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1章 俺様エルフに拾われました
初めての水まき
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◇
とにもかくにも、あたしはこの世界で自分のできることを探さないといけないわけで、エルのお手伝いと、この家でできることをいくつかさせてもらうことにした。
薬草や毒消しなど治療で使ったり、魔法の研究でも様々な素材を使うため、エルの家の前には家庭菜園ならぬ薬草農園のようなものがある。
水やりくらいなら・・・ということでさせてもらうことになったのだ。
意外なことにハーブが数種類あり、料理やお茶に使えるということを伝えたら、エルが好きに使っていいと言ってくれたので、今度使わせてもらおう。
水やりは、外に井戸があるのでそこから汲んでも良いし、水魔法の応用で水球を作り、霧散させて一気に終わらせる方法もあるらしい。もちろんエルが行っているのは後者だ。
ゆくゆくは魔法も教えてもらえるみたいだけど、今は地道に井戸から水を汲むしかない。
・・・だけど、現実はそんなに甘くなかった・・・
「っつ・・ぐぅ・・・お、重っ」
この身体の筋力が回復してないからなのか、樽や水が重いのか、一度すくい上げるまでにかなり疲れる。
こんなペースだと水やりする前に力尽きてしまう。
水道を開発した人はなんて偉大なんだ!!スプリンクラー開発した人なんて神じゃないの?!
なんとか2~3回水を汲んで休憩してたら、背後から急にエルがあらわれた。
あれ?前にもこんなパターンなかったっけ?
「なんだ。水まきが終わってないようだが、なぜそんなにぐったりしてる。昼寝か?」
「んなわけないでしょ!井戸からの水くみがこんなに大変だなんて思わなかったのよ!」
「あぁ、お前はまだ魔法が使えないんだったな。その身体で肉体労働はまだキツイはずだ」
「むぅ・・・思った以上に動けなくて結構ショックなのよ。水まきすらできない・・・」
「・・・手間のかかる奴だ」
「ふぇっ・・・んんっ」
エルはあたしを軽々と抱き上げ、キスしてきた。
「んっ・・・はぁ、なんっ」
しかも舌絡めてきたよ!なんで急にこんなことに?!
「逃げるな。受け入れろ。魔力が足りなくなってるだろ」
魔力補給ですか!!だったら先に言ってよ~~!!!!
「ぁ、待って・・・息できな・・・んっ」
エルとのキスは甘くてほわほわして、身体がぽかぽか温かくて・・・
この温かく流れてくるのが魔力なのかなぁとぼんやりした頭で理解した。
エルの口が離れた後、ちょっと物足りないとか、もっととか思ってないよ!・・・ちょっとしか。
「ククク・・・物足りない顔をしてるな。もっと欲しいか?」
相変わらず人をからかって楽しむドSエルフめ~~~~
ちょっと腹が立ったこともあり、反撃してみることにした。
「~~~っ、そうよ!だからもっと魔力もらうわよ!」
あたしから、エルに噛みつくようなキスをしてやった。
一瞬驚いた顔をしていたから、意趣返しができた。やったね!
・・・でも、そう勝ち誇っていられたのは一瞬だった。
「ほぅ、そんなに俺に抱かれたいか。なら希望に沿ってやらないといけないな」
「へ?!いやいや、まだ水まきだって終わってないしっ」
「水まきねぇ・・・」
エルが指をパチンと鳴らすと、数個の水球があらわれてそのまま霧散した。
一瞬で水まきが終わってしまった。さすがエル様。
「終わったが?」
「は、はは・・・さすがエル様・・・すごーい(棒読み)」
逃げ場のなくなったあたしは、成すすべもなくエル様においしく(?)いただかれました。
青姦だけは嫌だと訴えた結果、青姦の説明をさせられた上に「今回はな」という不吉な言葉を言っていたので、今後も嫌な予感しかしない。
どんだけ羞恥プレイ好きなのよ!ドS!変態!!鬼畜!!!
