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目が覚めると自室にいた。体もすっかり綺麗になっていて夢だったのかと疑うが、鏡に映った姿に嘘でないとすぐにわかる。
「まったく、あの馬鹿はやはり子竜だな」
白い首筋には見せつけるように点々と赤い痕が散っていた。普通であれば、クローツェルの肌に残るはずはない。そっと指先で痕に触れれば、強力な魔力を感じる。
「これほど馬鹿げた魔力の使い方もあるものだな」
呆れてため息すら出ない。キスの痕に手を当てて魔力を流しこめば中和できたおかげでだいぶ色が薄くなった。髪で隠せばほとんどわからない。
「ふむ、これなら問題ないな」
詮索されるのも面倒なため真新しい長衣に着替えて部屋を出れば、ベルケットがすでに待っていた。
「おはようございます、王」
「ああ、おはよう」
大きな体をかがめて会釈するベルケットに返す。玉座に向かう途中ふと尋ねた。
「そういえば、後始末をしてくれたのはお前か?」
「自分ではなくゲオルグです。……丸一日部屋から出てこなかったようでしたが、体はどうですか」
「問題ない。そういえば、今日はベルケットだけなのか?」
予定では今日はハリューシカもいるはずだ。担当の日でなくとも朝一番に挨拶をしてくるハリューシカがいないのは今まで一度もなかった。クローツェルの問いにベルケットは凜々しい眉を寄せて珍しく呆れ気味に息を吐いた。
「王がゲオルグと本気で交わったショックで寝込んでおります。先に言っておきますが見舞いは不要かと」
「お前にしては手厳しい物言いだな。まあ、元気になったら顎くらい撫でてやるか」
脳裏でハリューシカが「ゲオルグとは本番をしたのにそんなのあんまりです!」と泣き喚く顔が浮かんだ。だが、ゲオルグと根は同じだからこそ、早々に見舞いにいくわけにいかない。
玉座につくと代理として駆り出されたのかゲオルグがいた。しかし、意外にも不機嫌な面持ちではなかった。それどころか自ら歩み寄ってきたほどだ。
「へえ、結構激しめにやったつもりだったけど意外に丈夫なんだな」
するっと腰に手を回され抱き寄せられれば、ボスッとゲオルグの胸に顔をぶつけてしまう。文句を言おうと顔を上げれば、頬に手を添えられちゅっと触れるだけのキスをされた。
突然の行為と今まで突き放すような態度はまったく違う対応の気持ち悪さにぶわっと鳥肌が立つ。慌ててゲオルグを突き放すとベルケットの後ろに隠れた。
「貴様変なものでも食べたのか」
「まあ、あんたを食ったな」
「そういう意味で聞いているのではない」
思わず尻尾で床を叩いてしまう。ゲオルグは気にせず近寄ってくると腕を掴んできた。
「あんたこそ、俺の恋人になったっていう自覚あんのかよ」
「恋人? いつ私とお前がそういう関係になったんだ」
ゲオルグの口から似合わない単語が出てきて眉が自然とよる。ゲオルグもまたクローツェルの反応に眉を寄せた。
「は? 中だしまでさせてくれりゃ立派な恋人だろ。それともあんたは恋人じゃなくてもそういうの許すタイプなわけ?」
「責務として必要な行為ならば」
「……」
クローツェルの返答にゲオルグは思いっきり苦虫を噛みつぶしたかのような表情を浮かべた。どうやら今の発言はゲオルグにとって地雷だったようだ。
実際ゲオルグに抱かれたのも責務からだ。クローツェル個人としては誰であろうと体を重ねることはどうにも苦手だ。
ゲオルグは額に手を当てると大きなため息をついた。
「ガードが堅いのか緩いのかほんっとわかんねえな」
「とにかく私とお前は恋人ではない」
口の端をひくつかせるゲオルグの横を通り抜けて玉座に腰を下ろす。
ベルケットが珍しく哀れみが滲んだ顔でポンッとゲオルグの肩を叩いて首を横に振る。ゲオルグはもう一度ため息をついてクローツェルの隣にきた。
「納得いかねえけど、ここは引き下がってやる」
「勝手にお前が思い込んでいただけだろう」
「なら、我らの女王様の恋人の定義ってなんだよ」
ゲオルグの疑問にクローツェルは目を瞬く。
そんなこと今まで一度も考えたことがなかった。小説や一般的であれば、お互いを恋しく思う関係だろう。だが、クローツェルは生まれて一度も誰かを恋しいと感じたことがない。だから、恋や愛という言葉の意味がわかっても理解はできない。
「わからぬ」
「わからぬ、じゃねえだろ。いや、待てよ……」
