520 / 2,140
ー空間ー185
しおりを挟む
そして雄介が乗客側にいた犯人を捕まえるまでの映像が映し出される。
雄介が犯人達を捕まえてからも乗客達の表情は安心したような感じではなかった。
特に白井の隣にいた望はずっと心配そうな表情で見ていたようだ。 雄介が操縦席にいる犯人と対応している間も雄介が操縦席へと向かった間も雄介の姿を追っている姿が映っている。
雄介は背中をソファの背もたれに預けると昨日あった事を思い出す。
確かに昨日の事件で動けると思った人間は雄介しかいなかった。 他の人達はやはり一般客であって今まで事件や事故には巻き込まれた事がない人達が多いのであろう。 そこは普通の人間なのだから怯えて見てる事しか出来ない人間の方が普通だ。 だが雄介はそれほど武道とかには強くはないのだが、普段から鍛えているだけあったのであろうか。 犯人達と無我夢中で戦っていた。 確かに雄介的にはみんなの事を助けなければ! という気力だけで犯人達とやりあっていたから望みたいに待ってる人の気持ちまでは考えていなかったんだと思う。
もし雄介が望と同じ立場だったなら!? さっき見た映像のように心配しながらも見ている事しか出来なかっただろう。
「これからは気を付けへんとなぁ……」
さっきの映像を見たから今回の事で雄介は反省したのであろう。
そして雄介は昨日の疲れと背中の痛みに耐えながらキッチンへと向かう。
そう望が出掛ける前に望に何か食べさせてやりたいと思ったからだ。
雄介がまたテレビを点けながら料理をしていると望はどうやらお風呂から上がって来たようで自分の家にいるかのようにタオルを首に掛けリビングのドア前で突っ立っていた。
雄介が犯人達を捕まえてからも乗客達の表情は安心したような感じではなかった。
特に白井の隣にいた望はずっと心配そうな表情で見ていたようだ。 雄介が操縦席にいる犯人と対応している間も雄介が操縦席へと向かった間も雄介の姿を追っている姿が映っている。
雄介は背中をソファの背もたれに預けると昨日あった事を思い出す。
確かに昨日の事件で動けると思った人間は雄介しかいなかった。 他の人達はやはり一般客であって今まで事件や事故には巻き込まれた事がない人達が多いのであろう。 そこは普通の人間なのだから怯えて見てる事しか出来ない人間の方が普通だ。 だが雄介はそれほど武道とかには強くはないのだが、普段から鍛えているだけあったのであろうか。 犯人達と無我夢中で戦っていた。 確かに雄介的にはみんなの事を助けなければ! という気力だけで犯人達とやりあっていたから望みたいに待ってる人の気持ちまでは考えていなかったんだと思う。
もし雄介が望と同じ立場だったなら!? さっき見た映像のように心配しながらも見ている事しか出来なかっただろう。
「これからは気を付けへんとなぁ……」
さっきの映像を見たから今回の事で雄介は反省したのであろう。
そして雄介は昨日の疲れと背中の痛みに耐えながらキッチンへと向かう。
そう望が出掛ける前に望に何か食べさせてやりたいと思ったからだ。
雄介がまたテレビを点けながら料理をしていると望はどうやらお風呂から上がって来たようで自分の家にいるかのようにタオルを首に掛けリビングのドア前で突っ立っていた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
168
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる