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5章 帰郷!エルフの里へ ~記憶喪失編~
港町を満喫しよう ~リベンジ!海水浴*~
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◇
エルは昨夜ミリーさんと和解したが、その直後ベルナートさんが魔法を解いたことにより亡くなったため、そのまま悲しい別れをした。
傷心のエルは珍しく「甘えても良いか」なんて言うものだから確かに「いっぱい甘えさせてあげる」とは言った。
えぇ、確かに言いましたさ。
でもさ
でもね・・・
「んぁっ、や、エル、も・・・あぁっ、ムリっ、や、んんっ」
「ん、はぁっ・・・はぁ、まだ足りぬ・・・ん、ちゅ、じゅるっ」
「きゃぅっ、ダメ、乳首吸ったままっ・・・やぁぁぁぁぁっ」
「くっ・・・はぁっ、出るっ・・・」
「やっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
ドクンッ、ドクンッ、ビクンっ、ビクンっ
すでに空は白み始め、もうすぐ朝日が出てくる時間だろうか・・・
もう何回目かわからないエルの吐精とあたしの愛液やら2人の汗やら何やらで、ベッドはぐちゃぐちゃだった。
ナカにも外にも放たれたエルの熱は、あたしの赤く火照りきった身体を白く染めている。
「はぁっ、はぁ・・・エルの、バカぁ・・・」
「ん、はぁっ・・・はぁ、まだ俺の悪口をいう元気はあるようだな、サーヤ・・・」
「や、嘘っ、またおっきく・・・あぁぁっ、や、やだっ、もうダメ・・・んぁぁぁっ」
いっそのこと気を失った方が楽だったかもしれない。
昨夜からエルは優しくあたしに甘えるような愛撫から始まって、ずっとゆっくりと味わうような、あたしがそばにいることを確認するような抱き方をしてきた。
それは良いんだよ、むしろ最初はあたしもそんなエルに応えようと必死だったからね。
でもね、物事には限度ってモノがあると思うのっ!
いっぱい甘えていい=いっぱいシテいいってわけじゃないからね!!
ずっとほぼ休みなしで意識があるまま夜明けまで抱かれ続けるなんて思わなかったよっ!!!
やっぱり俺様エル様は絶倫なの??!!あたしの睡眠時間は?エルの睡眠時間はどこ行った???!!!
なまじスローセックスだとあたしが気絶するまで激しくなく、眠くなって落ちそうになっても快感による刺激で起こされるので眠ることも気絶することもできなかった。
時折回復魔法や癒しの水、妖精の粉まで口移しで与えられるから、あたしもエルもしっかり回復してしまうので、身体はそんなにきつくないけど、倦怠感と眠気が半端ないのだ。
「エル・・・ん、さすがにもう・・・はぁっ、はぁ、ねむ、い・・・んっ」
「あぁ、これでラストだ。・・・今はな」
今日はすでに十分お腹いっぱいですよっ!!今はってなんだっ、今はってっ!!!!
ラストということで激しく攻め立てられたあたしは、もう最後の方が全く記憶になくて、達したことで真っ白になってしまったのか、眠気が勝ったのかよくわからずエルも良くわからないまま寝落ちたそうです。
・・・うぅ、ひどい。
今後は1日にえっちする回数か時間を決めた方が良いかもしれない・・・本気でそう思った。
翌朝・・・というかもう寝た時点で朝なんだけど、あたしはもちろん起きることができず、ミリーさんの埋葬を昼にずらしてもらうことになりました。本当に申し訳ない・・・
◇
ミリーさんの埋葬はゼノにある共同墓地で、あたしとエル、セイルとカルステッドさんの4人で見送った。
お墓の少し先は崖になっているけど、そこから見渡す海はとても真っ青で綺麗な地平線が視界いっぱいに広がり、思わずあたしは見とれてしまった。
「獣人女と和解して、ちゃんとお別れもできたみたいだね」
「あぁ・・・」
「じゃぁ、だいぶスッキリしたんじゃない?エリュシオン」
「・・・そうだな」
エルはミリーさんのお墓に花を添えながら優しく微笑んでいた。
確かにちょっとスッキリした顔になっている。