ゲオルグが急に黙り込むものの、にやっと笑って腰に手を当てた。
「ベルケット。今すぐセレンケレンとハリューシカを招集してくれ」
「それはかまわないが。何を考えている」
「そう警戒するなって。あんたにだって悪い話じゃない。まあ、思いついた俺にとって納得いかねえけどな。とにかくこれから話すことはうちの女王様に必要なことだ」
ゲオルグの言い回しにベルケットがちらっとクローツェルに視線を送ってくる。クローツェルは軽く手をあげて許可を出す。ベルケットからかすかな魔力の反応が走って行く。
「かけたぞ。セレンケレンはちょうど近くを通りかかったところだからすぐ来るだろう。ハリューシカは……きたな」
ベルケットがそう言うとともに扉が開かれる。急いだのか柄にもなく髪が少し乱れ、いつもまっすぐなリボンタイが少し傾いていた。ズカズカと大股で近寄ってきたハリューシカはゲオルグを鋭く睨んだ。
「ベルケット殿に緊急と言われたからきてみれば、なぜ貴様がここにいる」
「そうカッカすんなって。ベルケットにも言ったけど、名案が浮かんだからよ。女王様大好きなあんたには悪くない話だと思うぜ?」
「陛下、こんなことをほざいていますがよろしいのですか?」
ハリューシカが心配そうに尋ねてくる。ゲオルグが妙なことを思いついたのは確かだが、内容はクローツェルにもまだわからない。
「私もこいつが考えついたことがわからないからなんともいえないな」
「それは失礼いたしました」
膝をついて頭を下げるハリューシカに「気にするな」と告げる。
「遅れてすみません。セレンケレン、到着しました」
かけ声とともにセレンケレンがやってきた。早足で近づいてくれば、めったにない四将の勢揃いだ。ゲオルグは三匹の顔を見回すと鷹揚に頷いた。
「よし、全員集まったな」
「え、ベルケットさん、これどういうことですか?」
「ゲオルグが王に必要なことだから招集をかけろというからかけただけだ。自分も内容は知らん」
「そうなんですか……」
セレンケレンが眉と尻尾を下げて呻いた。立ち上がったハリューシカは腕を組んで自信満々なゲオルグを睨んだ。
「それで? 緊急招集をベルケット殿にかけさせたからには重要なことなのだろうな」
「もちろん。提案って言うのは、愛を知らないうちの女王様に俺たちが愛がなんたるかを教えてやろうってことだ」
「えーっと、つまり?」
「明日から俺たち全員が女王様の恋人になる」
きっぱりと言ったゲオルグにハリューシカの尻尾がピクッと反応した。セレンケレンはあきれてものが言えないのか、顔に手を当てて「何言ってんの、おまえ」と呟いた。ベルケットは何も言わず、ゲオルグに続けるよう視線で促した。
「もちろん、本番はありだ。恋人なんだしな。ただし女王様の合意を得てからだ。いいか、許可じゃない。合意だ」
「そんなの当たり前じゃん……。クローツェル様、こんなこと言ってますけどいいんですか?」
ゲオルグを指差しながらクローツェルの方へとセレンケレンが振り返る。
どうもなにも、合意しなければセックスをせずにすむのだ。それに四匹が恋人というものをどう扱うか興味深くもある。
「許可する」
「えぇ……。どう考えてもだめですって。四股じゃないですか。最初から浮気スタートって意味わかんないですよ。ハリューシカさんもそう思いませんか?」
セレンケレンの疑問にハリューシカは顎に手を当てて考えこんだが、小さく頷くと迷うことなく言った。
「確かに陛下を独占できないのは気に食わないが、ようするに陛下に一匹の雄として心から受け入れてもらえればいいということなのだろ?」
ハリューシカの言い分にゲオルグがにやっと笑う。
「そういうこと。ベルケット、あんたからはなにか言いたいことはあるか?」
「自分は王が許可したのであれば、何も言うことはない」
「ベルケットさんまで」
セレンケレンが頭を抱えて嘆いていれば、意地悪げにゲオルグがセレンケレンの頭を小突いた。
「別に嫌ならお前は参加しなくていいんだぜ」
「それは……」
ちらっとセレンケレンがクローツェルの方を向く。視線が合えば、セレンケレンの小麦色の頬がほんのり赤くなった。コホンと空咳をしてセレンケレンがゲオルグたちに向き直った。
「参加するに決まってるよ」
「よし、決まりだな。女王様も納得してくれたか」
「ああ」
なんだかゲームみたいだなと思いながら頷く。
