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6章 帰郷!エルフの里へ ~2人の婚約者編~
マハト村で過ごそう 〜目覚めて知った驚きの事実〜
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◇
温かくてなんだかふわふわする。
あれ?あたし、今まで何してたっけ?
目の前には綺麗な青空と見渡す限りの草原と少し向こうに大きな川があり、赤や黄色、白など色鮮やかな花が咲き乱れている。
あたしがいた場所ってこんな綺麗な花が咲いている所だったっけ?
大きな川を覗き込んでみると、透き通るようにきれいな水で手前の浅瀬は川底が少し見えた。
奥に行くにつれて深くなっているらしい。
水に触れてみたけど、不思議なことに冷たさを感じない。
足を入れたいなと思ったらちょうど裸足だったから、川にふくらはぎくらいまで入れて、パシャパシャと足を軽くパタつかせてみた。
相変わらず冷たさは感じないけど、ちょっと楽しい。
ふふっ、普段はなかなかこういうことできないからなぁ。
この川、手前はそんなに深くないみたいだし、膝くらいまで入ってみようかな?
なんとなく誘われるように立ち上がって沖の方へそのまま行こうとすると、腕をくいっと引っぱられた。
『だめ、これいじょういっちゃだめなの』
『・・・あなたは・・・?』
『んふっ、まだないしょ。さぁ、あっちにいこう』
『あっち?』
『うん。ほら、みんながむこうでまってるから』
存在するのにはっきりとは見えない小さな腕に引っぱられ、川からどんどん遠ざかる。
さっきまで明るい青空の下にいたはずなのに、気づけば空は・・・というか周りがどんどん暗くなってきた。
『ねぇ、どこに向かってるの?』
『みんなのところ』
皆?頭に靄がかかったみたいで皆が誰を指しているのかわからない。
小さな腕は迷うことなうあたしの腕を引っぱり、ようやく止まったと思ったら隣から忽然と消えていた。
『ここ、は・・・?』
連れてこられた場所は崖の上で、遥か下の方に大きな森があった。
ここがどこなのか聞こうと思ったら、急にどんっと押されて、自分の身体がふわっとスローモーションのように崖から落ちていく。
『あなたはそっち、まだこちらへ来てはダメよ』
落ちる瞬間に見えたのは、輝くようなシルバーブロンドで紅い瞳の少し猫目な女性が優しく微笑んでいる姿だった・・・―――
あれ?この人、どこかで・・・―――
何かを思い出しかけたときには、すでに急降下が始まっていた。
『い―――やぁぁぁぁ、落ちるぅぅぅぅぅ~~~~~~~っ』
急降下で落ちる感覚が怖くて、叫びながら手を伸ばす。
すると、誰かにガシっと掴まれ、その瞬間目の前が真っ白になった・・・
◇
「・・・っはぁ、はぁ・・・あれ?」
「サーヤっ!」
「サーヤまま!!」
「おねーさん」
「サーヤ!」
目を開けると、自分が手を上に伸ばしている手をエルがぎゅっと掴んでくれている。
「・・・あ、たし、どうして寝て・・・しかもなんで皆が・・・」
心なしか周りにいる皆が心配そうな顔で、ミナトちゃんはすでに目を赤くして泣いていたような顔であたしを見ていた。訳が分からないまま話しかけたら、「ままぁ~~」とか「おねーさんっ!」とか呼ばれながら皆が抱きついてきた。
えぇ??ホントにいったい何があったの?!
ひとしきり皆にぎゅぅってされた後、安心したミナトちゃんとカイトくんがうとうとし始めたので、ベルナートさんが2人をソファへ運んで寝かしつけ、エルはあたしの身体に異常がないか触れながら診察する。
「少し熱っぽいな・・・体調はどうだ?」
「ん、別に・・・あ、でも少しだけ怠いかも」
一通り診察を終えてから、あたしはベッド脇に座るエルに寄りかかるようにくっついた。
・・・なんか甘えたい、というかくっついていたかったのだ。
「ふっ、どうした?」
「・・・なんか、こうしていたくて・・・いや?」
「かまわぬ。この体勢でいいのか?」
「うん。エルの心音が聞こえて安心する・・・」
エルが甘えるあたしをさらに甘やかすように、頭を撫でて抱きしめ返してくれる。
・・・ふふ、あったかくてすごく幸せ。
温もりを噛みしめているあたしに、エルが優しく問いかけてきた。
「・・・サーヤ、意識を失う前の記憶はあるか?」
「意識を失う前・・・」
えっと、確かクラリスさんと話をするって言って少し離れた岩場に座って・・・
「あぁ~~~~~っ!!そうだ!クラリスさんっ!!」
「思い出したか・・・」
「クラリスさん、アレク兄様のことが好きになっちゃったみたい!しかも、リンダがアルマさんと・・・」
「は?お前はいったい何の話をしているっ!巨大オクトパに食べられただろうがっ!!」
「あっ!!」
そうだ・・・巨大オクトパに食べられて、その中で・・・
「水の、精霊王様と会って・・・あれ?確か脱出するために魔力をちょうだいって言われて、キスされたと思ったら魔力がごっそりと・・・」
「は?!口唇を奪われたのか??!!」
「あ、うん。・・・それから先は覚えてないや」
エルは「とりあえず消毒だ」と言って、キスしてきた。
魔力も含んでくれているようで、思わず甘くて蕩けそうになってしまう。
「んっ、はぁっ・・・バカ、ここには他の人もいるのに・・・」
「知っている。これ以上はしないさ、今はな」
「!!」
「今はな」という言葉だけで期待してしまうあたしも大概かもしれない。
でも、できればキスも含めたいちゃいちゃは、2人だけのときにお願いしたいです。
エルが急に真剣な顔になって、何があったのかを話してくれた。
表情から余程のことがあったんだろうなとは思ってたけど、水の精霊王であるアクアリーズさんと会話もさることながら、あたし自身の話が一番ビックリした。
「・・・お前は、水の精霊王に魔力をほとんど奪われ、つい先ほどまで魔力が枯渇し、死にかけていた・・・」
「??!!」
え、嘘っ!ちょっと待ってっ!!
