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第三章 マリーアントワネット
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ほだか先生のご好意に甘えたわたしは、紅麗亜ちゃんと一緒に帰ることとなった。最初こそぎこちない感じで、お互いなにを話していいものか戸惑っていたが、モノレールが少し進んだあたりで。
「私、モノレールってすごく好きなんですよね。なんだか、心がすごく浄化されるっていうか」
「その気持ち分かるぅ~」
どうやら紅麗亜ちゃんも、わたしと同じでモノレールに乗るのが好きなようだ。空から街を見るのが好き、ここから見える富士山が好き。そんな話で盛り上がったわたしたちは、大船駅中の喫茶店にて少しだけお茶をすることとなった。
「みんな、結衣先輩が突然辞めちゃったから悲しんでますよ。特にバイトリーダーの小山さん。結衣先輩は知らなかったと思うんですけど、実は小山さん、結衣先輩のこと好きだったんですよ。結衣先輩が店長に辞めさせられたって知った時なんか、怒り狂ってそのまま帰っちゃったくらいなんですから」
紅麗亜ちゃんは注文したカフェオレに一切手をつけることもなく、話すことに夢中だった。美容室にいたときとは、えらい変わりよう。表情も話し方も、雰囲気そのものが明るい。なんだか別人みたいだ。
そう言えば、ほだか先生が言ってたな。
──カラーリングは見た目の印象や雰囲気をがらりと変えてしまいますので、適当にはオススメできません。中には髪色を変えることで、性格まで変わってしまう方もいらっしゃいますから。
「それで小山さんついに店長に辞表叩きつけたんですけど、ついにあの店長が下座してですね──」
「……」
「結衣先輩? どうかしました?」
「……え? ああ、ごめん! それで、小山さんと店長が禁断の恋に発展してなんだっけ!?」
「結衣先輩、全然話聞いてないじゃないですか」
「き、聞いてるよ!? ごめん、今のは冗談で~。あー、そういうことだったね。小山さん、これから店長に告白するんだったね」
「だから、そんなことひと言も言ってませんよ!」
むっとする紅麗亜ちゃん。直後にも、ワーキャーあれこれ言ってきて、わたしもあれこれ弁明して、そのうち話が訳の分からない方向に傾いて。
「……結衣先輩が相変わらずで、安心しましたよ」
結局はそこで落ち着き、わたしたちは顔を見合わせ笑っていた。そう言えばそうだった。わたしと紅麗亜ちゃんは、以前このようなバカ話ばかりをしていたのだ。
その後も、ここ一ヶ月間のことについていろいろと語り合った。ほとんどは紅麗亜ちゃんの日常鬱憤、愚痴ばかりだったけど、それはそれで聞いていて楽しかった。そして、ひとしきり話あった後。わたしはおもむろに聞いていた。
「それで、紅麗亜ちゃんさ。その髪、今日なに色に染めたの?」
わたしは目線を紅麗亜ちゃんの髪へ、再確認にする。やはり、どこからどう見ても紅麗亜ちゃんの髪色は真っ黒だ。むしろ染める前よりもいっそう黒くなった気がしないでもない。少なくとも、わたしの目にはそんな風に映っていた。
「わたし、カラーリングとかすっごく疎くってさ、細かい色の違いとかよく分からないんだよね。もしかして、光のあたり方で色が出るとかなの?」
「……結衣先輩には、どう見えてます?」
尋ねてくる紅麗亜ちゃんの表情に、まただ。一瞬にして影が落ちてきた。
「どうって、黒じゃないの?」
「そう、黒です……黒のはずなんです。今はまだ」
「今は、まだ? どういうこと?」
紅麗亜ちゃんは一拍おいて、そこでやっとカフェオレに手をつけた。わたしも連れられてココアミルクで喉を潤す。すっかり冷めていた。紅麗亜ちゃんは、声のトーンを落として言った。
「病気なのかもしれませんけど、しばらく経つと……色が全部、抜け落ちてしまうんです」
意味が分からなかった。
「染める前の私の髪、見ましたよね? あの通り、真っ白になっちゃうんですよ。いつもは一ヶ月置きに染めるので分からなかったと思うんですけど、今回はいろいろと忙しくて染めるのが遅くなっちゃって、あんな感じです」
「え、えっと……」
「一応病院で見てもらったんですが、全然原因が分からないみたいでして。医学的根拠はないからって、精神科を紹介されました。ほんと……私も困ってまして」
「ちょ、ちょっと紅麗亜ちゃん──」
「結衣先輩、どうですか。ちゃんと染まってますか? 染め残し、ありませんよね?」
紅麗亜ちゃんはテーブルへ体を乗り出し、尋ねてくる。瞳孔も開いて、ちょっと怖い。その勢いに押されてしまった。
「……う、うん。大丈夫。綺麗に、染まってるよ?」
宥めるように言えば、そこでやっと紅麗亜ちゃんは胸を撫で下ろし、安堵の溜息を漏らした。本当に、意味が分からなかった。もしかしたら、わたしの勘違いだったかもしれないとさえ思わされる。店へ来たときの紅麗亜ちゃんの髪色は、白だっけ? 黒だっけ? 白から黒へ? 黒から白へ?
