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第1章 神聖魔法を極めた聖女。魔法学校へ入学する
挿話9 侯爵令嬢側メイドのローザ
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「ほら、ソフィア。こっちへ来てみなよ。ここから見る庭園は綺麗だろ」
「ソフィア。そろそろ食事だが、苦手な食べ物などはあるか?」
「ソフィア。その、次は……め、メイドの部屋を案内しよう」
アルフレッド様が新しいメイドを連れてきた……らしい。
というか、「メイドが一人増えるから、新人教育を頼む」と、メイド長から聞いて居たのに、扱いが少しもメイドじゃない!
「どういう事なのっ!? あの娘、メイドというよりお姫様扱いされているじゃないっ!」
「おー、ローザったら、ご立腹ね。どーしたの?」
「どうしたも、こうしたも無いわよっ! 今日アルフレッド様が自らスカウトしたっていうメイドの娘……どう見ても平民の格好なのに、どうしてあんなに丁重に扱われているのよっ!」
私なんて、いつもメイド専用の食堂でご飯を食べて居て、アルフレッド様と同じテーブルで食事を取った事なんて、一度も無いのよっ!?
「まさに、今ローザが言った通りじゃない? アルフレッド様が自らスカウトした……つまり、身分は違うけど、知人関係にある人って事でしょ。もしかしたら、学校の同級生なのかも」
「けど、それにしてもおかしいわよ! こっそり見てるんだけど、アルフレッド様が気を利かせて言った、小粋な冗談をジト目でスルーしたり、食事中に野菜を残すなって注意したり……自分をアルフレッド様と対等に思っているんじゃないの!?」
「それだけ仲が良いお友達なんじゃないの? 本当は今日もそうだったけど、いつも剣聖の息子だからって、色々な所へ連れて行かれて、友達を作る機会も無かったのかもしれないじゃない」
だから、それに腹が立つのよ。
アルフレッド様には、私の本当の主……パメラ様という許嫁が居る。
いつもパメラ様が来た時は、素っ気ない態度のアルフレッド様なのに。本来それら、パメラ様に向けられるべき対応なのにっ!
将来パメラ様がアルフレッド様の元に嫁いだ後、新生活をサポート出来る様にと、私が派遣されて来ているというのに……こんなのパメラ様に報告出来ないわよっ!
「まぁでも、あの娘……平民みたいだけど、凄く綺麗だし、アルフレッド様が惹かれてしまうのも仕方が無いんじゃないの?」
「け、けど、アルフレッド様にはパメラ様がいらっしゃるし、パメラ様も綺麗じゃない」
「あー、パメラ様も確かに綺麗だけど、ちょっとトゲがあるというか……少なくとも、あのソフィアっていう娘の方が、アルフレッド様の好みなんじゃないの? それか、あの自然体が良いんじゃない? アルフレッド様相手に、あんなラフな感じで接する事が出来る人なんて、貴族にも居ないでしょ」
そりゃそうでしょ! アルフレッド様のお父様は剣聖で、今日だって国王に呼ばれて王宮に行っているのよ?
その息子で、既にドラゴン退治までしているアルフレッド様なんだから、普通の人なら、気安く話しかけたり出来ないでしょ!
「ところで、さっきアルフレッド様がメイドの部屋に案内するって言っていたような気がしたんだけど……」
「そうね。言っていたわね」
「明らかに別邸じゃなくて、本邸……それも、アルフレッド様の自室に向かってない?」
「……えっ!? そ、それって……ちょ、ちょっと行ってくる!」
「えぇっ!? ローザっ!? 勝手に行ったら怒られるわよっ!?」
じょ、冗談じゃない!
パメラ様でさえ、アルフレッド様の部屋には入れて貰った事が無いのに……居たっ!
ゆっくり雑談しながら廊下を進んでいて、もうすぐ左手にアルフレッド様の部屋が……って、通り過ぎた?
だったら何処へ行くの?
二人がその隣の部屋で立ち止まり、
「ここが、ソフィアの部屋になるんだが、どうだろう」
……って、そこは将来パメラ様が嫁いだ時の為に空けている部屋じゃないっ!
