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第四章 世界の片隅で生きる者たち
256 文明と蛮行と
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「そんな奴ら真っ裸にして吊り下げてやればよかったのに」
女性陣を迎えに行った先で起こった出来事を勇者たちに説明すると、開口一番勇者がそう言い放った。
ちなみに真っ裸にして吊り下げるというのは、我が母国ミホム王国で婦女子に乱暴を働いた者への刑罰である。
広場に吊るして三日置いて、生きていたら無罪放免となるのだが、だいたいは被害者の親族や知り合いによって無残な有様となってしまう。
リンチがなくても、三日吊り下げると両手の関節が外れて骨が折れ、まともに動けなくなってしまうというかなり重い刑罰だ。
「他国の貴族だからそういう訳にもいかんだろ。俺もついカッとなって殴ってしまったが、一つ間違うと危なかった」
「本当に、心配したんだから。……でも、ありがとう、ダスター」
俺の言葉にメルリルが心配そうに、しかし少しうれしそうにそう言った。
対応を間違えはしたが、その言葉だけで報われた気分である。
「しかし、魔人だけでなく他種族までも迫害しているとは、とんだ野蛮な国ですね。東方諸国が全てそうとは限りませんが」
聖騎士が眉根を寄せながら考えを述べた。
確かにそうだな。
この国に入ったときに俺たちは蛮族呼ばわりされたが、話を聞いた限りでは東国こそ野蛮な国家群としか思えない。
いくら技術が発展していても、自分たちと違うからと他人を見下して排除するような連中が文明国家を名乗るのはおこがましすぎるだろう。
とは言え、聖騎士の言う通り、東方の全ての国がそうとは限らない。
俺たちの住む西方の国々もそれぞれ考え方が違うし、法も違う。
ひとまとめに考えないようにすることが大切だろう。
「しかし困ったな。もし東方がメルリルにとって危険な場所なら、メルリルだけ西方に残ってもらったほうがいいかもしれない」
俺がそう言った途端、猛烈な勢いで、やわらかいものがぶつかって来た。
「嫌です!」
メルリルだ。
「私、ダスターから離れません! 絶対です!」
「わ、わかった、落ち着け、な?」
ぐいぐい押し付けられるやわらかな肉体と、少し甘い彼女の香りが、俺をひどくドギマギさせた。
勇者たちがニヤニヤして見ている。
お前ら、後で覚えてろよ。
「ピャッ」
フォルテが俺の頭から降りて、メルリルの肩に止まると、メルリルの頬に自分の顔をこすりつける。
「フォルテ……うん、ありがとう」
「まぁ、なんとかするさ。な。だから落ち着けって」
俺も肩を抱いて背中をさすってやった。
メルリルは一瞬目を閉じてうすく微笑んでいるようだったが、突然、ハッとしたように目を開けて、急に真っ赤になって俺から離れる。
「あ、あの……私、ごめんなさい!」
「いやいや、俺が不安にさせるようなことを言ったから。悪かったな」
「オホン、そろそろいいかな? それで、メルリルの件についてなんだが……」
俺がメルリルをなだめていると、勇者が強引に話題を元に戻した。
今回に限っては助かったぞ。
俺はさっそくその話題に乗っかる。
「何かいい案があるのか?」
「ああ、ミュリア」
勇者は聖女ミュリアをうながした。
聖女はコクンと小さくうなずいて、俺とメルリルを見る。
「わたくしは、認識阻害の魔法を使えます」
「認識阻害?」
聞き慣れない魔法に俺は首をかしげた。
「他人が、姿や存在を正確に認識出来なくなる魔法です」
「それは凄いが、東国では常時使ってないといけなくなるぞ。大丈夫か?」
「はい。干渉系の魔法は物に付与することによって、継続的に使えるようになります。あの、ドラゴンの髪飾りに使えば、依代として強力ですから、ほとんど見破ることは出来ないでしょう」
「おお」
今も彼女たちが髪に付けている繊細な髪飾りは、魔王陛下に造っていただいたドラゴン素材の装備だ。
一定以内の魔法や物理攻撃を防ぐという強力な守りでもある。
それに聖女の魔法を付与するという訳か。
