【本編完結済】【R18】異世界でセカンドライフ~俺様エルフに拾われました~

暁月

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記念小話やSS

【季節ネタSS】ハッピーハロウィン!* inエリュシオンside《前編》

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ある日の午後、俺がいつものように研究室に籠っていると、小さな複数の気配とドアをノックする音が聞こえてきた。

そろそろ休憩をしようと思っていたのでちょうど良いと思い、気配の正体である双子達とミナト、カイトを研究室へ招き入れようとドアを開けた。
すると、全員の格好が明らかに普段着ではない奇抜な恰好をしていて、思わず言葉を失ってしまった。

「「「「とりっく、おあ、とりーと!!!」」」」
「は?・・・“とりっくおあとりーと”?なんだそれは?」
「サーヤままがいうには、きょう“ハロウィン”っていうひなんだって」
「おねーさんに「この言葉を言ったら大人からお菓子が貰えるよ」って言われたんだけど・・・」
「「ぱぱ、おやつちょーだい!」」
「・・・あ、あぁ。おやつは中にあるからとりあえず入れ。だが、中の物には勝手に触れるなよ」
「「「「はーい!!」」」」

子供達の格好と言動に少々戸惑いながらも、とりあえず研究室へ招き入れた。
普段ならこのようなことはしないが、ミナトが言うように今日は”ハロウィン“という祭りのような日らしい。
サーヤからは、”研究室に籠ってても良いから子供達が来たら招き入れてお菓子をあげて欲しい”と言われ、子供達と自分のおやつや飲み物をあらかじめ渡されていた。

朝ご飯を食べた時は普通だったから、その後サーヤに着替えさせられたのだろう。
とりあえず俺は、用意していたおやつを子供達に与えながら、それぞれの奇抜な恰好をじっくりと観察してみた。

レオンは白い猫耳フードがついたふわふわの服に白いかぼちゃパンツ。サクラは黒い猫耳カチューシャに黒いふわふわ生地のワンピースという双子で色違いの猫のようだ。後ろには尻尾までついている。

ミナトは黒い魔女帽をかぶり、黒レースをふんだんに使いつつ裾にカラフルなオレンジが見え隠れしている少し大人っぽいワンピースに、マントを羽織って杖まで持った可愛い魔女スタイルだ。
そしてカイトは、髪の毛をポニーテールで高い位置に結び、海賊のような恰好に眼帯までつけている。
これらは恐らくキャロが作ったのだろうが、それぞれサイズがピッタリだし何より似合っている。
いつのまにこんなものを依頼していたのか・・・

「お前達、その恰好は・・・」
「ふふ~♪あたしはまじょなの!サーヤままといっしょにかんがえたのよ~♡」
「ぱぱ!くーね、にゃんにゃんなの♪」
「ぼくもにゃんにゃんだよ~」
「僕はおねーさんが選んでくれた海賊だよ。今日はこういう仮装をして楽しくパーティをする日なんだって」
「仮装ねぇ・・・」

子供達が仮装してるということは、サーヤも仮装してるということなのか?

仮装自体はかまわぬが、あのサーヤのことだ。
子供達以上に奇抜・・・下手すれば卑猥な恰好をしているのではないだろうか?




・・・そう思っていた俺の予感は見事に的中した。
これほど当たって嬉しくない予感というモノは、めったにないだろう・・・





台所を出てサーヤを探しに行こうかと思っていたら、ちょうど2階から降りてきたサーヤに声をかけられた。

「あ、エルだ~♪白衣に眼鏡姿ってことは研究室にいたんだね」
「あぁ、子供達におやつを食べさせて・・・――――――――??!!」

声のする方向を見た瞬間、俺は言葉を失った。
そして、開口一番出た言葉がコレだった。

「・・・サーヤ、その恰好はなんだ」
「え?結構お気に入りなんだけど可愛くない??」
「・・・」

現在妊娠7ヶ月であるサーヤの格好は、黒いうさ耳カチューシャを付け、黒いマントを羽織っているがその下は黒のノースリーブワンピースのようで、膝が見えるくらい丈がとにかく短かった。
胸の中心が白い生地に切り替わっていて、シンプルな黒いボタンが付いており着脱も簡単な作りのようだ。

「へへ♪今夜は皆でハロウィンパーティーだよ☆これからかぼちゃを中心にした料理をアレク兄様と準備するんだけど、エルにも手伝って欲しいな♡」

“皆”でパーティーだと?
このバカは相変わらず自分がどんな格好をしているか、まったく自覚がないらしい。

「そうそう!この衣装ね、妊婦でも可愛く着れるようにってキャロさんが裾をふんわりバルーン仕立てにしてくれたの~♡ホントキャロさんってすごいよね!!あ、ちゃんとお腹が冷えないように腹巻してるから大丈夫だよ☆」

言っている言葉の半分くらいしか理解できないが、こんなにも丈の短い衣装を作ったのはやはりキャロで、目の前のバカは一応自分が妊婦であることを自覚しているらしいということだけはわかった。

だが、当のサーヤは自分が妊婦だとわかっているのに、その恰好自体が非常識だという事は理解していないらしい。

「・・・キャロ・・・そろそろ潰すか」
「へ?!ちょっとエル??!!なんでそうなるの?!ダメだよっ、キャロさんはあたしのイメージした服を的確に再現できる貴重な人なんだからね!!!」


反論しているサーヤを無視して、とりあえず俺はサーヤを連れて寝室へと入った。

「・・・あの、エルさん。あたし、これからパーティー用の料理を・・・」
「その恰好で、か・・・?」
「そ、そうだけど・・・ひゃっ」

ドア横の壁にサーヤを追い込み、自分の片手でサーヤの両手を上に束ねて拘束する。
身体が勢いよく壁にぶつからないよう、背中を支えつつ下着のホックを外そうとしたが、今日の下着は留め具が後ろではないようだ。

