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44話・決着
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武具覚醒の付加に耐えられなかったのか、剣はすぐに壊れてしまった。
「やっぱり、4つは厳しかったか…」
何となく、覚醒させた瞬間、すぐ壊れそうな気がした。
さて、どうするか… たぶん、今使った武器より上等な武器じゃないと、4つ以上は厳しいと思うが、そんな武器あっかどうか…
「グルァア!!」
考える間もなく、化け物は魔剣を振り回しながら迫ってくる。
俺は、魔剣を睡眠の霧で受けたり、躱したりしながら回収した武器について思い返す。
「あれならいけるか…」
いけそうな武器が思い浮かんだ。
確信があるわけではないが、やれるだけやってみよう。
俺は、斬りかかってきた化け物の魔剣を躱しつつ、アイテムボックスから、2種類の武器を取り出す。
右手に盗賊の頭が持っていたハンマーを左手に今までと変わらない剣を持つ。すぐに、左手の剣に武具覚醒を行う。
「眠れる力・武具覚醒… ノックバック」
再び振るわれた魔剣をしゃがんで躱し、化け物のお腹を切っ先で突く。
「グルゥ!!」
化け物は、ノックバックの効果でのけ反ってしまう。俺はすぐに、のけ反った化け物を真上に蹴り上げる。
かなりの力をこめたからか、思っていたよりも空高く昇っていく。俺も、自分の足に力を込め、すぐ空高く昇る為に、ジャンプをした。化け物のいた高さまで到達する頃には、化け物は重力に従い、地面へと落ちていく。
俺は、頭が地面側をむく様に、空中で体勢を変える。
体勢を変え終わると、左手に握っていた剣を、足下で離し、両足で剣に触れる。
すると、ノックバックの効果で加速がついた俺は、両手でハンマーを握りながら化け物にせまる。
「グルゥ!!」
俺からの攻撃が危険と悟ったのか、化け物は、魔剣を盾にした。
「無駄だ…」
何故なら、その魔剣ごと消し去るつもりだからだ。
後少しで、化け物に追い付きそうな所で、最後の仕上げを行う。
「眠れる力・武具覚醒… 雷付与、硬質化、重量倍化、耐久力強化」
思った通り、下っ端の剣よりも上等な武器だったからか、4つ覚醒させてもすぐには壊れなかった。
俺たちはそろそろ、地面に激突する。その前に、俺は、武具覚醒させたハンマーを力の限り、化け物が盾にしている魔剣めがけて、振り下ろした。
ドゴッーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
ハンマーはボロボロと壊れていき、ハンマーを持っていた腕には相当の負担がかかった。
少しして、土煙が晴れると、そこには周囲の木々はなぎ倒され、数十mに渡って地面は陥没していた。
当然、魔剣どころか化け物… ユーベルじたい木っ端微塵になっただろう。
「さしずめ、"トールハンマー"って所かな…」
周囲の被害を見ながら、俺はそう呟いた。
「やっぱり、4つは厳しかったか…」
何となく、覚醒させた瞬間、すぐ壊れそうな気がした。
さて、どうするか… たぶん、今使った武器より上等な武器じゃないと、4つ以上は厳しいと思うが、そんな武器あっかどうか…
「グルァア!!」
考える間もなく、化け物は魔剣を振り回しながら迫ってくる。
俺は、魔剣を睡眠の霧で受けたり、躱したりしながら回収した武器について思い返す。
「あれならいけるか…」
いけそうな武器が思い浮かんだ。
確信があるわけではないが、やれるだけやってみよう。
俺は、斬りかかってきた化け物の魔剣を躱しつつ、アイテムボックスから、2種類の武器を取り出す。
右手に盗賊の頭が持っていたハンマーを左手に今までと変わらない剣を持つ。すぐに、左手の剣に武具覚醒を行う。
「眠れる力・武具覚醒… ノックバック」
再び振るわれた魔剣をしゃがんで躱し、化け物のお腹を切っ先で突く。
「グルゥ!!」
化け物は、ノックバックの効果でのけ反ってしまう。俺はすぐに、のけ反った化け物を真上に蹴り上げる。
かなりの力をこめたからか、思っていたよりも空高く昇っていく。俺も、自分の足に力を込め、すぐ空高く昇る為に、ジャンプをした。化け物のいた高さまで到達する頃には、化け物は重力に従い、地面へと落ちていく。
俺は、頭が地面側をむく様に、空中で体勢を変える。
体勢を変え終わると、左手に握っていた剣を、足下で離し、両足で剣に触れる。
すると、ノックバックの効果で加速がついた俺は、両手でハンマーを握りながら化け物にせまる。
「グルゥ!!」
俺からの攻撃が危険と悟ったのか、化け物は、魔剣を盾にした。
「無駄だ…」
何故なら、その魔剣ごと消し去るつもりだからだ。
後少しで、化け物に追い付きそうな所で、最後の仕上げを行う。
「眠れる力・武具覚醒… 雷付与、硬質化、重量倍化、耐久力強化」
思った通り、下っ端の剣よりも上等な武器だったからか、4つ覚醒させてもすぐには壊れなかった。
俺たちはそろそろ、地面に激突する。その前に、俺は、武具覚醒させたハンマーを力の限り、化け物が盾にしている魔剣めがけて、振り下ろした。
ドゴッーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
ハンマーはボロボロと壊れていき、ハンマーを持っていた腕には相当の負担がかかった。
少しして、土煙が晴れると、そこには周囲の木々はなぎ倒され、数十mに渡って地面は陥没していた。
当然、魔剣どころか化け物… ユーベルじたい木っ端微塵になっただろう。
「さしずめ、"トールハンマー"って所かな…」
周囲の被害を見ながら、俺はそう呟いた。
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