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第1章 神聖魔法を極めた聖女。魔法学校へ入学する
第17話 魔法大会?
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昼食を終え、午後の授業が始まった。
ご飯を食べた後だから、少しだけ睡魔が襲って来るけれど、食後にバカ王子の無価値な話に付き合う事と比べれば、まったく問題ないレベルだ。
なので、
「……という訳で、基礎魔法は他人に使用する事が出来ない為、魔法ではないと言う人も居ますが、魔物退治を行う冒険者や宮廷魔術士、それから魔法騎士といった職を目指す人は、常時自身にかけ続けられるように、魔法効果の持続力の訓練をしましょう」
基礎魔法の先生は、やたらと話が長いタイプだけど、価値のある話なので、ちゃんと聞いていられる。
ちなみに、無駄に話が長いけど、要は基礎魔法を常に使っておきましょう……という話だ。
悪魔や不死系は、その邪悪な存在を察知する事が出来るけど、そうじゃない魔物は、気配を消したりするし、いつどこから襲い掛かってくるか分からないものね。
「つまり、基礎魔法で自身の能力を常時強化させつつ、戦うという事か?」
「その通りです。とはいえ、魔法を使った仕事に就くとしても、研究職や何かを作る職人になるのであれば、必須ではありません。ですが、命の危険がある職業に就くのであれば、基礎魔法を一定時間以上持続させられないと、そもそも職に就けないという事すらあります」
「むぅ……そういえば、あの先生は学者寄りだったか……」
マルクが先生に質問し、何か唸っているけど、何かあったのだろうか。
「では、実際にやってみようと思いますが、基礎魔法を使えない人はいますか? ……全員使えるようですね。それでは、出来るだけ長く使い続けるようにやってみましょう。地味な練習ですが、自分の命を守る為ですからね。頑張りましょう」
私は神聖魔法しか使えないけど、基礎魔法は例外で、これは使う事が出来る。
だけど、
「……長時間、基礎魔法をかけ続けるって、大変なんですね」
「そうですね。ですが、慣れれば皆出来るようになります。これは練習していくしかないですね」
余り使い慣れて居ないからか、割と短時間で終わってしまった。
私の場合、基礎魔法を使わなくても、神聖魔法で身体強化が出来ちゃうからね。しかも、丸一日くらい余裕で。
基礎魔法は使い慣れていないけど、慣れればいけると思うんだけど……
「って、アルフレッドは余裕なのね」
「ん、あぁ。まぁな」
と、マルクもリュカも脱落する中で、アルフレッドが平然と持続させ続けていた。
神聖魔法でも同じ事が出来るから、そっちで代替に……は、授業内容と違うから怒られちゃうかな?
「くっ……これは何か、長く続けるコツなどは無いのか?」
「単純に訓練を続けるしかないですね。その名の通り、本当に基本的な事なので。まぁ少し違いますが、強いて言うとすれば、神聖魔法が使える方を仲間に入れる……とかですね。神聖魔法には、邪悪な者を感知する魔法があるそうですし、あと基礎魔法と同じ身体強化を、他人に掛ける事が出来ますので」
「いや、神聖魔法を使える者を探す方が、遥かに難易度が高いではないか!」
ん? そうかな? 教会に行けば、神聖魔法を使える侍祭がいっぱい居るんだけど。
「……ふぅ。こんなものかな」
「流石はSクラスですね。アルフレッド君の基礎魔法の長さは、一年生としてはかなり長いです。これなら、一年生にして魔法大会にも出場出来るかもしれませんね」
先生がアルフレッドを褒めているけど……魔法大会? 魔法大会って何なの?
