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7章 帰郷!エルフの里へ ~祝福された小さな命~
※番外編※ 研究室は危険がいっぱい*
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※お気に入り1,800超ありがとうございます。
いちゃいちゃが枯渇しているため番外編を挟みました。
※アネモネ編が終わった4章と5章の間で【200話記念のSS】の少し後くらいのお話です。
--------------------------------------------------
◇
今日は珍しくエルにお願いされて研究室の掃除のお手伝いをしている。
ここに入るのは、前にご飯ができたと呼びに来たとき以来・・・つまり、侵入者撃退用という触手に襲われた事件以来近づいていない。
まさか自分が触手プレイ経験するなんて思わなかったし、できれば一生経験したくなかったよっ!!
いくらエルの分身みたいなモノとはいえ、エル以外を受け入れるなんてことは無理だ。
・・・あの時は触手の挿入は防いだけど散々弄られて、その後結局エルにも抱き潰されて酷い目に遭った。
すでにトラウマになっているため、もう危険なモノがないか確認するのは当たり前のことである。
「・・・エル、もう前の触手みたいな変なモノはないんだよね?」
「アレはあくまで俺がいないときしか設置していない。今は俺が一緒だし研究室の結界やトラップの類はすべて解除してるから安心しろ」
あの触手以外にも結界とかトラップとかがあるの??!!
やっぱり研究室は、今回みたいに手伝いをお願いされない限りは絶対来ちゃいけない気がするっ!!
前回の二の舞になるのはご免なので、エルに言われたことだけやろうと心に誓い、掃除のお手伝いをする。
しばらくお城に行っていたことで埃がたまっているのと、合間に帰ってきたときは必要な作業のみで片付けができず物が散乱したままだから、いっそのこと空気の入れ替えをして大々的に綺麗に整頓してしまおうと思ったらしい。
この前あたしも、リビングの埃が気になって大掃除しちゃったからね。
だいぶ綺麗になって気持ち良くなったら眠くなっちゃって、そのままリビングで寝てたらエルに抱かれる夢まで見ちゃったよ・・・そのあと本当のエルにも抱かれたけど。
今日はエルがいるからということで、禁止されていた動きやすくて楽チンな部屋着は着用OK。
そのため、今日は部屋着にお団子ヘアというスタイルでお手伝いです!
◇
「エル、これはどうすればいい?」
「あぁ、虫干ししたいから外にあるシートに適当に並べておいてくれるか」
「りょうかーい」
あたしは薬品関係ではなく、安全そうな本とか紙関係を中心に作業している。
今日は天気が良いから虫干し日和ということで、身体強化の魔法を使いながら本を運ぶという特訓を兼ねたお手伝いをしている。一度にたくさん運べるし、一石二鳥にも三鳥にもなって我ながら良いアイディアだなぁと思う。
積み上げられていた本をすべて外に並べ終わり、次のお手伝い内容を聞きに行った。
「エル、積んであった本は全部外に並べたよ!次は何をしたら良い?」
「ん?もう終わったのか?・・・ならばテーブルや棚の拭き掃除をお願いしたいんだが・・・」
「おっけー」
「棚に多少モノは残っているが、拭くときだけ持ち上げるかどけるかしてくれ。最終的に元の場所に戻してくれたらそれで良い」
「うん、わかったよ」
エルは素材や薬品とかの在庫確認と整理をしてるから、あたしはなるべく近づかないようにしている。
危険なモノもあるからなのか、口元を布で覆って手袋までしているから危険な薬品とかもあるんだろう。
・・・薬草以外でどんなモノ作ってるのかよくわからないけど、エルっていったい何を作ってココットさんのお店で売ってるんだろう?実はよく知らないんだよね。
