【本編完結済】【R18】異世界でセカンドライフ~俺様エルフに拾われました~

暁月

文字の大きさ
221 / 512
6章 帰郷!エルフの里へ ~2人の婚約者編~

マハト村に到着 ~たまにはこんな休憩を*~

しおりを挟む


メラルダに向かっている途中、休憩や野営をしながら順調に魔法特訓をしているうちにマハト村という村に着いた。ここも海に面している場所だが、特産品は魚よりもイカ、タコなどの軟体動物のようで、ゼノで売られていたイカ焼き・・・もといテイン焼きはここで捕れたテインを魔法で鮮度が落ちないよう出荷しているらしい。

そして、ゼノほどではないがここでも海水浴をしている地元の人がおり、陸から肉眼で見える小さな島もこの村の人が管理している遊泳区域のようだ。観光客というより地元の人の遊び場みたいな感じだね。

マハト村に着くと、カルステッドさん達はまず宿の手配と馬車を預けに行くということで別行動になった。
以外だったのはクラリスさんがリンダについて行ったことだ。
トルク村ではあれだけエルにくっついたり、あたしにいろいろ言って来てたのに、何か言いたげな顔はするけど特に何か言ってくるわけじゃない。・・・でもものすごく視線は感じる。

お願いだから言いたいことがあるならはっきり言って欲しい!
こっちは気になって仕方がないんだよ~~~!!

別行動になったあたし達は、ミナトちゃんがお昼寝タイムということでセイルがカイトくんも連れて森へ一度戻り、今はエルとベルナートさんと一緒に村を散策している。

「はわぁ~・・・タコだ、タコがいる!タコ焼き食べた~~~~い!!」
「ん?タコ?このオクトパのことか?」
「そう!この世界ではオクトパって言うんだね」
「サーヤ、このうねうねした生物知ってるの?」
「この世界のは初めて見たけど、前いた世界にも同じような生物が食材としてあったんだ」

色がオレンジであたしが知ってるタコとちょっと違うけど、見た目はまさにタコそのものだった。
テインと共に大量に取れるらしいが、大体切って焼いて調理することが多いみたい。

「オクトパって生で食べることはできないのかな?」
「海の生物と言っても微量の魔素を含んでいる魔物だからな・・・加熱しないと人体に影響を与えることもあるから生で食べる奴はいないだろう」
「そうなの??!!」

そうか・・・じゃあお刺身は難しいってことなんだね。せっかくトルク村で醤油が手に入ったのに残念だ・・・

「サーヤ、カイトだったらオクトパから魔素だけなくすことができると思うよ」
「え、そうなの?」
「たぶんね。カイトの魔法ってちょっと変わってるから」

元々料理に使う気満々だったので、気持ち多めにテインとオクトパを購入して魔法袋に入れておく。
ホントに収納力抜群でしかも中の時間がとまったままというエル特製の魔法袋はありがたい!
気兼ねなく買い物できちゃうもんね!!・・・お金を払ってくれてるのはエルなんだけどさ。

「ねぇ、エル。この村って冒険者ギルドはあるの?何かあたしにもできそうなクエストってないかな?」
「ん?どうした急に」
「だって、旅行中に買ったものはすべてエルのお金でしょ?少しだけでも自分で稼ぎたいの」
「はぁ・・・お前はまだそんなこと気にしてたのか?今まで使う機会がなく貯まり続けた金をお前のために使えるならいくら使ったって良いと言っただろう」
「うぅ、そうだけど・・・」

そうなのだ。エルは元々お城の魔法省で働いてた頃からかなりの高給取りで、その後森で隠居しながら薬草や魔道具を売って収入を得ている。
必要最低限以外の消費しかしないし、たいていの物は自分で何でも作れてしまうエルは、とにかくお金を使う機会がない。
大きなお金を使ったことと言えば、あたしがお菓子作りのためにお願いした砂糖くらいなのだ。
家の地下にある倉庫的な場所に乱雑に放り込まれたお金やら装飾品やらを初めて見たときは、お城の宝物庫かと思ってしまった。

お金に困っていない、自分で何もかもできてしまう、そんなエルがあたしに求めてくることと言ったら・・・

「そう思うなら、今夜はお前が頑張ってくれたら俺はそれで満足なんだが?」
「!!!」

意地悪な笑みを浮かべながら、サラッと耳元でドS発言をするエル。
ホントにこういうときだけは楽しそうなんだからっ!そんな顔も大好きだよっ、バカぁ!!

ホント、悔しいくらいにエルがあたしだけに見せてくれる顔が大好きでときめいてしまう。
もちろん好きなのは顔だけじゃないんだけど、なんかもう意地悪でも優しくてもなんでもエルだと許せちゃうのが悔しいというかなんというか・・・あたしの“好き”はこのドSな俺様にちゃんと伝わってるんだろうか?

