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第二章 シルフェリアとの別れとイリスの覚悟
外伝!「黒龍王対決」その2
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「グルルルルルルルルルル~」
「ラザフォードさん!唸ってます!無意識に唸ってますよー!
ビークール!ビークール!」
唸るラザフォードの頭を抱きしめてポンポンしているエリカ。
「ガルルルルルルルル!!!!!」
「ビークール!ビークール!」
「さっきからその「びぃくぅる」とは何ですの?」
聞いた事無い単語に不思議そうにコテンと首を傾げるシルフィーナ。
「前世でのラザフォードさんの母国語で「落ち着いて」「冷静に」とかの意味です」
「へ~?エリカって博識なのですねぇ?」
「いえ・・・「ビークール」くらいで博識とか言われても逆に困ります。
特にラザフォードさんはロックシンガーなので「クールダウン」とかより効果があるかな?
って思っただけです」
こんな簡単な英単語で博識とまで褒められるとは?!と、逆に申し訳ないエリカ。
最悪の再会から1週間ほどの冷却期間を置いて今日は新黒龍王ラザフォードと旧黒龍王ブリックリンとの話し合いの場だ。
先程まではラザフォードはブリックリンを見るなり唸りだしてグリフォンロードのエリカが宥めて風竜シルフィーナが感心している構図だ。
対するブリックリンは変身魔法を使い子竜へと化けてイリスの後ろに隠れている。
少しでもラザフォードに愛想を振り撒く為にとのイリスの苦肉の作戦だ。
するとあら不思議?ラザフォードは唸るのを止めた?
エリカのポンポンが効いたか?!と思ったら・・・「胸の大きい人の言う事は聞きません」
単に頭に押し当てられたエリカの大きな胸にいじけただけだった・・・
「ええーー?!そこは仕方ないですよ?!私はグリフォンですよ?!
胸筋が無いと飛べません!これは鳩胸で大きいですけど柔らかくないですって!
生きる為には大きくないとダメなんですよ?!なにせグリフォンですから!」
「ほー??」シルフィーナがエリカの胸を揉み揉みして・・・
「うわっ!本当に硬いですわ!カッチカチですわーーーー!!」
「でしょう?!カッチカチでしょう?!おっぱいじゃ無い事だけは確かでしょう?!」
おっぱい言うんじゃねえ!エロい方に追放すんぞ!
「それ硬かったんだ・・・・」何故かショックを受けてるイリス・・・何故?!
「でも大きいのには変わりありません」プイッ
「どうしろと?!」
このアホなやり取りでラザフォードが少し落ち着いたのは言うまでも無い。
30分後・・・
ラザフォードが冷静になった所でイリスが仲裁に入り話し合いが始まる。
「詳しい経緯はブリックリンから聞きました。
ブリックリンが元黒龍王とかツッコミ所が満載の話しでしたがそこは一旦置いておいて、
ラザフォードさん的にはブリックリンをどうしたいのですか?」
「とりあえず・・・・・・・・・殴りたいです!」
「よし!殴られようブリックリン!!」
「「よし!分かった!ラザフォードさん!どうぞ!」」
「即決?!」
バッコオオオオンンン!!!!
「ブリックリンーーーーー??!!」
何の躊躇なく子竜姿のブリックリンを黒龍王の龍気を込めて殴り飛ばすラザフォード!!
「殴っても何もなりません!」とかの日本的な綺麗事など一切無し!
アメリカ人なので殴りたいから殴るのみ!殴れる時に殴るのだ!
近づいて来たブリックリンをフルスイング右ストレートでブッ飛ばすラザフォード!
美しい放物線を描きながら海の彼方へと消えたブリックリン。
「うっそー・・・ここで殴るのかぁ・・・」
日本では比較的良い子だったエリカ的にこのアメリカ的な展開は有り得ないのだ。
「どうですかラザフォードさん?少しは気が済みましたか?」
バッとラザフォードの方に振り向き尋ねるイリス。
「うう~・・・もうちょいです」
《聞いた?ブリックリン!早く戻って来て!2発目行くよ!》
《ちょ・・・・ちょっと待って!さすがに痛いって!連続は無理!》
あっ!ちゃんと生きていたねブリックリン。
「ラザフォードさん!