普段作業が行われている大きめのテーブルを拭きながら周辺を見渡してみた。
危険な薬品関係はすべてエルが自分の方に持って行ってるけど、棚にいくつか小瓶に入ったものが残っている。
テーブルを拭き終わり、窓際にずらされた椅子を拭こうとしたら、その椅子にはエルのモノと思われる白衣が雑にかけられていた。
「やっぱり研究する人って白衣を着るんだ・・・ふふっ、所々にシミがあるのが使い込んでる証拠だよね」
意外と綺麗好きなエルとしては珍しく少し汚れた白衣を着ている。でもそれだけいろいろ作業をしてきた勲章みたいなんだろうねと思い、興味本位で羽織ってみた。
「あは、やっぱりぶかぶかだ。あたしが着たら足首ほとんど隠れる丈になっちゃう」
袖はもちろんのこと、丈も長くて自分とエルの体格差をまざまざと思い知らされる。
そして、エルの匂いのする白衣を着ることで、エルに包み込まれているみたいで、ちょっと嬉しいような恥ずかしいような気持ちになった。
エルの白衣を着たまま、気持ちを切り替えて拭き掃除に集中する。
高いところは椅子に上るか、テーブルに上って拭いていたが、残り最後というところはテーブルの上に乗って背伸びをしてなんとか届きそうというくらい高い場所だった。
「ここがラスト・・・んっしょ、ん~・・・もうちょい」
背伸びをしながら手を伸ばして、棚の中が見えないままとりあえず拭いていた。
見た感じ何もなさそうだから安心していたが、“あと少し”というところで何かにコツンと触れる感触があり、“あれ?”と思って顔を上げたと同時にパシャっと何かの液体が顔にかかった。
(パシャ)
「わっ!ケホッ、何これ冷たっ・・・うひゃぁぁっ!!」
「サーヤ??!!」
顔に液体がかかって驚いて後ずさろうとしたら、ちょうど白衣の裾を踏んでしまいそのまま後ろに倒れてしまった。背中か、ヘタすれば頭から落ちると思ってぎゅうっと目を瞑ったけど一向に衝撃がこない。
「・・・あれ?」
「大丈夫か?サーヤ」
「ぁ、エル。いつの間に・・・」
どうやらエルがテーブルに倒れる直前に受け止めてくれていたらしい。
あたしの顔が濡れていることで、何かの薬品がかかったことを察してくれたエルは、すぐに顔を清潔な布で綺麗に拭いてくれた。
「すまぬ、薬品は全部出したと思っていたのだが・・・」
「ううん、あたしも確認しないで拭いちゃったのが悪いんだし、気にしないで」
「危険な薬品ではないと思うが・・・ちなみに、なぜ俺の白衣を着ている?」
「へへ、見かけたらちょっと着たくなっちゃって・・・エルに包まれてるみたいでしょ♡」
「ふっ、お前は・・・俺自身が近くにいるのになぜそうなる」
「んんっ」
あたしをテーブルの上に乗せたまま、エルが啄むようなキスをする。どんどん舌を絡めて深くなっていくキスはいつもの合図だけど、“ここじゃダメだよ”って言おうと思ったときあたしの身体に異変が起こった。
「んんっ、ん~~~~~~~~っ」
(ビクンッ、ビクンッ)
「ん、はぁ・・・サーヤ?」
「はぁっ、はぁ、なに、コレ・・・んんっ、や、身体が、熱っ、んっ」
「・・・まさか」
エルにキスされながら舌を絡めていたとき、確かに気持ち良いキスだけど、キスだけで達したことなんて今まで一度もなかった。今もエルに触れられている場所が・・・というか、身体全体がとても熱くて苦しい。
「ん、やぁ、これなに・・・?ん、ぁん、エル、それくすぐったい・・・」
エルは薬品を確認するために、拭いた後のあたしの顔に顔を近づけ匂いを嗅いでいるのに、あたしの身体はそれだけでくすぐったさと甘い痺れを感じてしまう。
「・・・―――この匂い・・・間違いない。お前が被った薬品は“媚薬”だ」
「び、やく・・・?」
「あぁ、前に無味無臭の媚薬を頼まれて作ったんだが、若干薬草の匂いが残った失敗作を棚に入れたまま忘れていたらしい・・・」
えぇぇぇぇ?!媚薬を頼まれて作った??!!