メルリルの姿が確認しにくくなるのはさびしいが、危険を避けるためには致し方ない。
「頼む、ミュリア」
「よろしくお願いします」
俺が頭を下げると共に、メルリルも両手を胸に当てて身をかがめる。
大聖堂に滞在中に学んだ、教会式の礼だ。
「仲間……だから」
聖女ははにかむようにそう言うと、自分で恥ずかしかったのか、すぐに勇者の背後に隠れてしまった。
「仲間だからこそお礼を言わせてください。ミュリア、本当に助かりました」
「うん」
ほのぼのするなぁ。
さっきのバカ共とのやりとりで感じていたイラつきがすっかり解消されてしまった。
俺たちはその場をさっさと離れることにして、階段を下りたところにある、落ち着く内装の茶店に移動した。
「今までに集めた情報から判断して、東方の国が素直に聖者の発した警告を受け入れるとは思えないな」
勇者が難しい顔で言った。
俺も同感だ。
というか、俺たちが入国した時点で敵対行動を取られないか不安でしかない。
「さっきのミュリアの話で思いついたが、身分を偽って入国するというのはどうだ?」
「勇者とういうことを隠すのか?」
「いえ、それはおすすめしません」
俺が案を出すと、聖女が反対した。
「なぜだ?」
「東方の国は、西方諸国を軽んじていますが、教会を敵に回すと西方諸国が一丸となって攻めてくるのではないかと警戒しています。そのため、表立っては教会を受け入れる形を取っているのです。その証拠に、東方には大聖堂から派遣された教主が建てた教会が一つあります。逆に言えば、その一つしか建設を許されていませんが」
なるほど、聖女は大聖堂で暮らしているなかで、いろいろと東方の国の内情を聞き知っているらしい。
「ということは、正式な大聖堂の使者として勇者が訪れるほうが安全ということか」
「おそらくは」
なかなか難しい情勢のようだ。
それにしても、聖女はこういう聖女としての発言をするときには、本来の年齢よりもしっかりして見えるな。
いつもの怖がりを克服出来れば、すばらしい聖者になりそうだ。
とは言え、本人にとっては、聖者になるのがいいことかどうかわからないが。
少なくとも俺は、ミュリアが聖者にはならずに家族の元へ帰れることを祈りたいと思っている。
女性陣を迎えに行った先で起こった出来事を勇者たちに説明すると、開口一番勇者がそう言い放った。
ちなみに真っ裸にして吊り下げるというのは、我が母国ミホム王国で婦女子に乱暴を働いた者への刑罰である。
広場に吊るして三日置いて、生きていたら無罪放免となるのだが、だいたいは被害者の親族や知り合いによって無残な有様となってしまう。
リンチがなくても、三日吊り下げると両手の関節が外れて骨が折れ、まともに動けなくなってしまうというかなり重い刑罰だ。
「他国の貴族だからそういう訳にもいかんだろ。俺もついカッとなって殴ってしまったが、一つ間違うと危なかった」
「本当に、心配したんだから。……でも、ありがとう、ダスター」
俺の言葉にメルリルが心配そうに、しかし少しうれしそうにそう言った。
対応を間違えはしたが、その言葉だけで報われた気分である。
「しかし、魔人だけでなく他種族までも迫害しているとは、とんだ野蛮な国ですね。東方諸国が全てそうとは限りませんが」
聖騎士が眉根を寄せながら考えを述べた。
確かにそうだな。
この国に入ったときに俺たちは蛮族呼ばわりされたが、話を聞いた限りでは東国こそ野蛮な国家群としか思えない。
いくら技術が発展していても、自分たちと違うからと他人を見下して排除するような連中が文明国家を名乗るのはおこがましすぎるだろう。
とは言え、聖騎士の言う通り、東方の全ての国がそうとは限らない。
俺たちの住む西方の国々もそれぞれ考え方が違うし、法も違う。
ひとまとめに考えないようにすることが大切だろう。
「しかし困ったな。もし東方がメルリルにとって危険な場所なら、メルリルだけ西方に残ってもらったほうがいいかもしれない」
俺がそう言った途端、猛烈な勢いで、やわらかいものがぶつかって来た。
「嫌です!」
メルリルだ。
「私、ダスターから離れません! 絶対です!」
「わ、わかった、落ち着け、な?」
ぐいぐい押し付けられるやわらかな肉体と、少し甘い彼女の香りが、俺をひどくドギマギさせた。