「お前こそいじめられるたびに良い反応する好きモノではないか・・・くくく」
俺様エル様に勝てる気がしない・・・
あたしの異世界生活はこれで大丈夫なんだろうか・・・とても不安になりました。
とにもかくにも、あたしはこの世界で自分のできることを探さないといけないわけで、エルのお手伝いと、この家でできることをいくつかさせてもらうことにした。
薬草や毒消しなど治療で使ったり、魔法の研究でも様々な素材を使うため、エルの家の前には家庭菜園ならぬ薬草農園のようなものがある。
水やりくらいなら・・・ということでさせてもらうことになったのだ。
意外なことにハーブが数種類あり、料理やお茶に使えるということを伝えたら、エルが好きに使っていいと言ってくれたので、今度使わせてもらおう。
水やりは、外に井戸があるのでそこから汲んでも良いし、水魔法の応用で水球を作り、霧散させて一気に終わらせる方法もあるらしい。もちろんエルが行っているのは後者だ。
ゆくゆくは魔法も教えてもらえるみたいだけど、今は地道に井戸から水を汲むしかない。
・・・だけど、現実はそんなに甘くなかった・・・
「っつ・・ぐぅ・・・お、重っ」
この身体の筋力が回復してないからなのか、樽や水が重いのか、一度すくい上げるまでにかなり疲れる。
こんなペースだと水やりする前に力尽きてしまう。
水道を開発した人はなんて偉大なんだ!!スプリンクラー開発した人なんて神じゃないの?!
なんとか2~3回水を汲んで休憩してたら、背後から急にエルがあらわれた。
あれ?前にもこんなパターンなかったっけ?
「なんだ。水まきが終わってないようだが、なぜそんなにぐったりしてる。昼寝か?」
「んなわけないでしょ!井戸からの水くみがこんなに大変だなんて思わなかったのよ!」
「あぁ、お前はまだ魔法が使えないんだったな。その身体で肉体労働はまだキツイはずだ」
「むぅ・・・思った以上に動けなくて結構ショックなのよ。水まきすらできない・・・」
「・・・手間のかかる奴だ」
「ふぇっ・・・んんっ」
エルはあたしを軽々と抱き上げ、キスしてきた。
「んっ・・・はぁ、なんっ」
しかも舌絡めてきたよ!なんで急にこんなことに?!
「逃げるな。受け入れろ。魔力が足りなくなってるだろ」
魔力補給ですか!!だったら先に言ってよ~~!!!!
「ぁ、待って・・・息できな・・・んっ」
エルとのキスは甘くてほわほわして、身体がぽかぽか温かくて・・・
この温かく流れてくるのが魔力なのかなぁとぼんやりした頭で理解した。
エルの口が離れた後、ちょっと物足りないとか、もっととか思ってないよ!・・・ちょっとしか。
「ククク・・・物足りない顔をしてるな。もっと欲しいか?」
相変わらず人をからかって楽しむドSエルフめ~~~~
ちょっと腹が立ったこともあり、反撃してみることにした。
「~~~っ、そうよ!だからもっと魔力もらうわよ!」
あたしから、エルに噛みつくようなキスをしてやった。
一瞬驚いた顔をしていたから、意趣返しができた。やったね!
・・・でも、そう勝ち誇っていられたのは一瞬だった。
「ほぅ、そんなに俺に抱かれたいか。なら希望に沿ってやらないといけないな」
「へ?!いやいや、まだ水まきだって終わってないしっ」
「水まきねぇ・・・」
エルが指をパチンと鳴らすと、数個の水球があらわれてそのまま霧散した。
一瞬で水まきが終わってしまった。さすがエル様。
「終わったが?」
「は、はは・・・さすがエル様・・・すごーい(棒読み)」
逃げ場のなくなったあたしは、成すすべもなくエル様においしく(?)いただかれました。
青姦だけは嫌だと訴えた結果、青姦の説明をさせられた上に「今回はな」という不吉な言葉を言っていたので、今後も嫌な予感しかしない。
どんだけ羞恥プレイ好きなのよ!ドS!変態!!鬼畜!!!
「お前こそいじめられるたびに良い反応する好きモノではないか・・・くくく」
俺様エル様に勝てる気がしない・・・
あたしの異世界生活はこれで大丈夫なんだろうか・・・とても不安になりました。
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