しかも失敗したのを棚に入れて忘れるって、失敗したなら責任持って処分しておこうよ!!!
エルがあたしの首筋から鎖骨辺りまでをつつ―――っと指で軽くなぞった。
「ひゃぁぁっ!!」
「・・・指でなぞっただけでこの反応か」
「や、ぁぁっ、エ、ル・・・?」
「すまんな、サーヤ。苦しいだろう?責任持って、媚薬が抜けるよう協力しなければな・・・」
ちょっと待てっ!謝罪しながらなんで意地悪そうな笑みを浮かべてるのよっ!!
ちなみに今は部屋着の上にエルの白衣を着ている。
部屋着はキャミソールのブラトップの上に、ゆったりとしたタンクトップの2枚着だ。
何が言いたいかというと、ブラトップと一緒にちょっと下げるとぽろんっと胸がお目見えしてしまうくらいゆったりなのだ。
エルはもちろん知っているので・・・
(ぽろんっ)
「ぁっ」
「ホントにこの服は・・・襲えと言わんばかりの服だな・・・ちゅるっ」
「んんっ、やっ、吸っちゃやぁっ・・・ぁぁぁっ、両方やっ、あぁっ、ヤダヤダっ、やぁぁぁぁぁっ」
(ビクンッ、ビクンッ)
エルに乳首を舌で転がされたりちゅうっと吸われながら、もう片方をきゅうっと摘ままれただけでまた簡単に達してしまうあたし。
ドクン、ドクンという鼓動が激しいのに、身体の熱は一向に収まる様子はない。
「あぁぁ、ん、エル、熱いの・・・もっとぉ・・・」
「くくっ、ここは触れてもいないのにもうこんなに垂らしおって・・・俺の白衣もすっかり汚れてしまったな」
「んぁっ、ぁ、ごめんなさ・・・」
「ふっ、お仕置きだ」
テーブルに乗せられたまま下着とショートパンツだけ脱がされた。媚薬と何度か達したことですでに力が入らないあたしは、テーブルに寝そべったままされるがままだ。
かろうじて動いた首でエルを見たのと、あたし足を開いたエルが舌であたしの秘裂をなぞったのがほぼ同時だった。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
「ん、じゅるっ、舐めてもどんどん溢れてくるな・・・ぁむっ」
「~~~~~~~~~~っ」
ぱくっと咥えられて舌で膣内を舐るエル。
うねうねと動く舌がなんともいやらしく、媚薬の効果もあってさっきからピクンッ、ピクンッと痙攣が止まらない。気持ち良くて何度も達してるのに、一番欲しい奥まで届かないもどかしさでもうおかしくなりそうだった。
「ぁっぁぁっ、や、お願いっ、挿入れてっ・・・エルの、奥にいっぱいっ、はぁっ、欲しいの・・・」
「ふっ、媚薬がなくとも普段からこれだけ素直だったら可愛いものを・・・挿入れるぞ」
「ぁ、あぁっぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~っ」
足をめいっぱい広げられ、上から少し体重かけながらエルの剛直が望んでいた最奥までをぐちゅんっと一気に貫く。
いつもよりすでに大きくてお腹が苦しいくらいなのに、媚薬が効いている今は痛みも苦しみもすべて快感に変わってしまうのか、ぐじゅっ、じゅぶっ、じゅぶっと泡立つくらいの激しい抽挿がものすごく気持ち良い。
エルは身体を少し前に倒し、キスマークをつけながら、繋がっているところが見えるくらい両手であたしの足を広げたまま持ち上げ、ピストンを繰り返す。
(ぐじゅっ、ずちゅっ、じゅぶっ)
「見えるか、サーヤ・・・っく、お前のココに俺が挿入って・・・ふっ、こんなに濡れていると、いやらしい音がよく響くな」
「あぁっ、やっ、音、やらぁ・・・そんな、見せないで、ぁうっ、いじ、わるっ、んぁぁぁっ」
「・・・っ、お前はいじめたほうが可愛い反応するからな・・・っく、こら、そんな締め付けるな」
