20 / 75
フランツ・タドミール
しおりを挟む
あれだけ俺達の関係を見せつけ・宣言すれば、婚約は確実。
俺達を引き裂くことはできない。
「フランツ、カタストロフィ令嬢とは本気なのか? 」
パーティーでは、周囲の目を気にして何も追及しなかった父。
屋敷に戻ると父が待ち構えていた。
俺はトゥーリッキを屋敷まで見送っていたので、帰宅が遅くなってしまった。
「はい」
「まさかとは思うが……婚約中からの関係ではないだろうな? 」
「ふふっ」
何も答えず笑うと、父は言葉を失う。
「そうだ、トゥーリッキ……カタストロフィ伯爵令嬢との婚約を進めてもらえますか? 」
「……お前は……何を考えているんだ? 侯爵家を敵に回すつもりか? 」
「俺は貴族の矜持を守ろうとする父の事は尊敬しています。だが、俺には俺の人生がある」
「それがどれ程の事なのか分かっているのか? 」
「はい、覚悟の上です」
それからの父は一気に老けたように見えた。
もう、兄に爵位を譲ったらいい。
「フランツ……これは、どういうことだ? 」
婚約解消後、父は俺を睨みつけるだけで何も語らなかった。
なのに、今日は機嫌がすこぶる悪い。
「なんでしょうか? 」
父の怒りが激増しないよう、こちらは冷静に対応する。
「カタストロフィ伯爵から、婚約の断りの返事が届いたぞっ」
父は届いたばかりの手紙を俺目掛け投げつける。
「……断り? 何故です? 」
トゥーリッキが俺の婚約を断るはずがない。
足元に落ちた手紙を確認する。
「お前の目で確かめろ」
確かに、父の言う通り手紙には
『有り難い申し出なのですが、状況も状況ですし今回の件はお互い見送った方が賢明かと。我が娘でなくとも、令息には相応しい令嬢がおられる思います。この度の提案はお断りさせていただきます』
カタストロフィ伯爵からの返事は『保留』ではなく、明確に『お断り』だった。
「婚約解消してまで選んだ女に断られたなんて……お前は……セラフィーナお嬢様に頭を下げて寄りを戻してもらえ」
それこそお断りだ。
漸くトゥーリッキと婚約できると思っていたのに……
急いでカタストロフィ邸に向かい、確かめる事にした。
突然の訪問という事で門番が俺を受け入れないことに苛立ちが増す。
今まで何度も訪れていたのに、どうして今日に限って俺を拒む?
「これはこれはフランツ様、本日は先触れもなく如何なされました? 」
門番とのやり取りで漸く伯爵が気が付いたのか、門が開かれる。
「手紙が届きました。あれは……間違いですよね? カタストロフィ伯爵は、俺とトゥーリッキの婚約……認めてくださいますよね? 」
あの手紙は何かの間違いだ。
俺は何度もカタストロフィ邸に訪れていたし、伯爵とも良好な関係を築いていた。
きっとトゥーリッキの美しさに婚約が殺到し、伯爵は返事を送る相手を間違ってしまったに違いない。
応接室に向かう間、俺は伯爵に確認し続ける。
応接室に到着し、使用人に紅茶の準備をさせる伯爵の優雅ともとれる行動に不安と共に苛立ちを感じる。
愛しい人の親なのでそんな感情抱きたくないのだが、抑えられない。
「……それが、申し訳ないのだがオルトロス侯爵から婚約の打診が先に来まして。伯爵家としては断れず……申し訳ない。だが……親としては娘の気持ちを優先させたい。婚約解消を選んだフランツ様にならわかってくださいますよね? フランツ様にもすぐに新たな婚約者が見つかりますよ」
ふざけんな……ふざけんな……ふざけんなっ
今更何言っているんだっ
「トゥーリッキは? トゥーリッキは婚約に納得しているのか? 彼女は今どこに? 彼女に会わせてくれ」
「娘は納得している。それに会うことは難しい」
「何故ですか? 」
どうせ部屋にいるんだろう?