アルフレッド様……本気ですかっ!?
「ソフィア。そろそろ食事だが、苦手な食べ物などはあるか?」
「ソフィア。その、次は……め、メイドの部屋を案内しよう」
アルフレッド様が新しいメイドを連れてきた……らしい。
というか、「メイドが一人増えるから、新人教育を頼む」と、メイド長から聞いて居たのに、扱いが少しもメイドじゃない!
「どういう事なのっ!? あの娘、メイドというよりお姫様扱いされているじゃないっ!」
「おー、ローザったら、ご立腹ね。どーしたの?」
「どうしたも、こうしたも無いわよっ! 今日アルフレッド様が自らスカウトしたっていうメイドの娘……どう見ても平民の格好なのに、どうしてあんなに丁重に扱われているのよっ!」
私なんて、いつもメイド専用の食堂でご飯を食べて居て、アルフレッド様と同じテーブルで食事を取った事なんて、一度も無いのよっ!?
「まさに、今ローザが言った通りじゃない? アルフレッド様が自らスカウトした……つまり、身分は違うけど、知人関係にある人って事でしょ。もしかしたら、学校の同級生なのかも」
「けど、それにしてもおかしいわよ! こっそり見てるんだけど、アルフレッド様が気を利かせて言った、小粋な冗談をジト目でスルーしたり、食事中に野菜を残すなって注意したり……自分をアルフレッド様と対等に思っているんじゃないの!?」
「それだけ仲が良いお友達なんじゃないの? 本当は今日もそうだったけど、いつも剣聖の息子だからって、色々な所へ連れて行かれて、友達を作る機会も無かったのかもしれないじゃない」
だから、それに腹が立つのよ。
アルフレッド様には、私の本当の主……パメラ様という許嫁が居る。
いつもパメラ様が来た時は、素っ気ない態度のアルフレッド様なのに。本来それら、パメラ様に向けられるべき対応なのにっ!
将来パメラ様がアルフレッド様の元に嫁いだ後、新生活をサポート出来る様にと、私が派遣されて来ているというのに……こんなのパメラ様に報告出来ないわよっ!
「まぁでも、あの娘……平民みたいだけど、凄く綺麗だし、アルフレッド様が惹かれてしまうのも仕方が無いんじゃないの?」
「け、けど、アルフレッド様にはパメラ様がいらっしゃるし、パメラ様も綺麗じゃない」
「あー、パメラ様も確かに綺麗だけど、ちょっとトゲがあるというか……少なくとも、あのソフィアっていう娘の方が、アルフレッド様の好みなんじゃないの? それか、あの自然体が良いんじゃない? アルフレッド様相手に、あんなラフな感じで接する事が出来る人なんて、貴族にも居ないでしょ」
そりゃそうでしょ! アルフレッド様のお父様は剣聖で、今日だって国王に呼ばれて王宮に行っているのよ?
その息子で、既にドラゴン退治までしているアルフレッド様なんだから、普通の人なら、気安く話しかけたり出来ないでしょ!
「ところで、さっきアルフレッド様がメイドの部屋に案内するって言っていたような気がしたんだけど……」
「そうね。言っていたわね」
「明らかに別邸じゃなくて、本邸……それも、アルフレッド様の自室に向かってない?」
「……えっ!? そ、それって……ちょ、ちょっと行ってくる!」
「えぇっ!? ローザっ!? 勝手に行ったら怒られるわよっ!?」
じょ、冗談じゃない!
パメラ様でさえ、アルフレッド様の部屋には入れて貰った事が無いのに……居たっ!
ゆっくり雑談しながら廊下を進んでいて、もうすぐ左手にアルフレッド様の部屋が……って、通り過ぎた?
だったら何処へ行くの?
二人がその隣の部屋で立ち止まり、
「ここが、ソフィアの部屋になるんだが、どうだろう」
……って、そこは将来パメラ様が嫁いだ時の為に空けている部屋じゃないっ!
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