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シグ 学校
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しおりを挟むマデリカでのランチ会は、本当に至福のひと時でございました。
キョウ様がユイに「こいつは色々拗らせてて歪んでるけど、悪いヤツじゃないからねぇ。まぁいいんじゃないかと思うよ。」と、私の事を薦めてくださった時には、ドーパミンが出すぎて統合失調症になるかと思いましたよ。
あぁ、キョウ様!キョウ様!本当にありがとうございます!キョウ様のおかげでユイに出会え、付き合う事が出来ました!!
あの後、学校でも無事公認のカップルとなりました。本気でユイを狙っていた男達からは恨まれておりますが、私を排除出来ない時点で勝負はついております。
ユイの前にさえ辿り着けていないんですからね。
さて、私は今、アスラ様とご一緒させていただいております。何故かと申しますと、体育の授業でペアを組む時にはなるべく私と組んでくださるからです。
特にそうしろとキョウ様から指示が出ているわけではございませんが、アスラ様も気を使っておられるのでしょう。
ご自覚は薄いですが、アスラ様も充分な美少年。キョウ様に開花させられ、色気も相当なものです。
アスラ様はキョウ様のものというのは周知の事実ですが、体育で密着して下手に男に惚れられるような事があれば、キョウ様にお仕置きされるのはアスラ様ですからね。良い判断だと思います。
その後の男の排除は私の仕事ですが。
クラスは隣なのですが、体育は同じなので助かりました。今は二人一組でストレッチ中です。
「なぁ、長、ユイくんとはもう最後までしたの?」
「いえ、まだユイの心の準備が出来ておりませんので・・耐えております。」
「そっか、安心した。ユイくんもさ、俺と同じで小柄だから心配で。なるべく待ってあげてくれよな。」
「重々承知しております。」
「後、もし最後までしたとしても、その後毎日毎日は無理だからな!せめて週一。
これ、レンさんがジュンさんを通してキョウに言ってくれたおかげて本当に助かったんだよ。受け入れる側はキツイんだからマジで頼むわ。」
「・・・ぜ、ぜ、善処いたします。」
「キョドるな!絶対毎日ヤル気だったろ?」
「い、いえ、そ、そのような事はございませんよ。」
「まぁ、頼むから大事にしてやって。」
「承知致しました。」
「あ~、でも今度のパーティーでジュンさんが『カタルシス』演ったらヤバいかも。ユイくん長に落ちんじゃねぇかな?」
「アスラ様がキョウ様の事が好きだと自覚されたきっかけの曲ですね?」
「うわっ?そこまで知ってんの?暗部マジで怖いわっ!
あの曲はさ、元々ジュンさんがノンケのレンさんを口説くために作ったんだって。カタルシスって、溜まりまくった鬱憤を何かで発散して心を解放→浄化するって意味らしくてさ。自分がゲイかって悩んでたレンさんの心を解放させるための曲なんだよ。俺もそれに後押しされたし、ユイくんも何か感じるかもな。」
「なるほど。そういう思いが込められた曲なんですね。」
「まぁ、その時に演るかどうかも分かんねぇけどな。」
「はい。でも心に留めておきます。」
「ん。」
なかなか有意義な時間でございました。
アスラ様のお話、しかと心に刻みました。
パーティーの後、ユイはおそらくウチに泊まるでしょうし、チャンスかもしれませんね。もちろん無理強いはしませんよ。必ずユイの方から懇願するようにして差し上げてましょう。
ユイの家が遠くて良かったです。
これもキョウ様がもっと偏差値が高い学校に行けたにもかかわらず、この高校に来てくださったからでございます。
キョウ様が居たからユイがここに来たのです。
あぁ、キョウ様!ありがとうございます!ありがとうございます!!
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