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第1章 神聖魔法を極めた聖女。魔法学校へ入学する
第21話 リュカ
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遂に……遂にこの日が来たわっ!
ふふっ。遠足よ、遠足。
昨日は楽しみ過ぎて、全く眠れなかったけど、全力で楽しむわよっ!
お弁当オッケー! お菓子もオッケー! 完璧よっ!
念の為、着替えやタオルも用意して、お弁当などと一緒に神様の鞄――不思議空間へ格納して、学校へ。
「流石に早過ぎたかしら。誰も居ないわね」
待ち遠し過ぎて、授業開始の二時間前に来てしまったのは失敗だったけど、
「……おはよ」
「おはよう。リュカ」
先ずはリュカが現れた。
「いつもこんなに早いの?」
「……うん」
「やっぱり遠足は楽しみよね?」
「……うん?」
「お菓子持ってきた?」
「……んん?」
うーん。リュカは口数が少ないから、あんまり会話にならない。
でも、まだ他に誰も来ないし、時間も早いし……リュカの好きそうな話題なら、会話になるかな?
「そういえば、リュカはどうやって、ドラゴちゃんを使い魔にしたの?」
「……使い魔というより、弟みたいな感じ。幼い頃から一緒に居たから」
「そうなんだ。どうして、幼い頃からドラゴンと一緒に居たの?」
「……幼い頃に、父が誰かから卵のドラゴをプレゼントされた。それを貰って、温めていたら卵から孵った」
「なるほど。じゃあ、リュカがドラゴちゃんのお父さんみたいな存在なのね」
「……そうかも。ご飯も一緒に食べるし、お風呂にも入れてあげる。寝る時も一緒」
凄い。
リュカからドラゴちゃん愛が溢れて出ているというか、リュカとこんなに話すのは初めてだよ。
いつも、窓際で外を眺めながらボーっとしたり、寝ているもんね。
「あ、もしかして、お昼はドラゴちゃんと一緒に食べているの?」
「……うん。ドラゴは良いお肉しか食べないから、意外にグルメ。多分、僕より良いお肉を食べているよ」
そう言って、リュカが微笑む。
おぉっ! いつもジト目というか、無表情なのに、リュカが微笑んだっ!
意外に可愛らしいというか、同い年だと思うんだけど、弟みたいな感じかも。
「……どうしたの? じっと僕の顔を見つめて」
「え? ごめんね。リュカが笑っているのを初めて見た気がしたから」
「……実は人の相手をするのが苦手というか、嫌いなんだ。家の事情で、毎日毎日知らない人の話を聞く事が多くて」
リュカも貴族なんだろうな。
同じ貴族でも、マルクはむしろ色んな人が訪ねて来るのを嬉しく思っていそうだけど、そういうのをアルフレッドやリュカは面倒臭がりそうな気がする。
それに、知らない人の相手が疲れるのは、私も良く知っているからね。
「あー、それはちょっと分かるかも。今は違うんだけど、以前の私も同じように毎日訪れる人の悩みを聞いてあげていたから」
「……そうなんだ。……ところで前から思っていたんだけど、ソフィアって、僕とどこかで会った事が無い? 初めて見た時から、何となく見た事があるなって思っていたんだけど」
「んー、えっと実は私、この学校へ来るまでは聖女をしていたからかな」
「……なるほどね。何度か、僕の家に来てくれているよね」
え? 私がリュカの家に? しかも今の話からすると、聖女としてって事?
聖女として個人の家に行ったりするのは、悪魔祓いくらいだけど、何度か……って、頻繁に悪魔が出る家なんて無いと思うんだけど。
どういう事かと尋ねようとした所で、
「おはよう。何だか楽しそうだな」
朝から少し不機嫌そうなアルフレッドが登校してきた。
ふふっ。遠足よ、遠足。
昨日は楽しみ過ぎて、全く眠れなかったけど、全力で楽しむわよっ!
お弁当オッケー! お菓子もオッケー! 完璧よっ!
念の為、着替えやタオルも用意して、お弁当などと一緒に神様の鞄――不思議空間へ格納して、学校へ。
「流石に早過ぎたかしら。誰も居ないわね」
待ち遠し過ぎて、授業開始の二時間前に来てしまったのは失敗だったけど、
「……おはよ」
「おはよう。リュカ」
先ずはリュカが現れた。
「いつもこんなに早いの?」
「……うん」
「やっぱり遠足は楽しみよね?」
「……うん?」
「お菓子持ってきた?」
「……んん?」
うーん。リュカは口数が少ないから、あんまり会話にならない。
でも、まだ他に誰も来ないし、時間も早いし……リュカの好きそうな話題なら、会話になるかな?
「そういえば、リュカはどうやって、ドラゴちゃんを使い魔にしたの?」
「……使い魔というより、弟みたいな感じ。幼い頃から一緒に居たから」
「そうなんだ。どうして、幼い頃からドラゴンと一緒に居たの?」
「……幼い頃に、父が誰かから卵のドラゴをプレゼントされた。それを貰って、温めていたら卵から孵った」
「なるほど。じゃあ、リュカがドラゴちゃんのお父さんみたいな存在なのね」
「……そうかも。ご飯も一緒に食べるし、お風呂にも入れてあげる。寝る時も一緒」
凄い。
リュカからドラゴちゃん愛が溢れて出ているというか、リュカとこんなに話すのは初めてだよ。
いつも、窓際で外を眺めながらボーっとしたり、寝ているもんね。
「あ、もしかして、お昼はドラゴちゃんと一緒に食べているの?」
「……うん。ドラゴは良いお肉しか食べないから、意外にグルメ。多分、僕より良いお肉を食べているよ」
そう言って、リュカが微笑む。
おぉっ! いつもジト目というか、無表情なのに、リュカが微笑んだっ!
意外に可愛らしいというか、同い年だと思うんだけど、弟みたいな感じかも。
「……どうしたの? じっと僕の顔を見つめて」
「え? ごめんね。リュカが笑っているのを初めて見た気がしたから」
「……実は人の相手をするのが苦手というか、嫌いなんだ。家の事情で、毎日毎日知らない人の話を聞く事が多くて」
リュカも貴族なんだろうな。
同じ貴族でも、マルクはむしろ色んな人が訪ねて来るのを嬉しく思っていそうだけど、そういうのをアルフレッドやリュカは面倒臭がりそうな気がする。
それに、知らない人の相手が疲れるのは、私も良く知っているからね。
「あー、それはちょっと分かるかも。今は違うんだけど、以前の私も同じように毎日訪れる人の悩みを聞いてあげていたから」
「……そうなんだ。……ところで前から思っていたんだけど、ソフィアって、僕とどこかで会った事が無い? 初めて見た時から、何となく見た事があるなって思っていたんだけど」
「んー、えっと実は私、この学校へ来るまでは聖女をしていたからかな」
「……なるほどね。何度か、僕の家に来てくれているよね」
え? 私がリュカの家に? しかも今の話からすると、聖女としてって事?
聖女として個人の家に行ったりするのは、悪魔祓いくらいだけど、何度か……って、頻繁に悪魔が出る家なんて無いと思うんだけど。
どういう事かと尋ねようとした所で、
「おはよう。何だか楽しそうだな」
朝から少し不機嫌そうなアルフレッドが登校してきた。
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