俺に会わせないよう伯爵が監禁しているに違いない。
もしかしたら、俺が助けに入るのを待っているのかもしれない。
「知っての通り、娘は婚約している。仲の良い君と一緒にいるのを誰かに見られて、良からぬ噂がたったら困るだろう? 」
「……俺達は婚約を約束していたんだ。トゥーリッキの気持ちはどうなる? 」
「娘の気持ちですか……娘は今、オルトロス侯爵の屋敷にいます」
「侯爵の……屋敷……」
「侯爵夫人になるんだ、一日でも早く立場に相応しい振る舞いが出来るようにならなければならない。その為娘は既は、侯爵家で教育を受けている。婚約発表パーティーには君も招待するので、是非参加してほしい」
トゥーリッキの婚約発表パーティーに参加してくれ?
笑みを浮かべながらそのような発言をする伯爵の神経が分からない。
「それは……トゥーリッキを強引に侯爵の屋敷に向かわせたのですか? 」
トゥーリッキが自らの意思で向かうとは思えない。
別の理由でオルトロス邸に向かわせ、トゥーリッキを言いくるめそのまま侯爵夫人の教育として屋敷に滞在させているのかもしれない。
伯爵はトゥーリッキを侯爵に売った……
「フランツ様は娘を心配してくれているのですよね。ですが、フランツ様の考えとは違います。娘は自らの意思でオルトロス侯爵家へ向かい侯爵夫人となるべく教育を受けております」
「嘘だっ、そんなはずない。トゥーリッキは俺との婚約を望んでいた」
「……私も父親です。娘が望む幸せの後押しをしたいと思っております。爵位ではなく、娘の気持ちを優先いたしました」
気持ちを優先……
あいつは……俺よりも侯爵夫人になることを選んだ……
トゥーリッキへの恋心は消え去り怒りに満ちていた。
それから、オルトロスと共に買い物をするトゥーリッキの姿が目撃され、噂は瞬く間に拡散されていく。
俺の知らないところでは……
「カタストロフィ令嬢ってフランツと婚約間近って話だったよな? 」
「あぁ。以前のパーティーでも『懸念事項も解消され、皆様には近々素敵な報告が出来るかと思います』って本人が話してたものな」
「まぁ、本人も『素敵な報告』としか言っていないからな」
「確かに『フランツとの婚約』とは言及していないな」
「侯爵との婚約を発表したとしても、俺達が勝手に相手はフランツだと勘違いしたに過ぎないからな」
「伯爵家のフランツより侯爵を選んだってことか」
「カタストロフィ令嬢って、病気療養で王都の習慣には不慣れって言って近づいたよな」
「あぁ。素直っていうか純情って印象だったものな……」
「結局は、王都育ちの他の高飛車な令嬢達と変わらなかったってことか」
「あいつ……捨てられたな」
「まぁ、自業自得だろう? 」
「元婚約者をあっさり捨てて、新しい女を選んだんだから……同類だろう」
「侯爵令嬢を捨てて、侯爵に女を奪われたのか」
他人の言葉など気にした事なかったが、今ではやたら耳に届く。
俺に気が付くと、友人面する奴らは……
「元婚約者に頭を下げて再婚約してもらったらいいんじゃないのか? 」
軽口を叩く奴らに視線を向ければ、全員が俺を笑ってやがる。
「お前らがそう言うならそうしてやるよ……」
俺はあの女の下手に出て、侯爵という地位を手にするつもりだ。
そして、お前らを見下してやる。
俺達を引き裂くことはできない。
「フランツ、カタストロフィ令嬢とは本気なのか? 」
パーティーでは、周囲の目を気にして何も追及しなかった父。
屋敷に戻ると父が待ち構えていた。
俺はトゥーリッキを屋敷まで見送っていたので、帰宅が遅くなってしまった。
「はい」
「まさかとは思うが……婚約中からの関係ではないだろうな? 」
「ふふっ」
何も答えず笑うと、父は言葉を失う。
「そうだ、トゥーリッキ……カタストロフィ伯爵令嬢との婚約を進めてもらえますか? 」