そのまま手を下に滑らせ、丈の短いワンピースの裾からサーヤの太ももや尻を撫でまわす。

「ぁ、やっ・・・やめて、エルっ、今日はハロウィンで・・・」
「“とりっくおあとりーと”」
「へ?」
「どうした?今日はハロウィンだからこの言葉を言えば菓子や甘味が貰えるのだろう?」
「あ、いや・・・そうなんだけど、今手元にお菓子は・・・」

もちろん今こいつが甘味を持っていない事など知っている。
常に甘味や非常食を入れている魔法袋が台所にあったのは確認済みだ。

「かまわぬ。俺は勝手にお前から甘味をもらうのでな」
「いやいや、だから今あたし何も持ってな・・・んんっ?!」

サーヤに口付けをしながら、魔力を与えてから少し魔力を貰う。
舌を絡めながら魔力与奪をすると、口付けがいつも以上に甘く、俺にとっては甘味のように甘く美味なモノだった。

「ん、ぁ、エル・・・今、魔力を・・・?」
「あぁ。お前の魔力は甘味のように甘いからな。大丈夫だ、貰う前にちゃんとお前に魔力を与えているだろう?」
「や、そーゆー問題じゃ・・・んっ、ふぁ」

口付けをしながら、今度は下着の上から秘裂をなぞる。
すると、ピクンッとサーヤが艶っぽく反応し、だんだん下着が湿ってきた。

「ん・・・やっ、そっちは・・・んんっ、~~~~~~~~~~っ」

サーヤへの深い口付けと同時に、下着の横からゆっくりと指をサーヤのナカへ挿入れる。
舌を絡め、あえてくちゅっ、くちゅっ、と音が聞こえるような口付けをしてやると、それに呼応するようにサーヤの下の口もくちゅ、くちゅっ、と音を響かせ始める。

「はぁっ、ぁ・・・んっ、ぁふっ、はぁ、ゆび、抜いて・・・」

サーヤに言われた通りナカから指を抜き、サーヤの愛液が付いた指を見せつけるように舐める。

「やっ、バカっ!そんなの舐めちゃ・・・」
「ん?お前の蜜はいつもと変わらず甘いぞ。本来なら直接舐めてやりたいが、今は妊娠中だからな」
「!!!」

顔を真っ赤にしながら口をパクパクしているが、どうしてコレが恥ずかしくて俺への奉仕は恥ずかしくないのか・・・と常々疑問だった。
だが、よく考えれば俺もこいつも、相手へすることに対して羞恥心はないが、される側にまわると羞恥心を感じることがあるなと最近になってようやく気付いた。

・・・だとしても、このバカの感性は未だにおかしいし理解できぬところはあるがな・・・


甘い口づけにサーヤが夢中になっている間に、俺はワンピースのボタンを外し、ぽろんと簡単にお目見えするフロントホックの下着を外し、胸の先端にあるぷっくりとして美味しそうな果実に吸い付いた。

「ひゃぅっ、ぁ、やぁっ・・・ん、吸っちゃ、ダメ・・・んんっ」
「ん、まだ母乳が少し出るようだな」
「だって、子供達はもう母乳卒業したのに、ぁ、エルがそうやって・・・んっ、や、飴みたいに転がさない、で・・・」
「これから産まれる子も飲むのだ。味のチェックや管理は俺の仕事だろう?」
「そんな管理するのエルくら・・・ひゃんっ、や、ごめん、なさ・・・ぁんっ、やぁ、そんな、されたら・・・」

サーヤが足をもじもじと擦り合わせる。
ナニを欲しいのかもちろんわかっているが、たまにはサーヤにおねだりさせてみるか。

「どうした?サーヤ」
「うぅ、卑怯だ・・・それに、何で今日に限って、んっ、眼鏡や白衣のままなの・・・」
「さっきまで研究室にいたのだから、眼鏡をかけているのも白衣を着ているのも当たり前ではないか」
「いや、それはそうなんだけど・・・あぅ・・・」

俺が欲しいのに、恥ずかしくて顔を赤くしながら言い淀んでいるサーヤ・・・本人にはもちろん伝えていないが、俺はこの顔を欲望で染めるのが堪らなく好きだ。
そして、サーヤが俺の眼鏡と白衣姿を気に入っていることももちろん知っている。
サーヤが欲望に耐え切れず、陥落するのは時間の問題だろう。

俺は余裕の笑みを浮かべながらサーヤの反応を待っていたら、俺の手を取り愛おしそうに顔を摺り寄せてきたサーヤが、予想外の返答をしてきた。

「エル・・・“トリックオアトリート”でお菓子を持ってない人は“いたずら”されちゃうの。
 ・・・だから、お菓子を持ってないあたしに、いっぱい”えっちないたずら”して?」
「・・・!!!」
「・・・その、今日は体調良いから多少は激しくても大丈夫だと思う。・・・でも、さすがにナカに出すのは・・・ひゃっ、エル??」

俺は無言でサーヤを抱きかかえ、ベッドへと連れて行った。


ホントにこいつは思い通りにいくようでまったくいかない奴だ。
くそっ!俺の方がコイツの言葉で我慢できなくなるなんて、盛ったガキかっ!!




“ミイラ取りがミイラになる”という、以前セイルから教えてもらった言葉が一瞬頭をよぎったが、俺は気にせず目の前にいるサーヤが所望している“えっちないたずら”に専念する事にした。
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