アクアリーズさんに魔力ごっそり奪われたとは思ってたけど、あたしって死にかけてたの??!!
・・・じゃあ、さっき夢みたいな場所で見たのは、もしかしなくても三途の川・・・??!!
「そう、なんだ・・・はは、あれ以上川に入らなくて良かった・・・」
「ん?川ってどういうことだ?」
「いや、夢の中にあった川で足をバシャバシャさせて遊んでたんだけど、あれってたぶん死ぬ人が渡るという三途の川だったんだろうなって・・・」
「は?死ぬヤツが渡る川で遊んだ?!・・・はぁ、お前って奴は・・・」
半分呆れた顔をしながら、エルはあたしの存在を確認するようにぎゅっと抱きしめた。
「・・・お前が無事で、本当に・・・本当に良かった」
「いっぱい心配かけちゃってごめんね、エル。・・・あたしはこの通り、もう大丈夫だよ」
あたしは意識がないだけだったけど、エルにも皆にもずいぶんと心配かけてしまったみたいだ。
全快とまではいかないけど、元気は元気だから早く無事であることを皆に知らせたいなぁ。
エルは両手あたしの顔をしっかり固定し、「確かに、顔色はだいぶ良くなったな」と言って微笑んでから、そのまま顔を近づけてきた。
あれ、これってまたキスされる・・・―――
消毒のキスとは別の、エルからの優しいキス・・・今度は目を瞑り素直に受け入れていた・・・―――
温かくてなんだかふわふわする。
あれ?あたし、今まで何してたっけ?
目の前には綺麗な青空と見渡す限りの草原と少し向こうに大きな川があり、赤や黄色、白など色鮮やかな花が咲き乱れている。
あたしがいた場所ってこんな綺麗な花が咲いている所だったっけ?
大きな川を覗き込んでみると、透き通るようにきれいな水で手前の浅瀬は川底が少し見えた。
奥に行くにつれて深くなっているらしい。
水に触れてみたけど、不思議なことに冷たさを感じない。
足を入れたいなと思ったらちょうど裸足だったから、川にふくらはぎくらいまで入れて、パシャパシャと足を軽くパタつかせてみた。
相変わらず冷たさは感じないけど、ちょっと楽しい。
ふふっ、普段はなかなかこういうことできないからなぁ。
この川、手前はそんなに深くないみたいだし、膝くらいまで入ってみようかな?
なんとなく誘われるように立ち上がって沖の方へそのまま行こうとすると、腕をくいっと引っぱられた。
『だめ、これいじょういっちゃだめなの』
『・・・あなたは・・・?』
『んふっ、まだないしょ。さぁ、あっちにいこう』
『あっち?』
『うん。ほら、みんながむこうでまってるから』
存在するのにはっきりとは見えない小さな腕に引っぱられ、川からどんどん遠ざかる。
さっきまで明るい青空の下にいたはずなのに、気づけば空は・・・というか周りがどんどん暗くなってきた。
『ねぇ、どこに向かってるの?』
『みんなのところ』
皆?頭に靄がかかったみたいで皆が誰を指しているのかわからない。
小さな腕は迷うことなうあたしの腕を引っぱり、ようやく止まったと思ったら隣から忽然と消えていた。
『ここ、は・・・?』
連れてこられた場所は崖の上で、遥か下の方に大きな森があった。
ここがどこなのか聞こうと思ったら、急にどんっと押されて、自分の身体がふわっとスローモーションのように崖から落ちていく。
『あなたはそっち、まだこちらへ来てはダメよ』
落ちる瞬間に見えたのは、輝くようなシルバーブロンドで紅い瞳の少し猫目な女性が優しく微笑んでいる姿だった・・・―――
あれ?この人、どこかで・・・―――
何かを思い出しかけたときには、すでに急降下が始まっていた。
『い―――やぁぁぁぁ、落ちるぅぅぅぅぅ~~~~~~~っ』
急降下で落ちる感覚が怖くて、叫びながら手を伸ばす。
すると、誰かにガシっと掴まれ、その瞬間目の前が真っ白になった・・・
◇
「・・・っはぁ、はぁ・・・あれ?」
「サーヤっ!」
「サーヤまま!!」
「おねーさん」
「サーヤ!」
目を開けると、自分が手を上に伸ばしている手をエルがぎゅっと掴んでくれている。
「・・・あ、たし、どうして寝て・・・しかもなんで皆が・・・」
心なしか周りにいる皆が心配そうな顔で、ミナトちゃんはすでに目を赤くして泣いていたような顔であたしを見ていた。訳が分からないまま話しかけたら、「ままぁ~~」とか「おねーさんっ!」とか呼ばれながら皆が抱きついてきた。
えぇ??ホントにいったい何があったの?!
