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115話
もしやられて最期になるとしても――レーリアと一緒に居られるのなら、それでいい。
この戦いが終わってからこそ、私達の本当の生活が始まるのだから……この世界を満喫するためにも、マミカにこの世界を壊させはしない。
「私は、貴方とならどこまででも行きます」
どうやらレーリアは、これから私のとる行動を理解してくれたのか、力強く頷く。
無謀な賭けだけど、エルフの森を襲撃した盗賊団の末路。
普通に倒しても私達が終わり、マミカに負ければ王都以外の全ての人達が取り込まれてしまう。
私の行動は無謀かもしれない。
それでもレーリアは納得してくれたから――私はもう、迷うことはなかった。
× × ×
リアークがマミカと覚醒同調しているように、私もレーリアと覚醒同調をしている。
私には仲間が居て……私とレーリアに同調しているウォル、そしてサポートに徹しているガシム。
ミユキも聖魔力でマミカを強化しているけど……総合的な力なら、今までずっと料理スキルによる完璧な料理を食べていた私達の方が有利だ。
私と覚醒同調しているレーリアは、膨大な魔力を使うことで……マミカとリアークの魔力を抑え込む。
ミユキはウォルと戦い、ガシムの協力も相まって――マミカの脅威が解けて、元に戻ろうとしていた。
「それが……滅ぶことが、君の選択なのか」
リアークが唖然とした声を漏らすけど、その理由は解っていた。
脅威の力が解けたことで、城に激震が走っている。
マミカが魔力を制御できなくなって、王都全体を巻き込んだ魔力大災害が起ころうとしていた。
その前兆を理解しながら、私はマミカに告げる。
「このまま私が貴方を倒せば、私達や王都の人達を巻き込んで消滅し、倒さなければ再び力を得て王都以外の人達を取り込む」
「そうよ……あたしの思い通りにならない世界なんて、滅ぼしてやる!」
決意は堅くて、私が何を言っても届かないのは解っている。
ここでの解決方法は、マミカが全てを諦めることに他ならない。
だからこそ――私はマミカの目の前に、料理スキルで作った完璧なおにぎりを渡していた。
「な、何よこれ……」
「塩おにぎりよ」
「そんなのは見たらわかるわよ!? な、なに……今この状況で、なんなの!?」
そう言いながらも、マミカの手は塩のおにぎりに向けられている。
この国に居たのなら食べられないし、料理スキルが使えるようになった時、きっと食べたいと強く思っていたはずだ。
「食材は人が紡ぐことでできるもの……お米は遠い別大陸にあるから、貴方が取り込んだら二度と手に入らないわよ」
膨大な魂の情報から、お米のことだけを取り出すだなんて無理に決まっている。
それがマミカにも理解できているからこそ……何も言えず、おにぎりを口にしていた。
「……美味しい」
私も、この世界に来た時は、もう二度と食べられないと思っていた。
最初の目的でもあって、食べた時は涙を零したほどだ。
きっとマミカも同じ気持ちで……体内に魔力を集めていくも、さっきのような姿には戻らない。
「……あんたを取り込んでも、これは二度と手に入らなくなる……それなら、私が諦めるしかないじゃない」
無茶な賭けだったけど、私の料理による説得は成功していた。
私の行動を邪魔させないため、レーリアがリアークの前に立っているけど、リアークはただ眺めていただけ。
この状況下で何かしてくると思っていたのに……何もしてないリアークが、とてつもないほどに不気味だった。
この戦いが終わってからこそ、私達の本当の生活が始まるのだから……この世界を満喫するためにも、マミカにこの世界を壊させはしない。
「私は、貴方とならどこまででも行きます」
どうやらレーリアは、これから私のとる行動を理解してくれたのか、力強く頷く。
無謀な賭けだけど、エルフの森を襲撃した盗賊団の末路。
普通に倒しても私達が終わり、マミカに負ければ王都以外の全ての人達が取り込まれてしまう。
私の行動は無謀かもしれない。
それでもレーリアは納得してくれたから――私はもう、迷うことはなかった。
× × ×
リアークがマミカと覚醒同調しているように、私もレーリアと覚醒同調をしている。
私には仲間が居て……私とレーリアに同調しているウォル、そしてサポートに徹しているガシム。
ミユキも聖魔力でマミカを強化しているけど……総合的な力なら、今までずっと料理スキルによる完璧な料理を食べていた私達の方が有利だ。
私と覚醒同調しているレーリアは、膨大な魔力を使うことで……マミカとリアークの魔力を抑え込む。
ミユキはウォルと戦い、ガシムの協力も相まって――マミカの脅威が解けて、元に戻ろうとしていた。
「それが……滅ぶことが、君の選択なのか」
リアークが唖然とした声を漏らすけど、その理由は解っていた。
脅威の力が解けたことで、城に激震が走っている。
マミカが魔力を制御できなくなって、王都全体を巻き込んだ魔力大災害が起ころうとしていた。
その前兆を理解しながら、私はマミカに告げる。
「このまま私が貴方を倒せば、私達や王都の人達を巻き込んで消滅し、倒さなければ再び力を得て王都以外の人達を取り込む」
「そうよ……あたしの思い通りにならない世界なんて、滅ぼしてやる!」
決意は堅くて、私が何を言っても届かないのは解っている。
ここでの解決方法は、マミカが全てを諦めることに他ならない。
だからこそ――私はマミカの目の前に、料理スキルで作った完璧なおにぎりを渡していた。
「な、何よこれ……」
「塩おにぎりよ」
「そんなのは見たらわかるわよ!? な、なに……今この状況で、なんなの!?」
そう言いながらも、マミカの手は塩のおにぎりに向けられている。
この国に居たのなら食べられないし、料理スキルが使えるようになった時、きっと食べたいと強く思っていたはずだ。
「食材は人が紡ぐことでできるもの……お米は遠い別大陸にあるから、貴方が取り込んだら二度と手に入らないわよ」
膨大な魂の情報から、お米のことだけを取り出すだなんて無理に決まっている。
それがマミカにも理解できているからこそ……何も言えず、おにぎりを口にしていた。
「……美味しい」
私も、この世界に来た時は、もう二度と食べられないと思っていた。
最初の目的でもあって、食べた時は涙を零したほどだ。
きっとマミカも同じ気持ちで……体内に魔力を集めていくも、さっきのような姿には戻らない。
「……あんたを取り込んでも、これは二度と手に入らなくなる……それなら、私が諦めるしかないじゃない」
無茶な賭けだったけど、私の料理による説得は成功していた。
私の行動を邪魔させないため、レーリアがリアークの前に立っているけど、リアークはただ眺めていただけ。
この状況下で何かしてくると思っていたのに……何もしてないリアークが、とてつもないほどに不気味だった。
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