143 / 188
第8章 変わってしまう日常編
【雇用№142】魔法陣の効果3
しおりを挟む
なるほどなるほど、魔法陣のシステムは、どうやらバッテリーからエネルギーを取り出したり、逆にエネルギーを溜めたりするものの様だ。
「と言うことは、魔石て6芒星を作り中に魔族を置いて、魔法を使用したら、魔族から魔素を吸収し、弱体化させることも出来るのか?」
「えっ、ええおそらく出来ると思います。確認する必要があるのは、魔石から魔素を極限まで引き出した場合、魔石がどうなるのか?と、魔石にまさを供給した場合、どれくらいまで貯めることが、出来るのかですね。まさか、無尽蔵に吸収するとは思いますから。最悪エネルギーのためすぎで暴発する危険性もありますし。。。」
「なるほどね。そういうことも確かにあるわな。後は、発動した後に魔石を一つ外した場合に、その効果が適用されるかされないのかだな。」
「えっ、どうしてそんなことをするんですか?」
「これから魔霊樹を一本破壊しに行くだろう。」
「はい」
「その時に5芒星の効果が失われれば、大幅に僕たちが使う魔法も転移ゲートの頻度も落ちるからさ。」
「なるほど、そういうことですね。なら是非是非試してみましょう。」
テストは簡単。まず6芒星から魔石を、1個取り除くきミネラルウォーターの魔法を発動する。
結果は減衰はしているものの6芒星の時よりは若干少ない。そして通常時よりも効果は少ない。
6芒星から一旦魔石を全て回収して、再び6芒星の位置に魔石を配置し、魔法を唱える。増幅効果を確認して、そこから魔石を一個取り外し、再び魔法を使用する。
「結果は、増幅効果は減少していますが、通常時よりも効果はありますね。」
「一旦魔法陣で作成した効果は、一つ魔石を取り除いた位では、解除にはならないということか。」
それからも色々とテストして分かったことがある。魔法陣に置く魔石の大きさも重要な条件であることが分かった。魔石の大きさが大体似た様な大きさでないと魔法陣として機能しない。これは、魔素の供給出来るエネルギーの大きさが要員の様だ。
試しに、大小様々な魔石を組み合わせて、5芒星の場所に魔素のエネルギーが大体同じ様になるように配置したところ機能したのだ。
ということはだ、魔霊樹の5芒星に配置した際も、ほぼ同時期に植えて、5芒星を機能させたことになる。もう、これは人為的な作業以外に考えられない。
6芒星に置いても5芒星と同様に魔石のエネルギーの大きさが起因していた。
もしかしたら、大小様々な魔石を5か所に置くだけで、魔法陣が機能するなら、街中の至る所で、それこそ、魔石の保管場所でいくつもの魔法陣が機能している可能性もあったけど、ここまでの条件でしか機能しないので有れば、偶発的に発生することは厳しそうだ。
ないとは言わない。ないとは言わないよ。世の中に絶対という言葉ほど、当てにならない言葉はないから。天動説説が地動説に変わったことや飛行機が空を飛んでいるのが良い例だ。
だから、今の時代に観測出来ていないから、ないと思わざるを得ないだけでないとは言い切れないんだ。
日本だって、アニメや漫画の世界なら魔法やスキルはあるけれど、現実では存在しないって結論になっている。でも、蓋を開けてみれば、僕は幻想世界ではあるが、魔法を使えるしスキルもある。地球に戻ったらなくなるかもしれないが、それでも転移したという事実は残るからない、とはいいきれない。
それほど世の中に絶対ないって言葉ほどあり得ないものはない。絶対ないを絶対ないって言ってるから言葉時代が齟齬を含むものになってくるんだが、僕は文系ではないのでそこの所は勘弁して欲しい。
魔法陣による魔素の供給と排出。魔族がこれにどんな影響があるかテスト出来ないのは残念ではあるが、魔石が体内にある以上は、魔石と同等の役割を持っても不思議ではない。
魔族を5芒星に配置して、その中心で魔法を唱えれば威力が増幅する筈である。相手の力を削ぎ取ってからの威力増加の魔法の為相手にとっては2倍は痛手を喰らう筈である。戦闘中は随時移動していることもあり、そんなことは限りなく出来ないんだけど……。
6芒星の中に魔族を置いてなら、魔石のある魔族から魔素エネルギーを取れる筈なんだよね。これは魔族にとって戦力の低下を意味する。
ん?ちょっと待てよ。人間には魔石はないけど、魔素を操る力があるから、魔石の代わりに魔法陣に人間を置いても理論上は起動することになるのかな?
