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あの一件以来、ハリューシカの態度が表立って変わった様子はない。
担当のときは、いつも通り厳選した紅茶を入れてクローツェルが歌を聴かせてほしいと頼めば快く歌ってくれる。そこはゲオルグとは違うのだなと感心して一週間経った頃、変化は起きた。
その日は朝から妙にけだるかった。浄化の力を持つクローツェルが体調を崩すことは決してない。体に力が入らないだけでなく、体の奥が妙に疼いてしょうがない。
「もしかして……」
疑いたくはない。けれど、これほど器用な芸当が出来るのはクローツェルが知る限りたった一匹だけだ。
なんとか起き上がったもののどうしたものかと頭を悩ませていれば、ノックの音が聞こえた。
「陛下、入ってもよろしいでしょうか?」
扉越しでも澄んだ声はいつもどおりだ。黙っていて勝手に暴走されても困る。
クローツェルは漏れそうになったため息を飲み込んで「入れ」と答えた。そうすれば、音もなく扉が開きハリューシカが見とれるようなお辞儀をした。
「陛下、どこか具合が悪いのですか?」
扉を閉めてベッドの傍によってきたハリューシカはクローツェルの視線にあわせるように膝をつく。クローツェルは白い瞳をいぶかしげに細めた。
「お前にしてはずいぶん白々しいな」
「へ、陛下?」
クローツェルの冷ややかな物言いにハリューシカは少しとがった耳をわずかに下げた。気圧されているハリューシカに畳みかけるように続けた。
「私に飲ませていた紅茶と空気に海リンゴの液を混ぜていただろ」
水竜の住処にある海リンゴは普通に食べるだけならただのおいしい果実だ。だが、何度も濃縮し複数のハーブと高純度の魔力を混ぜ合わせることで、それはあらゆる生物に作用する強烈な媚薬へと変わる。
それらはもっぱら意中の雌竜と既成事実を作るために使用されていたものだ。配分はもちろん高純度の魔力を抽出する匙加減が難しい上に雌竜を失ってからは口伝なこともあって失われた技術といってもいい。
ハリューシカは良くも悪くも勤勉家だ。外見こそ若い成竜に見えるが実年齢はベルケットと大差ないのだ。
「正直に言え、ハリューシカ。なぜ、私に媚薬を盛った」
まっすぐに睨んでいれば、観念したようにハリューシカが目を伏せた。
拳をこれでもかと握りしめ、ぶるぶると体を震わす。そして、意を決したようにクローツェルを見据えると、青い瞳に涙を浮かべてくしゃりと顔をゆがめた。
「だって、ゲオルグばかり陛下の味を知ってるなんてずるいじゃありませんかっ!」
そう叫ぶと同時にワッとベッドに顔を伏せて泣きじゃくるハリューシカにがらにもなく口元が引きつった。いくら妄信的に見られていても、ゲオルグと根が同じな時点で警戒すべきだった。
黙っているクローツェルにハリューシカはさらに告げてくる。
「一時の迷いとはいえ、愚かな行為をしたのはわかっています。けれど、ベルケット殿の次に陛下のそばにずっといながら陛下の秘密に気づけないどころか……」
「私としては、気づいてほしくなかったんだが」
ぐすぐすと鼻を啜って大粒の涙を流すハリューシカについでに尋ねた。
「そういえば、最近ゲオルグを見かけないな」
「ゲオルグならベルケット殿から岩牢の刑を受けてますよ。まあ、陛下にしてきた無礼の数々を顧みれば、あたりまえのことです」
「竜王である私に何食わぬ顔をして媚薬入り紅茶を仕込んでいたお前がそれをいうのか……」
「申し訳ございませんっ。陛下が望まれるのであれば、今すぐ命を絶ちますのでそれで赦していただけないでしょうか?」
「命を絶つつもりなら最初から仕込むな」
両手を組んで瞳を潤ませて見上げているハリューシカにため息がでる。体の奥から突き上げてくる疼きが止まらない限り、ろくに部屋から出られない。
