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第5章 薬草農園 新たな仲間編
【雇用№55】雇われ勇者 新たな雇用計画と薬草農園の財政状況1
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朝みんながそろったところで、こっそりと魔力の測定を開始
ウェルザさん:2→15→18→20
モニカちゃん:6→8→9→11
チル: 6→15→20→25
僕: 103→337→
340→342
ウェルザさんは、伸びの幅が小さく、モニカちゃんはさらに小さい、チルはみんなよりもはるかに伸びがよくなっている。
どうも、魔力容量の上昇は、魔猪の肉の摂取量が関係しているようだ。チルの食べる肉の量を10とすると、僕とウェルザさんは4でモニカちゃんは3といったような感じだ。
チルは、本当に魔猪の肉が好きなのか、朝、昼、晩と3食食べている。
他の3名は、昼と夜の2食のみである。食べて寝る子はよく育つというが、チルの魔力上昇はとんでもないスピードである。
おかげで、使える魔力量が増えているため、日に日にポーションを作成できる量が増えてきている。おかげで、僕が不足分を調整しようと思っていたけど、それも必要がなさそうだ。
「おはようございます。今日は作業に言ってもらう前に、お伝えしておきたいことがあります。
魔族襲撃に備えて、うちで働いている人は、今日から全員体力強化のトレーニングと、簡単な近接戦闘、並びに魔法による迎撃訓練を初めていきたいと思います。
徐々に慣らしていきたいと思いますので、今日から3日間は、朝一番と、夕方の仕事終わりに農園を軽く2週ほどランニングして、ストレッチをしてもらいます。なにかご質問は?」
「リュウさん。私はするにして、モニカちゃんもするのでしょうか?あと、トレーニングに時間を投資するので、農園の方のお仕事の時間が短くはなりますが、どういうお考えでしょうか?」
「ウェルザさんいい質問です。もちろん、モニカちゃんにもやってもらいます。自衛に関しては、出来ないよりも出来た方がよい。
魔族が襲うのに大人も子供も関係ありませんからね。とは言っても、モニカちゃんはまだ、子供ですので、大人とまったく同じという訳にはいきません。そこはお母さんであるウェルザさんが見極めてトレーニングして下さい。
農園の仕事に関しては、新たに人を雇用しようと考えています。僕の方の仕事も少しずつ増えてきていますし、皆さんがトレーニングすることで、減った作業量を取り戻すためにも必要ですから。
つきましては、ランニングの後、その件でウェルザさんにご相談したいことがあります。
みなさんにはご迷惑をおかけしますが、僕は魔族の襲撃でうちのスタッフを誰一人として、危険な目にあわせたくはないのです。
かといって、警備隊を雇う余裕はなく、また、僕も冒険者登録をしている以上、有事の際には駆り出されるので、ここを守れるとは限りません。
なるべく皆さんを守れるようにここにいるようにはしますが、魔族の襲撃がいつ来るかわからない以上は、皆さん個人個人がある程度戦えて、時間稼ぎをして、有力な方が来てくれるまで持ち堪える必用があるんです。どうかご理解お願いします。」
僕は3人に向かって、頭を下げる。
だって、僕だけではどうやったって、この3人を守るなんて出来ないのだ。一人でも大変なのに3人もいる。3人が別々に襲われでもしたら、僕は一人しか助けにいくことはできない。
「あなたの思いは私たちにちゃんと伝わってますよ。リュウさん。私たちもなるべく足でまといにならないように頑張りますわ。」
「リュウ兄ちゃん。私は、体力毎日鍛錬しているから、多分走って逃げられるから大丈夫だよ。モニカちゃんは可愛い妹分、ウェルザさんは優しいお母さんだし、この二人を少しでも守れるように頑張るよ」
「モニカも頑張って訓練する。だから、リュウお兄ちゃんそんなに心配しないでね。」
「みんな、ありがとう」
そうして、みんなでランニングを始めた。チルがダントツで早く、次点で僕、ウェルザさん、モニカちゃんとなった。
やっぱりトレーニングは効果があるみたいで、僕はとっくにチルに負けていたようだ。
ストレッチの後は、チルはポーション作りへ、モニカちゃんは、薬草の水やり、僕とウェルザさんは自宅の居間に戻った。
「リュウさん。ご相談したいこととは何でしょう?人を雇うことに関してですか?」
「さすがウェルザさんお察しがよいですね。そうです。ご相談したいこととは、追加の人員に関してです。僕には、この農園で出ているお金と入ってくるお金がどのくらいあった、どのくらいの収益があるのかさっぱりわかってないんです。