「サーヤ、どうしたの?顔赤い」
「!!・・・だ、大丈夫だよ!もうちょっと村を散策しようか!!」
「あっちに冒険者ギルドがあるみたいだが行ってみるか?」
「行くっ、行きたい!!」

ほらね、なんだかんだ言っても、こうしてちゃんとあたしのことを考えて行動してくれるエル。
はぁ・・・ホントにもうまいっちゃう・・・

「ん?サーヤどうし・・・」
「好き・・・」
「!!・・・サーヤ、好きって・・・」

エルの服をきゅっと掴んで、“好きだなぁ”と心の中で言ったつもりだったけど、もしかして口に出してた?!
え、嘘っ!なんだそれ、恥ずかしすぎるっ!!!

「や、あのっ・・・」
「駄犬、ちょっと俺達は急用ができたから、そこの冒険者ギルドで初心者向けのクエストがあるか見て来い」
「え、ぁ、うん。わかった」

ベルナートさんはエルの言葉に困惑しながらも、言われた通りに冒険者ギルドのある方へ向かった。

「お前はこっちだ」
「え?」

エルはあたしの手を引いて冒険者ギルドとは違う方向へ歩いて行き、無言のまま数分歩いた先の、宿屋にも見える建物に入って行く。

「あの、エル、ここって・・・?」
「茶屋だ」
「茶屋?」

よくわからないまま受付らしきところでエルが手続きをし、また手を引かれて部屋に入った。
そして、部屋に入ったところで理解した。

「ラブホか・・・」
「らぶほ?何だそれは」
「・・・男女がいちゃいちゃするための場所です」
「ほぅ、そんな言い方もあるのか。初めて知った」

そりゃ、前の世界での言い方ですもの。エルが知らないのも当然です。

部屋の中心に大きなベッドがあり、奥のドアは恐らく洗面所やお風呂なんだろう。
あたしが知っているような鏡張りとか照明がピンクとかいう演出はない普通の部屋なのに、“ベッドしかないこの部屋で思う存分愛し合ってください”と言われているみたいで、逆にいやらしく感じてしまう。

「・・・いい加減部屋ではなく俺を見ろ」
「!!・・・んっ、ぁ、エルっ・・・ふぁ、ん、ちゅ、はぁ・・・」
「んっ、はぁ・・・くくっ、さっきはずいぶんと可愛いことを言ってくれたものよ」
「あ、あれは・・・」

壁に押し付けられ、キスされながらシャツのボタンを外して服を脱がされていく。
じっくり口唇を堪能するようなキスで、エルに舌を絡めとられながらあたしはエルの首にしがみ付き、夢中でキスに応える。
気が付けば身につけているのは羽織っているシャツと下着だけで、ブラはすでにホックが外されていた。

耳を甘噛みされながら、エルの手がす―――っとお腹をなぞりながら下へ向かうと、くすぐったくて身体をよじらせてしまった。

「んっ、くすぐったい」
「くすぐったいだけか?ココはもう濡れてるんじゃないか」
「やぁ、耳元で囁いちゃ、ぁ、やぁ・・・きゃぅっ」

お腹からそのまま下着の中に滑らせたエルの手は、秘裂をゆるゆると数回なぞって濡れているのを確認すると、人差し指と薬指でくぱぁっと秘部を広げ、中指を挿入れてきた。

「もうこんなに濡らしおって・・・そんなに触って欲しかったのか?」
「あぁぁっ、違っ・・・くないけど、ぁ、んんっ、エルのいじ、わるっ・・・」
「人がせっかく夜まで我慢してやろうと思っていたのに煽りおって・・・」
「んんっ、ぁ、はぁ・・・」

エルは耳や首にキスマークをつけながら、指を増やしてぐちゅぐちゅと蜜壺を掻きまわすが、胸は一切触れてこない。時折シャツにこすれて刺激される乳首はきっとすでにピンっと立っているに違いないのに、触れられないのがなんだかもどかしい。

「はぁっ、はぁ・・・エル、あのっ、胸・・・」
「あぁ、まだ禁止されているからな。触れるわけにはいかんだろう」
「!!」

“触れて欲しかったら言ってみろ”と言わんばかりの今の意地悪な笑みで、守ってくれてるのが優しさなのかそうなるように仕向けられたのかよくわからなくなってきた。
ただ、今は胸も含めて全部エルに触れて欲しい、それしか頭になかった。

「ぉ、願い、も、触って・・・乳首もちゅって、んんっ、いっぱい・・・」
「ふっ、もう禁止にしないというのなら触ってやっても良いぞ」
「あっ、もうしないっ、しないから・・・おねがっ、あぁぁぁぁぁっ」

元々与えられていた秘部への快楽と同時に欲しかった刺激を与えられ、軽く達してしまうあたしの身体。
足がプルプルと生まれたての小鹿のようになってしまい、立っていることができなかった。

そして、倒れる前にすかさずエルに抱きあげられ、今度は2人でベッドに沈む。
スプリングが少し硬いのか、ギシッという音がした。


「今度は、エルも一緒に気持ち良くなろう?」
「!!・・・ふっ、今日はずいぶんと素直だな。可愛い奴め」
「!!!」




素直になるとエルはイジメるのではなく、“可愛い”と言ってくれるんですねっ!あたし、学んだっ!