”忘却の呪い”のせいであたしもエルも、皆も辛い想いをしたけど、こうして無事に解決できたし、呪いをきっかけに皆の絆だったりエルへの想いや愛情を感じることができて、今は素直な気持ちでミリーさんを見送ることができた。
「どうぞ、安らかに眠ってくださいね、ミリーさん・・・」
ミリーさんのお墓に花を添えたとき、サーっと柔らかい風があたし達を包んだ気がした。
◇
埋葬とお墓参りを終えて歩いているときに、セイルがいつもの口調で問いかけてきた。
「さて、ミナト達が海で待ってると思うけど、サーヤ達はこのまま行ける?それとも休憩が必要?」
セイルが意味深な言い方をしてきたのはきっとわざとだろう。
からかってるのか優しいのか本当にわかりずらいんだから・・・
エルはあたしの頭にポンっと手を置いて代わりに答えてくれた。
「いや、これ以上ミナト達に気を遣わせるのもな・・・大丈夫だ。このまま海へ行くぞ」
「うん、そうだね」
「ちょうど小腹を空かせてるでしょうから、何か食べ物を買っていきましょうか」
今はだいたい14時くらいってところだろうか。
ミナトちゃん達は先に海で遊んでくると言って午前中に出かけて行ったから、お昼ご飯を食べてまた遊んでるかお昼寝してる頃かな・・・あたし達が着替えて合流する頃はちょうどおやつの時間だ。
「そうだね☆あ、サーヤは水着に着替えに行くときは、必ずあのリンダって女を連れて行ってね♪」
「あ、うん・・・でもどうして?」
「・・・いいからセイルの言うことを聞いておけ。俺からもリンダに言っておくから」
「ん、わかった」
「あと、絶対昨日と同じ水着にするな。それと・・・」
「もうっ、わかったってば!ちゃんとエルが選んだ水着にするよ!!」
気分を切り替えて、皆でミナトちゃん達が待つ海へ向かおうとするも、エルもセイルも何かと注文が多い。
なんでそんなに口うるさく言われなきゃいけないの?!
あたしはそんなに頼りないんだろうか?・・・うぅ、それはそれでショックなんですけど・・・。
◇
「サーヤ、着替え終わった?」
「うん、終わったから今出るね」
「へ~、今度は黄色かぁ、可愛いね!・・・相変わらず胸おっきいよね~、今日はシルシもすごいけど・・・」
「もうっ!胸のことは気にしてるんだから言わないでっ!シルシについてはエルのせいだもん!!」
ちなみにリンダは昨日と同じ黒のビキニ。
今日のあたしの水着は黄色とオレンジのストライプのビキニで、同じ色のミニスカートが付いてるタイプだ。
ビタミンカラーで色気よりも元気な感じが前面に出てるから、全然おかしくないと思うんだよね。
それにしたって、至る所にエルが昨夜つけた生々しいキスマークが・・・うぅ、恥ずかしいよぅ・・・
「お、可愛いね~!ねぇ、か~のじょっ、オレらと・・・ひぃっ、すっ、すみませんでしたぁぁぁ」
「ん?」
「あんな変なの気にしないで、戻るよ、サーヤ」
「あ、うん」
さっきから変な人があんな感じで声をかけてきそうで来ないという不思議なことが起こっている。
後ろを振り向いても可愛い水着姿のリンダしかいないのに、怖いモノでも見たかのように顔を青くして去っていくんだよね。
ま、まさか・・・カイトさんじゃなく本当に幽霊的なナニカがいるの??
ちょっと怖くなってしまって、思わずリンダの腕にしがみ付いた。
「ちょっ、なに・・・って、やだ、サーヤの胸ってすっごい柔らかいっ、何これ!」
「わぁぁぁぁっ、リンダっ、変なこと言わないでよ!いいから早くエル達のところに行こ!!」
リンダにからかわれながら、エル達がいるパラソルの場所が見えてくるとなんかすごいことになっていた。
「なに、アレ・・・」
「わぁお、昨日よりすごいんじゃない?」
サングラスをかけて、白とブルーのサーフパンツのような水着のエルと、そのエルを背もたれにしてジュースを飲んでいるパステルイエローのフリルの水着のミナトちゃん。そのそばには一緒に座ってジュースを飲んでいるパステルブルーの短パンタイプの水着のカイトさん。
エルの隣には白いパーカーを着てフードを被ったグリーンと白のサーフパンツの様な水着姿のセイルがエルと会話をしていた。
ベルナートさんとカルステッドさんはいない・・・買い出しかな?
