……ああイく」

「イく姿も可愛いな」
びくっびくっ……。

俺の知らない琉架が目の前にいる、それだけでも嫉妬なのにイヤラシイ言葉や琉架の中の動き、誰が琉架をここまでにしたのか俺は憎む。

キスして掌が絡み両想いになった琉架を堪能した。
そしてもし琉架がΩではなくβなのであればこうして2時間精液を取り出さなければ妊娠は確実になるだろう。

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