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第8章 変わってしまう日常編
【雇用№136】魔族襲撃 後始末編9
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「それは……。魔霊樹があることで魔族襲撃が起こっているからです。」
「うん、それはティタニアから聞いたよ。で、聖霊樹を植えることで、若干遅らせると聞いたんだけど、効果がなかったから、どうするか考えるんだ。」
「それは、聖霊樹を植えたばかりだからですわ。成長すれば、魔素の影響を和らげ、襲撃に関わる魔素が集めにくくなります。」
「そうかノエルは一緒にいなかったから知らないんだね。聖霊樹の苗木を植えたら、たった一晩で僕の身長よりも僕が腕を回しても手が届かないくらいに大きくなったんだ。それで影響がなかったからこれ以上の効果は聖霊樹からは望めないと思ったんだ。」
「そうでしたか。それだと確かにおかしいですね。聖霊樹を植えた分の減衰よりも、魔霊樹の成長の方が大きく。減衰効果が相殺されていることに?」
「うん。そうなると思う。まだ魔族襲撃の転送ゲートの解析がさっぱり出来てないから、どの様な原理かは分かってないけどね。」
「もしかしたら、こちらの魔素の影響だけではなく、送る側の魔素の影響もあるかもしれませんね。片側が一定量に達した場合でなく、双方の魔素の量が一定に達したらゲートを作れるとか?」
「その可能性もあるかもしれないな。それだとこちら側で、いくら対応しても向こう側がそれ以上に魔素を産出してたら、効果がなくなる?いや違うか。こちら側が対応していなければ、より早い期間でゲートが開くということか。」
「ええ、パパその通りです。なので、次いつ来るかに関しては不明ということになります。向こうでは一時的ではなく、恒常的に魔素を増量していると思います。なので、今回のスパンと同様かより短い期間で、また襲撃がくるかと。」
「いや、それはまた大分話が変わってくるな。なら、一刻も早く多くの魔霊樹を伐採する必要が出てくるな。でも、それだと全ての魔霊樹を伐採した所で向こう側でそれ以上に魔素を産出したら、結局は魔族の襲撃はあると言うことか。」
「ええ、パパそうなります。何処かでこちら側の対策に見切りをつけて、向こう側の対処に向かう必要があります。根本的な所を対処しないと、どうにもなりません。」
「そうか。そうなると向こうの襲撃が始まってゲートが開いた時に向こうに乗り込む必要があるのか。」
「そうですね。パパが乗り込むなら、ノエルも勿論ついて行きます。」
「いや、あのねノエル。付いてきてくれるのは勿論嬉しいんだけど。魔族の本拠地に突入するんだろ。襲撃に来る人数よりも少ないことは絶対にないし、むしろデーモンよりも強い魔族が沢山いる可能性もある。それに僕とノエルだけでは戦力的に全く足りてないよ。僕一人だと3人が限界だからね。それに魔族襲撃時に、襲われている街をほっといて、向こうに乗り込むっていうのも酷く気になる。」
「パパ、そこはもう少し考えてみましょう。パパならきっといい考えが浮かんでくると思います。」
「そうだな。ひとまず今日はもう休もう。明日からは僕とノエルは魔霊樹討伐に向けての準備を行おう。それ以降に関しては一旦横に置いて置く。お休みノエル」
「はい、おやすみなさいパパ。ちゅっ」
ノエルがほっぺにおやすみのキスをしてくる。
全く可愛らしいものだ。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
その日は安眠出来たかというとそうでもない。ティタニアがいなくなったこと、チルが一度は死んでしまったこと、それが悪夢となって、延々と見てはおき見ては起きの繰り返しとなった。
「パパおはようございます。何度かうなされてましたけど、大丈夫ですが?」
「ごめんのノエル。起こしちゃったみたいだね。夢見が悪かった様で何度か起きたしまったよ。寝汗もぐっしょりで気持ちが悪いな。」