岩牢から解放されたゲオルグと会った日には、それこそ確実に犯されるだろう。かといってこのままハリューシカを帰らした後、自害されても困る。暴走しがちだがハリューシカの能力は四竜将に選ばれるだけあって長けているのだ。
赦すか赦さないか。赦すとあれば、ハリューシカの希望を聞いてやらねばならない。
「ハリューシカ」
「は、はい……」
少し尖った耳を下げ、チラッとクローツェルの顔色を伺ってくる。キューンキューンと子竜のような鳴き声まで聞こえてきそうな空気だ。
深いため息をつくと、半目になって告げた。
「お前は長く私に仕えてくれた。だから……今回だけだぞ」
「そ、そ、それはつまりっ?!」
「私の中に入ることとそれに近しい行為は許さぬ。それ以外なら今回だけ許す」
「へ、陛下~っ!!」
涙ぐみながら叫ぶなり、ぎゅうぎゅうと抱きしめてくる。そんなハリューシカにクローツェルは優しく背中を叩いてやった。
とはいえ、今回はゲオルグの時とは違う。それでもクローツェルとセックスに近しいことをしないと納得しない以上しかたのないことなのだと自分に言い聞かせた。
そっと離れたハリューシカはためらいがちにクローツェルの肩を掴んでくる。
「陛下、口づけをしてもよろしいでしょうか?」
「…………唇が触れるだけなら許す」
絞り出すように言い返す。それでもハリューシカは嬉しいのか、青白い頬をほんのりと赤くして「わかりました」と声を弾ませた。
「それでは失礼します」
震える声で告げたハリューシカは肩にそえていた手に力を込めてくる。そして、クローツェルの希望通り、触れるだけのキスをしてきた。
ひんやりとした唇は水竜なだけあってしっとりと潤っている。まるで水の中に漂っているような奇妙な感覚は不覚にも心地よい。そのせいか、唇が離れていくのを目で追ってしまう。
「陛下?」
「なんでもない」
ハリューシカの手がクローツェルの長衣を脱がすと、あらわになった肌に感嘆の息をついた。慎ましく潜っている乳首に気づけば、ハリューシカの指が優しく乳首の周りを揉んだ。
「潜り込んでいてかわいらしいですね。失礼ながら、外に出させていただきます」
そういってハリューシカの唇がクローツェルの乳首へと吸い付く。二股に割れた舌が切れ目から滑り込んでくる。たっぷりと唾液を注がれ、指先で揉まれながらちゅうちゅうと吸われれば、ぞわぞわとした感覚が腰を駆け抜ける。
「ふっ、ぁ…、ぁ、っ」
ぎゅっとシーツを握りしめて耐えるものの、じわりと下腹部が甘くうずいてしまう。潜っている乳首をちろちろと舐られていれば、芯を持ち始めわずかだが隙間から先端が顔を出す。
「ふふっ、顔をだしてくれましたね」
「ぁああっ…、は、りゅーしかぁ」
ちゅぽんと乳首を引っ張り出された途端、クローツェルは喉をのけぞらしてガクガクと体を震わした。その間にもう片方の乳首も同じように引っ張り出されてしまう。
外気に触れて芯を持ちながらもぽってりと主張する乳首にハリューシカは許しを請うように触れるだけの口づけをしてきた。
「ああ、陛下が懐妊した日にはここから母乳が溢れてくるのですね。そのときはぜひ私も味わわせていただきたいものです」
うっとりと呟いたハリューシカは感触を確かめるように指先で乳首を転がす。冷たい指先もあいまって肌が粟立ち、ぶるりと体が震えてしまう。
「陛下、失礼ながらベッドに上がってもよろしいでしょうか?」
「…………許す」
絞り出した許可にハリューシカは青い瞳を潤ませると「それでは失礼して」と言ってベッドに上がってくる。そのまま背後からクローツェルを抱き込むと、乳首をつまんでクニクニと揉み込んでくる。
「っ…、ふっ、ぅうっ」
「陛下、ご覧ください。陛下の乳首がどんどん芯を持って膨らんでますよ」
ぎゅっと強く摘ままれるとこれでもかと引っ張られる。しかし、痛みや羞恥よりもむず痒さを感じてしまう。じわりと蕾から滴が滲むのを感じながら、クローツェルは荒れそうになる息を押さえる。
「ああ、陛下。感じていられるのですね。陛下からかぐわしい匂いがします」