被告もこう言ってますので1日ひと殴り、30日の刑でどうでしょうか?」
「黒龍王に30日間毎日殴られる・・・それって事実上の死刑判決じゃないの?!
・・・っていつまで揉み揉みしているの?!シルフィーナちゃん?!」
「これクセになりますわね・・・」モミモミモミモミモミモミ
「うわぁ・・・本当にカッチカチだぁ・・・」モミモミモミモミモミ
「何でそんなに嫌そうなの?!イリス?!」
両サイドからエリカの胸をモミモミするイリスとシルフィーナを見ながら、
「グルルルルルルルルルル」まだまだ腹の虫が収まらないラザフォードだった。
次の日。
「「黒龍王化して下さい・・・」」
「「・・・・・・・はい」」
やっぱり子竜の姿だと殴り辛いのかブリックリンに黒龍化しろと所望するラザフォード。
ブリックリンが黒龍王化すると、
「「出たわね!!!この極悪人ーーーーー!!!」」
バッコオオオオンンン!!!!!!
黒龍王が黒龍王をブン殴ると言う大迫力映像を残してブリックリンは海の彼方へと消えて行った・・・
「うわぁ・・・」
この怪獣大戦争映像にはさすがのイリスもドン引きだ!!
今日の刑執行の見届け人はイリスだけだ。
エリカはクレアに「遊んでないで魔法の勉強しろーーー!!」と捕まり、シルフィーナは暴力が嫌いなのに何でそんなモン見学せにゃならん?と来なかった。
他のメンバーのガストン、ロイ、ホワイトは普通に仕事中・・・あれ?イリスって暇人?
「んな訳あるかい!帰ってから龍騎士隊イリスの運営予算書類の作成だよ!!」
これから書類仕事ですか、そうっすか、失礼しました。
軽快にぶっ飛んで行ったブリックリン。頑張れ!残り28日だぞ!
☆
「・・・・・全然、投稿の状態が変わりませんね?」
いや・・・あっちの方は文字数が多いので普通に時間が掛かるんです。
ちゃんと書いてますよ!信じて下さい!
「ラザフォードさん!唸ってます!無意識に唸ってますよー!
ビークール!ビークール!」
唸るラザフォードの頭を抱きしめてポンポンしているエリカ。
「ガルルルルルルルル!!!!!」
「ビークール!ビークール!」
「さっきからその「びぃくぅる」とは何ですの?」
聞いた事無い単語に不思議そうにコテンと首を傾げるシルフィーナ。
「前世でのラザフォードさんの母国語で「落ち着いて」「冷静に」とかの意味です」
「へ~?エリカって博識なのですねぇ?」
「いえ・・・「ビークール」くらいで博識とか言われても逆に困ります。
特にラザフォードさんはロックシンガーなので「クールダウン」とかより効果があるかな?
って思っただけです」
こんな簡単な英単語で博識とまで褒められるとは?!と、逆に申し訳ないエリカ。
最悪の再会から1週間ほどの冷却期間を置いて今日は新黒龍王ラザフォードと旧黒龍王ブリックリンとの話し合いの場だ。
先程まではラザフォードはブリックリンを見るなり唸りだしてグリフォンロードのエリカが宥めて風竜シルフィーナが感心している構図だ。
対するブリックリンは変身魔法を使い子竜へと化けてイリスの後ろに隠れている。
少しでもラザフォードに愛想を振り撒く為にとのイリスの苦肉の作戦だ。
するとあら不思議?ラザフォードは唸るのを止めた?
エリカのポンポンが効いたか?!と思ったら・・・「胸の大きい人の言う事は聞きません」
単に頭に押し当てられたエリカの大きな胸にいじけただけだった・・・
「ええーー?!そこは仕方ないですよ?!私はグリフォンですよ?!
胸筋が無いと飛べません!これは鳩胸で大きいですけど柔らかくないですって!
生きる為には大きくないとダメなんですよ?!なにせグリフォンですから!」
「ほー??」シルフィーナがエリカの胸を揉み揉みして・・・
「うわっ!本当に硬いですわ!カッチカチですわーーーー!!」
「でしょう?!カッチカチでしょう?!おっぱいじゃ無い事だけは確かでしょう?!」
おっぱい言うんじゃねえ!エロい方に追放すんぞ!