これは少しテストしてみたい案件ではあるな。ウェルザさん、モニカちゃん、チル、セバリンさんに、奥さん入れて5名いるから充分テストは可能だな。
「あっやっててふと思ったんだが、ノエルこの魔法陣て精霊術にも効果あると思うか?」
「パパ、それはちょっとやってみないとと分からないですね。魔素に代替するものが龍脈の気で、魔石に該当するのは……。思い当たらないですね。魔霊樹で魔法陣が起動しているのなら、精霊樹でも代替かと思います。」
「まーそうだよな。魔石は聞いたことはあるけど、精霊石や龍脈石とかってこちらに来てから聞いたことはないし。精霊樹5本か、現状種が5つあるから、育成すれば作れないこともないけど……。うむむむむ、植えたら移動できないし、気軽にテストという訳にもいかないな。」
「と言うことは、魔石て6芒星を作り中に魔族を置いて、魔法を使用したら、魔族から魔素を吸収し、弱体化させることも出来るのか?」
「えっ、ええおそらく出来ると思います。確認する必要があるのは、魔石から魔素を極限まで引き出した場合、魔石がどうなるのか?と、魔石にまさを供給した場合、どれくらいまで貯めることが、出来るのかですね。まさか、無尽蔵に吸収するとは思いますから。最悪エネルギーのためすぎで暴発する危険性もありますし。。。」
「なるほどね。そういうことも確かにあるわな。後は、発動した後に魔石を一つ外した場合に、その効果が適用されるかされないのかだな。」
「えっ、どうしてそんなことをするんですか?」
「これから魔霊樹を一本破壊しに行くだろう。」
「はい」
「その時に5芒星の効果が失われれば、大幅に僕たちが使う魔法も転移ゲートの頻度も落ちるからさ。」
「なるほど、そういうことですね。なら是非是非試してみましょう。」
テストは簡単。まず6芒星から魔石を、1個取り除くきミネラルウォーターの魔法を発動する。
結果は減衰はしているものの6芒星の時よりは若干少ない。そして通常時よりも効果は少ない。
6芒星から一旦魔石を全て回収して、再び6芒星の位置に魔石を配置し、魔法を唱える。増幅効果を確認して、そこから魔石を一個取り外し、再び魔法を使用する。
「結果は、増幅効果は減少していますが、通常時よりも効果はありますね。」
「一旦魔法陣で作成した効果は、一つ魔石を取り除いた位では、解除にはならないということか。」
それからも色々とテストして分かったことがある。魔法陣に置く魔石の大きさも重要な条件であることが分かった。魔石の大きさが大体似た様な大きさでないと魔法陣として機能しない。これは、魔素の供給出来るエネルギーの大きさが要員の様だ。
試しに、大小様々な魔石を組み合わせて、5芒星の場所に魔素のエネルギーが大体同じ様になるように配置したところ機能したのだ。
ということはだ、魔霊樹の5芒星に配置した際も、ほぼ同時期に植えて、5芒星を機能させたことになる。もう、これは人為的な作業以外に考えられない。
6芒星に置いても5芒星と同様に魔石のエネルギーの大きさが起因していた。
もしかしたら、大小様々な魔石を5か所に置くだけで、魔法陣が機能するなら、街中の至る所で、それこそ、魔石の保管場所でいくつもの魔法陣が機能している可能性もあったけど、ここまでの条件でしか機能しないので有れば、偶発的に発生することは厳しそうだ。
ないとは言わない。ないとは言わないよ。世の中に絶対という言葉ほど、当てにならない言葉はないから。天動説説が地動説に変わったことや飛行機が空を飛んでいるのが良い例だ。
だから、今の時代に観測出来ていないから、ないと思わざるを得ないだけでないとは言い切れないんだ。
日本だって、アニメや漫画の世界なら魔法やスキルはあるけれど、現実では存在しないって結論になっている。でも、蓋を開けてみれば、僕は幻想世界ではあるが、魔法を使えるしスキルもある。地球に戻ったらなくなるかもしれないが、それでも転移したという事実は残るからない、とはいいきれない。
それほど世の中に絶対ないって言葉ほどあり得ないものはない。絶対ないを絶対ないって言ってるから言葉時代が齟齬を含むものになってくるんだが、僕は文系ではないのでそこの所は勘弁して欲しい。
魔法陣による魔素の供給と排出。魔族がこれにどんな影響があるかテスト出来ないのは残念ではあるが、魔石が体内にある以上は、魔石と同等の役割を持っても不思議ではない。
魔族を5芒星に配置して、その中心で魔法を唱えれば威力が増幅する筈である。相手の力を削ぎ取ってからの威力増加の魔法の為相手にとっては2倍は痛手を喰らう筈である。戦闘中は随時移動していることもあり、そんなことは限りなく出来ないんだけど……。
6芒星の中に魔族を置いてなら、魔石のある魔族から魔素エネルギーを取れる筈なんだよね。これは魔族にとって戦力の低下を意味する。
ん?ちょっと待てよ。人間には魔石はないけど、魔素を操る力があるから、魔石の代わりに魔法陣に人間を置いても理論上は起動することになるのかな?
これは少しテストしてみたい案件ではあるな。ウェルザさん、モニカちゃん、チル、セバリンさんに、奥さん入れて5名いるから充分テストは可能だな。
「あっやっててふと思ったんだが、ノエルこの魔法陣て精霊術にも効果あると思うか?」
「パパ、それはちょっとやってみないとと分からないですね。魔素に代替するものが龍脈の気で、魔石に該当するのは……。思い当たらないですね。魔霊樹で魔法陣が起動しているのなら、精霊樹でも代替かと思います。」
「まーそうだよな。魔石は聞いたことはあるけど、精霊石や龍脈石とかってこちらに来てから聞いたことはないし。精霊樹5本か、現状種が5つあるから、育成すれば作れないこともないけど……。うむむむむ、植えたら移動できないし、気軽にテストという訳にもいかないな。」
0
あなたにおすすめの小説
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』
KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。
日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。
アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。
「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。
貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。
集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。
そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。
これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。
今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう?
※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは
似て非なる物として見て下さい
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します
名無し
ファンタジー
毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。
日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。
両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日――
「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」
女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。
目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。
作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。
けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。
――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。
誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。
そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。
ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。
癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる