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30話
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あれから数日が経って――私はアゼルと共に、ルオドラン国を巡っていた。
もうアゼルは王子ではなくなり、この国を狙う集団を倒したら、ルオドラン国から出て行くらしい。
魔将衆を倒したら私の為に動くと言っているけど……それに関しては、問題を解決してからアゼル殿下に決めてもらう。
今は情報収集と戦うための戦力を集めるために、冒険者ギルドに向かっていた。
× × ×
馬を走らせながら、私とアゼルは冒険者ギルドに向かっていた。
ルオドラン国には冒険者ギルドが2つあって、王都から一番離れている場所に向かっている。
「アゼルは冒険者の方と関わっていたのですね」
「魔道具について聞いたり、様々な国の問題を聞いたりしていた……魔将衆がこの国を狙っているというのも、冒険者経由で知ることができた」
聖女候補の時に聞いた話だと、危険過ぎることもあって冒険者でも高ランクでなければ詳しい詳細を知ることはできないと聞いている。
それなら……アゼルは高ランクの冒険者なのだろうかと、気になった私は尋ねる。
「あの……もしかしてアゼルは、冒険者なんですか?」
「そうだ。あまり活動はしていないが、魔道具や難易度の高い依頼をこなして認められている」
魔力を数値化する魔道具を見ると、それだけの功績はありそうね。
あの魔道具も冒険者ギルドの道具を参考にしたと言っていたし……冒険者だからこそなのかもしれない。
そう考えていると、アゼルが私を眺めて。
「それでもあまり詳しい詳細は知らないが……王子でない今なら時間に余裕があるし、詳しく知ることができるだろう」
王子という立場のせいか、アゼルは今まで冒険者達と長話ができなかったらしい。
今は王子でなくなったことにより……詳しく知ることができると、アゼルは嬉しそうにしていた。
もうアゼルは王子ではなくなり、この国を狙う集団を倒したら、ルオドラン国から出て行くらしい。
魔将衆を倒したら私の為に動くと言っているけど……それに関しては、問題を解決してからアゼル殿下に決めてもらう。
今は情報収集と戦うための戦力を集めるために、冒険者ギルドに向かっていた。
× × ×
馬を走らせながら、私とアゼルは冒険者ギルドに向かっていた。
ルオドラン国には冒険者ギルドが2つあって、王都から一番離れている場所に向かっている。
「アゼルは冒険者の方と関わっていたのですね」
「魔道具について聞いたり、様々な国の問題を聞いたりしていた……魔将衆がこの国を狙っているというのも、冒険者経由で知ることができた」
聖女候補の時に聞いた話だと、危険過ぎることもあって冒険者でも高ランクでなければ詳しい詳細を知ることはできないと聞いている。
それなら……アゼルは高ランクの冒険者なのだろうかと、気になった私は尋ねる。
「あの……もしかしてアゼルは、冒険者なんですか?」
「そうだ。あまり活動はしていないが、魔道具や難易度の高い依頼をこなして認められている」
魔力を数値化する魔道具を見ると、それだけの功績はありそうね。
あの魔道具も冒険者ギルドの道具を参考にしたと言っていたし……冒険者だからこそなのかもしれない。
そう考えていると、アゼルが私を眺めて。
「それでもあまり詳しい詳細は知らないが……王子でない今なら時間に余裕があるし、詳しく知ることができるだろう」
王子という立場のせいか、アゼルは今まで冒険者達と長話ができなかったらしい。
今は王子でなくなったことにより……詳しく知ることができると、アゼルは嬉しそうにしていた。
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