「それ硬かったんだ・・・・」何故かショックを受けてるイリス・・・何故?!
「でも大きいのには変わりありません」プイッ
「どうしろと?!」
このアホなやり取りでラザフォードが少し落ち着いたのは言うまでも無い。
30分後・・・
ラザフォードが冷静になった所でイリスが仲裁に入り話し合いが始まる。
「詳しい経緯はブリックリンから聞きました。
ブリックリンが元黒龍王とかツッコミ所が満載の話しでしたがそこは一旦置いておいて、
ラザフォードさん的にはブリックリンをどうしたいのですか?」
「とりあえず・・・・・・・・・殴りたいです!」
「よし!殴られようブリックリン!!」
「「よし!分かった!ラザフォードさん!どうぞ!」」
「即決?!」
バッコオオオオンンン!!!!
「ブリックリンーーーーー??!!」
何の躊躇なく子竜姿のブリックリンを黒龍王の龍気を込めて殴り飛ばすラザフォード!!
「殴っても何もなりません!」とかの日本的な綺麗事など一切無し!
アメリカ人なので殴りたいから殴るのみ!殴れる時に殴るのだ!
近づいて来たブリックリンをフルスイング右ストレートでブッ飛ばすラザフォード!
美しい放物線を描きながら海の彼方へと消えたブリックリン。
「うっそー・・・ここで殴るのかぁ・・・」
日本では比較的良い子だったエリカ的にこのアメリカ的な展開は有り得ないのだ。
「どうですかラザフォードさん?少しは気が済みましたか?」
バッとラザフォードの方に振り向き尋ねるイリス。
「うう~・・・もうちょいです」
《聞いた?ブリックリン!早く戻って来て!2発目行くよ!》
《ちょ・・・・ちょっと待って!さすがに痛いって!連続は無理!》
あっ!ちゃんと生きていたねブリックリン。
「ラザフォードさん!
被告もこう言ってますので1日ひと殴り、30日の刑でどうでしょうか?」
「黒龍王に30日間毎日殴られる・・・それって事実上の死刑判決じゃないの?!
・・・っていつまで揉み揉みしているの?!シルフィーナちゃん?!」
「これクセになりますわね・・・」モミモミモミモミモミモミ
「うわぁ・・・本当にカッチカチだぁ・・・」モミモミモミモミモミ
「何でそんなに嫌そうなの?!イリス?!」
両サイドからエリカの胸をモミモミするイリスとシルフィーナを見ながら、
「グルルルルルルルルルル」まだまだ腹の虫が収まらないラザフォードだった。
次の日。
「「黒龍王化して下さい・・・」」
「「・・・・・・・はい」」
やっぱり子竜の姿だと殴り辛いのかブリックリンに黒龍化しろと所望するラザフォード。
ブリックリンが黒龍王化すると、
「「出たわね!!!この極悪人ーーーーー!!!」」
バッコオオオオンンン!!!!!!
黒龍王が黒龍王をブン殴ると言う大迫力映像を残してブリックリンは海の彼方へと消えて行った・・・
「うわぁ・・・」
この怪獣大戦争映像にはさすがのイリスもドン引きだ!!
今日の刑執行の見届け人はイリスだけだ。
エリカはクレアに「遊んでないで魔法の勉強しろーーー!!」と捕まり、シルフィーナは暴力が嫌いなのに何でそんなモン見学せにゃならん?と来なかった。
他のメンバーのガストン、ロイ、ホワイトは普通に仕事中・・・あれ?イリスって暇人?
「んな訳あるかい!帰ってから龍騎士隊イリスの運営予算書類の作成だよ!!」
これから書類仕事ですか、そうっすか、失礼しました。
軽快にぶっ飛んで行ったブリックリン。頑張れ!残り28日だぞ!
☆
「・・・・・全然、投稿の状態が変わりませんね?」
いや・・・あっちの方は文字数が多いので普通に時間が掛かるんです。
ちゃんと書いてますよ!信じて下さい!
応援ありがとうございます!
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