どうだっけ──
「……結衣先輩。マリーアントワネットって、ご存知ですか?」
そしてその話は、脈絡もなく語り出された。
「マリーアントワネットは、ルイ16世っていうフランス国王の王妃で、とにかくわがままな方だったそうです。国民のお金で、散財づくし。『パンがなければお菓子を食べればいい』って言葉が有名ですね。あれも国民が貧困に追われているときのものだそうですよ。とにかく、自由気ままの贅沢三昧。
ただそんなマリーアントワネットも、フランス革命が起きてついに処刑されることが決まってしまいます。先にルイ16世が処刑されて、その後はマリーアントワネットも革命裁判にかけられ、さまざまな罪を追求されてしまった。結果は斬首の刑。最後は、国民の目の前でギロチンにかけられたそうですよ」
そこまでまくし立てるように話して、紅麗亜ちゃんは再びカフェオレへと口をつけた。ごくっ、ごくっと喉を鳴らして、飲み干した。話し繋いだ。
「それで、この処刑前夜のことなんですが……結衣先輩は、マリーアントワネットの髪がどんな状態だったのか、知ってますか?」
「なんとなくは……確か、真っ白になった、だったかな?」
自信はなかったが、一応は答えてみる。昔、バラエティ番組で聞いたことがあったのだ。処刑されることに絶望したマリーアントワネットは、一夜にして白髪となった。ストレスで白髪が増えたって話もあるくらいだし、そういうこともあるのかな?
紅麗亜ちゃんは力強く頷く。正解のようだ。
「私もそうなんです。マリーアントワネットと、同じなんです」
紅麗亜ちゃんは、肩に垂れた自身の黒髪を指で摘みながら。
「先ほどもお伝えしましたが、原因は分かっていません。だけど、色が抜けるんです。私、それがどうしても嫌で……」
「だから、毎月白髪染めをしてるってことなの?」
「はい、そういうことになります……私の髪、呪われているんでしょうか」
「えーと。それは、ないんじゃないのかな?」
これも確証はないが、仮にも紅麗亜ちゃんの髪に摩訶不思議な異常が発生しているのなら、ほだか先生が見逃すわけがない。実際、今日のほだか先生は眼鏡をつけていた。だとしたら、なにも見えてない。見えてないはず……だよね?
紅麗亜ちゃんは飲み干されたカップへ目線を落とし、「ですよね……」と悲痛な口振り。痛々しい姿。可哀想に思えた。
頭がこんがらがる。誰が正しくて、誰が間違っているの? それとも、みんな正しいの? よく分からない。
「でもどうして、ほだか先生のところなの? 紅麗亜ちゃんって、家は辻堂でしょ。髪を染めるだけなら、わざわざ電車を乗り継いでまで行く必要はないと思うけど」
「それは……」
紅麗亜ちゃんはバツの悪そうな顔を作る。もごもごと口を動かして。
「……オルの匂いが、するから」
「ん、なに?」
「! ごめんなさい! なんでもありません! そう……たまたま。知り合いに紹介されて、その流れで通ってるだけです!」
「??」
「そ、それじゃあ結衣先輩! そろそろ門限なので、先に帰ります!」
紅麗亜ちゃんは嘘臭く言って、逃げるように店を出て行ってしまった。また余程慌てていたのか、傘をまた忘れていた。なんだかなぁ。本当に、謎だ。
「あー、また雨だ……」
大船駅北口を出てすぐだった。小雨気味に降り出していた雨が、次第に強くなっていく。申し訳ないと思ったが、紅麗亜ちゃんの傘を借りることにした。傘は……そうだな。元バイト先。大船駅南口前のチェーン喫茶店。店長がいなかったら、明日にでもちょっと寄ってみようか。
僅かな罪悪感を抱きつつ、傘を開いた。そのまま自宅マンションを目指して歩いていると、わたしと同い年ぐらいの男子高校生が、スクールカバンを頭に乗せて駅へ駆け込んでいくのが見えた。へっくしょん! ──くしゃみも聞こえてくる。
紅麗亜ちゃん、濡れてなければいいんだけど……
「靴下染みるなぁ、これ」
雨は、一向に止む気配もなかった。
「私、モノレールってすごく好きなんですよね。なんだか、心がすごく浄化されるっていうか」
「その気持ち分かるぅ~」
どうやら紅麗亜ちゃんも、わたしと同じでモノレールに乗るのが好きなようだ。空から街を見るのが好き、ここから見える富士山が好き。そんな話で盛り上がったわたしたちは、大船駅中の喫茶店にて少しだけお茶をすることとなった。
「みんな、結衣先輩が突然辞めちゃったから悲しんでますよ。特にバイトリーダーの小山さん。結衣先輩は知らなかったと思うんですけど、実は小山さん、結衣先輩のこと好きだったんですよ。結衣先輩が店長に辞めさせられたって知った時なんか、怒り狂ってそのまま帰っちゃったくらいなんですから」
紅麗亜ちゃんは注文したカフェオレに一切手をつけることもなく、話すことに夢中だった。美容室にいたときとは、えらい変わりよう。表情も話し方も、雰囲気そのものが明るい。なんだか別人みたいだ。
そう言えば、ほだか先生が言ってたな。
──カラーリングは見た目の印象や雰囲気をがらりと変えてしまいますので、適当にはオススメできません。中には髪色を変えることで、性格まで変わってしまう方もいらっしゃいますから。
「それで小山さんついに店長に辞表叩きつけたんですけど、ついにあの店長が下座してですね──」
「……」
「結衣先輩? どうかしました?」
「……え? ああ、ごめん! それで、小山さんと店長が禁断の恋に発展してなんだっけ!?」
「結衣先輩、全然話聞いてないじゃないですか」
「き、聞いてるよ!? ごめん、今のは冗談で~。あー、そういうことだったね。小山さん、これから店長に告白するんだったね」
「だから、そんなことひと言も言ってませんよ!」
むっとする紅麗亜ちゃん。直後にも、ワーキャーあれこれ言ってきて、わたしもあれこれ弁明して、そのうち話が訳の分からない方向に傾いて。
「……結衣先輩が相変わらずで、安心しましたよ」
結局はそこで落ち着き、わたしたちは顔を見合わせ笑っていた。そう言えばそうだった。わたしと紅麗亜ちゃんは、以前このようなバカ話ばかりをしていたのだ。
その後も、ここ一ヶ月間のことについていろいろと語り合った。ほとんどは紅麗亜ちゃんの日常鬱憤、愚痴ばかりだったけど、それはそれで聞いていて楽しかった。そして、ひとしきり話あった後。わたしはおもむろに聞いていた。
「それで、紅麗亜ちゃんさ。その髪、今日なに色に染めたの?」
わたしは目線を紅麗亜ちゃんの髪へ、再確認にする。やはり、どこからどう見ても紅麗亜ちゃんの髪色は真っ黒だ。むしろ染める前よりもいっそう黒くなった気がしないでもない。少なくとも、わたしの目にはそんな風に映っていた。
「わたし、カラーリングとかすっごく疎くってさ、細かい色の違いとかよく分からないんだよね。もしかして、光のあたり方で色が出るとかなの?」
「……結衣先輩には、どう見えてます?」
尋ねてくる紅麗亜ちゃんの表情に、まただ。一瞬にして影が落ちてきた。
「どうって、黒じゃないの?」
「そう、黒です……黒のはずなんです。今はまだ」
「今は、まだ? どういうこと?」
紅麗亜ちゃんは一拍おいて、そこでやっとカフェオレに手をつけた。わたしも連れられてココアミルクで喉を潤す。すっかり冷めていた。紅麗亜ちゃんは、声のトーンを落として言った。
「病気なのかもしれませんけど、しばらく経つと……色が全部、抜け落ちてしまうんです」
意味が分からなかった。
「染める前の私の髪、見ましたよね? あの通り、真っ白になっちゃうんですよ。いつもは一ヶ月置きに染めるので分からなかったと思うんですけど、今回はいろいろと忙しくて染めるのが遅くなっちゃって、あんな感じです」
「え、えっと……」
「一応病院で見てもらったんですが、全然原因が分からないみたいでして。医学的根拠はないからって、精神科を紹介されました。ほんと……私も困ってまして」
「ちょ、ちょっと紅麗亜ちゃん──」
「結衣先輩、どうですか。ちゃんと染まってますか? 染め残し、ありませんよね?」
紅麗亜ちゃんはテーブルへ体を乗り出し、尋ねてくる。瞳孔も開いて、ちょっと怖い。その勢いに押されてしまった。
「……う、うん。大丈夫。綺麗に、染まってるよ?」
宥めるように言えば、そこでやっと紅麗亜ちゃんは胸を撫で下ろし、安堵の溜息を漏らした。本当に、意味が分からなかった。もしかしたら、わたしの勘違いだったかもしれないとさえ思わされる。店へ来たときの紅麗亜ちゃんの髪色は、白だっけ? 黒だっけ? 白から黒へ? 黒から白へ?
どうだっけ──
「……結衣先輩。マリーアントワネットって、ご存知ですか?」
そしてその話は、脈絡もなく語り出された。
「マリーアントワネットは、ルイ16世っていうフランス国王の王妃で、とにかくわがままな方だったそうです。国民のお金で、散財づくし。『パンがなければお菓子を食べればいい』って言葉が有名ですね。あれも国民が貧困に追われているときのものだそうですよ。とにかく、自由気ままの贅沢三昧。
ただそんなマリーアントワネットも、フランス革命が起きてついに処刑されることが決まってしまいます。先にルイ16世が処刑されて、その後はマリーアントワネットも革命裁判にかけられ、さまざまな罪を追求されてしまった。結果は斬首の刑。最後は、国民の目の前でギロチンにかけられたそうですよ」
そこまでまくし立てるように話して、紅麗亜ちゃんは再びカフェオレへと口をつけた。ごくっ、ごくっと喉を鳴らして、飲み干した。話し繋いだ。
「それで、この処刑前夜のことなんですが……結衣先輩は、マリーアントワネットの髪がどんな状態だったのか、知ってますか?」
「なんとなくは……確か、真っ白になった、だったかな?」
自信はなかったが、一応は答えてみる。昔、バラエティ番組で聞いたことがあったのだ。処刑されることに絶望したマリーアントワネットは、一夜にして白髪となった。ストレスで白髪が増えたって話もあるくらいだし、そういうこともあるのかな?
紅麗亜ちゃんは力強く頷く。正解のようだ。
「私もそうなんです。マリーアントワネットと、同じなんです」
紅麗亜ちゃんは、肩に垂れた自身の黒髪を指で摘みながら。
「先ほどもお伝えしましたが、原因は分かっていません。だけど、色が抜けるんです。私、それがどうしても嫌で……」
「だから、毎月白髪染めをしてるってことなの?」
「はい、そういうことになります……私の髪、呪われているんでしょうか」
「えーと。それは、ないんじゃないのかな?」
これも確証はないが、仮にも紅麗亜ちゃんの髪に摩訶不思議な異常が発生しているのなら、ほだか先生が見逃すわけがない。実際、今日のほだか先生は眼鏡をつけていた。だとしたら、なにも見えてない。見えてないはず……だよね?
紅麗亜ちゃんは飲み干されたカップへ目線を落とし、「ですよね……」と悲痛な口振り。痛々しい姿。可哀想に思えた。
頭がこんがらがる。誰が正しくて、誰が間違っているの? それとも、みんな正しいの? よく分からない。
「でもどうして、ほだか先生のところなの? 紅麗亜ちゃんって、家は辻堂でしょ。髪を染めるだけなら、わざわざ電車を乗り継いでまで行く必要はないと思うけど」
「それは……」
紅麗亜ちゃんはバツの悪そうな顔を作る。もごもごと口を動かして。
「……オルの匂いが、するから」
「ん、なに?」
「! ごめんなさい! なんでもありません! そう……たまたま。知り合いに紹介されて、その流れで通ってるだけです!」
「??」
「そ、それじゃあ結衣先輩! そろそろ門限なので、先に帰ります!」
紅麗亜ちゃんは嘘臭く言って、逃げるように店を出て行ってしまった。また余程慌てていたのか、傘をまた忘れていた。なんだかなぁ。本当に、謎だ。
「あー、また雨だ……」
大船駅北口を出てすぐだった。小雨気味に降り出していた雨が、次第に強くなっていく。申し訳ないと思ったが、紅麗亜ちゃんの傘を借りることにした。傘は……そうだな。元バイト先。大船駅南口前のチェーン喫茶店。店長がいなかったら、明日にでもちょっと寄ってみようか。
僅かな罪悪感を抱きつつ、傘を開いた。そのまま自宅マンションを目指して歩いていると、わたしと同い年ぐらいの男子高校生が、スクールカバンを頭に乗せて駅へ駆け込んでいくのが見えた。へっくしょん! ──くしゃみも聞こえてくる。
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