【完結】嫌いなアイドルを人気者にしたのは……私?

天冨 七緒

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私が離れた後のテレビ局 

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<新人の場合>

「お前んとこの奴、どうしてくれんだよ」

「すみません」

 バラエティー班はドラマ班に頭を下げ続けている。
 何故そのような事態になったかと言うと、ドラマの宣伝するための番組が考えられない失態を犯したのだ。
 本家の役者が印象的なシーンのパロディをするという番組だったのだが……
 突然の緊急特番により放送がずれ込み、本家の内容を放送する前にパロディが放送されてしまうミス。
 ネタバレしてしまったのだ。
 それを切っ掛けに、色々溜まっていた不満がぶつけれらている様子。

「新人だけどよ、アイドルや若手俳優に言い寄ってるらしいな。アイツを近づけないで欲しいってマネージャーから苦情来てるぞ」

 私の後釜となった後輩のこと。
 もう新人ではないが、他部署から名前を憶えられていない者は新人と呼ばれる。

「……すみません」

「全く……」

 そんな状況の中、またもや新人が失態を犯す。

「お前、何してくれてんだぁぁぁぁぁあああ」

「ごめんなさい……私、情報解禁前だなんて知らなかったんです」

「知らなかった? お前、それでもテレビ局員かっ」

 新人は自身のSNSで解禁前の情報を流してしまったのだ。
 承認欲求を満たすために……

「ごめんなさい……」

 涙を流して謝罪するも、一度ではない為に彼女は移動を命じられた。
 その後発覚した事だが、彼女は出初めの業界を知らない新人に『番組に出たければ私のご機嫌を取った方が良いよ』と囁きこっそり関係を迫っていたらしい。
 それも上司に知られ、彼女は業界を去った。
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