異世界の訪問者

団長の介護2

コンコンッ

隆也「団長さん！怪我の具合を見に来たが入るよ？」　

レオ「どうぞ」

隆也「意識戻って良かったよ。今、橙子が食事を作ってるから検診が終わって食べれそうなら少しでも食べたほうが回復が早い」

レオ「かたじけない」

隆也「じゃあ包帯外してくぞ」

コンコンッ
橙子「入るよー？レオの具合どう？隆也」

隆也「縫合は問題ない。しかし驚異的な回復力だな！これなら数週間で抜糸出来そうだ」

橙子「ほんと？！良かったね！レオ！」

レオ「先生ありがとう。恩に着る」

隆也「医者なんだ！患者を治すのは当たり前だよ！後はなるべく安静にして体力を戻せば大丈夫だ！団長さんなら簡単なリハビリで元通りに動けるようになるだろうしな」

レオ「本当か？！」

橙子「ちょっ！隆也？！」

隆也「大丈夫だよ！橙子！団長さんは自己治癒力が普通の倍以上だ。問題ない」

橙子「・・・名医の隆也がそう言うなら大丈夫かな！」

隆也「おう！心配すんな！ただし！安静にしてたらの話しだぞ！」

隆也が意味深な視線を寄越す・・・
後は私次第って事ね。

話してる間に牧田さんが包帯の交換を終えたみたい

隆也「じゃあまた来る！お大事に！」

レオ「先生ありがとうございました」

橙子「隆也ありがと！下に食事出来てるから牧田さんも！食べてってね！ヴァルに伝えてあるから！」

隆也「おう！サンキュー♪」

牧田「私まですいません。頂きますね♪」

バタンッ

橙子「さてと、レオ？食欲あるかな？一応スープとお粥の両方用意したから。起き上がれる？クッション背中に敷くよ？」

レオ「クッ」

橙子「ごめん！傷に響いた？」

レオ「いやっその・・・胸がっ」

ん？そっちか！
橙子「わざとじゃないし！ごめんっ！」

レオ「いやっ」

橙子「よしっ！机置くね。はい！あーん？」

レオ「えっ？」

橙子「ほらっ！口開けて！安静にって言われたでしょ？お粥って穀物を煮たものよ。無理そうならスープに変えるからまずは食べて？」

レオ「あーん・・・！うまい！」

橙子「ほんと？良かった！ちょいダシが入ってるから。味がある程度あったほうがいいかと思って。」

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レオ「馳走になった。ありがとう」

橙子「どう致しまして♪ほらっ！少しクッション減らすから少しもたれて？すぐ横になっても苦しいでしょ？」