ですので、人を雇うにしても、そもそも、お給金は出せるような財務状況なのか。経理を担当しているウェルザさんに教えて頂きたいのです。あとは、お知り合いに一緒に働いても問題なさそうな方がいたら、ご紹介して欲しいなと思いまして。」
ウェルザさん:2→15→18→20
モニカちゃん:6→8→9→11
チル: 6→15→20→25
僕: 103→337→
340→342
ウェルザさんは、伸びの幅が小さく、モニカちゃんはさらに小さい、チルはみんなよりもはるかに伸びがよくなっている。
どうも、魔力容量の上昇は、魔猪の肉の摂取量が関係しているようだ。チルの食べる肉の量を10とすると、僕とウェルザさんは4でモニカちゃんは3といったような感じだ。
チルは、本当に魔猪の肉が好きなのか、朝、昼、晩と3食食べている。
他の3名は、昼と夜の2食のみである。食べて寝る子はよく育つというが、チルの魔力上昇はとんでもないスピードである。
おかげで、使える魔力量が増えているため、日に日にポーションを作成できる量が増えてきている。おかげで、僕が不足分を調整しようと思っていたけど、それも必要がなさそうだ。
「おはようございます。今日は作業に言ってもらう前に、お伝えしておきたいことがあります。
魔族襲撃に備えて、うちで働いている人は、今日から全員体力強化のトレーニングと、簡単な近接戦闘、並びに魔法による迎撃訓練を初めていきたいと思います。
徐々に慣らしていきたいと思いますので、今日から3日間は、朝一番と、夕方の仕事終わりに農園を軽く2週ほどランニングして、ストレッチをしてもらいます。なにかご質問は?」
「リュウさん。私はするにして、モニカちゃんもするのでしょうか?あと、トレーニングに時間を投資するので、農園の方のお仕事の時間が短くはなりますが、どういうお考えでしょうか?」
「ウェルザさんいい質問です。もちろん、モニカちゃんにもやってもらいます。自衛に関しては、出来ないよりも出来た方がよい。
魔族が襲うのに大人も子供も関係ありませんからね。とは言っても、モニカちゃんはまだ、子供ですので、大人とまったく同じという訳にはいきません。そこはお母さんであるウェルザさんが見極めてトレーニングして下さい。
農園の仕事に関しては、新たに人を雇用しようと考えています。僕の方の仕事も少しずつ増えてきていますし、皆さんがトレーニングすることで、減った作業量を取り戻すためにも必要ですから。
つきましては、ランニングの後、その件でウェルザさんにご相談したいことがあります。
みなさんにはご迷惑をおかけしますが、僕は魔族の襲撃でうちのスタッフを誰一人として、危険な目にあわせたくはないのです。
かといって、警備隊を雇う余裕はなく、また、僕も冒険者登録をしている以上、有事の際には駆り出されるので、ここを守れるとは限りません。
なるべく皆さんを守れるようにここにいるようにはしますが、魔族の襲撃がいつ来るかわからない以上は、皆さん個人個人がある程度戦えて、時間稼ぎをして、有力な方が来てくれるまで持ち堪える必用があるんです。どうかご理解お願いします。」
僕は3人に向かって、頭を下げる。
だって、僕だけではどうやったって、この3人を守るなんて出来ないのだ。一人でも大変なのに3人もいる。3人が別々に襲われでもしたら、僕は一人しか助けにいくことはできない。
「あなたの思いは私たちにちゃんと伝わってますよ。リュウさん。私たちもなるべく足でまといにならないように頑張りますわ。」
「リュウ兄ちゃん。私は、体力毎日鍛錬しているから、多分走って逃げられるから大丈夫だよ。モニカちゃんは可愛い妹分、ウェルザさんは優しいお母さんだし、この二人を少しでも守れるように頑張るよ」
「モニカも頑張って訓練する。だから、リュウお兄ちゃんそんなに心配しないでね。」
「みんな、ありがとう」
そうして、みんなでランニングを始めた。チルがダントツで早く、次点で僕、ウェルザさん、モニカちゃんとなった。
やっぱりトレーニングは効果があるみたいで、僕はとっくにチルに負けていたようだ。
ストレッチの後は、チルはポーション作りへ、モニカちゃんは、薬草の水やり、僕とウェルザさんは自宅の居間に戻った。
「リュウさん。ご相談したいこととは何でしょう?人を雇うことに関してですか?」
「さすがウェルザさんお察しがよいですね。そうです。ご相談したいこととは、追加の人員に関してです。僕には、この農園で出ているお金と入ってくるお金がどのくらいあった、どのくらいの収益があるのかさっぱりわかってないんです。
ですので、人を雇うにしても、そもそも、お給金は出せるような財務状況なのか。経理を担当しているウェルザさんに教えて頂きたいのです。あとは、お知り合いに一緒に働いても問題なさそうな方がいたら、ご紹介して欲しいなと思いまして。」
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