「先生。魔法大会って何ですか?」
「その名の通り、国内の魔法学校で魔法の凄さを競う大会です。通常、二年生や三年生が出るので、一年生には案内していないのですが、このSクラスなら、校内の選抜戦でも良い成績を残せるかもしれませんね」
ふーん。そんなのがあるんだ。
でも、私は別に魔法で競い合いたい訳じゃないから、パスかな。
「ちなみに、上位へ行くと、就職に有利なので、可能であれば出場をお勧めします」
よし。出場しようっと。
自分の将来に関わってくるもんね。
ご飯を食べた後だから、少しだけ睡魔が襲って来るけれど、食後にバカ王子の無価値な話に付き合う事と比べれば、まったく問題ないレベルだ。
なので、
「……という訳で、基礎魔法は他人に使用する事が出来ない為、魔法ではないと言う人も居ますが、魔物退治を行う冒険者や宮廷魔術士、それから魔法騎士といった職を目指す人は、常時自身にかけ続けられるように、魔法効果の持続力の訓練をしましょう」
基礎魔法の先生は、やたらと話が長いタイプだけど、価値のある話なので、ちゃんと聞いていられる。
ちなみに、無駄に話が長いけど、要は基礎魔法を常に使っておきましょう……という話だ。
悪魔や不死系は、その邪悪な存在を察知する事が出来るけど、そうじゃない魔物は、気配を消したりするし、いつどこから襲い掛かってくるか分からないものね。
「つまり、基礎魔法で自身の能力を常時強化させつつ、戦うという事か?」
「その通りです。とはいえ、魔法を使った仕事に就くとしても、研究職や何かを作る職人になるのであれば、必須ではありません。ですが、命の危険がある職業に就くのであれば、基礎魔法を一定時間以上持続させられないと、そもそも職に就けないという事すらあります」
「むぅ……そういえば、あの先生は学者寄りだったか……」
マルクが先生に質問し、何か唸っているけど、何かあったのだろうか。
「では、実際にやってみようと思いますが、基礎魔法を使えない人はいますか? ……全員使えるようですね。それでは、出来るだけ長く使い続けるようにやってみましょう。地味な練習ですが、自分の命を守る為ですからね。頑張りましょう」
私は神聖魔法しか使えないけど、基礎魔法は例外で、これは使う事が出来る。
だけど、
「……長時間、基礎魔法をかけ続けるって、大変なんですね」
「そうですね。ですが、慣れれば皆出来るようになります。これは練習していくしかないですね」
余り使い慣れて居ないからか、割と短時間で終わってしまった。
私の場合、基礎魔法を使わなくても、神聖魔法で身体強化が出来ちゃうからね。しかも、丸一日くらい余裕で。
基礎魔法は使い慣れていないけど、慣れればいけると思うんだけど……
「って、アルフレッドは余裕なのね」
「ん、あぁ。まぁな」
と、マルクもリュカも脱落する中で、アルフレッドが平然と持続させ続けていた。
神聖魔法でも同じ事が出来るから、そっちで代替に……は、授業内容と違うから怒られちゃうかな?
「くっ……これは何か、長く続けるコツなどは無いのか?」
「単純に訓練を続けるしかないですね。その名の通り、本当に基本的な事なので。まぁ少し違いますが、強いて言うとすれば、神聖魔法が使える方を仲間に入れる……とかですね。神聖魔法には、邪悪な者を感知する魔法があるそうですし、あと基礎魔法と同じ身体強化を、他人に掛ける事が出来ますので」
「いや、神聖魔法を使える者を探す方が、遥かに難易度が高いではないか!」
ん? そうかな? 教会に行けば、神聖魔法を使える侍祭がいっぱい居るんだけど。
「……ふぅ。こんなものかな」
「流石はSクラスですね。アルフレッド君の基礎魔法の長さは、一年生としてはかなり長いです。これなら、一年生にして魔法大会にも出場出来るかもしれませんね」
先生がアルフレッドを褒めているけど……魔法大会? 魔法大会って何なの?
「先生。魔法大会って何ですか?」
「その名の通り、国内の魔法学校で魔法の凄さを競う大会です。通常、二年生や三年生が出るので、一年生には案内していないのですが、このSクラスなら、校内の選抜戦でも良い成績を残せるかもしれませんね」
ふーん。そんなのがあるんだ。
でも、私は別に魔法で競い合いたい訳じゃないから、パスかな。
「ちなみに、上位へ行くと、就職に有利なので、可能であれば出場をお勧めします」
よし。出場しようっと。
自分の将来に関わってくるもんね。
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