「やぁっ、知らないっ・・・ぁ、これダメなの、あぁぁっ、また、イっちゃ・・・」
「くっ、はぁっ・・・ナカが熱いわ締め付けるわ・・・俺の方が喰われそうだ・・・一度イクぞ」
さっきよりも体重をかけて奥に挿入したままぐりぐりと掻き混ぜられ、一番奥で弾けるようにエルが吐精する。
それに呼応するようにあたしも熱い精をナカで受け止めながら、エルと一緒に達しビクンッ、ビクンッと痙攣したままきゅうきゅうとエルを締め付ける。
「・・・っはぁ、サーヤ、なぜ腰がまだ動いているんだ?」
「んっ、やら、止まんないっ・・・助けてエル、ぎゅうってして、んぁっ、ぁぁぁっ」
「!!・・・くくっ、媚薬で乱れるお前も堪らぬな。・・・なぁ、サーヤ」
「・・・っ、~~~~~~~~っ」
エルに挿入れられたまま抱き起こされ、抱きしめられた状態で耳元で囁かれる。
それだけでドクンっと反応して、さらにぎゅうっとエルを締め付けてしまい、締め付けられたエルはそのまま激しい抽挿を繰り返す。そして、エルの両手はあたしのお尻の辺りを掴み、グラインドに合わせて揉まれたりいたずらにあたしがいつも嫌がるお尻の方をわざと弄ってくる。
「ひゃっ、やぁっ、そっちは・・・んんっ、やっ、やめっ、ぁうっぁぁぁぁっ」
「っぐ、さっきより締め付けおって・・・こっちの方が好きなのではないか?」
んなわけあるかぁっ!!このドSっ!!鬼畜っ!!!!
全力でそう叫びたいのに、それ以上に身体が媚薬のせいでおかしくなっていて、あたしはエルにしがみ付くので精いっぱいだった。
もういっそのこといつもみたいに気絶してしまいたいのに、気持ちとは真逆に身体はもっと、もっととエルを求める。
「あぁぁぁぁっ、イイっ、気持ち、イイの・・・ぁんっ、もっと、もっとぉ、ぁぁぁっ、」
「・・・っはぁ、くくっ、失敗作の媚薬でこれだけの効果があるなら、商品として卸した媚薬を使ったら・・・くっ、どこまでお前は乱れるのだろうなぁ」
やめてっ!この媚薬でももういろいろ限界ですから!!ってか、媚薬使うの禁止っ!!!
薬、ダメっ、反対っ!!!!
結局媚薬の効果が切れるまでに数時間かかり、その間気絶することはなかったけど、辺り一面あたしの愛液やらエルの精液やらで酷い有様になっているところまで目の当たりにしてしまった。
媚薬の効果が切れたころ、あたしはもちろんさすがのエルも疲れたらしく、作業はすべて後回しだと言って簡単に洗浄の魔法をかけつつ寝室に転移し、そのまま2人で泥のように眠った。
翌日、もちろんあたしは研究室の掃除の続きを手伝いませんでした。
もうやだ!エルの研究室には頼まれたって今後一切近づくもんか!!
掃除だって一人でやればいいんだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!
でも、今回で味を占めたエルが時々ものすごく効果の薄い媚薬をあたしに使うようになったのは、また別のお話・・・―――
いちゃいちゃが枯渇しているため番外編を挟みました。
※アネモネ編が終わった4章と5章の間で【200話記念のSS】の少し後くらいのお話です。
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◇
今日は珍しくエルにお願いされて研究室の掃除のお手伝いをしている。
ここに入るのは、前にご飯ができたと呼びに来たとき以来・・・つまり、侵入者撃退用という触手に襲われた事件以来近づいていない。
まさか自分が触手プレイ経験するなんて思わなかったし、できれば一生経験したくなかったよっ!!