勇者たちがニヤニヤして見ている。
お前ら、後で覚えてろよ。
「ピャッ」
フォルテが俺の頭から降りて、メルリルの肩に止まると、メルリルの頬に自分の顔をこすりつける。
「フォルテ……うん、ありがとう」
「まぁ、なんとかするさ。な。だから落ち着けって」
俺も肩を抱いて背中をさすってやった。
メルリルは一瞬目を閉じてうすく微笑んでいるようだったが、突然、ハッとしたように目を開けて、急に真っ赤になって俺から離れる。
「あ、あの……私、ごめんなさい!」
「いやいや、俺が不安にさせるようなことを言ったから。悪かったな」
「オホン、そろそろいいかな? それで、メルリルの件についてなんだが……」
俺がメルリルをなだめていると、勇者が強引に話題を元に戻した。
今回に限っては助かったぞ。
俺はさっそくその話題に乗っかる。
「何かいい案があるのか?」
「ああ、ミュリア」
勇者は聖女ミュリアをうながした。
聖女はコクンと小さくうなずいて、俺とメルリルを見る。
「わたくしは、認識阻害の魔法を使えます」
「認識阻害?」
聞き慣れない魔法に俺は首をかしげた。
「他人が、姿や存在を正確に認識出来なくなる魔法です」
「それは凄いが、東国では常時使ってないといけなくなるぞ。大丈夫か?」
「はい。干渉系の魔法は物に付与することによって、継続的に使えるようになります。あの、ドラゴンの髪飾りに使えば、依代として強力ですから、ほとんど見破ることは出来ないでしょう」
「おお」
今も彼女たちが髪に付けている繊細な髪飾りは、魔王陛下に造っていただいたドラゴン素材の装備だ。
一定以内の魔法や物理攻撃を防ぐという強力な守りでもある。
それに聖女の魔法を付与するという訳か。
メルリルの姿が確認しにくくなるのはさびしいが、危険を避けるためには致し方ない。
「頼む、ミュリア」
「よろしくお願いします」
俺が頭を下げると共に、メルリルも両手を胸に当てて身をかがめる。
大聖堂に滞在中に学んだ、教会式の礼だ。
「仲間……だから」
聖女ははにかむようにそう言うと、自分で恥ずかしかったのか、すぐに勇者の背後に隠れてしまった。
「仲間だからこそお礼を言わせてください。ミュリア、本当に助かりました」
「うん」
ほのぼのするなぁ。
さっきのバカ共とのやりとりで感じていたイラつきがすっかり解消されてしまった。
俺たちはその場をさっさと離れることにして、階段を下りたところにある、落ち着く内装の茶店に移動した。
「今までに集めた情報から判断して、東方の国が素直に聖者の発した警告を受け入れるとは思えないな」
勇者が難しい顔で言った。
俺も同感だ。
というか、俺たちが入国した時点で敵対行動を取られないか不安でしかない。
「さっきのミュリアの話で思いついたが、身分を偽って入国するというのはどうだ?」
「勇者とういうことを隠すのか?」
「いえ、それはおすすめしません」
俺が案を出すと、聖女が反対した。
「なぜだ?」
「東方の国は、西方諸国を軽んじていますが、教会を敵に回すと西方諸国が一丸となって攻めてくるのではないかと警戒しています。そのため、表立っては教会を受け入れる形を取っているのです。その証拠に、東方には大聖堂から派遣された教主が建てた教会が一つあります。逆に言えば、その一つしか建設を許されていませんが」
なるほど、聖女は大聖堂で暮らしているなかで、いろいろと東方の国の内情を聞き知っているらしい。
「ということは、正式な大聖堂の使者として勇者が訪れるほうが安全ということか」
「おそらくは」
なかなか難しい情勢のようだ。
それにしても、聖女はこういう聖女としての発言をするときには、本来の年齢よりもしっかりして見えるな。
いつもの怖がりを克服出来れば、すばらしい聖者になりそうだ。
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少なくとも俺は、ミュリアが聖者にはならずに家族の元へ帰れることを祈りたいと思っている。
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