乳首をもてあそんでいた手が離れると、滑るようにクローツェルの股へと伸びる。
片手で小さく主張している肉芽を摘まみ、もう片手でぴったりと閉じている蕾の縁をなぞってくる。たったそれだけにもかかわらず、じわっと下腹部に甘い痺れが広がっていく。
「ぁ、ぅうう゛っ…、は、りゅーしかぁ」
「わかっております。今、たくさんしごかせていただきますね」
「ちがっ、ァ、ひっ…! んぅっ!」
舌を突き出して喘ぐクローツェルにハリューシカはうっとりと目を細めた。
ハリューシカの指が肉芽をしごき始めれば、理性があっという間に溶けていく。慎ましく閉じていた足をこれでもかと広げ、肉芽をこすられながら蕾の縁をねっとりと撫でられる。
すがるものがほしくてハリューシカの服を握れば、青い瞳が愛おしいといわんばかりに潤んだ。
「さあ、陛下。このハリューシカに陛下のイくところを拝見させてください」
「ぃやだっ、ぃきたく…、なぃ――ッ」
全身を駆け巡る快楽に抗うように頭を横に振る。そのたびに汗を吸った白い髪が首筋にまとわりついてうっとうしい。開ききった蕾からはとぷとぷと滴が溢れ、できあがった体は下腹部が疼いてしょうがない。
そんなクローツェルの状況を読み取ったのか、蕾の縁を撫でていたハリューシカの指があふれ出る滴に指を絡めた。
「それでは、僭越ながらお手伝いさせていただきますね」
喜色を含んだかすれた声が届くともに、無防備な蕾の中にハリューシカの細長い指が入ってきた。
「ゆびっ、ゆびは、だ……、――っ」
足のつま先を丸めて、突き上げるように襲い来る絶頂に耐えるものの腰が勝手に跳ねてしまう。ゆっくりと抜き差しされながら中をこすりあげられば、あっという間に我慢の限界が訪れた。
「ぃ、くっ…、イって、しまっ、~~~~ッ!」
ビリビリと脳を駆け巡る刺激に白い喉をのけぞらしながら勢いよく潮を吹き出た。ピクッ、ピクッと快感の余韻で体が跳ねてしまう。
「お疲れ様です、陛下」
呼吸を整えていれば、ハリューシカの唇が優しく塞いでくる。
担当のときは、いつも通り厳選した紅茶を入れてクローツェルが歌を聴かせてほしいと頼めば快く歌ってくれる。そこはゲオルグとは違うのだなと感心して一週間経った頃、変化は起きた。
その日は朝から妙にけだるかった。浄化の力を持つクローツェルが体調を崩すことは決してない。体に力が入らないだけでなく、体の奥が妙に疼いてしょうがない。
「もしかして……」
疑いたくはない。けれど、これほど器用な芸当が出来るのはクローツェルが知る限りたった一匹だけだ。
なんとか起き上がったもののどうしたものかと頭を悩ませていれば、ノックの音が聞こえた。
「陛下、入ってもよろしいでしょうか?」
扉越しでも澄んだ声はいつもどおりだ。黙っていて勝手に暴走されても困る。
クローツェルは漏れそうになったため息を飲み込んで「入れ」と答えた。そうすれば、音もなく扉が開きハリューシカが見とれるようなお辞儀をした。
「陛下、どこか具合が悪いのですか?」
扉を閉めてベッドの傍によってきたハリューシカはクローツェルの視線にあわせるように膝をつく。クローツェルは白い瞳をいぶかしげに細めた。
「お前にしてはずいぶん白々しいな」
「へ、陛下?」
クローツェルの冷ややかな物言いにハリューシカは少しとがった耳をわずかに下げた。気圧されているハリューシカに畳みかけるように続けた。
「私に飲ませていた紅茶と空気に海リンゴの液を混ぜていただろ」
水竜の住処にある海リンゴは普通に食べるだけならただのおいしい果実だ。だが、何度も濃縮し複数のハーブと高純度の魔力を混ぜ合わせることで、それはあらゆる生物に作用する強烈な媚薬へと変わる。
それらはもっぱら意中の雌竜と既成事実を作るために使用されていたものだ。配分はもちろん高純度の魔力を抽出する匙加減が難しい上に雌竜を失ってからは口伝なこともあって失われた技術といってもいい。
ハリューシカは良くも悪くも勤勉家だ。外見こそ若い成竜に見えるが実年齢はベルケットと大差ないのだ。