いくらエルの分身みたいなモノとはいえ、エル以外を受け入れるなんてことは無理だ。
・・・あの時は触手の挿入は防いだけど散々弄られて、その後結局エルにも抱き潰されて酷い目に遭った。
すでにトラウマになっているため、もう危険なモノがないか確認するのは当たり前のことである。
「・・・エル、もう前の触手みたいな変なモノはないんだよね?」
「アレはあくまで俺がいないときしか設置していない。今は俺が一緒だし研究室の結界やトラップの類はすべて解除してるから安心しろ」
あの触手以外にも結界とかトラップとかがあるの??!!
やっぱり研究室は、今回みたいに手伝いをお願いされない限りは絶対来ちゃいけない気がするっ!!
前回の二の舞になるのはご免なので、エルに言われたことだけやろうと心に誓い、掃除のお手伝いをする。
しばらくお城に行っていたことで埃がたまっているのと、合間に帰ってきたときは必要な作業のみで片付けができず物が散乱したままだから、いっそのこと空気の入れ替えをして大々的に綺麗に整頓してしまおうと思ったらしい。
この前あたしも、リビングの埃が気になって大掃除しちゃったからね。
だいぶ綺麗になって気持ち良くなったら眠くなっちゃって、そのままリビングで寝てたらエルに抱かれる夢まで見ちゃったよ・・・そのあと本当のエルにも抱かれたけど。
今日はエルがいるからということで、禁止されていた動きやすくて楽チンな部屋着は着用OK。
そのため、今日は部屋着にお団子ヘアというスタイルでお手伝いです!
◇
「エル、これはどうすればいい?」
「あぁ、虫干ししたいから外にあるシートに適当に並べておいてくれるか」
「りょうかーい」
あたしは薬品関係ではなく、安全そうな本とか紙関係を中心に作業している。
今日は天気が良いから虫干し日和ということで、身体強化の魔法を使いながら本を運ぶという特訓を兼ねたお手伝いをしている。一度にたくさん運べるし、一石二鳥にも三鳥にもなって我ながら良いアイディアだなぁと思う。
積み上げられていた本をすべて外に並べ終わり、次のお手伝い内容を聞きに行った。
「エル、積んであった本は全部外に並べたよ!次は何をしたら良い?」
「ん?もう終わったのか?・・・ならばテーブルや棚の拭き掃除をお願いしたいんだが・・・」
「おっけー」
「棚に多少モノは残っているが、拭くときだけ持ち上げるかどけるかしてくれ。最終的に元の場所に戻してくれたらそれで良い」
「うん、わかったよ」
エルは素材や薬品とかの在庫確認と整理をしてるから、あたしはなるべく近づかないようにしている。
危険なモノもあるからなのか、口元を布で覆って手袋までしているから危険な薬品とかもあるんだろう。
・・・薬草以外でどんなモノ作ってるのかよくわからないけど、エルっていったい何を作ってココットさんのお店で売ってるんだろう?実はよく知らないんだよね。
普段作業が行われている大きめのテーブルを拭きながら周辺を見渡してみた。
危険な薬品関係はすべてエルが自分の方に持って行ってるけど、棚にいくつか小瓶に入ったものが残っている。
テーブルを拭き終わり、窓際にずらされた椅子を拭こうとしたら、その椅子にはエルのモノと思われる白衣が雑にかけられていた。
「やっぱり研究する人って白衣を着るんだ・・・ふふっ、所々にシミがあるのが使い込んでる証拠だよね」
意外と綺麗好きなエルとしては珍しく少し汚れた白衣を着ている。でもそれだけいろいろ作業をしてきた勲章みたいなんだろうねと思い、興味本位で羽織ってみた。
「あは、やっぱりぶかぶかだ。あたしが着たら足首ほとんど隠れる丈になっちゃう」
