友達に戻れない僕達は

プロローグ

プロローグ

とても苦しく長かった大学受験が終わり、僕の周りには、4月から大学生になれるとわくわくしている者、
浪人すると覚悟を決めて勉学に励むもの、
受験はせず働きに出る者など、様々な人々がいた。
僕は4月から大学に行かせてもらえることになった。
多額のお金を費やしてくれた親には感謝してもしきれない。
第1志望の北海道大には合格できなかったものの、第2志望の東京理科大には合格でき自分的には満足していた。
大学生活の出来事を想像し専門的な分野を学べるといった希望や、未知の領域に足を踏み入れる少しの不安を持っていた。
そんなある3月31日

＿僕は2人の友人を失った。