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68話
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ルドロス国は滅び、もうライオスが全てを支配したらしい。
私、ウォルフ、ズビアが驚いていると……今までの計画を話し出す。
どうやらライオスは――この国に来て、ルドロス王に強さを認められたことすら計画の内だったらしい。
旅人の魔法士から宰相まで成り上がり、聖女候補を交渉材料に使い聖魔力の素質があるも扱えない者を新たな聖女にして……結界の性能を堕として滅ぼし、奪う。
「エレナ様の存在は想定外でしたが……それによって騎士隊や暗躍部隊を排除することができました」
「今まで提案していた貴方の策は、ルドロス国の戦力を削いで奪いやすくするため……それと、私達の戦力を知るためね」
「その通りです。貴方達は私にとって脅威となりますが、この森の魔力やエレナ様の魔道具は欲しい」
その発言を聞いて交渉したいのかと思ってしまうも――全然違った。
「戦いになれば森が半壊しますので、できれば自害して欲しいのですが……どうでしょうか?」
「自害などするわけがないだろう! 貴様が全ての元凶だというのならこの場で潰すまでだ!!」
「私もウォルフと同意見だよ。エレナ様、ライオスは得体が知れません……今ここで仕留めるべきです」
ウォルフは全身を震わせて、今すぐにライオスを叩き潰したそうにしているけど、結界があるから動いていない。
ズビアも私に尋ねるけど、ライオスはルドロス国を手に入れるために国王や王子達を滅ぼした危険な人物だ。
ここで攻撃を対処することに成功して撤収しても、次は何をしてくるか解らない。
監視の魔同具も破壊されている以上、この場で仕留めるべきだと思うけど、その場合は侵入を遮断している結界を消さなければならない。
それがライオスの狙いかもしれないと考えている私は、転移魔法で入口まで飛ばそうと考えていた。
私、ウォルフ、ズビアが驚いていると……今までの計画を話し出す。
どうやらライオスは――この国に来て、ルドロス王に強さを認められたことすら計画の内だったらしい。
旅人の魔法士から宰相まで成り上がり、聖女候補を交渉材料に使い聖魔力の素質があるも扱えない者を新たな聖女にして……結界の性能を堕として滅ぼし、奪う。
「エレナ様の存在は想定外でしたが……それによって騎士隊や暗躍部隊を排除することができました」
「今まで提案していた貴方の策は、ルドロス国の戦力を削いで奪いやすくするため……それと、私達の戦力を知るためね」
「その通りです。貴方達は私にとって脅威となりますが、この森の魔力やエレナ様の魔道具は欲しい」
その発言を聞いて交渉したいのかと思ってしまうも――全然違った。
「戦いになれば森が半壊しますので、できれば自害して欲しいのですが……どうでしょうか?」
「自害などするわけがないだろう! 貴様が全ての元凶だというのならこの場で潰すまでだ!!」
「私もウォルフと同意見だよ。エレナ様、ライオスは得体が知れません……今ここで仕留めるべきです」
ウォルフは全身を震わせて、今すぐにライオスを叩き潰したそうにしているけど、結界があるから動いていない。
ズビアも私に尋ねるけど、ライオスはルドロス国を手に入れるために国王や王子達を滅ぼした危険な人物だ。
ここで攻撃を対処することに成功して撤収しても、次は何をしてくるか解らない。
監視の魔同具も破壊されている以上、この場で仕留めるべきだと思うけど、その場合は侵入を遮断している結界を消さなければならない。
それがライオスの狙いかもしれないと考えている私は、転移魔法で入口まで飛ばそうと考えていた。
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