ひとしきり皆にぎゅぅってされた後、安心したミナトちゃんとカイトくんがうとうとし始めたので、ベルナートさんが2人をソファへ運んで寝かしつけ、エルはあたしの身体に異常がないか触れながら診察する。
「少し熱っぽいな・・・体調はどうだ?」
「ん、別に・・・あ、でも少しだけ怠いかも」
一通り診察を終えてから、あたしはベッド脇に座るエルに寄りかかるようにくっついた。
・・・なんか甘えたい、というかくっついていたかったのだ。
「ふっ、どうした?」
「・・・なんか、こうしていたくて・・・いや?」
「かまわぬ。この体勢でいいのか?」
「うん。エルの心音が聞こえて安心する・・・」
エルが甘えるあたしをさらに甘やかすように、頭を撫でて抱きしめ返してくれる。
・・・ふふ、あったかくてすごく幸せ。
温もりを噛みしめているあたしに、エルが優しく問いかけてきた。
「・・・サーヤ、意識を失う前の記憶はあるか?」
「意識を失う前・・・」
えっと、確かクラリスさんと話をするって言って少し離れた岩場に座って・・・
「あぁ~~~~~っ!!そうだ!クラリスさんっ!!」
「思い出したか・・・」
「クラリスさん、アレク兄様のことが好きになっちゃったみたい!しかも、リンダがアルマさんと・・・」
「は?お前はいったい何の話をしているっ!巨大オクトパに食べられただろうがっ!!」
「あっ!!」
そうだ・・・巨大オクトパに食べられて、その中で・・・
「水の、精霊王様と会って・・・あれ?確か脱出するために魔力をちょうだいって言われて、キスされたと思ったら魔力がごっそりと・・・」
「は?!口唇を奪われたのか??!!」
「あ、うん。・・・それから先は覚えてないや」
エルは「とりあえず消毒だ」と言って、キスしてきた。
魔力も含んでくれているようで、思わず甘くて蕩けそうになってしまう。
「んっ、はぁっ・・・バカ、ここには他の人もいるのに・・・」
「知っている。これ以上はしないさ、今はな」
「!!」
「今はな」という言葉だけで期待してしまうあたしも大概かもしれない。
でも、できればキスも含めたいちゃいちゃは、2人だけのときにお願いしたいです。
エルが急に真剣な顔になって、何があったのかを話してくれた。
表情から余程のことがあったんだろうなとは思ってたけど、水の精霊王であるアクアリーズさんと会話もさることながら、あたし自身の話が一番ビックリした。
「・・・お前は、水の精霊王に魔力をほとんど奪われ、つい先ほどまで魔力が枯渇し、死にかけていた・・・」
「??!!」
え、嘘っ!ちょっと待ってっ!!
アクアリーズさんに魔力ごっそり奪われたとは思ってたけど、あたしって死にかけてたの??!!
・・・じゃあ、さっき夢みたいな場所で見たのは、もしかしなくても三途の川・・・??!!
「そう、なんだ・・・はは、あれ以上川に入らなくて良かった・・・」
「ん?川ってどういうことだ?」
「いや、夢の中にあった川で足をバシャバシャさせて遊んでたんだけど、あれってたぶん死ぬ人が渡るという三途の川だったんだろうなって・・・」
「は?死ぬヤツが渡る川で遊んだ?!・・・はぁ、お前って奴は・・・」
半分呆れた顔をしながら、エルはあたしの存在を確認するようにぎゅっと抱きしめた。
「・・・お前が無事で、本当に・・・本当に良かった」
「いっぱい心配かけちゃってごめんね、エル。・・・あたしはこの通り、もう大丈夫だよ」
あたしは意識がないだけだったけど、エルにも皆にもずいぶんと心配かけてしまったみたいだ。
全快とまではいかないけど、元気は元気だから早く無事であることを皆に知らせたいなぁ。
エルは両手あたしの顔をしっかり固定し、「確かに、顔色はだいぶ良くなったな」と言って微笑んでから、そのまま顔を近づけてきた。
あれ、これってまたキスされる・・・―――
消毒のキスとは別の、エルからの優しいキス・・・今度は目を瞑り素直に受け入れていた・・・―――
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