袖はもちろんのこと、丈も長くて自分とエルの体格差をまざまざと思い知らされる。
そして、エルの匂いのする白衣を着ることで、エルに包み込まれているみたいで、ちょっと嬉しいような恥ずかしいような気持ちになった。
エルの白衣を着たまま、気持ちを切り替えて拭き掃除に集中する。
高いところは椅子に上るか、テーブルに上って拭いていたが、残り最後というところはテーブルの上に乗って背伸びをしてなんとか届きそうというくらい高い場所だった。
「ここがラスト・・・んっしょ、ん~・・・もうちょい」
背伸びをしながら手を伸ばして、棚の中が見えないままとりあえず拭いていた。
見た感じ何もなさそうだから安心していたが、“あと少し”というところで何かにコツンと触れる感触があり、“あれ?”と思って顔を上げたと同時にパシャっと何かの液体が顔にかかった。
(パシャ)
「わっ!ケホッ、何これ冷たっ・・・うひゃぁぁっ!!」
「サーヤ??!!」
顔に液体がかかって驚いて後ずさろうとしたら、ちょうど白衣の裾を踏んでしまいそのまま後ろに倒れてしまった。背中か、ヘタすれば頭から落ちると思ってぎゅうっと目を瞑ったけど一向に衝撃がこない。
「・・・あれ?」
「大丈夫か?サーヤ」
「ぁ、エル。いつの間に・・・」
どうやらエルがテーブルに倒れる直前に受け止めてくれていたらしい。
あたしの顔が濡れていることで、何かの薬品がかかったことを察してくれたエルは、すぐに顔を清潔な布で綺麗に拭いてくれた。
「すまぬ、薬品は全部出したと思っていたのだが・・・」
「ううん、あたしも確認しないで拭いちゃったのが悪いんだし、気にしないで」
「危険な薬品ではないと思うが・・・ちなみに、なぜ俺の白衣を着ている?」
「へへ、見かけたらちょっと着たくなっちゃって・・・エルに包まれてるみたいでしょ♡」
「ふっ、お前は・・・俺自身が近くにいるのになぜそうなる」
「んんっ」
あたしをテーブルの上に乗せたまま、エルが啄むようなキスをする。どんどん舌を絡めて深くなっていくキスはいつもの合図だけど、“ここじゃダメだよ”って言おうと思ったときあたしの身体に異変が起こった。
「んんっ、ん~~~~~~~~っ」
(ビクンッ、ビクンッ)
「ん、はぁ・・・サーヤ?」
「はぁっ、はぁ、なに、コレ・・・んんっ、や、身体が、熱っ、んっ」
「・・・まさか」
エルにキスされながら舌を絡めていたとき、確かに気持ち良いキスだけど、キスだけで達したことなんて今まで一度もなかった。今もエルに触れられている場所が・・・というか、身体全体がとても熱くて苦しい。
「ん、やぁ、これなに・・・?ん、ぁん、エル、それくすぐったい・・・」
エルは薬品を確認するために、拭いた後のあたしの顔に顔を近づけ匂いを嗅いでいるのに、あたしの身体はそれだけでくすぐったさと甘い痺れを感じてしまう。
「・・・―――この匂い・・・間違いない。お前が被った薬品は“媚薬”だ」
「び、やく・・・?」
「あぁ、前に無味無臭の媚薬を頼まれて作ったんだが、若干薬草の匂いが残った失敗作を棚に入れたまま忘れていたらしい・・・」
えぇぇぇぇ?!媚薬を頼まれて作った??!!
しかも失敗したのを棚に入れて忘れるって、失敗したなら責任持って処分しておこうよ!!!
エルがあたしの首筋から鎖骨辺りまでをつつ―――っと指で軽くなぞった。
「ひゃぁぁっ!!」
「・・・指でなぞっただけでこの反応か」
「や、ぁぁっ、エ、ル・・・?」
「すまんな、サーヤ。苦しいだろう?責任持って、媚薬が抜けるよう協力しなければな・・・」
ちょっと待てっ!謝罪しながらなんで意地悪そうな笑みを浮かべてるのよっ!!