この後は言葉でいじめられることもなく、チェックアウトの時間まで甘く蕩けるような時間をエルと過ごしました。
しおりを挟む
感想 51

あなたにおすすめの小説

借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる

しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。 いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに…… しかしそこに現れたのは幼馴染で……?

兄様達の愛が止まりません!

恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。 そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。 屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。 やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。 無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。 叔父の家には二人の兄がいた。 そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…

バッドエンド回避のために結婚相手を探していたら、断罪した本人(お兄様)が求婚してきました

りつ
恋愛
~悪役令嬢のお兄様はヤンデレ溺愛キャラでした~ 自分が乙女ゲームの悪役キャラであることを思い出したイザベル。しかも最期は兄のフェリクスに殺されて終わることを知り、絶対に回避したいと攻略キャラの出る学院へ行かず家に引き籠ったり、神頼みに教会へ足を運んだりする。そこで魂の色が見えるという聖職者のシャルルから性行為すればゲームの人格にならずに済むと言われて、イザベルは結婚相手を探して家を出ることを決意する。妹の婚活を知ったフェリクスは自分より強くて金持ちでかっこいい者でなければ認めないと注文をつけてきて、しまいには自分がイザベルの結婚相手になると言い出した。 ※兄妹に血の繋がりはありません ※ゲームヒロインは名前のみ登場です

私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】

Lynx🐈‍⬛
恋愛
 ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。  それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。  14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。 皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。 この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。 ※Hシーンは終盤しかありません。 ※この話は4部作で予定しています。 【私が欲しいのはこの皇子】 【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】 【放浪の花嫁】 本編は99話迄です。 番外編1話アリ。 ※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。

愛する殿下の為に身を引いたのに…なぜかヤンデレ化した殿下に囚われてしまいました

Karamimi
恋愛
公爵令嬢のレティシアは、愛する婚約者で王太子のリアムとの結婚を約1年後に控え、毎日幸せな生活を送っていた。 そんな幸せ絶頂の中、両親が馬車の事故で命を落としてしまう。大好きな両親を失い、悲しみに暮れるレティシアを心配したリアムによって、王宮で生活する事になる。 相変わらず自分を大切にしてくれるリアムによって、少しずつ元気を取り戻していくレティシア。そんな中、たまたま王宮で貴族たちが話をしているのを聞いてしまう。その内容と言うのが、そもそもリアムはレティシアの父からの結婚の申し出を断る事が出来ず、仕方なくレティシアと婚約したという事。 トンプソン公爵がいなくなった今、本来婚約する予定だったガルシア侯爵家の、ミランダとの婚約を考えていると言う事。でも心優しいリアムは、その事をレティシアに言い出せずに悩んでいると言う、レティシアにとって衝撃的な内容だった。 あまりのショックに、フラフラと歩くレティシアの目に飛び込んできたのは、楽しそうにお茶をする、リアムとミランダの姿だった。ミランダの髪を優しく撫でるリアムを見た瞬間、先ほど貴族が話していた事が本当だったと理解する。 ずっと自分を支えてくれたリアム。大好きなリアムの為、身を引く事を決意。それと同時に、国を出る準備を始めるレティシア。 そして1ヶ月後、大好きなリアムの為、自ら王宮を後にしたレティシアだったが… 追記:ヒーローが物凄く気持ち悪いです。 今更ですが、閲覧の際はご注意ください。

歳の差を気にして去ろうとした私は夫の本気を思い知らされる

紬あおい
恋愛
政略結婚の私達は、白い結婚から離縁に至ると思っていた。 しかし、そんな私にお怒りモードの歳下の夫は、本気で私を籠絡する。

婚約解消されたら隣にいた男に攫われて、強請るまで抱かれたんですけど?〜暴君の暴君が暴君過ぎた話〜

紬あおい
恋愛
婚約解消された瞬間「俺が貰う」と連れ去られ、もっとしてと強請るまで抱き潰されたお話。 連れ去った強引な男は、実は一途で高貴な人だった。

義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話

よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。ユリウスに一目で恋に落ちたマリナは彼の幸せを願い、ゲームとは全く違う行動をとることにした。するとマリナが思っていたのとは違う展開になってしまった。

処理中です...