「……お前は……何を考えているんだ? 侯爵家を敵に回すつもりか? 」
「俺は貴族の矜持を守ろうとする父の事は尊敬しています。だが、俺には俺の人生がある」
「それがどれ程の事なのか分かっているのか? 」
「はい、覚悟の上です」
それからの父は一気に老けたように見えた。
もう、兄に爵位を譲ったらいい。
「フランツ……これは、どういうことだ? 」
婚約解消後、父は俺を睨みつけるだけで何も語らなかった。
なのに、今日は機嫌がすこぶる悪い。
「なんでしょうか? 」
父の怒りが激増しないよう、こちらは冷静に対応する。
「カタストロフィ伯爵から、婚約の断りの返事が届いたぞっ」
父は届いたばかりの手紙を俺目掛け投げつける。
「……断り? 何故です? 」
トゥーリッキが俺の婚約を断るはずがない。
足元に落ちた手紙を確認する。
「お前の目で確かめろ」
確かに、父の言う通り手紙には
『有り難い申し出なのですが、状況も状況ですし今回の件はお互い見送った方が賢明かと。我が娘でなくとも、令息には相応しい令嬢がおられる思います。この度の提案はお断りさせていただきます』
カタストロフィ伯爵からの返事は『保留』ではなく、明確に『お断り』だった。
「婚約解消してまで選んだ女に断られたなんて……お前は……セラフィーナお嬢様に頭を下げて寄りを戻してもらえ」
それこそお断りだ。
漸くトゥーリッキと婚約できると思っていたのに……
急いでカタストロフィ邸に向かい、確かめる事にした。
突然の訪問という事で門番が俺を受け入れないことに苛立ちが増す。
今まで何度も訪れていたのに、どうして今日に限って俺を拒む?
「これはこれはフランツ様、本日は先触れもなく如何なされました? 」
門番とのやり取りで漸く伯爵が気が付いたのか、門が開かれる。
「手紙が届きました。あれは……間違いですよね? カタストロフィ伯爵は、俺とトゥーリッキの婚約……認めてくださいますよね? 」
あの手紙は何かの間違いだ。
俺は何度もカタストロフィ邸に訪れていたし、伯爵とも良好な関係を築いていた。
きっとトゥーリッキの美しさに婚約が殺到し、伯爵は返事を送る相手を間違ってしまったに違いない。
応接室に向かう間、俺は伯爵に確認し続ける。
応接室に到着し、使用人に紅茶の準備をさせる伯爵の優雅ともとれる行動に不安と共に苛立ちを感じる。
愛しい人の親なのでそんな感情抱きたくないのだが、抑えられない。
「……それが、申し訳ないのだがオルトロス侯爵から婚約の打診が先に来まして。伯爵家としては断れず……申し訳ない。だが……親としては娘の気持ちを優先させたい。婚約解消を選んだフランツ様にならわかってくださいますよね? フランツ様にもすぐに新たな婚約者が見つかりますよ」
ふざけんな……ふざけんな……ふざけんなっ
今更何言っているんだっ
「トゥーリッキは? トゥーリッキは婚約に納得しているのか? 彼女は今どこに? 彼女に会わせてくれ」
「娘は納得している。それに会うことは難しい」
「何故ですか? 」
どうせ部屋にいるんだろう?
俺に会わせないよう伯爵が監禁しているに違いない。
もしかしたら、俺が助けに入るのを待っているのかもしれない。
「知っての通り、娘は婚約している。仲の良い君と一緒にいるのを誰かに見られて、良からぬ噂がたったら困るだろう? 」
「……俺達は婚約を約束していたんだ。トゥーリッキの気持ちはどうなる? 」
「娘の気持ちですか……娘は今、オルトロス侯爵の屋敷にいます」
「侯爵の……屋敷……」
「侯爵夫人になるんだ、一日でも早く立場に相応しい振る舞いが出来るようにならなければならない。その為娘は既は、侯爵家で教育を受けている。婚約発表パーティーには君も招待するので、是非参加してほしい」
トゥーリッキの婚約発表パーティーに参加してくれ?