ちなみに今は部屋着の上にエルの白衣を着ている。
部屋着はキャミソールのブラトップの上に、ゆったりとしたタンクトップの2枚着だ。
何が言いたいかというと、ブラトップと一緒にちょっと下げるとぽろんっと胸がお目見えしてしまうくらいゆったりなのだ。
エルはもちろん知っているので・・・
(ぽろんっ)
「ぁっ」
「ホントにこの服は・・・襲えと言わんばかりの服だな・・・ちゅるっ」
「んんっ、やっ、吸っちゃやぁっ・・・ぁぁぁっ、両方やっ、あぁっ、ヤダヤダっ、やぁぁぁぁぁっ」
(ビクンッ、ビクンッ)
エルに乳首を舌で転がされたりちゅうっと吸われながら、もう片方をきゅうっと摘ままれただけでまた簡単に達してしまうあたし。
ドクン、ドクンという鼓動が激しいのに、身体の熱は一向に収まる様子はない。
「あぁぁ、ん、エル、熱いの・・・もっとぉ・・・」
「くくっ、ここは触れてもいないのにもうこんなに垂らしおって・・・俺の白衣もすっかり汚れてしまったな」
「んぁっ、ぁ、ごめんなさ・・・」
「ふっ、お仕置きだ」
テーブルに乗せられたまま下着とショートパンツだけ脱がされた。媚薬と何度か達したことですでに力が入らないあたしは、テーブルに寝そべったままされるがままだ。
かろうじて動いた首でエルを見たのと、あたし足を開いたエルが舌であたしの秘裂をなぞったのがほぼ同時だった。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
「ん、じゅるっ、舐めてもどんどん溢れてくるな・・・ぁむっ」
「~~~~~~~~~~っ」
ぱくっと咥えられて舌で膣内を舐るエル。
うねうねと動く舌がなんともいやらしく、媚薬の効果もあってさっきからピクンッ、ピクンッと痙攣が止まらない。気持ち良くて何度も達してるのに、一番欲しい奥まで届かないもどかしさでもうおかしくなりそうだった。
「ぁっぁぁっ、や、お願いっ、挿入れてっ・・・エルの、奥にいっぱいっ、はぁっ、欲しいの・・・」
「ふっ、媚薬がなくとも普段からこれだけ素直だったら可愛いものを・・・挿入れるぞ」
「ぁ、あぁっぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~っ」
足をめいっぱい広げられ、上から少し体重かけながらエルの剛直が望んでいた最奥までをぐちゅんっと一気に貫く。
いつもよりすでに大きくてお腹が苦しいくらいなのに、媚薬が効いている今は痛みも苦しみもすべて快感に変わってしまうのか、ぐじゅっ、じゅぶっ、じゅぶっと泡立つくらいの激しい抽挿がものすごく気持ち良い。
エルは身体を少し前に倒し、キスマークをつけながら、繋がっているところが見えるくらい両手であたしの足を広げたまま持ち上げ、ピストンを繰り返す。
(ぐじゅっ、ずちゅっ、じゅぶっ)
「見えるか、サーヤ・・・っく、お前のココに俺が挿入って・・・ふっ、こんなに濡れていると、いやらしい音がよく響くな」
「あぁっ、やっ、音、やらぁ・・・そんな、見せないで、ぁうっ、いじ、わるっ、んぁぁぁっ」
「・・・っ、お前はいじめたほうが可愛い反応するからな・・・っく、こら、そんな締め付けるな」
「やぁっ、知らないっ・・・ぁ、これダメなの、あぁぁっ、また、イっちゃ・・・」
「くっ、はぁっ・・・ナカが熱いわ締め付けるわ・・・俺の方が喰われそうだ・・・一度イクぞ」
さっきよりも体重をかけて奥に挿入したままぐりぐりと掻き混ぜられ、一番奥で弾けるようにエルが吐精する。
それに呼応するようにあたしも熱い精をナカで受け止めながら、エルと一緒に達しビクンッ、ビクンッと痙攣したままきゅうきゅうとエルを締め付ける。