「まったく、あの馬鹿はやはり子竜だな」
白い首筋には見せつけるように点々と赤い痕が散っていた。普通であれば、クローツェルの肌に残るはずはない。そっと指先で痕に触れれば、強力な魔力を感じる。
「これほど馬鹿げた魔力の使い方もあるものだな」
呆れてため息すら出ない。キスの痕に手を当てて魔力を流しこめば中和できたおかげでだいぶ色が薄くなった。髪で隠せばほとんどわからない。
「ふむ、これなら問題ないな」
詮索されるのも面倒なため真新しい長衣に着替えて部屋を出れば、ベルケットがすでに待っていた。
「おはようございます、王」
「ああ、おはよう」
大きな体をかがめて会釈するベルケットに返す。玉座に向かう途中ふと尋ねた。
「そういえば、後始末をしてくれたのはお前か?」
「自分ではなくゲオルグです。……丸一日部屋から出てこなかったようでしたが、体はどうですか」
「問題ない。そういえば、今日はベルケットだけなのか?」
予定では今日はハリューシカもいるはずだ。担当の日でなくとも朝一番に挨拶をしてくるハリューシカがいないのは今まで一度もなかった。クローツェルの問いにベルケットは凜々しい眉を寄せて珍しく呆れ気味に息を吐いた。
「王がゲオルグと本気で交わったショックで寝込んでおります。先に言っておきますが見舞いは不要かと」
「お前にしては手厳しい物言いだな。まあ、元気になったら顎くらい撫でてやるか」
脳裏でハリューシカが「ゲオルグとは本番をしたのにそんなのあんまりです!」と泣き喚く顔が浮かんだ。だが、ゲオルグと根は同じだからこそ、早々に見舞いにいくわけにいかない。
玉座につくと代理として駆り出されたのかゲオルグがいた。しかし、意外にも不機嫌な面持ちではなかった。それどころか自ら歩み寄ってきたほどだ。
「へえ、結構激しめにやったつもりだったけど意外に丈夫なんだな」
するっと腰に手を回され抱き寄せられれば、ボスッとゲオルグの胸に顔をぶつけてしまう。文句を言おうと顔を上げれば、頬に手を添えられちゅっと触れるだけのキスをされた。
突然の行為と今まで突き放すような態度はまったく違う対応の気持ち悪さにぶわっと鳥肌が立つ。慌ててゲオルグを突き放すとベルケットの後ろに隠れた。
「貴様変なものでも食べたのか」
「まあ、あんたを食ったな」
「そういう意味で聞いているのではない」
思わず尻尾で床を叩いてしまう。ゲオルグは気にせず近寄ってくると腕を掴んできた。
「あんたこそ、俺の恋人になったっていう自覚あんのかよ」
「恋人? いつ私とお前がそういう関係になったんだ」
ゲオルグの口から似合わない単語が出てきて眉が自然とよる。ゲオルグもまたクローツェルの反応に眉を寄せた。
「は? 中だしまでさせてくれりゃ立派な恋人だろ。それともあんたは恋人じゃなくてもそういうの許すタイプなわけ?」
「責務として必要な行為ならば」
「……」
クローツェルの返答にゲオルグは思いっきり苦虫を噛みつぶしたかのような表情を浮かべた。どうやら今の発言はゲオルグにとって地雷だったようだ。
実際ゲオルグに抱かれたのも責務からだ。クローツェル個人としては誰であろうと体を重ねることはどうにも苦手だ。
ゲオルグは額に手を当てると大きなため息をついた。
「ガードが堅いのか緩いのかほんっとわかんねえな」
「とにかく私とお前は恋人ではない」
口の端をひくつかせるゲオルグの横を通り抜けて玉座に腰を下ろす。
ベルケットが珍しく哀れみが滲んだ顔でポンッとゲオルグの肩を叩いて首を横に振る。ゲオルグはもう一度ため息をついてクローツェルの隣にきた。
「納得いかねえけど、ここは引き下がってやる」
「勝手にお前が思い込んでいただけだろう」
「なら、我らの女王様の恋人の定義ってなんだよ」
ゲオルグの疑問にクローツェルは目を瞬く。
そんなこと今まで一度も考えたことがなかった。小説や一般的であれば、お互いを恋しく思う関係だろう。だが、クローツェルは生まれて一度も誰かを恋しいと感じたことがない。だから、恋や愛という言葉の意味がわかっても理解はできない。
「わからぬ」
「わからぬ、じゃねえだろ。いや、待てよ……」
ゲオルグが急に黙り込むものの、にやっと笑って腰に手を当てた。
「ベルケット。今すぐセレンケレンとハリューシカを招集してくれ」
「それはかまわないが。何を考えている」
「そう警戒するなって。あんたにだって悪い話じゃない。まあ、思いついた俺にとって納得いかねえけどな。とにかくこれから話すことはうちの女王様に必要なことだ」
ゲオルグの言い回しにベルケットがちらっとクローツェルに視線を送ってくる。クローツェルは軽く手をあげて許可を出す。ベルケットからかすかな魔力の反応が走って行く。
「かけたぞ。セレンケレンはちょうど近くを通りかかったところだからすぐ来るだろう。ハリューシカは……きたな」
ベルケットがそう言うとともに扉が開かれる。急いだのか柄にもなく髪が少し乱れ、いつもまっすぐなリボンタイが少し傾いていた。ズカズカと大股で近寄ってきたハリューシカはゲオルグを鋭く睨んだ。
「ベルケット殿に緊急と言われたからきてみれば、なぜ貴様がここにいる」
「そうカッカすんなって。ベルケットにも言ったけど、名案が浮かんだからよ。女王様大好きなあんたには悪くない話だと思うぜ?」
「陛下、こんなことをほざいていますがよろしいのですか?」
ハリューシカが心配そうに尋ねてくる。ゲオルグが妙なことを思いついたのは確かだが、内容はクローツェルにもまだわからない。
「私もこいつが考えついたことがわからないからなんともいえないな」
「それは失礼いたしました」
膝をついて頭を下げるハリューシカに「気にするな」と告げる。
「遅れてすみません。セレンケレン、到着しました」
かけ声とともにセレンケレンがやってきた。早足で近づいてくれば、めったにない四将の勢揃いだ。ゲオルグは三匹の顔を見回すと鷹揚に頷いた。
「よし、全員集まったな」
「え、ベルケットさん、これどういうことですか?」
「ゲオルグが王に必要なことだから招集をかけろというからかけただけだ。自分も内容は知らん」
「そうなんですか……」
セレンケレンが眉と尻尾を下げて呻いた。立ち上がったハリューシカは腕を組んで自信満々なゲオルグを睨んだ。
「それで? 緊急招集をベルケット殿にかけさせたからには重要なことなのだろうな」
「もちろん。提案って言うのは、愛を知らないうちの女王様に俺たちが愛がなんたるかを教えてやろうってことだ」
「えーっと、つまり?」
「明日から俺たち全員が女王様の恋人になる」
きっぱりと言ったゲオルグにハリューシカの尻尾がピクッと反応した。セレンケレンはあきれてものが言えないのか、顔に手を当てて「何言ってんの、おまえ」と呟いた。ベルケットは何も言わず、ゲオルグに続けるよう視線で促した。
「もちろん、本番はありだ。恋人なんだしな。ただし女王様の合意を得てからだ。いいか、許可じゃない。合意だ」
「そんなの当たり前じゃん……。クローツェル様、こんなこと言ってますけどいいんですか?」
ゲオルグを指差しながらクローツェルの方へとセレンケレンが振り返る。
どうもなにも、合意しなければセックスをせずにすむのだ。それに四匹が恋人というものをどう扱うか興味深くもある。
「許可する」
「えぇ……。どう考えてもだめですって。四股じゃないですか。最初から浮気スタートって意味わかんないですよ。ハリューシカさんもそう思いませんか?」
セレンケレンの疑問にハリューシカは顎に手を当てて考えこんだが、小さく頷くと迷うことなく言った。
「確かに陛下を独占できないのは気に食わないが、ようするに陛下に一匹の雄として心から受け入れてもらえればいいということなのだろ?」
ハリューシカの言い分にゲオルグがにやっと笑う。
「そういうこと。ベルケット、あんたからはなにか言いたいことはあるか?」
「自分は王が許可したのであれば、何も言うことはない」
「ベルケットさんまで」
セレンケレンが頭を抱えて嘆いていれば、意地悪げにゲオルグがセレンケレンの頭を小突いた。
「別に嫌ならお前は参加しなくていいんだぜ」
「それは……」
ちらっとセレンケレンがクローツェルの方を向く。視線が合えば、セレンケレンの小麦色の頬がほんのり赤くなった。コホンと空咳をしてセレンケレンがゲオルグたちに向き直った。
「参加するに決まってるよ」
「よし、決まりだな。女王様も納得してくれたか」
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なんだかゲームみたいだなと思いながら頷く。
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