笑みを浮かべながらそのような発言をする伯爵の神経が分からない。
「それは……トゥーリッキを強引に侯爵の屋敷に向かわせたのですか? 」
トゥーリッキが自らの意思で向かうとは思えない。
別の理由でオルトロス邸に向かわせ、トゥーリッキを言いくるめそのまま侯爵夫人の教育として屋敷に滞在させているのかもしれない。
伯爵はトゥーリッキを侯爵に売った……
「フランツ様は娘を心配してくれているのですよね。ですが、フランツ様の考えとは違います。娘は自らの意思でオルトロス侯爵家へ向かい侯爵夫人となるべく教育を受けております」
「嘘だっ、そんなはずない。トゥーリッキは俺との婚約を望んでいた」
「……私も父親です。娘が望む幸せの後押しをしたいと思っております。爵位ではなく、娘の気持ちを優先いたしました」
気持ちを優先……
あいつは……俺よりも侯爵夫人になることを選んだ……
トゥーリッキへの恋心は消え去り怒りに満ちていた。
それから、オルトロスと共に買い物をするトゥーリッキの姿が目撃され、噂は瞬く間に拡散されていく。
俺の知らないところでは……
「カタストロフィ令嬢ってフランツと婚約間近って話だったよな? 」
「あぁ。以前のパーティーでも『懸念事項も解消され、皆様には近々素敵な報告が出来るかと思います』って本人が話してたものな」
「まぁ、本人も『素敵な報告』としか言っていないからな」
「確かに『フランツとの婚約』とは言及していないな」
「侯爵との婚約を発表したとしても、俺達が勝手に相手はフランツだと勘違いしたに過ぎないからな」
「伯爵家のフランツより侯爵を選んだってことか」
「カタストロフィ令嬢って、病気療養で王都の習慣には不慣れって言って近づいたよな」
「あぁ。素直っていうか純情って印象だったものな……」
「結局は、王都育ちの他の高飛車な令嬢達と変わらなかったってことか」
「あいつ……捨てられたな」
「まぁ、自業自得だろう? 」
「元婚約者をあっさり捨てて、新しい女を選んだんだから……同類だろう」
「侯爵令嬢を捨てて、侯爵に女を奪われたのか」
他人の言葉など気にした事なかったが、今ではやたら耳に届く。
俺に気が付くと、友人面する奴らは……
「元婚約者に頭を下げて再婚約してもらったらいいんじゃないのか? 」
軽口を叩く奴らに視線を向ければ、全員が俺を笑ってやがる。
「お前らがそう言うならそうしてやるよ……」
俺はあの女の下手に出て、侯爵という地位を手にするつもりだ。
そして、お前らを見下してやる。
600
あなたにおすすめの小説
婚約破棄されたショックですっ転び記憶喪失になったので、第二の人生を歩みたいと思います
ととせ
恋愛
「本日この時をもってアリシア・レンホルムとの婚約を解消する」
公爵令嬢アリシアは反論する気力もなくその場を立ち去ろうとするが…見事にすっ転び、記憶喪失になってしまう。
本当に思い出せないのよね。貴方たち、誰ですか? 元婚約者の王子? 私、婚約してたんですか?
義理の妹に取られた? 別にいいです。知ったこっちゃないので。
不遇な立場も過去も忘れてしまったので、心機一転新しい人生を歩みます!