そんな4人の周りには、とにかくお近づきになりたくてエルやセイルに声をかけているお色気たっぷりの女性達や、ミナトちゃんに声をかけようとするもエルに怯えている少年達、カイトさんに声をかけたい少女達などなど、それぞれを目当てにした人で賑わっていた。
・・・あたしとリンダはその光景に呆然としてしまい、声をかけることすら忘れて見つめていた。
ぼーっと見ていたら急に誰かの腕に引き寄せられた。
「かーのじょ♪あっちでバーベキューやってるんだけど一緒にどう?」
「え?・・・いや、あのっ・・・ってか離してください」
「え~、いいじゃん!短い髪なんて珍しいけどめっちゃ可愛いね☆オレにも仲良しのシルシ付けさせて~なんてね♪」
「ひぃっ!・・・やっ、やだっ・・・」
誰っ?!全然知らない人だよね??!!
えっと、バリア・・・ってこんな人が多いところじゃまずい???
うぅ、水着だから直接相手の肌に嫌でも触れてぞわぞわして気持ち悪い・・・
もうやだやだっ!エルのバカっ、女の人に囲まれてないで早くあたしに気づいて助けてよ~~~!!!
(バシッ、ドガッ)
「ってぇ~~」
「うちの姫さんに汚い手で触らないでもらえますか?穢らわしい」
「へ?リ、リンダ・・・?」
「ごめんね、サーヤ。人だかりが凄すぎてつい周り威嚇するの忘れちゃってた」
「え、威嚇・・・?」
気のせいじゃなければ、あたしの腰に手を回してきた男の人の手を払ったあと思いっきり蹴ったよね?
ってか、“姫さん”ってあたしのこと??周りを威嚇ってそんなことしてたの?
「おいおい、なに女の子にやられてんだよ。情けねぇな~」
「っせーよ、あの女がバカ力なんだよっ」
「ちょっと可愛いからって、おいたが過ぎるんじゃな~い?悪い子はオレ達が可愛がってやんよ、へへっ」
エル達は見えるけどまだ少しだけ距離があるし、リンダとあたしの2人に対して向こうはぞろぞろ4~5人のチャラそうな男達が出てきて、なんかめんどくさいことになってきちゃった・・・
せっかく皆で海水浴を楽しもうと水着に着替えたのに、着いて早々こんなんじゃとても海にも入れそうもありません・・・
なんでこうなるのよ~~~~~~~~~~~っ!!
エルは昨夜ミリーさんと和解したが、その直後ベルナートさんが魔法を解いたことにより亡くなったため、そのまま悲しい別れをした。
傷心のエルは珍しく「甘えても良いか」なんて言うものだから確かに「いっぱい甘えさせてあげる」とは言った。
えぇ、確かに言いましたさ。
でもさ
でもね・・・
「んぁっ、や、エル、も・・・あぁっ、ムリっ、や、んんっ」
「ん、はぁっ・・・はぁ、まだ足りぬ・・・ん、ちゅ、じゅるっ」
「きゃぅっ、ダメ、乳首吸ったままっ・・・やぁぁぁぁぁっ」
「くっ・・・はぁっ、出るっ・・・」
「やっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
ドクンッ、ドクンッ、ビクンっ、ビクンっ
すでに空は白み始め、もうすぐ朝日が出てくる時間だろうか・・・
もう何回目かわからないエルの吐精とあたしの愛液やら2人の汗やら何やらで、ベッドはぐちゃぐちゃだった。
ナカにも外にも放たれたエルの熱は、あたしの赤く火照りきった身体を白く染めている。
「はぁっ、はぁ・・・エルの、バカぁ・・・」
「ん、はぁっ・・・はぁ、まだ俺の悪口をいう元気はあるようだな、サーヤ・・・」
「や、嘘っ、またおっきく・・・あぁぁっ、や、やだっ、もうダメ・・・んぁぁぁっ」
いっそのこと気を失った方が楽だったかもしれない。
昨夜からエルは優しくあたしに甘えるような愛撫から始まって、ずっとゆっくりと味わうような、あたしがそばにいることを確認するような抱き方をしてきた。
それは良いんだよ、むしろ最初はあたしもそんなエルに応えようと必死だったからね。
でもね、物事には限度ってモノがあると思うのっ!
いっぱい甘えていい=いっぱいシテいいってわけじゃないからね!!
ずっとほぼ休みなしで意識があるまま夜明けまで抱かれ続けるなんて思わなかったよっ!!!
やっぱり俺様エル様は絶倫なの??!!あたしの睡眠時間は?エルの睡眠時間はどこ行った???!!!
なまじスローセックスだとあたしが気絶するまで激しくなく、眠くなって落ちそうになっても快感による刺激で起こされるので眠ることも気絶することもできなかった。
時折回復魔法や癒しの水、妖精の粉まで口移しで与えられるから、あたしもエルもしっかり回復してしまうので、身体はそんなにきつくないけど、倦怠感と眠気が半端ないのだ。
「エル・・・ん、さすがにもう・・・はぁっ、はぁ、ねむ、い・・・んっ」
「あぁ、これでラストだ。・・・今はな」
今日はすでに十分お腹いっぱいですよっ!!今はってなんだっ、今はってっ!!!!
ラストということで激しく攻め立てられたあたしは、もう最後の方が全く記憶になくて、達したことで真っ白になってしまったのか、眠気が勝ったのかよくわからずエルも良くわからないまま寝落ちたそうです。
・・・うぅ、ひどい。
今後は1日にえっちする回数か時間を決めた方が良いかもしれない・・・本気でそう思った。
翌朝・・・というかもう寝た時点で朝なんだけど、あたしはもちろん起きることができず、ミリーさんの埋葬を昼にずらしてもらうことになりました。本当に申し訳ない・・・
◇
ミリーさんの埋葬はゼノにある共同墓地で、あたしとエル、セイルとカルステッドさんの4人で見送った。
お墓の少し先は崖になっているけど、そこから見渡す海はとても真っ青で綺麗な地平線が視界いっぱいに広がり、思わずあたしは見とれてしまった。
「獣人女と和解して、ちゃんとお別れもできたみたいだね」
「あぁ・・・」
「じゃぁ、だいぶスッキリしたんじゃない?エリュシオン」
「・・・そうだな」
エルはミリーさんのお墓に花を添えながら優しく微笑んでいた。
確かにちょっとスッキリした顔になっている。
”忘却の呪い”のせいであたしもエルも、皆も辛い想いをしたけど、こうして無事に解決できたし、呪いをきっかけに皆の絆だったりエルへの想いや愛情を感じることができて、今は素直な気持ちでミリーさんを見送ることができた。
「どうぞ、安らかに眠ってくださいね、ミリーさん・・・」
ミリーさんのお墓に花を添えたとき、サーっと柔らかい風があたし達を包んだ気がした。
◇
埋葬とお墓参りを終えて歩いているときに、セイルがいつもの口調で問いかけてきた。
「さて、ミナト達が海で待ってると思うけど、サーヤ達はこのまま行ける?それとも休憩が必要?」
セイルが意味深な言い方をしてきたのはきっとわざとだろう。
からかってるのか優しいのか本当にわかりずらいんだから・・・
エルはあたしの頭にポンっと手を置いて代わりに答えてくれた。
「いや、これ以上ミナト達に気を遣わせるのもな・・・大丈夫だ。このまま海へ行くぞ」
「うん、そうだね」
「ちょうど小腹を空かせてるでしょうから、何か食べ物を買っていきましょうか」
今はだいたい14時くらいってところだろうか。
ミナトちゃん達は先に海で遊んでくると言って午前中に出かけて行ったから、お昼ご飯を食べてまた遊んでるかお昼寝してる頃かな・・・あたし達が着替えて合流する頃はちょうどおやつの時間だ。
「そうだね☆あ、サーヤは水着に着替えに行くときは、必ずあのリンダって女を連れて行ってね♪」
「あ、うん・・・でもどうして?」
「・・・いいからセイルの言うことを聞いておけ。俺からもリンダに言っておくから」
「ん、わかった」
「あと、絶対昨日と同じ水着にするな。それと・・・」
「もうっ、わかったってば!ちゃんとエルが選んだ水着にするよ!!」
気分を切り替えて、皆でミナトちゃん達が待つ海へ向かおうとするも、エルもセイルも何かと注文が多い。
なんでそんなに口うるさく言われなきゃいけないの?!