「正直に言え、ハリューシカ。なぜ、私に媚薬を盛った」
まっすぐに睨んでいれば、観念したようにハリューシカが目を伏せた。
拳をこれでもかと握りしめ、ぶるぶると体を震わす。そして、意を決したようにクローツェルを見据えると、青い瞳に涙を浮かべてくしゃりと顔をゆがめた。
「だって、ゲオルグばかり陛下の味を知ってるなんてずるいじゃありませんかっ!」
そう叫ぶと同時にワッとベッドに顔を伏せて泣きじゃくるハリューシカにがらにもなく口元が引きつった。いくら妄信的に見られていても、ゲオルグと根が同じな時点で警戒すべきだった。
黙っているクローツェルにハリューシカはさらに告げてくる。
「一時の迷いとはいえ、愚かな行為をしたのはわかっています。けれど、ベルケット殿の次に陛下のそばにずっといながら陛下の秘密に気づけないどころか……」
「私としては、気づいてほしくなかったんだが」
ぐすぐすと鼻を啜って大粒の涙を流すハリューシカについでに尋ねた。
「そういえば、最近ゲオルグを見かけないな」
「ゲオルグならベルケット殿から岩牢の刑を受けてますよ。まあ、陛下にしてきた無礼の数々を顧みれば、あたりまえのことです」
「竜王である私に何食わぬ顔をして媚薬入り紅茶を仕込んでいたお前がそれをいうのか……」
「申し訳ございませんっ。陛下が望まれるのであれば、今すぐ命を絶ちますのでそれで赦していただけないでしょうか?」
「命を絶つつもりなら最初から仕込むな」
両手を組んで瞳を潤ませて見上げているハリューシカにため息がでる。体の奥から突き上げてくる疼きが止まらない限り、ろくに部屋から出られない。
岩牢から解放されたゲオルグと会った日には、それこそ確実に犯されるだろう。かといってこのままハリューシカを帰らした後、自害されても困る。暴走しがちだがハリューシカの能力は四竜将に選ばれるだけあって長けているのだ。
赦すか赦さないか。赦すとあれば、ハリューシカの希望を聞いてやらねばならない。
「ハリューシカ」
「は、はい……」
少し尖った耳を下げ、チラッとクローツェルの顔色を伺ってくる。キューンキューンと子竜のような鳴き声まで聞こえてきそうな空気だ。
深いため息をつくと、半目になって告げた。
「お前は長く私に仕えてくれた。だから……今回だけだぞ」
「そ、そ、それはつまりっ?!」
「私の中に入ることとそれに近しい行為は許さぬ。それ以外なら今回だけ許す」
「へ、陛下~っ!!」
涙ぐみながら叫ぶなり、ぎゅうぎゅうと抱きしめてくる。そんなハリューシカにクローツェルは優しく背中を叩いてやった。
とはいえ、今回はゲオルグの時とは違う。それでもクローツェルとセックスに近しいことをしないと納得しない以上しかたのないことなのだと自分に言い聞かせた。
そっと離れたハリューシカはためらいがちにクローツェルの肩を掴んでくる。
「陛下、口づけをしてもよろしいでしょうか?」
「…………唇が触れるだけなら許す」
絞り出すように言い返す。それでもハリューシカは嬉しいのか、青白い頬をほんのりと赤くして「わかりました」と声を弾ませた。
「それでは失礼します」
震える声で告げたハリューシカは肩にそえていた手に力を込めてくる。そして、クローツェルの希望通り、触れるだけのキスをしてきた。
ひんやりとした唇は水竜なだけあってしっとりと潤っている。まるで水の中に漂っているような奇妙な感覚は不覚にも心地よい。そのせいか、唇が離れていくのを目で追ってしまう。
「陛下?」
「なんでもない」
ハリューシカの手がクローツェルの長衣を脱がすと、あらわになった肌に感嘆の息をついた。慎ましく潜っている乳首に気づけば、ハリューシカの指が優しく乳首の周りを揉んだ。
「潜り込んでいてかわいらしいですね。失礼ながら、外に出させていただきます」