「私のことは気にしないで下さい。今日はゆっくり寝られるといいですね。」
ノエルの気遣いに感謝する。
今朝は昼からエルザさんが被害の状況確認に訪れていた。街中の状況確認を先にしていた様だ。
「リュウ君の所は大変だったみたいね。デーモンが4体も来たのね。魔石は後で役所に持ってきて頂戴ね…家屋に被害はなく、農園に幾つかの被害があるということね。デーモンの数が多い割に被害が少ないわね。流石リュウ君と言った所かしら。従業員にも怪我はない様ね」
その後も色々ウェルザさんに聞き取り調査をされた。街の中で活躍がなかったことに関しては、農園でデーモンを退治していたということで方がついた。街の人からは、ドラゴンファームの人にポーションで治してもらった感謝しているという報告が数多く上がっているらしい。
「エルザさんにも話したけど、その分のポーションは国で補填するから使用数量を報告して頂戴ね。で、今後のポーションの納品に関してなんだけどね。ガンツさんの所に行って様子を見てきたのよ。片腕を負傷して、本人自体は明るく笑っていたわ。雑貨屋は奥さんもいるから続けられるそうだけど、肝心のポーション作りがしばらくは難しそうなのよね。」
「やっぱりなんですね。僕としてもガンツさんのことは気がかりでした。明るくされてるのなら大丈夫そうで、よかったです。うちとしても、農園の復旧やら、薬草の栽培、増産なので少し元に戻るまでに時間がかかりますよ。」
「そうよね………。参っちゃったな~。個々の事情も分かるのよ。でもね。役所としてもポーションの備蓄が切れてるし、先月分と同量をリュウ君の所から納品してもらっても全然足りないのよね。なにかいい案ないかな?」
「ウェルザさん。昨日もお話ししましたがしばらくはポーションの作成は出来ませんよ。薬草を元の量まで栽培数を増やさないと、先月分の量を作るにも時間がかかって結局は、先月分以下になりますわ。まずは薬草を増産して、規定量を採取しても問題ない様に現状復帰をされないと。」
「そうなのよね。エルザさんの言う通りだわ。何かいい案はないかしら?」
「冒険者の方に、薬草採取を弾んでとってきてもらうのはどうでしょうか?」
「うん、それはティタニアから聞いたよ。で、聖霊樹を植えることで、若干遅らせると聞いたんだけど、効果がなかったから、どうするか考えるんだ。」
「それは、聖霊樹を植えたばかりだからですわ。成長すれば、魔素の影響を和らげ、襲撃に関わる魔素が集めにくくなります。」
「そうかノエルは一緒にいなかったから知らないんだね。聖霊樹の苗木を植えたら、たった一晩で僕の身長よりも僕が腕を回しても手が届かないくらいに大きくなったんだ。それで影響がなかったからこれ以上の効果は聖霊樹からは望めないと思ったんだ。」
「そうでしたか。それだと確かにおかしいですね。聖霊樹を植えた分の減衰よりも、魔霊樹の成長の方が大きく。減衰効果が相殺されていることに?」
「うん。そうなると思う。まだ魔族襲撃の転送ゲートの解析がさっぱり出来てないから、どの様な原理かは分かってないけどね。」
「もしかしたら、こちらの魔素の影響だけではなく、送る側の魔素の影響もあるかもしれませんね。片側が一定量に達した場合でなく、双方の魔素の量が一定に達したらゲートを作れるとか?」
「その可能性もあるかもしれないな。それだとこちら側で、いくら対応しても向こう側がそれ以上に魔素を産出してたら、効果がなくなる?いや違うか。こちら側が対応していなければ、より早い期間でゲートが開くということか。」
「ええ、パパその通りです。なので、次いつ来るかに関しては不明ということになります。向こうでは一時的ではなく、恒常的に魔素を増量していると思います。なので、今回のスパンと同様かより短い期間で、また襲撃がくるかと。」
「いや、それはまた大分話が変わってくるな。なら、一刻も早く多くの魔霊樹を伐採する必要が出てくるな。でも、それだと全ての魔霊樹を伐採した所で向こう側でそれ以上に魔素を産出したら、結局は魔族の襲撃はあると言うことか。」
「ええ、パパそうなります。何処かでこちら側の対策に見切りをつけて、向こう側の対処に向かう必要があります。根本的な所を対処しないと、どうにもなりません。」
「そうか。そうなると向こうの襲撃が始まってゲートが開いた時に向こうに乗り込む必要があるのか。」
「そうですね。パパが乗り込むなら、ノエルも勿論ついて行きます。」
「いや、あのねノエル。付いてきてくれるのは勿論嬉しいんだけど。魔族の本拠地に突入するんだろ。襲撃に来る人数よりも少ないことは絶対にないし、むしろデーモンよりも強い魔族が沢山いる可能性もある。それに僕とノエルだけでは戦力的に全く足りてないよ。僕一人だと3人が限界だからね。それに魔族襲撃時に、襲われている街をほっといて、向こうに乗り込むっていうのも酷く気になる。」
「パパ、そこはもう少し考えてみましょう。パパならきっといい考えが浮かんでくると思います。」
「そうだな。ひとまず今日はもう休もう。明日からは僕とノエルは魔霊樹討伐に向けての準備を行おう。それ以降に関しては一旦横に置いて置く。お休みノエル」
「はい、おやすみなさいパパ。ちゅっ」
ノエルがほっぺにおやすみのキスをしてくる。
全く可愛らしいものだ。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
その日は安眠出来たかというとそうでもない。ティタニアがいなくなったこと、チルが一度は死んでしまったこと、それが悪夢となって、延々と見てはおき見ては起きの繰り返しとなった。
「パパおはようございます。何度かうなされてましたけど、大丈夫ですが?」
「ごめんのノエル。起こしちゃったみたいだね。夢見が悪かった様で何度か起きたしまったよ。寝汗もぐっしょりで気持ちが悪いな。」
「私のことは気にしないで下さい。今日はゆっくり寝られるといいですね。」
ノエルの気遣いに感謝する。
今朝は昼からエルザさんが被害の状況確認に訪れていた。街中の状況確認を先にしていた様だ。
「リュウ君の所は大変だったみたいね。デーモンが4体も来たのね。魔石は後で役所に持ってきて頂戴ね…家屋に被害はなく、農園に幾つかの被害があるということね。デーモンの数が多い割に被害が少ないわね。流石リュウ君と言った所かしら。従業員にも怪我はない様ね」
その後も色々ウェルザさんに聞き取り調査をされた。街の中で活躍がなかったことに関しては、農園でデーモンを退治していたということで方がついた。街の人からは、ドラゴンファームの人にポーションで治してもらった感謝しているという報告が数多く上がっているらしい。
「エルザさんにも話したけど、その分のポーションは国で補填するから使用数量を報告して頂戴ね。で、今後のポーションの納品に関してなんだけどね。ガンツさんの所に行って様子を見てきたのよ。片腕を負傷して、本人自体は明るく笑っていたわ。雑貨屋は奥さんもいるから続けられるそうだけど、肝心のポーション作りがしばらくは難しそうなのよね。」
「やっぱりなんですね。僕としてもガンツさんのことは気がかりでした。明るくされてるのなら大丈夫そうで、よかったです。うちとしても、農園の復旧やら、薬草の栽培、増産なので少し元に戻るまでに時間がかかりますよ。」
「そうよね………。参っちゃったな~。個々の事情も分かるのよ。でもね。役所としてもポーションの備蓄が切れてるし、先月分と同量をリュウ君の所から納品してもらっても全然足りないのよね。なにかいい案ないかな?」
「ウェルザさん。昨日もお話ししましたがしばらくはポーションの作成は出来ませんよ。薬草を元の量まで栽培数を増やさないと、先月分の量を作るにも時間がかかって結局は、先月分以下になりますわ。まずは薬草を増産して、規定量を採取しても問題ない様に現状復帰をされないと。」
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