社会人から始めるアオハルの方法

 青春を知らない、青野間玄二(あおのまげんじ)、二十二歳、大学四年生、は惨敗続きの就職活動中に疲れ果てて一軒の居酒屋へ行きつく。
 居酒屋で一人寂しく飲んでいると、カウンター席で隣になった青年と意気投合。
 青年は伊香頭水右樹(いかずみうき)と名乗り、働く先がないなら、うちで働かないか、と玄二を誘う。
 玄二はその誘いを受ける事に。
 玄二が誘われたのは右樹が社長を務める、なんでも屋、左右だった。
 左右の従業員は右樹の他に玄二を入れると右樹の双子の弟、左樹だけ。
 なんでも屋左右はただの便利屋では無く、左右姉弟がやりたい事を気ままに、気楽に、我儘に、何でもやる会社で……。
 世界一、幸せな会社で青春を知らない玄二の青春の日々が始まる。
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