そういってハリューシカの唇がクローツェルの乳首へと吸い付く。二股に割れた舌が切れ目から滑り込んでくる。たっぷりと唾液を注がれ、指先で揉まれながらちゅうちゅうと吸われれば、ぞわぞわとした感覚が腰を駆け抜ける。
「ふっ、ぁ…、ぁ、っ」
ぎゅっとシーツを握りしめて耐えるものの、じわりと下腹部が甘くうずいてしまう。潜っている乳首をちろちろと舐られていれば、芯を持ち始めわずかだが隙間から先端が顔を出す。
「ふふっ、顔をだしてくれましたね」
「ぁああっ…、は、りゅーしかぁ」
ちゅぽんと乳首を引っ張り出された途端、クローツェルは喉をのけぞらしてガクガクと体を震わした。その間にもう片方の乳首も同じように引っ張り出されてしまう。
外気に触れて芯を持ちながらもぽってりと主張する乳首にハリューシカは許しを請うように触れるだけの口づけをしてきた。
「ああ、陛下が懐妊した日にはここから母乳が溢れてくるのですね。そのときはぜひ私も味わわせていただきたいものです」
うっとりと呟いたハリューシカは感触を確かめるように指先で乳首を転がす。冷たい指先もあいまって肌が粟立ち、ぶるりと体が震えてしまう。
「陛下、失礼ながらベッドに上がってもよろしいでしょうか?」
「…………許す」
絞り出した許可にハリューシカは青い瞳を潤ませると「それでは失礼して」と言ってベッドに上がってくる。そのまま背後からクローツェルを抱き込むと、乳首をつまんでクニクニと揉み込んでくる。
「っ…、ふっ、ぅうっ」
「陛下、ご覧ください。陛下の乳首がどんどん芯を持って膨らんでますよ」
ぎゅっと強く摘ままれるとこれでもかと引っ張られる。しかし、痛みや羞恥よりもむず痒さを感じてしまう。じわりと蕾から滴が滲むのを感じながら、クローツェルは荒れそうになる息を押さえる。
「ああ、陛下。感じていられるのですね。陛下からかぐわしい匂いがします」
乳首をもてあそんでいた手が離れると、滑るようにクローツェルの股へと伸びる。
片手で小さく主張している肉芽を摘まみ、もう片手でぴったりと閉じている蕾の縁をなぞってくる。たったそれだけにもかかわらず、じわっと下腹部に甘い痺れが広がっていく。
「ぁ、ぅうう゛っ…、は、りゅーしかぁ」
「わかっております。今、たくさんしごかせていただきますね」
「ちがっ、ァ、ひっ…! んぅっ!」
舌を突き出して喘ぐクローツェルにハリューシカはうっとりと目を細めた。
ハリューシカの指が肉芽をしごき始めれば、理性があっという間に溶けていく。慎ましく閉じていた足をこれでもかと広げ、肉芽をこすられながら蕾の縁をねっとりと撫でられる。
すがるものがほしくてハリューシカの服を握れば、青い瞳が愛おしいといわんばかりに潤んだ。
「さあ、陛下。このハリューシカに陛下のイくところを拝見させてください」
「ぃやだっ、ぃきたく…、なぃ――ッ」
全身を駆け巡る快楽に抗うように頭を横に振る。そのたびに汗を吸った白い髪が首筋にまとわりついてうっとうしい。開ききった蕾からはとぷとぷと滴が溢れ、できあがった体は下腹部が疼いてしょうがない。
そんなクローツェルの状況を読み取ったのか、蕾の縁を撫でていたハリューシカの指があふれ出る滴に指を絡めた。
「それでは、僭越ながらお手伝いさせていただきますね」
喜色を含んだかすれた声が届くともに、無防備な蕾の中にハリューシカの細長い指が入ってきた。
「ゆびっ、ゆびは、だ……、――っ」
足のつま先を丸めて、突き上げるように襲い来る絶頂に耐えるものの腰が勝手に跳ねてしまう。ゆっくりと抜き差しされながら中をこすりあげられば、あっという間に我慢の限界が訪れた。
「ぃ、くっ…、イって、しまっ、~~~~ッ!」
ビリビリと脳を駆け巡る刺激に白い喉をのけぞらしながら勢いよく潮を吹き出た。ピクッ、ピクッと快感の余韻で体が跳ねてしまう。
「お疲れ様です、陛下」
呼吸を整えていれば、ハリューシカの唇が優しく塞いでくる。
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