【本編完結】伝説の最強ドラゴンは心優しき白猫を溺愛す

ルコ

文字の大きさ
8 / 62
出会い

エナ4*

しおりを挟む

 何がなんだかわけも分からないままにティムとキスをしている。

キスなんてするのは初めてで・・・どうしたらいいのか分からないまま、ティムに唇を貪り続けられている。息が出来なくて苦しくて、せめてもの抵抗で体を叩いてみるも、「こういう時は鼻で息をするんだよ。」って言われて、そんな事出来ないから涙目になって無理だと言う。

もうこれで解放されるかと思ったら、再度深くキスをされ、完全に体の力が抜けてしまう。気が付けば患者用のベッドにそっと体を横たわらされていた。

ティムが上から覆い被さり、手が優しく僕の頭を撫で、またキス・・僕の口の中でティムの舌が暴れる。上顎を舐められると何故か体がビクッと動いてしまう。

そんな僕の体にティムは手を這わす。背中や首筋を撫でられ、僕の体はまたビクッと反応する。その手はいつの間にかシャツのボタンを外していて、はだけられた胸元を撫でてから、僕の小さな乳首に触れた。

ティムの指でそっと摘まれる。くすぐったくて身をよじったがティムはやめてくれず、しばらくそこを指でクニクニと刺激された。今までそんなところを意識した事はなかったのに、弄られているうちに乳首が芯をもって来て、体がピクピクと反応してしまう。

えっと・・何でこんな事になってるんだろう・・・拒否すればいいのに、頭がぼうっとして何も考えられない。

キスはまだ続いており、上顎を集中的に舐めながら乳首を軽く捻り上げられた僕は、思わず下半身をティムに擦り付けてしまった。

ティムがやっと僕の唇を解放し、嬉しそうに言う。

「エナ、可愛い。オレにキスされて勃っちゃったんだ?」

「へっ?!」

意識してなかったけど、いつの間にか僕のモノは勃ち上がっていた。

「い、いやこれはその・・・」

ティムの手がオレのモノをそっと包む。白衣の上から触られて、更に硬くしてしまう。

「ひっ?!や、やめて??」

「やめていいの?本当に??」

ティムの手が僕のモノを服越しに扱く。

「やだ、だってこんなの・・良くないよ・・・」

「どうして?」

「だって僕たち今日会ったばっかりだし・・」

「日にちだけが問題?なら、しばらく会ってからならしてもいいの?」

「ちがっ、ちがうよ!こういうのは好きな者同士でする事でしょ?!」

「オレはものすごくエナの事が好きだよ?エナはオレが嫌い?」

「き、嫌いじゃないけど・・・」

「じゃあさ、キスされて嫌だった?」

「・・・・」

「嫌ならこんなにならないよね?」

ティムが手がズボンのボタンを外し、ファスナーをさげ、僕のモノを下着越しに更に扱く。いつの間にかもう片方の手が僕の乳首を摘んだ。さっき執拗に弄られ、すでにピンピンに尖っていた乳首は、びっくりするくらい快感を拾うようになっていた。

「ひぁっん?!」

「いい声。それ、嫌な人の声じゃないよね?気持ちいいんでしょ?ん?パンツに染みが滲んで来たよ?何これ?」

僕のモノからは、すでに先走りが溢れており、それが下着にまで染みているようだった。羞恥で顔が真っ赤になる。

「このままだと気持ち悪いでしょ?張り付いてるから痛くない?ほら、解放してあげる。」

ティムはあっと言う間に僕のズボンと下着を脱がした。

「・・いいねぇ。胸元がはだけたシャツに白衣。下は裸・・・最高にそそる。で、あ~あ、こんなに涎を垂らして。どうしようかコレ?洗浄魔法で綺麗にだけする?だってエナは嫌なんでしょ?」

・・酷い。このままなんて辛すぎる。けど、どうしたらいいのかわからなくて涙が溢れた。

「うわっ?!泣かないでよ。オレはエナをいじめたいわけじゃないんだから・・まぁ、それはそれで滾るけど・・・ねぇエナ、出したいよね?オレがやってあげる。嫌じゃない?」

僕はわけがわからないまま頷いた。

すると満面の笑みを浮かべたティムの顔がゆっくりと僕のモノに近づき、パクりと咥えた。

えっ??えぇぇぇぇぇぇっ?!!!

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

【完結】愛されたかった僕の人生

Kanade
BL
✯オメガバース 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。 今日も《夫》は帰らない。 《夫》には僕以外の『番』がいる。 ねぇ、どうしてなの? 一目惚れだって言ったじゃない。 愛してるって言ってくれたじゃないか。 ねぇ、僕はもう要らないの…? 独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。

希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう

水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」 辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。 ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。 「お前のその特異な力を、帝国のために使え」 強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。 しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。 運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。 偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!

ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました

あと
BL
「お兄ちゃん!人肌脱ぎます!」 完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け 可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…? 攻め:ヴィクター・ローレンツ 受け:リアム・グレイソン 弟:リチャード・グレイソン  pixivにも投稿しています。 ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。

批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。

番解除した僕等の末路【完結済・短編】

藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。 番になって数日後、「番解除」された事を悟った。 「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。 けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。

【本編完結】転生したら、チートな僕が世界の男たちに溺愛される件

表示されませんでした
BL
ごく普通のサラリーマンだった織田悠真は、不慮の事故で命を落とし、ファンタジー世界の男爵家の三男ユウマとして生まれ変わる。 病弱だった前世のユウマとは違い、転生した彼は「創造魔法」というチート能力を手にしていた。 この魔法は、ありとあらゆるものを生み出す究極の力。 しかし、その力を使うたび、ユウマの体からは、男たちを狂おしいほどに惹きつける特殊なフェロモンが放出されるようになる。 ユウマの前に現れるのは、冷酷な魔王、忠実な騎士団長、天才魔法使い、ミステリアスな獣人族の王子、そして実の兄と弟。 強大な力と魅惑のフェロモンに翻弄されるユウマは、彼らの熱い視線と独占欲に囲まれ、愛と欲望が渦巻くハーレムの中心に立つことになる。 これは、転生した少年が、最強のチート能力と最強の愛を手に入れるまでの物語。 甘く、激しく、そして少しだけ危険な、ユウマのハーレム生活が今、始まる――。 本編完結しました。 続いて閑話などを書いているので良かったら引き続きお読みください

溺愛の加速が尋常じゃない!?~味方作りに全振りしたら兄たちに溺愛されました~

液体猫(299)
BL
暫くの間、毎日PM23:10分に予約投稿。   【《血の繋がりは"絶対"ではない。》この言葉を胸にクリスがひたすら愛され、大好きな兄と暮らす】  アルバディア王国の第五皇子クリスは冤罪によって処刑されてしまう。  次に目を覚ましたとき、九年前へと戻っていた。    巻き戻す前の世界とは異なるけれど同じ場所で、クリスは生き残るために知恵を振り絞る。  かわいい末っ子が過保護な兄たちに可愛がられ、溺愛されていく。  やり直しもほどほどに。罪を着せた者への復讐はついで。そんな気持ちで新たな人生を謳歌する、コミカル&シリアスなハッピーエンド確定物語。  主人公は後に18歳へと成長します(*・ω・)*_ _)ペコリ ⚠️濡れ場のサブタイトルに*のマークがついてます。冒頭のみ重い展開あり。それ以降はコミカルでほのぼの✌ ⚠️本格的な塗れ場シーンは三章(18歳になって)からとなります。

異世界にやってきたら氷の宰相様が毎日お手製の弁当を持たせてくれる

七瀬京
BL
異世界に召喚された大学生ルイは、この世界を救う「巫覡」として、力を失った宝珠を癒やす役目を与えられる。 だが、異界の食べ物を受けつけない身体に苦しみ、倒れてしまう。 そんな彼を救ったのは、“氷の宰相”と呼ばれる美貌の男・ルースア。 唯一ルイが食べられるのは、彼の手で作られた料理だけ――。 優しさに触れるたび、ルイの胸に芽生える感情は“感謝”か、それとも“恋”か。 穏やかな日々の中で、ふたりの距離は静かに溶け合っていく。 ――心と身体を癒やす、年の差主従ファンタジーBL。

悪役令息(Ω)に転生したので、破滅を避けてスローライフを目指します。だけどなぜか最強騎士団長(α)の運命の番に認定され、溺愛ルートに突入!

水凪しおん
BL
貧乏男爵家の三男リヒトには秘密があった。 それは、自分が乙女ゲームの「悪役令息」であり、現代日本から転生してきたという記憶だ。 家は没落寸前、自身の立場は断罪エンドへまっしぐら。 そんな破滅フラグを回避するため、前世の知識を活かして領地改革に奮闘するリヒトだったが、彼が生まれ持った「Ω」という性は、否応なく運命の渦へと彼を巻き込んでいく。 ある夜会で出会ったのは、氷のように冷徹で、王国最強と謳われる騎士団長のカイ。 誰もが恐れるαの彼に、なぜかリヒトは興味を持たれてしまう。 「関わってはいけない」――そう思えば思うほど、抗いがたいフェロモンと、カイの不器用な優しさがリヒトの心を揺さぶる。 これは、運命に翻弄される悪役令息が、最強騎士団長の激重な愛に包まれ、やがて国をも動かす存在へと成り上がっていく、甘くて刺激的な溺愛ラブストーリー。

処理中です...