「・・・っはぁ、サーヤ、なぜ腰がまだ動いているんだ?」
「んっ、やら、止まんないっ・・・助けてエル、ぎゅうってして、んぁっ、ぁぁぁっ」
「!!・・・くくっ、媚薬で乱れるお前も堪らぬな。・・・なぁ、サーヤ」
「・・・っ、~~~~~~~~っ」
エルに挿入れられたまま抱き起こされ、抱きしめられた状態で耳元で囁かれる。
それだけでドクンっと反応して、さらにぎゅうっとエルを締め付けてしまい、締め付けられたエルはそのまま激しい抽挿を繰り返す。そして、エルの両手はあたしのお尻の辺りを掴み、グラインドに合わせて揉まれたりいたずらにあたしがいつも嫌がるお尻の方をわざと弄ってくる。
「ひゃっ、やぁっ、そっちは・・・んんっ、やっ、やめっ、ぁうっぁぁぁぁっ」
「っぐ、さっきより締め付けおって・・・こっちの方が好きなのではないか?」
んなわけあるかぁっ!!このドSっ!!鬼畜っ!!!!
全力でそう叫びたいのに、それ以上に身体が媚薬のせいでおかしくなっていて、あたしはエルにしがみ付くので精いっぱいだった。
もういっそのこといつもみたいに気絶してしまいたいのに、気持ちとは真逆に身体はもっと、もっととエルを求める。
「あぁぁぁぁっ、イイっ、気持ち、イイの・・・ぁんっ、もっと、もっとぉ、ぁぁぁっ、」
「・・・っはぁ、くくっ、失敗作の媚薬でこれだけの効果があるなら、商品として卸した媚薬を使ったら・・・くっ、どこまでお前は乱れるのだろうなぁ」
やめてっ!この媚薬でももういろいろ限界ですから!!ってか、媚薬使うの禁止っ!!!
薬、ダメっ、反対っ!!!!
結局媚薬の効果が切れるまでに数時間かかり、その間気絶することはなかったけど、辺り一面あたしの愛液やらエルの精液やらで酷い有様になっているところまで目の当たりにしてしまった。
媚薬の効果が切れたころ、あたしはもちろんさすがのエルも疲れたらしく、作業はすべて後回しだと言って簡単に洗浄の魔法をかけつつ寝室に転移し、そのまま2人で泥のように眠った。
翌日、もちろんあたしは研究室の掃除の続きを手伝いませんでした。
もうやだ!エルの研究室には頼まれたって今後一切近づくもんか!!
掃除だって一人でやればいいんだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!
でも、今回で味を占めたエルが時々ものすごく効果の薄い媚薬をあたしに使うようになったのは、また別のお話・・・―――
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トンプソン公爵がいなくなった今、本来婚約する予定だったガルシア侯爵家の、ミランダとの婚約を考えていると言う事。でも心優しいリアムは、その事をレティシアに言い出せずに悩んでいると言う、レティシアにとって衝撃的な内容だった。
あまりのショックに、フラフラと歩くレティシアの目に飛び込んできたのは、楽しそうにお茶をする、リアムとミランダの姿だった。ミランダの髪を優しく撫でるリアムを見た瞬間、先ほど貴族が話していた事が本当だったと理解する。
ずっと自分を支えてくれたリアム。大好きなリアムの為、身を引く事を決意。それと同時に、国を出る準備を始めるレティシア。
そして1ヶ月後、大好きなリアムの為、自ら王宮を後にしたレティシアだったが…
追記:ヒーローが物凄く気持ち悪いです。
今更ですが、閲覧の際はご注意ください。
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