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最終章(6年後)

結局夜も3人の性欲は衰えず…

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「やだ~」
「ほんとだってば~」
「絶対盛ってる~」女子トークは続いていた。私たちはジブリの映画に出てきそうな和風の外観の個室ファミレスで食事をしていた
「ねえ、ビール」私は何度も注文しようとしていたが、
「ノン、アルコールは男性の場合は性欲を減退させるから、今夜は控えてね」みはるがウインクする
「ノン、あ~ん」みふゆが私の口に運ぶのは元気が出そうなものばかりだ
「ノン様、両手に花以上、全身花束って状況ですね。ご感想は」ゆめは少し酔っていた
「ずるいぞ~、お前たちだけ」
「あら、ノン、お酒は女を淫らにするのよ」みはるが私の頬にキスをした
「こら、そとから見えちゃう~」この個室は障子で仕切られているが、一部はガラスになっている。言葉とは裏腹に、みふゆは私に抱き着いた
「もう、ふたりとも」追い打ちをかけるように、ゆめが私の唇を奪った

「すご~い」部屋に入るとゆめが声を上げた
「はんと~」みはるも酔いに任せて声が大きい
「さすがゆめちゃん、すごいとこ知ってる」みふゆもテンションが高い
「じゃん、このラブホアプリで事前に探して、予約しておいたの~」ゆめがスマホの画面をかざした
「やる~、ゆめちゃん」
「計画的ですね」三人はさらに盛り上がった。私たちは、ファミレスの近くのラブホの1室に入っていた。一人アルコールを口にしていない私は部見渡した。中央にシースルーのシャワールームがあり、その両側にベッドルームがあった
「二組用の部屋なんだ」私が冷静に口を開くと
「もう、のりが悪いな~、ノン様が大好きな寝取られルームです!」ゆめがドヤ顔で言うと、
「さすがゆめちゃん、ノンのことよくわかってる~」ふたりが拍手でゆめを盛り上げる
「ここ、SMグッズもあるんだよ」普段のゆめとは違う一面を見せていた
「ああ、ノンをいじめちょうの~」
「やだ~、エッチなノンをいじめちょうの~」3人は酔いに任せてハイテンションだ
「そう、まずは手始めに」
「ええ、ほんとにするの」
「やだ~、ずっと我慢してたから、もれちゃうよ~」みふゆが声をあげると
「それじゃいくよ~」三人はバスルームに私を連れ込んだ
「はやく、はやく~」みふゆが服を脱ぎだした。三人は全裸になると、私の服を脱がせた
「ノン、座って」シャワーが流され、私はバスルームの中央で椅子に座らされた。私を囲み3人は立っていた…
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