あたしはそんなに頼りないんだろうか?・・・うぅ、それはそれでショックなんですけど・・・。
◇
「サーヤ、着替え終わった?」
「うん、終わったから今出るね」
「へ~、今度は黄色かぁ、可愛いね!・・・相変わらず胸おっきいよね~、今日はシルシもすごいけど・・・」
「もうっ!胸のことは気にしてるんだから言わないでっ!シルシについてはエルのせいだもん!!」
ちなみにリンダは昨日と同じ黒のビキニ。
今日のあたしの水着は黄色とオレンジのストライプのビキニで、同じ色のミニスカートが付いてるタイプだ。
ビタミンカラーで色気よりも元気な感じが前面に出てるから、全然おかしくないと思うんだよね。
それにしたって、至る所にエルが昨夜つけた生々しいキスマークが・・・うぅ、恥ずかしいよぅ・・・
「お、可愛いね~!ねぇ、か~のじょっ、オレらと・・・ひぃっ、すっ、すみませんでしたぁぁぁ」
「ん?」
「あんな変なの気にしないで、戻るよ、サーヤ」
「あ、うん」
さっきから変な人があんな感じで声をかけてきそうで来ないという不思議なことが起こっている。
後ろを振り向いても可愛い水着姿のリンダしかいないのに、怖いモノでも見たかのように顔を青くして去っていくんだよね。
ま、まさか・・・カイトさんじゃなく本当に幽霊的なナニカがいるの??
ちょっと怖くなってしまって、思わずリンダの腕にしがみ付いた。
「ちょっ、なに・・・って、やだ、サーヤの胸ってすっごい柔らかいっ、何これ!」
「わぁぁぁぁっ、リンダっ、変なこと言わないでよ!いいから早くエル達のところに行こ!!」
リンダにからかわれながら、エル達がいるパラソルの場所が見えてくるとなんかすごいことになっていた。
「なに、アレ・・・」
「わぁお、昨日よりすごいんじゃない?」
サングラスをかけて、白とブルーのサーフパンツのような水着のエルと、そのエルを背もたれにしてジュースを飲んでいるパステルイエローのフリルの水着のミナトちゃん。そのそばには一緒に座ってジュースを飲んでいるパステルブルーの短パンタイプの水着のカイトさん。
エルの隣には白いパーカーを着てフードを被ったグリーンと白のサーフパンツの様な水着姿のセイルがエルと会話をしていた。
ベルナートさんとカルステッドさんはいない・・・買い出しかな?
そんな4人の周りには、とにかくお近づきになりたくてエルやセイルに声をかけているお色気たっぷりの女性達や、ミナトちゃんに声をかけようとするもエルに怯えている少年達、カイトさんに声をかけたい少女達などなど、それぞれを目当てにした人で賑わっていた。
・・・あたしとリンダはその光景に呆然としてしまい、声をかけることすら忘れて見つめていた。
ぼーっと見ていたら急に誰かの腕に引き寄せられた。
「かーのじょ♪あっちでバーベキューやってるんだけど一緒にどう?」
「え?・・・いや、あのっ・・・ってか離してください」
「え~、いいじゃん!短い髪なんて珍しいけどめっちゃ可愛いね☆オレにも仲良しのシルシ付けさせて~なんてね♪」
「ひぃっ!・・・やっ、やだっ・・・」
誰っ?!全然知らない人だよね??!!
えっと、バリア・・・ってこんな人が多いところじゃまずい???
うぅ、水着だから直接相手の肌に嫌でも触れてぞわぞわして気持ち悪い・・・
もうやだやだっ!エルのバカっ、女の人に囲まれてないで早くあたしに気づいて助けてよ~~~!!!
(バシッ、ドガッ)
「ってぇ~~」
「うちの姫さんに汚い手で触らないでもらえますか?穢らわしい」
「へ?リ、リンダ・・・?」
「ごめんね、サーヤ。人だかりが凄すぎてつい周り威嚇するの忘れちゃってた」
「え、威嚇・・・?」
気のせいじゃなければ、あたしの腰に手を回してきた男の人の手を払ったあと思いっきり蹴ったよね?
ってか、“姫さん”ってあたしのこと??周りを威嚇ってそんなことしてたの?
「おいおい、なに女の子にやられてんだよ。情けねぇな~」
「っせーよ、あの女がバカ力なんだよっ」
「ちょっと可愛いからって、おいたが過ぎるんじゃな~い?悪い子はオレ達が可愛がってやんよ、へへっ」
エル達は見えるけどまだ少しだけ距離があるし、リンダとあたしの2人に対して向こうはぞろぞろ4~5人のチャラそうな男達が出てきて、なんかめんどくさいことになってきちゃった・・・
せっかく皆で海水浴を楽しもうと水着に着替えたのに、着いて早々こんなんじゃとても海にも入れそうもありません・・・
なんでこうなるのよ~~~~~~~~~~~っ!!
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