この作品は小説家になろうでも掲載しています
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
悪役令嬢、記憶をなくして辺境でカフェを開きます〜お忍びで通ってくる元婚約者の王子様、私はあなたのことなど知りません〜
咲月ねむと
恋愛
王子の婚約者だった公爵令嬢セレスティーナは、断罪イベントの最中、興奮のあまり階段から転げ落ち、頭を打ってしまう。目覚めた彼女は、なんと「悪役令嬢として生きてきた数年間」の記憶をすっぽりと失い、動物を愛する心優しくおっとりした本来の性格に戻っていた。
もはや王宮に居場所はないと、自ら婚約破棄を申し出て辺境の領地へ。そこで動物たちに異常に好かれる体質を活かし、もふもふの聖獣たちが集まるカフェを開店し、穏やかな日々を送り始める。
一方、セレスティーナの豹変ぶりが気になって仕方ない元婚約者の王子・アルフレッドは、身分を隠してお忍びでカフェを訪れる。別人になったかのような彼女に戸惑いながらも、次第に本当の彼女に惹かれていくが、セレスティーナは彼のことを全く覚えておらず…?
※これはかなり人を選ぶ作品です。
感想欄にもある通り、私自身も再度読み返してみて、皆様のおっしゃる通りもう少しプロットをしっかりしてればと。
それでも大丈夫って方は、ぜひ。
婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。
黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」
豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。
しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。
【完】愛人に王妃の座を奪い取られました。
112
恋愛
クインツ国の王妃アンは、王レイナルドの命を受け廃妃となった。
愛人であったリディア嬢が新しい王妃となり、アンはその日のうちに王宮を出ていく。
実家の伯爵家の屋敷へ帰るが、継母のダーナによって身を寄せることも敵わない。
アンは動じることなく、継母に一つの提案をする。
「私に娼館を紹介してください」
娼婦になると思った継母は喜んでアンを娼館へと送り出して──
夫に相手にされない侯爵夫人ですが、記憶を失ったので人生やり直します。
MIRICO
恋愛
第二章【記憶を失った侯爵夫人ですが、夫と人生やり直します。】完結です。
記憶を失った私は侯爵夫人だった。しかし、旦那様とは不仲でほとんど話すこともなく、パーティに連れて行かれたのは結婚して数回ほど。それを聞いても何も思い出せないので、とりあえず記憶を失ったことは旦那様に内緒にしておいた。
旦那様は美形で凛とした顔の見目の良い方。けれどお城に泊まってばかりで、お屋敷にいてもほとんど顔を合わせない。いいんですよ、その間私は自由にできますから。
屋敷の生活は楽しく旦那様がいなくても何の問題もなかったけれど、ある日突然パーティに同伴することに。
旦那様が「わたし」をどう思っているのか、記憶を失った私にはどうでもいい。けれど、旦那様のお相手たちがやけに私に噛み付いてくる。
記憶がないのだから、私は旦那様のことはどうでもいいのよ?
それなのに、旦那様までもが私にかまってくる。旦那様は一体何がしたいのかしら…?
小説家になろう様に掲載済みです。
どうしてあなたが後悔するのですか?~私はあなたを覚えていませんから~
クロユキ
恋愛
公爵家の家系に生まれたジェシカは一人娘でもあり我が儘に育ちなんでも思い通りに成らないと気がすまない性格だがそんな彼女をイヤだと言う者は居なかった。彼氏を作るにも慎重に選び一人の男性に目を向けた。
同じ公爵家の男性グレスには婚約を約束をした伯爵家の娘シャーロットがいた。
ジェシカはグレスに強制にシャーロットと婚約破棄を言うがしっこいと追い返されてしまう毎日、それでも諦めないジェシカは貴族で集まった披露宴でもグレスに迫りベランダに出ていたグレスとシャーロットを見つけ寄り添う二人を引き離そうとグレスの手を握った時グレスは手を払い退けジェシカは体ごと手摺をすり抜け落下した…
誤字脱字がありますが気にしないと言っていただけたら幸いです…更新は不定期ですがよろしくお願いします。
教養が足りない、ですって
たくわん
恋愛
侯爵令嬢エリーゼは、公爵家の長男アレクシスとの婚約披露宴で突然婚約破棄される。理由は「教養が足りず、公爵夫人として恥ずかしい」。社交界の人々の嘲笑の中、エリーゼは静かに会場を去る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる