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第2章
下級魔族とバトルする
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(なんだここ……)
俺が連れてこられたのは、城のせり出した所にある闘技場のような円形の建物。
頑丈な鉄のドアまであり、重々しさを感じる。
「ここって表ですか?裏ですか?」
「表。でも冒険者共はマーさんの討伐にしか目がいってないからなー。
最下層っていっつもスルーされる」
「そ、そうですね……」
(確かに⁉俺達もよく見もせず階段探してた気が……)
お宝が隠されているなら念入りに調べるかもしれないが、そんな話は聞いたことがない。
ますます、今から何が始まるのか不安になってきたので尋ねてみる。
「えーっと、今から何をするんですか?」
「下級魔族の訓練。物理・魔法・壁・回復、何に向いてるのか判断するためにな。望んだヤツだけが参加する。
モトユウちゃんにはソイツらとバトってもらう」
「バトる⁉」
「あ、でも殺し合いじゃないぜ~。訓練だからな。
それと今日は物理のヤツらだけ。俺以外にもアパちゃんとかヘネちゃんが担当するし」
(なるほど。デュークさん達の得意分野を教えるってことか)
俺達にも冒険者志願者が通う養成所はある。強制参加で武器の扱い方、フィールドでの立ち回りなど様々なことを習い、
最後に試験をパスして初めて冒険者と言えるようになるのだ。
感心して頷いているとデュークさんが取手に手をかける。
「じゃあ、俺が呼んだら来いよ~?」
「は、はい……」
そう言うとデュークさんは中に入っていった。
すぐに威勢のいい声が聞こえる。
「ウェーーイ!お前ら元気かぁーー?」
「ウエェーーイ!!」
「元気ッス!!」
「バリバリッス!!」
(テンション高ぇーー⁉)
外から声を聞きながら唖然とした。萌えが入った暗黒ナイトかそれ以上だ。
どうやらデュークさんとは面識はあるようで、気合いが入っている。
(いやいやいや、ここに俺が入ったら殺されるだろ⁉
人間だし!)
「武器持ってるヤツ訓練用に持ち替えたか~?」
「もちろんッス!!」
「よ~し、指導する前に今日はゲストがいるから紹介するぜ~。入って来な~」
(呼ばれた⁉早ぇ⁉
い、行くしかない……)
意を決して中に入る。とても広く訓練にはうってつけだ。俺達の建物を模範しているのは言うまでもない。
(どこ行ったらいいんだ?デュークさんの隣?)
魔族達の視線を痛いほど感じながらデュークさんの隣に立った。全部で10体だろうか。
ガーゴイルに似た姿をした者や手足にヒレがある者もいる。
ようやく人型以外の魔族に会えたことに感動したが、それどころではない。
彼等は明らかに嫌悪感を示して俺を睨んでいるからだ。
(せめて、挨拶はしないと)
「ど、どうも……」
「ニンゲンじゃねぇかーー!!」
「まさかコイツから教われっていうのかよ⁉」
「デュークさん!!どういう事ッスか!!」
案の定、魔族達からブーイングの嵐が来た。鋭い爪を出した手や持っている武器を振り上げている。
攻撃してこないだけマシだが怖いものは怖い。
(ヤバいヤバい殺される)
横目でデュークさんを見ようとした時だった。
「静まれ」
語尾の伸びていない低い声が響き、騒がしかったのが嘘のように静かになる。
魔族達はビックリした顔のままデュークさんを眺めていた。
「そう。コイツ――モトユウちゃんはニンゲンだ。
いろいろあってな。ただ、マーさんのお気に入りだからな?
間違って殺してみろ、お前らがマーさんから殺されるぞ?」
魔族達が息をのんだのがわかる。顔を引きつらせている者もいるし、改めて魔王のスゴさを思い知らされた。
(やっぱり強いのは確かなんだな)
「あ~、でも「教会送り」にならない程度にならケガさせていいぜ!」
「え゛⁉」
「ウオオオォーーー‼」
(なんで歓声上げてんだよ⁉)
「よぉ~し、ノッてきた所で訓練開始だ!
間違っても殺すなよ~」
「ウエェェーーイ‼」
奇声を上げながらほとんどの魔族が俺に飛びかかってくる。デュークさんが笑顔で俺の肩を軽く叩いた。
「って事でヨロシク~、モトユウちゃん!」
「え、え⁉」
「なんだよ~……あ、素手だからか?
訓練用の剣貸してやるからコイツらの相手してみな」
慌てて剣を受け取って構えた。
数体の攻撃を避けて、次の攻撃を剣で受け止める。誰かと対峙するのは久しぶりだが、
日々体を動かしていたおかげか思うように動く。
「お、ヤルじゃん~。さっすが~」
「はぁッ!!」
剣で攻撃を受け止めた魔族を蹴飛ばした。
そんなに強く蹴ったつもりはなかったのだが、魔族の体は壁に激突してそのまま床に倒れる。
衝撃で気を失ったのかピクリとも動かない。
すると俺に攻撃を浴びせようとした魔族達の動きが止まった。まさか反撃されるとは思ってなかったらしい。
(やり過ぎた⁉)
「え、あっ、ご、ごめんなさい‼」
「いやいやいや、謝る事ないぜ~?モトユウちゃん。
訓練なんだから多少はケガしないとな~?
って事だから、お前らモトユウちゃんをナメてかかるなよ?
言い忘れたがな、モトユウちゃんは俺を真っ二つにしたんだぜ」
「コ、コイツが⁉」
「だが、さっきの動きは……」
魔族達が焦りながら顔を見合わせてボソボソと話している。
少しだけ顔つきが真剣になったように見えた。
「ウオオオォーー!」
(コイツら、ただ勢いで攻撃してるだけだな)
くらったらダメージは大きいが、それだけだ。当たらなければどうということはない。
隙も大きいので軽く避けてから気絶しない程度の力加減で反撃する。
彼らに連携や協力という考えはないようで、単体で俺に飛びかかってきていた。
幸い、そこまで強くはないので退けるのに時間はかからないが、死角からも来るので常に把握しないといけない。
(連携してるつもりはないのかもしれないけど、1人終わったらすぐに1人来るからスタミナは削られる。
ずっと続くのはキツいな)
「お前ら、ちょっと止まれ」
しばらくの間攻防戦を続けていたが、デュークさんの号令に俺も含めて立ち止まる。
(ん?何か気になる点でもあったか?)
何事かと様子をうかがっているとデュークさんはニヤニヤしながら口を開いた。
「動き回ってる姿見てるとウズウズしてきたわ~。
ってコトで勝負しようぜ、モトユウちゃん」
俺が連れてこられたのは、城のせり出した所にある闘技場のような円形の建物。
頑丈な鉄のドアまであり、重々しさを感じる。
「ここって表ですか?裏ですか?」
「表。でも冒険者共はマーさんの討伐にしか目がいってないからなー。
最下層っていっつもスルーされる」
「そ、そうですね……」
(確かに⁉俺達もよく見もせず階段探してた気が……)
お宝が隠されているなら念入りに調べるかもしれないが、そんな話は聞いたことがない。
ますます、今から何が始まるのか不安になってきたので尋ねてみる。
「えーっと、今から何をするんですか?」
「下級魔族の訓練。物理・魔法・壁・回復、何に向いてるのか判断するためにな。望んだヤツだけが参加する。
モトユウちゃんにはソイツらとバトってもらう」
「バトる⁉」
「あ、でも殺し合いじゃないぜ~。訓練だからな。
それと今日は物理のヤツらだけ。俺以外にもアパちゃんとかヘネちゃんが担当するし」
(なるほど。デュークさん達の得意分野を教えるってことか)
俺達にも冒険者志願者が通う養成所はある。強制参加で武器の扱い方、フィールドでの立ち回りなど様々なことを習い、
最後に試験をパスして初めて冒険者と言えるようになるのだ。
感心して頷いているとデュークさんが取手に手をかける。
「じゃあ、俺が呼んだら来いよ~?」
「は、はい……」
そう言うとデュークさんは中に入っていった。
すぐに威勢のいい声が聞こえる。
「ウェーーイ!お前ら元気かぁーー?」
「ウエェーーイ!!」
「元気ッス!!」
「バリバリッス!!」
(テンション高ぇーー⁉)
外から声を聞きながら唖然とした。萌えが入った暗黒ナイトかそれ以上だ。
どうやらデュークさんとは面識はあるようで、気合いが入っている。
(いやいやいや、ここに俺が入ったら殺されるだろ⁉
人間だし!)
「武器持ってるヤツ訓練用に持ち替えたか~?」
「もちろんッス!!」
「よ~し、指導する前に今日はゲストがいるから紹介するぜ~。入って来な~」
(呼ばれた⁉早ぇ⁉
い、行くしかない……)
意を決して中に入る。とても広く訓練にはうってつけだ。俺達の建物を模範しているのは言うまでもない。
(どこ行ったらいいんだ?デュークさんの隣?)
魔族達の視線を痛いほど感じながらデュークさんの隣に立った。全部で10体だろうか。
ガーゴイルに似た姿をした者や手足にヒレがある者もいる。
ようやく人型以外の魔族に会えたことに感動したが、それどころではない。
彼等は明らかに嫌悪感を示して俺を睨んでいるからだ。
(せめて、挨拶はしないと)
「ど、どうも……」
「ニンゲンじゃねぇかーー!!」
「まさかコイツから教われっていうのかよ⁉」
「デュークさん!!どういう事ッスか!!」
案の定、魔族達からブーイングの嵐が来た。鋭い爪を出した手や持っている武器を振り上げている。
攻撃してこないだけマシだが怖いものは怖い。
(ヤバいヤバい殺される)
横目でデュークさんを見ようとした時だった。
「静まれ」
語尾の伸びていない低い声が響き、騒がしかったのが嘘のように静かになる。
魔族達はビックリした顔のままデュークさんを眺めていた。
「そう。コイツ――モトユウちゃんはニンゲンだ。
いろいろあってな。ただ、マーさんのお気に入りだからな?
間違って殺してみろ、お前らがマーさんから殺されるぞ?」
魔族達が息をのんだのがわかる。顔を引きつらせている者もいるし、改めて魔王のスゴさを思い知らされた。
(やっぱり強いのは確かなんだな)
「あ~、でも「教会送り」にならない程度にならケガさせていいぜ!」
「え゛⁉」
「ウオオオォーーー‼」
(なんで歓声上げてんだよ⁉)
「よぉ~し、ノッてきた所で訓練開始だ!
間違っても殺すなよ~」
「ウエェェーーイ‼」
奇声を上げながらほとんどの魔族が俺に飛びかかってくる。デュークさんが笑顔で俺の肩を軽く叩いた。
「って事でヨロシク~、モトユウちゃん!」
「え、え⁉」
「なんだよ~……あ、素手だからか?
訓練用の剣貸してやるからコイツらの相手してみな」
慌てて剣を受け取って構えた。
数体の攻撃を避けて、次の攻撃を剣で受け止める。誰かと対峙するのは久しぶりだが、
日々体を動かしていたおかげか思うように動く。
「お、ヤルじゃん~。さっすが~」
「はぁッ!!」
剣で攻撃を受け止めた魔族を蹴飛ばした。
そんなに強く蹴ったつもりはなかったのだが、魔族の体は壁に激突してそのまま床に倒れる。
衝撃で気を失ったのかピクリとも動かない。
すると俺に攻撃を浴びせようとした魔族達の動きが止まった。まさか反撃されるとは思ってなかったらしい。
(やり過ぎた⁉)
「え、あっ、ご、ごめんなさい‼」
「いやいやいや、謝る事ないぜ~?モトユウちゃん。
訓練なんだから多少はケガしないとな~?
って事だから、お前らモトユウちゃんをナメてかかるなよ?
言い忘れたがな、モトユウちゃんは俺を真っ二つにしたんだぜ」
「コ、コイツが⁉」
「だが、さっきの動きは……」
魔族達が焦りながら顔を見合わせてボソボソと話している。
少しだけ顔つきが真剣になったように見えた。
「ウオオオォーー!」
(コイツら、ただ勢いで攻撃してるだけだな)
くらったらダメージは大きいが、それだけだ。当たらなければどうということはない。
隙も大きいので軽く避けてから気絶しない程度の力加減で反撃する。
彼らに連携や協力という考えはないようで、単体で俺に飛びかかってきていた。
幸い、そこまで強くはないので退けるのに時間はかからないが、死角からも来るので常に把握しないといけない。
(連携してるつもりはないのかもしれないけど、1人終わったらすぐに1人来るからスタミナは削られる。
ずっと続くのはキツいな)
「お前ら、ちょっと止まれ」
しばらくの間攻防戦を続けていたが、デュークさんの号令に俺も含めて立ち止まる。
(ん?何か気になる点でもあったか?)
何事かと様子をうかがっているとデュークさんはニヤニヤしながら口を開いた。
「動き回ってる姿見てるとウズウズしてきたわ~。
ってコトで勝負しようぜ、モトユウちゃん」
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